一誠は、深い森の中にいた。
一誠「うむ、成功したようですね」
一誠は、テレポートで冥界へ行けないか訓練を行った。結果は成功し冥界の『使い魔の森』にテレポートしたのだった。
一誠「少し歩きますか」
一誠が散策しようとしたとき・・・
『助けてだガネ~~~!!』
ものすごく覚えのある声と、その声の主が、こっちに向かって走ってくるのが見えた。その後ろには、ドラゴンらしきものの姿が見える。声の主は、黄色っぽい体にカタツムリのように飛び出た目。口がガマ口のようになっていて目と目の間に眼鏡をかけていた。
一誠「彼も来ていましたか」
そう呟いた一誠は、破軍を取り出し駆け抜け・・・。
一誠「はあ!」
ズバッ!
一撃で、そのドラゴンを気絶させた。
?「た・・助かったガネ~。ありがとうだガネ~」
ドライグ『このドラゴンはもしや・・』
一誠「無事でよかったですよ。『カネゴン・アキンド』」
?「な、人間!?なんでここに!?それになんでオイラの名前を知ってるガネ?」
助けたのは、『カネゴン・アキンド』。『コイン怪獣』の別名を持つ怪獣で、ハンターベースで、武器(欠陥もあるが)や雑貨などを売ったり、ハンターを転送したり、回収したプラズマソウルの換金などを行っていた。
一誠は、おもむろに破軍を見せた。
カネゴン「それは、七星剣・破軍!?なんで、ジェントの・・・まさか!?」
カネゴンは、目を見開いて一誠をマジマジと見た。そして、雰囲気がかつて世話になったメフィラス星人の物と非常に似ていたことに気が付いた。
カネゴン「・・・ジェント・・なんだガネ?」
一誠「久しぶりですね。カネゴン」
その言葉を聞いた途端、カネゴンの目に涙が浮かび・・・
カネゴン「ジェンド~~~~~!!」
カネゴンは、泣きながら一誠に抱きついた。
カネゴン「怖かったガネ~!寂しかったガネ~!」
一誠は、カネゴンが落ち着くのを待って自身のことを話した。そして、カネゴンのことを聞いた。どうやら、この世界では、『カネゴン』という種族は、希少価値な種族らしい。剣族にするよう迫ってきた悪魔にカネゴンを除いて殺されてしまったらしい。生き残ったカネゴンは、この森にたどりついたが、運悪く先ほどのドラゴンが寝ていたところを尻尾を踏んでしまい怒らせてしまい逃げていたそうだ。
カネゴン「ジェントはやっぱり凄いだガネ~♪あ、そうだ。オイラを使い魔にしてくれだガネ~」
一誠「いいのですか?」
カネゴン「ジェントならいいだガネ~」
一誠「む?ドラゴンが起きるようですね」
ドライグ『ジェント、こいつは面倒な奴だ。人間界に戻るぞ!』
一誠「そのようですね。カネゴン、一旦人間界に行きますよ」
カネゴン「わ、わかったガネ~」
一誠にせかされたカネゴンは、一誠にしがみつきそのまま二人は、テレポートした。目を覚ましたドラゴンは、匂いをかぎだした。
?「覚えたぞこの匂い。油断していたとはいえ、私を気絶させるとは・・確か、ジェントと呼んでいたな」
ドラゴンは、意識を取り戻し始めていたときに聞いた名前をおぼろげながら覚えていた。
ドラゴン「必ずまた会うぞ。この『ティアマット』とな!」
一方、人間界に戻ってきたが・・・。
?「なんなんだ貴様は!?」
何故か周囲に悪魔が多数いた。そして、二人の後ろには、傷ついた黒い猫と白い猫がいた。
一誠「やれやれ、悪魔が動物虐待とは見苦しいですねえ」
悪魔「なんだと!?・・む、カネゴン族だと?貴様、そいつをよこせ。命だけは助けてやる」
一誠「断りしますよ。あなた達のような下品な方々に友人を売ったりはしませんよ」
悪魔「人間の分際で!殺せ!」
悪魔に指示を受け、その悪魔の手下らしき悪魔たちが一斉に襲いかかってきたが・・・
一誠「はっ!」
一誠は、破軍を出し横一閃に斬撃を放った。
ぐわああああああああああ!!!?
その斬撃の一撃で、悪魔と手下達は、全て気絶してしまった。
一誠「品性のある悪魔はなかなかいませんねえ・・カネゴン、その猫さん達はどうですか?」
一誠に後ろでは、カネゴンが先ほどの二匹の猫を介抱していた。猫の方は、疲れ果てていたのか気を失っていた。
カネゴン「外相は軽いガネ。手当てして休ませてあげればいいガネ」
一誠「カネゴン、ベースへ行きますよ。そこが、あなたの住居になります」
カネゴン「やった~♪これで職住に困らないガネ~」
一誠「そういうことです。猫さん達もそこで治療しましょう」
そう言い、二人は、猫達と共にテレポートしていった。
そして、しばらくして悪魔たちが目を覚ました。
悪魔「あの人間め!今度会った時は必ず・・!」
?「貴様らに次はない」
チャキ
悪魔「な!?」
悪魔の首に、大きな死神のような鎌があてられた。
?「貴様の悪行は、全て暴露され、魔王より捕縛もしくは、処刑せよとの命が下った」
そう言い謎の人物が手をかざすと、悪魔たちは、光の鎖のようなもので捕縛され更に一人一人にオレンジ色の棺のような光が現れ、それぞれを包み込み、一瞬光ったかと思うと、そこには悪魔たちの姿はなく、その人数分のカードがあり、カードには悪魔たちが描かれていた。
そして、そのカードの全てが、鎌を持った者の手に収まった。
?「任務完了・・・ん?」
男は、周囲を観察した。斬撃のような跡があり先ほどの悪魔たちが何者かと戦っていたのではないかと考えた。そして、なにより・・・
?「この斬撃の跡・・・まさか」
男はある考えに行きつき、懐かしむような笑みを浮かべその場から離れていった。
?「お前も来ているのだな・・・ジェント」
最後に出てきたのは何者なのか?次回をお楽しみに。