ワートリ×ストレイドッグス   作:ささき96

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織田作之助がワールドトリガーに転生する話
キャラ崩壊注意

ワートリに文スト織田作之助がいたら面白いなーと思って書いた
捏造注意
文スト知らなくても多分読めます



原作前
01.織田作之助


 

 

 

00

 

かつて、小説家になりたいと願って、志半ばで死んだ男がいた。

 

男はかつて凄腕の殺し屋だったが、小説を書くために人殺しを辞めた。

 

マフィアでありながら、孤児を引き取り、人を殺さない、奇特な人物だった。

 

しかし彼は小説家になることも、良い人間になることもできず、結局人を殺して死んだ。

 

これはそんな男がある世界で生まれ変わった話である。

 

 

 

**

 

01

 

 

「あ!」

 

ボーダーの食堂の一角で、そんな大声が響いた。

No.4攻撃手、村上鋼は反射的に身構える。

それが自分のよく知る狙撃手、別役太一の声だったからである。

太一は悪い奴ではない。ないのだが、大声を上げる時は、大抵何かをやらかしていると学習していたのだ。

 

「太一!?」

 

予想通り太一は前のめりに転びかけていた。

それも、お盆に熱々のうどんを乗せたまま。

 

「あ、危ない!」

 

太一の進行方向に誰か立っているのが見えて、村上は大声で叫ぶ。

頭からうどんを被ったら大惨事だ。

もし相手がトリオン体でなかったら、大やけどだろう。

 

村上は、生身の相手にうどんの雨が降り注ぐところを想像して青ざめた。

 

 

しかし、そうはならなかった。

 

なぜかその相手は飛んでくるのがわかっていたかのようにお盆を右手の掌で掬い、そのまま【降り注ぐ液体とうどんを丼の中でキャッチ】してみせたのである。

 

「わーー!?」

 

しかしそこで終わらないのが太一クオリティ。

足を滑らせた勢いのままお盆を受け止めた相手に突っ込みそうになった。

しかし男はそれも見えていたかのように、空いている左手で太一を受け止めた。

 

「おっと、大丈夫か?」

「えっ!あっ!大丈夫っです!」

「そうか。よかった。お盆を持っているときはゆっくり動いたほうがいいぞ」

「す、すいません…」

 

その男は背の高い赤毛の青年だった。

トリオン体ではないらしい。黒いシャツにベージュ色の上着を着ていた。

 

「た、太一!」

 

曲芸じみた動きを呆然と見ていた村上の後ろから、鈴鳴第一の隊長、来馬辰也が慌てた様子で走ってきた。

 

「うちの隊員がすみません!怪我はないですか?」

「大丈夫です。受け止めたので」

 

男はお盆を太一に返し、「次からは気をつけてな」と言って立ち去ろうとする。 

そんな男を来馬は慌てて引き留めた。

 

「あ、待ってください!お詫びさせてください」

「いえそんな。大したことではないので」

「大やけどだったかもしれないですから。お願いします」

「いや…」

 

 

 

織田作(おださく)!」

 

 

 

断ろうとした赤毛の男が、ぴたりと動きを止める。そしてふと背後を振り返った。

村上もつられてそちらを見ると、そこには香取隊の隊長、香取葉子が仁王立ちしていた。

 

「いつまで食券買いに行ってんのよ。私のご飯が冷めちゃうでしょ」

「すまん。彼のうどんが俺にかかりそうだったんでな」

「はあ?」

 

香取がじろっと太一を睨むと、その視線に気圧されたのか、太一は「す、すいません」と言って来馬の後ろに隠れた。

 

「ごめんね、香取さん。そんなわけでお詫びをしようと思ってたんだけど…」

「それを断っていたところだ」

「はぁ?なんで断るの?」

「大したことはしてないからな」

「面倒くさい。ならカレーおごってもらえばいいじゃない」

「えっ」

 

驚きの声を上げる男を尻目に、香取は「いいですよね?」と来馬に確認し、織田作と呼ばれた男を食券機前までぐいぐい引っ張っていった。

 

「激辛カレー大盛ひとつでいいんでしょ?」

「あ、ああ。だが…」

「来馬先輩、お会計お願いします」

「う、うん…」

 

香取の勢いに押されたまま、来馬は電子マネーをピ、と食券機につけた。

落ちてきた食券を片手に、居心地が悪そうな顔をして、男はぺこりと頭を下げた。

 

「……。ありがとうございます。来馬先輩」

「いえいえ!もともとこっちが悪かったんだし!むしろこっちがありがとうだよ!」

「もういい?チャラでしょ?はやく行きましょ」

 

香取は男を引きずるように引っ張り、受け取り口に歩いて行った。

鈴鳴第一の三人は、しばらく食券機の前に立ち尽くしていたが、食事前だったことを思い出し、慌てて席に戻った。

 

「それにしてもさっきの人すごい動きでしたね!」

「うん。まさかうどんを一滴もこぼさず受け止めちゃうなんてな…。来馬先輩、あの人って誰か知ってますか」

「うーん、多分だけど」

 

来馬は名前を思い出したのか、ぽんと腕を打った。

 

「彼の名前は織田作之助(おださくのすけ)。ボーダーの中でも凄腕の銃手らしいよ」

 

 

 

**

 

 

 

 

02

 

 

 

目が覚めると視界がぼやけていた。

ぼんやりとしたまま、宙を見上げていると、自分が誰かに抱き抱えられていることに気がついた。

私は混乱した。自分の手足があまりにも短く、声を発しようにも、ふにゃふにゃと意味不明なうめき声しか出てこなかったからである。

 

「あら、どうしたの。お腹すいたのかな?」

 

私を抱えている人物が言った。

どうやら女性のようだった。ぼやけた視界のなか目を凝らすと、女性は何やら白い液体の入った瓶を持っていた。

 

「ごはんだよー」

 

何かを言おうと、口を開けると容赦なく、瓶を口に突っ込まれたので、慌てて中身を飲み込んだ。どうやらミルクらしい。

 

「なんだか今日はご機嫌斜めね、作之助」

 

その女性は、私がミルクを全て飲み込むと、トントンと背中を叩き始めた。

そこでようやく気がついた。どうやら私は赤ん坊になっているらしい、と。

 

 

 

 

自分が生まれ変わっていると気がついてから数年が経った。

今世でも私の名前は変わらず、織田作之助というらしい。鏡を見てみたが、前世と変わらない赤銅色の髪をした子供だった。

かつて私は、ヨコハマという街でマフィアの下っ端構成員をやっていた。

しかし色々あって殺し合いの末死んだ。

 

今世におけるヨコハマについての情報も調べてみたが、この世界は前の世界よりも幾分か発展しており、ポートマフィアもなければ擂鉢街もなかった。

異能力と言う単語も聞かない。

前の世界よりもずいぶん平和な世界だった。

 

だが。

 

「あ」

 

5歳になったある日、私は【後ろからボールが飛んできて頭にぶつかる】映像が見えた。

私は顔を傾けてボールを避けた。

 

「ごめーん」

 

公園にいた他の子供たちがそう言いながら、私の脇を抜けてボールを取りに行った。

子供たちにも目をやらず、私は立ち尽くしていた。

 

今のは、未来の映像だった。

 

私は前世で、とある異能力を持っていた。

【天衣無縫】5秒以上6秒未満の未来を予知する、限定的な未来予知の力である。

それが今世の自分にもあることを知った。

 

「……」

 

この平和な世界でなんの役に立つかわからない。

しかし、私はなんとなく前世とのつながりが消えてないこと知り、

少し、泣きたいような気分になった。

 

 

 

 

 

小学校に上がってから少しして、いとこ達を紹介された。

1つ下の兄と、2つ下の妹の葉子。

この兄妹の母親が、自分の父親の兄弟らしい。

 

「いとこの織田作之助くんよ。挨拶して」

「かとりようこ!」

 

元気の良い挨拶である。

葉子とその兄は仲のいい兄妹だった。今まで知らなかったのだが、学区が違うだけで同じ三門市に住んでいるらしい。

 

「赤ちゃんのとき以来ねえ、作之助くん。こんなに大きくなっちゃって」

「どうも」

「せまい家だけど、ゆっくりしていって」

「お世話になります」

 

私の親が2人とも出張になってしまったらしく、夏休みに入った私はしばらく香取家に預けられることになった。

 

「ねえあそぼー」

「そうだな。何をしようか?」

「ゲーム!」

「ゲームか」

 

意気揚々と始めたものの、今までゲームをしたことがなかったので、5歳の葉子に普通に負けてしまった。

 

「葉子は強いな」

「えへへ」

「葉子、作之助くんは初心者なんだから手加減しろよな」

「いいの!」

「作之助くん、大丈夫?つまんなくなったらやめていいからね」

「大丈夫だ。問題ない」

 

実際やったことのないゲームをするのは楽しかった。その後葉子の兄も交えて遊んだ。

葉子はゲームが好きらしく、負ければ泣くほど悔しがり、勝てば飛び跳ねるほど喜んだ。とても感情豊かな子供らしい。

それなりに仲良くなったと思ったのだが、なぜか夕飯の席で葉子に文句を言われた。

 

「さくのすけって名前、何か言いにくい!他に名前ないの?」

「こら!葉子」

 

葉子は母親にたしなめられていたが、だって言いにくいんだもんと地団駄を踏んだ。

 

「他に名前か…」

 

確かに5歳の子供には、作之助という名前は長いかもしれない。

 

「そうだな。友人や子供達には、織田作(おださく)と呼ばれている」

「おださく?」

「ああ。織田作之助からとって、織田作。そっちの方が呼びやすいかもしれないな」

「おださくね!わかった!」

 

それから葉子は私を織田作と呼ぶようになった。

葉子のどこに琴線に触れたのか、この呼び方を気に入ったらしい。1日中おださくおださくと呼び続け、ついには自分の友達に私を紹介してくれた。

 

「隣の家に住んでる華!華、こっちはいとこ?の織田作」

「染井華です」

「織田作之助だ」

 

なぜか華にも「織田作さん」と呼ばれるようになった。

葉子のが感染(うつ)ったらしい。

 

「なんでかえるのおおおおお」

「お母さんたちが帰ってきたからだ」

「あと1日!あと1日だけいてよ!」

「もうお母さんたちが迎えに来てるからだめだ」

「いじわる!織田作!いじわる!」

「……」

 

こんなに懐かれると思っていなかった。

両親が出張から帰ってきて迎えに来たので、今日帰ると伝えると、葉子は大声で泣き出した。

ただ泣くなんてかわいいものではなく、暴れ、服を引っ張り、地団駄を踏み、物を投げ、地面を転がり回って抗議していた。

さながら台風のようである。葉子の部屋は惨憺たる有り様になってしまった。

私は、散らばったクレヨンを片付けながら、どう葉子を説得したものかと考えた。

 

「また遊びに来るよ」

「いつ?あした?」

「明日は流石に無理だ」

「うそつきー!」

「すまない…」

 

「こらー!葉子!作之助くんを困らせるんじゃない!」

 

葉子の父親が海老反りに暴れる葉子を抱き上げた。その隙に床に散らばったレゴブロックを箱に入れ、私は旅行鞄を背負って両親の待つ車まで向かった。

 

「2週間もありがとうございました」

「作之助くんも、葉子の相手してくれてありがとうね。またいつでも遊びに来てね」

「はい」

「葉子もほら、挨拶しなさい」

「やだあ!」

「いやか。…すまん葉子。また遊びにくるから待っていてくれ」

 

車に乗り込むと、葉子は諦めたのか泣きながらも手を振ってくれた。

車が出発し、段々と香取家が遠ざかっていく。私は葉子たちが見えなくなるまで、何度も手を振り返した。

 

「ずいぶん仲良くなったのね」

 

母親が助手席から後部座席を振り返って言った。

 

「次はいつ遊びに行ける?」

「あら、作之助もさみしいの?」

「寂しくはない。ただ、遊びに行くと約束したから」

「しばらくは会いに行けないけど、そうね。電話してあげましょうか」

「……うん」

 

思わず口角が上がった私の顔を、母親だけが上機嫌に見つめていた。

 

 

 

**

 

 

03

 

あれから何回も葉子たちと私の家を行き来した。

いつの間にか、葉子は別れ際に泣かなくなったし、暴れなくなった。

それが少し寂しい気がして「今日は暴れないのか」と聞くと、なぜか葉子は激怒し、謝るまで口を聞いてくれなくなった。

 

「本当にすまない、葉子」

「……なにに対して謝ってるの」

「最近は、別れ際に葉子が暴れたり泣いたりしなくなっただろう。それが少し寂しくてな。だが暴れなくなったのは、お前が大きくなったからだ。お前の成長を侮辱するつもりはなかったんだ。すまない」

「どんな解釈してんのよ馬鹿!!」

 

葉子にスリッパで殴られる未来が見えたので、私は体を逸らして避けた。

 

「また喧嘩してるの?華ちゃん遊びに来てるわよ」

「あ、織田作さん。来てたんですね」

 

襖を開けて、葉子の母親と華が入ってきた。

 

「華か。大きくなったな」

「はい。織田作さんも、背が伸びましたね」

「中学に上がったからな。成長期に入ったのかもしれない」

 

私は華に座布団を手渡し、ちゃぶ台に座るよう促した。

華は慣れたように本を取り出して、私につかみかかる葉子を尻目に本を読み始めた。

 

「葉子。あんまり困らせちゃダメ」

「だってこいつ!」

「織田作さんは悪気があるわけじゃないと思うよ」

「……。それはそう」

 

何とか矛を収めてくれて、私はほっと胸を撫で下ろした。

 

「てか織田作って全然攻撃当たらないよね」

「そうか?」

「そーだよ!結構前にドッチボールした時も、鬼ごっこのとき後ろから襲撃した時も全部避けてたじゃん!なんで!?」

「ああ。俺は未来が見えるからな」

「はあ!?冗談でしょ」

「冗談だ」

 

今のところ、この能力はドッヂボールだの鬼ごっこだの平和な使い方しかない。前世のようにいきなり狙撃が飛んできたり、殺し屋に襲われたりなんてする事は無いからだ。

もう何年も銃だって握っていない。

最近は何個か短編小説を書いたりしている。納得できるクオリティのものはまだできていないが、今世では夢だった小説家になってみたい。

 

 

 

 

 

そう願っていたのに。

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」

 

私は崩れ落ちた街の中を走っていた。

 

日曜日、いつもの午後。

どこにでもある普通の休日だった。

母親が2階で昼食の準備をしていた気がする。

父親は1階で趣味のギターを弾いていた。

 

ふと、窓の外の空が翳った気がして、顔を上げた。

 

 

【その瞬間窓ガラスが割れ体に刺さる。

轟音を立てて家が崩れ、バキバキと音を立てて落ちてきた屋根の下敷きになり、私の体はぐちゃりと潰れた。】

 

 

映像が見えた。

未来の映像だ。

 

次の瞬間、私は母親の手を引いて、窓の外に走った。

何が起こったかわからない。次の瞬間には、衝撃波が走って目の前が真っ白になった。

はっとして顔を上げると、14年間住んでいた家が跡形もなく崩れ落ちていた。

何が起きた?

地震でも起きたのか?

 

「母さん…」

「あ…なにが、何が起こったの?」

「わからない…」

 

逃げよう、と母親の手を引く。

 

「まって」

 

母親は大きな瓦礫と瓦礫の間に足を挟まれていた。

これでは走れないし、歩けない。

 

「作之助、助けを呼んできて」

「だが…」

「走って、安全な場所に行くの。それから助けを呼んで、お願い」

「母さんを置いて行けない」

「わたしは大丈夫。お願い」

 

大丈夫

その言葉が嘘だと私はわかっていた。

だから一刻も早く助けを呼ぶため、崩れた街の中を裸足のまま走り出した。

安全な場所などわからない。とにかく避難場所の病院のほうに行こうと足を進めた。

 

「え…」

 

角を曲がったところに、白い化け物がいた。

人間よりも、ずっと大きく、単眼だった。

虫のようなフォルムで、こちらを見下ろしていた。

 

 

【呆然とする私を見つけるや否や、前足を大きく振りかぶり、私は吹き飛ばされた。

そのまま化け物は私を掴み上げ、口の中に飲み込んだ。】

 

 

未来を見た私は、前足を避けて後ろに飛び、その勢いのまま走り出した。

背後から化け物が追ってきている気配がしたが、1度でも止まったら終わりだと思い、ひたすらに走った。

 

 

何度も何度も未来を見た。

自分が化け物に切られる未来

飲み込まれる未来

建物の崩落に巻き込まれる未来

泣いている子供が飲み込まれる未来

 

そしてその未来を退けた。

 

走り続けた結果、私は自衛隊らしき人たちに保護された。

 

「三門市○○丁目○◇-◇◇に、俺の親が取り残されてるんです。助けてください」

 

それを言ったことだけは覚えている。

 

 

 

 

気がつけば、病院のベッドの上だった。

裸足で走っていたからか、医者に足の裏の損傷がひどかったと言われた。

それ以外はほぼ無傷だとも言われた。

当たり前だ。なるべく手傷を負わないようにしたのだから。

 

「俺の、親は…」

「……あの辺りは化け物が多数徘徊していたらしくてね…おそらく、もう…」

 

医者の言った事は間違いじゃなかった。

そこから数日経って、私は今世の親と再会した。

2人とも胸のあたりを抉られて死んでいた。

化け物に襲われたのは、明白だった。二人とも動けない状態だったから、ろくな抵抗もできなかっただろう。

 

ニュースでやっていた。

あの化け物は近界民というらしい。

 

これから先のことも考えられず、宙を眺めるしかできなかった。

あのとき、無理矢理にでも母親を背負っていればよかった。

未来を読んでから動くのが遅かったのかもしれない。

助けなど呼びにいかず、引き返せばよかったのかもしれない。

 

未来が見えるはずなのに、どうして私はいつも間に合わないのだろう。

いっそ私もあそこで死んだほうが

 

「織田作!」

 

「!」

 

聞き覚えのある声がして、顔を上げた。

見覚えのある子供が、松葉杖をついていた。

 

「葉子…」

「織田作…」

 

葉子だった。

松葉杖も手放して、飛び込んできた葉子を、私はあえて避けず、そのまま尻餅をついた。

私の肩に顔を埋めたまま、葉子は言った。

 

「い、生きててよかった…もおおお」

 

葉子が私を抱きしめたまま、かつてのようにわんわん泣き出した。

 

「葉子も…生きててよかった…」

 

私も葉子の体を抱きしめ返して、年甲斐もなく泣いてしまった。

生きていてよかったと、死んではダメだと思えた。

 

 

**

 

04

 

あれから、両親ともにいなくなってしまった私のことを、香取家は引き取ってくれた。

お世話になるのが申し訳ないから、最初は断ったのだが、葉子に押されて押されまくり折れてしまった。

 

せめて生活費は出そうとバイトでもしようと思ったが、中学生はバイトができないらしい。

 

「それなら、織田作さんもボーダーに入らない?」

「ボーダー?」

「うん。あそこなら寮もあるし、中学生でもお金稼げるらしいから」

 

染井華も、私と同じく両親を失ったらしい。

私と華の間には、そう言った共通項により一種のシンパシーが生まれていた。

そのせいか、前よりもずっとよく話すようになった。

 

「私はもう少ししてから入る予定だけど、織田作さんはどうする?」

「そうだな…」

 

ボーダーは、あの化け物…近界民を狩るのが仕事らしい。

幸い荒事は得意だし、化け物相手でもなんなく立ち回れるだろう。

 

 

「ああ。俺もボーダーに入る」

 

 

こうして織田作之助は、ボーダー隊員となることを決意した。

 

 

 

 




香取ちゃんの髪が赤いので親戚にしました
織田作と香取ちゃん絶対相性いいと思う
どんなこといっても織田作天然だから気にしなさそう

あと若い織田作が後輩扱いされてるのとか見たい
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