本当に題名のまんまの話。

 この概念を書いたブルアカ二次創作がもっと増えて欲しくて書きました。この概念なら他作品でも使えるから広がるよね?広がって下さいお願いします。なんでもしますから(なんでもするとは言って無い)

 昔手慰みで書いた物のセルフリメイクです、変な所があれば誤字報告オナシャス!

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 題名通り、そのまんまの話。

 もっとこの概念の作品が見たくて投稿しました。


ここだけ各学園に専属の『シャーレの先生』がいる世界線

 いつも平和(?)なキヴォトス。しかし、今日はどこか不穏な空気が何処も彼処も占めている。

 

 その原因は?と尋ねれば十中八九どんな生徒でもこう答えるだろう。

 

「今日はシャーレの先生()の会議の日だから。」

 

 と。

 

 そんな会議が今、始まろうとしていた。

 

~~~~~

 

 時刻は10:35。会議が始まる時間は10:30である。シャーレの会議室には全部で5つの席があり、その内の2つは空いている、本来ならばそこに腰掛けているであろう『ゲヘナ』と『トリニティ』担当の先生の席だ。

 

 そんな広々とした会議室の中で、ミレニアムの校章を胸に付けた先生、『ミレニアム』担当の先生が口を開く。

 

「もう5分36秒も時間を無駄にしてる。遅刻をしている()()仲良し二人組の事はほっといて早く会議を始めましょ。こうしている間にも刻一刻と時計の秒針は進んでるんです。まあ、ボクの時計はアナログじゃなくてデジタルなんですけどね。」

 

 本物とは少し違う、似非関西弁で軽薄そうに紡がれてたそれは受ける印象とは逆に非常に真面目な物だった。

 

「はははっ!それは面白いジョークだ。そろそろ私も痺れを切らし初めていたところだったから、同じ考えの人がいて嬉しいよ。じゃあ、もう会議を始める、と言うことで良いのかな?」

 

 そう『アビドス』担当の先生は言いながら、『百鬼夜行』担当の先生の方へ向く。

 

「良いと思いますよ。あの2人には後でなぜ遅れたのかしっかりと問いただす必要がありますね……はぁ、今日は胃薬持ってきてたかな……。」

 

 これから悩まされるであろう胃痛に備えて、胸ポケットに手を入れたりなど様々なポケットをしばらく探していたが、諦めた。

 

「本当に憂鬱ですが、今回の進行は私でしたよね?」

 

 アビドスとミレニアムの先生はほぼ同時に頷く。

 

「ごほん……それではこれより、第なn」

 

 バタンッ!

 

 入り口の方から大きな音がして、各々の先生達は半ば呆れたような顔や、貼り付けたような笑顔でそちらを向く。

 

「遅れた!悪い!」

 

「遅れてしまいすまない!」

 

 扉を乱暴に開けたのは、白を基調としたスーツの上から連邦生徒会の上着を着ている先生と、黒を基調としたスーツに同じく連邦生徒会の上着を前を開けて着ている先生だった。

 

 ……お互いに押し合い、言い合いながら会議室に入って来る。

 

「2人とも仲が良いのは結構なんやけど、会議に遅れてくるのは止めてくれへん?あと、消臭剤かけてもいいですか?土と火薬の匂いで鼻が曲がりそうやねん。」

 

 そう言ってミレニアムの先生は二人に向かって消臭剤をかけ始める。

 

「はぁ……で?なんで会議に遅れて来たんですか?言い訳位ならいくらでも、いえ…100文字以内なら聞きますよ?」

 

 百鬼夜行の先生はどこから取り出したのか、刀の柄に手をかけながら2人に聞く。その背後に鬼の様な背後霊(スタンド)を幻視する。

 

「「言い訳も何もコイツのせいだ!」」

 

「はぁ?どう考えてもお前のせいだろ?生徒の模範となるべき教師の自覚があるのかよ?こんな奴が担当のトリニティは本ッ当に可哀想だな。」

 

「何を言っているんですか?アンタは自分の目の前にゴミがあったらゴミ箱に捨てずに放置するんですか?ただそれだけの事でしょう?アンタみたいな教師がゲヘナの担当だなんてゲヘナ生の人生を棒に振らせてるとしか言いようがないですね。」

 

「どうどうどう、このままこんな醜い争い続けるならうちのビナー君の前に放り出すよ?」

 

 前に本当に放り出されたのか、2人は口を閉じる。しかしお互いに目線は外さず火花を散らしている。

 

「ッ!……胃が痛い。もういっそのこと切ってしまおうか。」

 

 何故か百鬼夜行の先生の横に掛けてある刀を取り出して、柄の部分に手を添える。

 

「その時はボクも一緒にやります。エンジニア部の子らが新しく作った『一撃必殺のロマン銃(先生用)』の実験の為のちょうど良い的や思いませんか?あ、()()の銃にはBluetoothはついてませんよ?」

 

「あははっ!冗談はこのくらいにして早く会議を始めましょう。ほら、2人も早く座って。」

 

 アビドスの先生が立ったまま睨み合っている2人を椅子に座るように促す。

 

「その通りですね……。ありがとうございます。改めまして、それではこれより第7回シャーレ定期報告会議を始めます。お手元の資料を見て貰ったら分かると思うのですが、今回の会議の予定は1.各々の近況報告、2.他学園担当の先生との合同作戦、そして最後の3.次回の会議までの仕事の割り振り、の順で進めていきます。」

 

「では、まずは1.の各々の近況報告からです。緊急性が高いと思われる用件がある人は挙手をお願いします。無い場合はミレニアム、ゲヘナ、トリニティ、アビドス、百鬼夜行の順で進めます。」

 

 アビドスの先生が、真っ先に挙手をする。

 

「アビドス担当、どうぞ。」

 

「最近……ここ1,2週間でビナーの動きが活発化している。もう近々デカグラマトン関係で何か起きるのか少し心配なんですよね。ミレニアムの先生は特異現象捜査部の2人とデカグラマトンの本体に接触したと聞いたんですけど、前の会議以降に手に入れたの情報とかはありますか?」

 

「……デカグラマトンに関してはいまだに不明な点が多くてなあ、ミレニアムでもいまだに奴さんの言ってたことの全貌が掴めてません。何かありましたらすぐに連絡してください、全力で支援をしますから。勿論、その時はデータも取らせてもらいますよ?」

 

「ははっ、分かってますよ。では、何かあったらすぐに連絡します。」

 

「話が一段落したようですし、他に急を要する用件のある学園は無いようなので、次は順番通りミレニアム担当よろしくお願いします。」

 

「最近のミレニアムでは、大した事は起こっていませんけど……あえて言うなら前の会議から今日までで爆発事故が18件と、水道や電気,ガスなどのライフラインの切断が14件あった位やね。そう言えば、ミレニアム校内を時速600kmで走り回るコモドオオトカゲ型ロボットの事件があったなあ……まあ、どれもよくある事件ですわ。」

 

「ま、まぁ……何も無い(?)様で良かったです」

 

 百鬼夜行の先生は1拍置き、心底嫌そうな顔をしてから次の報告を促す。

 

「……はぁ、ではお次はゲヘナ担当、どうぞ。」

 

「今月は、爆発事故が57件で結構少なめ。生徒同士のいざこざが143件と……全部口で言ってるときりが無いので割愛します。詳しくはお手元の資料に全部書いてありますので。でも、負傷者の数は先月の約98%位少なかったので良かったです。」

 

「ゲヘナの近況報告はいつ聞いても頭が痛くなりますね……。最近ヒナちゃんの様子はどうですか?また無理してませんか?」

 

「ヒナは……いくら休んでって言っても中々休んでくれなくて。今月は何とか3日休ませることが出来ましたね、快挙ですよ。」

 

「何か大変なことがあったら何時でも連絡して下さい。流石にあの子は働き過ぎですから。」

 

「そういう大変で面倒くさいのは俺達、大人の仕事ですしね。来月も何とか休ませますよ。目指すのは週休2日制です。」

 

 そう言った後、如何にも自然な動作で内ポケットから煙草を取り出し、吸おうとする。

 

「どさくさに紛れてい吸おうとしないで下さい。ここは禁煙です。何度言ったら分かるんですか?刀の錆にしますよ?」

 

「口寂しいなら、この『1回噛む事にランダムな食べ物の味になるガム』をひと箱あげよか?めちゃくちゃ余ってんねん。」

 

「そ、それは遠慮しときますよ…前に貰った『この世のどんな物の味でも無い飴』がまだひと箱残ってるので。」

 

 そう、言いながら急いで煙草を箱に戻して内ポケットにしまう。

 

「……次は、トリニティ担当。どうぞ。あと、あなたも紅茶をいまここで作って飲もうとしないで下さい。」

 

 トリニティの先生は、渋々ティーセットを片付ける。

 

「……トリニティでは、爆発事故などの物騒な事件は起きていません。しっかりと生徒達の事を理解し、導いて上げられていないどこかと違って。…フッ」

 

「そっか、そっか、ミカへの暴動(魔女弾劾)を今月10件も起きてるのはお前が、理解し、導いた結果なのか。…ハッ!」

 

「……なぜそんなに細かい回数まで知っている?」

 

「うちの情報部をナメんじゃねぇ、いつか足下すくわれるぞ?」

 

「さっきの続き……やりますか?」

 

「なんだ?まだ根に持ってたのか?器が小せぇなぁ!」

 

 その瞬間、会議室に殺気が充満する。しかし、その殺気を放っているのは2人では無く、百鬼夜行の先生だった。

 

「………今は会議中だと何度言えば分かる?お前らのその耳は飾りか?あァ?何とか言ってみろよォ!」

 

 どこかからか、赤い鬼の面を取りだして顔に付ける。

 

「あーあ、怒っちゃった。ねぇ、何か攻撃を防げる物無い?」

 

「こういう事もある思うて、エンジニア部の粋を集めた『鋼鉄の100倍硬い防御機能を持った机』があります。それが、この会議室の机。」

 

 そう言ってミレニアムの先生が会議室の長机を指さす。

 

「取りあえず一緒に端の方でバリケード作ろう。」

 

「ボクも同じ事を考えてた。急ぎましょか。」

 

 そうしてアビドスとミレニアムの先生は、会議室の端の方に机を持って行きバリケードを作る。

 

「お前ら2人ともオレの刀の錆にしてやるよ!!!今更許しを乞うても遅ぇからなぁ!」

 

「あ?マコト?急に連絡してごめんな。俺、死んだ。後のことは任せた。あんまりヒナを困らせちゃダメだからな。じゃあな、切るよ。」

 

「ナギサ。私、トリニティに無事に帰れたらロールケーキ食べたいですね。フルーツいっぱいのヤツ。紅茶といっしょに。ん?深い意味はないですよ。突然連絡してすみませんでした、それでは。」

 

 その後しばらく、会議室には刀を振り回すこの世の者とは思えないような鬼人が居たという。

 

~~~~~

 

おまけ

 

「皆さん!こんにちは!こちら、クロノス報道部です!昨日、怒号を上げながら刀を振り回す鬼がいるという通報が相次いだシャーレのビルに来ています!実際に様々な場所に、刃物で切りつけた様な跡があるのが見て取れます!」

 

 クロノス報道部の川流シノンが熱烈にあること無いこと報道している姿を横目に見ながら、『クロノス』担当の先生は考えていた。

 

(これ、いつも通り百鬼夜行の先生のせいじゃ…?)

 

 と。しかし、この事をシノンに伝えると百鬼夜行の先生が困るだろう。どうせ今回も悪いのは他の先生なのだろうから。

 

 しかしこうとも思う。今話題の『シャーレの鬼人』などという尾ひれが付いた噂をこれ以上広めて良い物なのか…と。

 

「う~ん。」

 

「どうしたんですか?先生。」

 

 声がした方を向くと、そこには尾刃カンナが立っていた。ちなみに、このクロノスの先生。実は他の先生と違い、クロノスと『ヴァルキューレ』の先生を兼任しているのである。

 

「いやぁ、この事件の犯人に心当たりがあって……。」

 

(というか確信なんだけどね。)

 

「本当ですか!?以前にも似たような事件がありましたが、結局解決出来なかったのです。しかし、その人物が本当に犯人なら今回の事件と合わせて検挙出来るかもしれません。で、その心当たりとは?」

 

(まあ、言ってもいいか。なるようになるさ。)

 

「多分、百鬼夜行の先生じゃないかなぁ…って思ってるんだよね。」

 

「!?」

 

「いや、本当に憶測でしか無いんだけど。昨日はちょうどシャーレ中間報告会議の日だったよね?それで、他の先生……この傷の深さからしてゲヘナとトリニティ担当の2人かな?アイツら仲悪いしね。会議中に何回も喧嘩でもしたとかかな?」

 

(胃が痛かっただろうな~。)

 

「それと、鬼の顔って言うのも百鬼夜行の先生はワカモちゃんから貰った鬼の面を大事にしてるし、感情が高ぶった時によく被るからね。いや、本当に全部唯の憶測でしか無いからね?真にうけなくていいよ。」

 

「現場の状況証拠を少し見ただけでそこまで分かるとは、流石先生ですね。まるで物語の探偵のようです。っと、無駄話が過ぎましたね。幸い人的被害は無かったようなので、道路やシャーレのオフィスなどの修繕費を罰金として徴収するために証拠を集めてきます。」

 

 そうしてカンナが立ち去ろうとした時、先生が急に肩を掴む。掴むと言ってもほぼ肩に手を置くと言って良いほどの力なのだが。

 

「ちょっと待って!」

 

「なんですか?」

 

「もし、本当に百鬼夜行の先生だったら建物とかの修繕費は私が払うから見逃してあげて欲しいんだ。」

 

「それは、私に汚職をしろと?1度は見逃してしてしまいましたが、もうそんなことはしません。」

 

「いや、今回は本当に百鬼夜行の先生は悪く無いんだ!」

 

(全部私の憶測だけど。)

 

「本当にお願い。せめて、あまり目立たないようにしてほしい。」

 

 そうしてカンナに向かって頭を思いっきり下げる。

 

「足でもなんでも舐めるから!この通り!」

 

(先生として駄目な事をしてるな、私は本当にズルくて悪い大人だ。)

 

「せ、先生!頭をあげて下さい!分かりましたから!あまり大事にならないように秘密裏に事を進める位はします。だからそんな事はやめて下さい!」

 

「本当!?」

 

 もの凄く顔を輝かせながらヴァルキューレの先生、もといクロノスの先生は言う。

 

「今回だけですよ。」

 

「ありがとう!カンナ!今度の夕食私が奢るよ!」

 

「それは、楽しみですね。それでは、今度こそ証拠を集めてきます。」

 

 敬礼をして、カンナは去って行った。

 

 後日『ヴァルキューレの闇!?先生に頭を下げさせる「狂犬」!その闇に迫る!』という記事が出たのは、また別の話。




 ゲヘナの先生はお気に入り。

 真面目な話の時はちゃんと敬語使うし、格好いいし、仕事出来るけど、それ以外の時は親しみやすいちょっと悪ガキっぽい兄ちゃんを目指して書いた……はず。

続き……読みたいですか?

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