仮面ライダークウガ-青空と笑顔の戦士再び-   作:芹沢春輝

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唐突ですがオリジナルキャラ一人追加です。今後割と重要人物に…


青空の行方⑥

 

「あのう…すみません。ちょっと聞きたいことが…」

 

 

僕こと一条カオルと五代雄介は例の遺跡にて調査を開始した所で早速目に入った、あの女性。霊石を運んでいる最中グロンギに襲われたあの女性に話を聞くことにした。。

 

 

「えっあっはい?あっ?!あなたたちは!」

 

女性は驚きの声を上げ、取り乱し周りがざわつく。

 

「ちょっとあっちで話しません?」

 

五代さんが機転を利かせ女性をエスコートし人の目から少し離れた所にやってくる。

 

すると女性は今度は落ち着いた様子で話し出す。

 

 

「お二人ともあの時はありがとうございました…生きてるって思うだけで本当に幸せです!助けてくれて本当にありがとうございます。あっ、申し遅れました、私この遺跡の取締役兼研究団体の総括やってます、小田桐と言います。みんなからは小田嬢とか小田桐お嬢とか言われますね、ええ。」

 

 

この人喋り出すと止まらない人だっ!

と僕と五代さんは目で相槌を交わし先に五代さんが自己紹介する事に。

 

「俺は五代雄介って言います、笑顔を探す旅が生きがいの中年に差し掛かった若造です。よろしく!」

 

面白い、ちょっと笑ってしまう。

 

「あっはい、よろしくお願いします!えっとあなたは?」

 

えっ、五代さんに突っ込みなし?!

あっ、ほらちょっとショボーンになってるジャナイデスカ!

 

「あっ、ぼっ僕は考古学者の夏目実加博士の助手の一条カオルと言います。どうも。歳はもうすぐで24になります!」

 

五代さんをフォローするつもりで年齢を交えた自己紹介…

 

「夏目博士の助手っ…?一条カオル…?えっまさかあなた…カオルン!?」

 

 

「はい?」

 

 

「覚えてない?私だよ?子供の頃よくこの遺跡で一緒に遊んでたじゃない!」

 

キョトンとする僕を五代さんが見つめ笑ってショボーンってしてる、器用だな…そうじゃなくて

 

「うーん…小田桐さん…いやちょっと覚えがないと言うか…」

 

白衣を着て丸眼鏡をかけ髪はポニーテール、身長は低く華奢な体つきのこの女性、小田桐さん。

 

誰かわからない、、、が…

 

 

あっ、と小田桐さんが声を上げたかと思うとメガネ外しポニーテールを崩し始める。

 

 

「これで解るでしょ?」

 

 

…………っ?あれ?

 

 

「ん…?んあっ!?まさか!ひっ輝ちゃん?!」

 

 

「ご名答。」

 

 

子供の頃この遺跡で、桜子と輝ちゃんとよく遊んだ。ちなみに輝ちゃんは僕よりも2つ年上のはずだ。

 

 

「桜子元気にしてる?もう10年会ってないけど…」

 

 

「元気にしてるよ、今は幼稚園の先生をしてる。」

 

 

「へぇあの子がね〜、変わるもんだ。」

 

 

五代さんがショボーンってなってる事を思い出して、話題を戻す。

 

 

「怪我はしてないんだね、良かった。」

 

 

「カオルンが助けてくれたから…あっ五代さんでしたね!あなたいったい…?何者なの?姿が変化してましたよね。あれっていったい…」

 

 

五代さんは気を取り直し話し始める。

 

 

「あなたが持っていたあの霊石には装着したものを変化させる力があるんです。そしてそれを俺は宿していた。」

 

「あれ以外にもあの採掘品はあったと言うこと?私が持っていたあの霊石?は今どこに?」

 

 

「ここっ。いやこの辺かな。」

 

 

五代さんが僕のお腹の辺りを指差す。

 

 

「へっ?」

 

 

「つまりカオル君が装着しているわけです。」

 

 

「です。」

 

 

僕も頷く。

 

 

 

「エーッッ!?」

 

 

その声はおそらく周りに響いたのであろう、

 

 

「どうしました小田桐お嬢?」

 

と近くを通りかかった男性がやってくる。

 

 

その時僕と五代さんの目があった。この感覚は…何だ…?

 

「何でもないわ。ごめんなさい」

 

と言うと男性は離れていった。

 

 

「五代さん、今の。あれがそうですか?」

 

 

「あぁ。」

 

 

「「グロンギだ。」ですね。」

 

二人の声が重なる。

 

もちろん小田桐輝は何も気付いていないので、ただキョトンとするだけだった。

 

 

 

 

カオルと五代が遺跡で調査をしている頃、夏目博士の所属する研究所では五代からの「預かり物」の研究及び解読が行われていた。

 

「五代雄介…いったい何者なんだろう…」

 

夏目博士の手元には彼から託された石版?が置かれている。

 

「この石版の文字…どこかで似たものを見たような気がするんだけどなぁ…」

 

 

そんな事を呟いている博士の回りに数人の助手が解読に従事していた。

 

「あっ、お母さん。カオルは?」

 

そこに娘の桜子がやってくる。

 

「あら桜子、病院の手続き終わったの?」

 

「うん、何か凄く驚いてたよ、カオルの回復力がどうとか、何か名刺を渡されたし。」

 

「…一条君、あの五代って人を追いかけて遺跡に向かった所よ、凄く急いでた…けど」

 

「もう、本当に訳わかんない。クウガとか何とか言ってたけど何なのかな?」

 

「五代って人も言ってたけど、自分はクウガだ、おそらく一条君もクウガになる運命にあるって。」

 

石版を桜子に見せると桜子は思いも寄らない一言を放つ。

 

「この文字見たことあるよあたし。これカオルのご両親の遺留品に似たのがあったよ…うな?」

 

夏目博士ははっとする。そういえば一条君の両親=私の友人達の研究していた古代文明の文字に類似していた、そしてもう一つ。気付いたことがある、あの遺跡は一条君の両親の研究対象になっていて、そして10年前。その遺跡の調査を最後に二人は消息を絶ち、「亡くなった」事になった。いくら何でも線の結び目が遺跡に集中しすぎている。それよりも

 

「みんな!一条夫妻の研究資料を急いで集めて!!この文字、何か解るかも。」

 

助手は急いで作業に取りかかる。唯一ラッキーだったのは夏目博士の研究所に一条夫妻が所属していたことだ。資料はサクサク集められていく。

 

 

一時間後、

 

 

「お母さん…これって…もし本当なら、緊急事態だよね?どうなの?」

 

「…そんな事…まさか…」

 

研究所の助手達もざわつき始める。

 

五代雄介と名乗る男が夏目博士に手渡した石版を一条夫妻の研究資料で解読すると、次の文章ができあがった。

 

 

 

 

 

封印解かれし時、人は消え失せ、暗闇に包まれん

選ばれし者現れん時、闇を焼き払い、夜が明けん

封印し時、次なる選ばれし者現れん

 

 

 

 




さて、次でいよいよ戦闘入ります。あっ、オリジナルキャラの小田桐輝はオダギリヒカルと読みます。
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