元 呪いの王 ー キヴォトス行→   作:Uruto

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お客様にお知らせいたします。
本駅は、呪術廻戦最新話までの要素を含めます。
ご注意ください。








テレテテン♪ テレテテン♪ テレテテテテテン〜♪









まもなく、特急キヴォトス行きが、0番乗り場に参ります。
危ないですから、黄色い線の内側に、下がってお待ちください。


〜〜〜〜♪(駅メロ)


















行:キヴォトス→

 

プルルルルッ………

 

 

 

「……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にか、駅のホームのベンチに座っていた。

 

 

 

 

 

 

 

けたたましく鳴るベルの音…

 

 

 

 

 

 

 

自分以外誰もいない駅……

 

 

 

 

 

 

プシューっと音を立てる車両……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれも”俺自身“では見たことのない奇妙な光景だ。

しかし、不思議と嫌悪感も、違和感も感じなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぇ……まもなく、発車致します。お乗りの際は、駆け込み乗車はおやめください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プルルルル………

 

 

 

 

 

 

「あ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行かなければ……?

 

なぜかそう思い、車両の戸をくぐった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プシュー…………バタン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタンゴトン……ガタンゴトン………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刻むレールと歯車の音

それらは一定のリズムで悪くない音を鳴らす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポチャ……ポタ………

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに差し込む耳障りな音…

 

 

 

 

 

血の匂い……。

 

 

 

 

 

 

「誰だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだこの小娘……

 

 

血だらけで怪我もしている

顔も苦痛そうに痛みを我慢している様子だ

 

 

しかし、目線がこちらに向いた瞬間に、その顔は笑みへと変わる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……お久しぶりです、()()。」

 

「…それは俺のことか?」

 

「……どうぞ、お座りください。」

 

 

 

 

 

 

隣に座れと暗に言われたのだろう。

しかし、座席は赤色に染まっている。

 

鬱陶しい目線はこちらにばかり合わせ続けている。

 

仕方がないので反対側の、この娘の正面へと座る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜか少し不満そうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……私のミスでした。」

 

 

表情は変わり、引き締まったが依然、笑顔である。

 

 

「私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況。」

「結局、この結果に辿り着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて……。」

 

 

そう話しているこの女の足元には、未だ血が滴っていた…。

 

 

「……今更図々しいですが、お願いします。」

「宿儺先生。」

 

 

…体は動かない。

 

 

「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。」

「何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうら……。」

 

「ですから……大事なのは経験ではなく、選択。」

 

 

……選択だと?

 

 

「責任を負う者について、話したことがありましたね。」

「あの時の私には分かりませんでしたが……今なら理解できます。」

 

 

「大人としての、責任と責務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。」

「それが意味する心延えも。」

 

 

…。

 

 

「…。」

「……ですから、先生。」

 

「私が信じれる大人である、あなたになら、この捻れて歪んだ先の終着点とは、また先の結果を……。」

 

「そこへつながる選択肢は……きっと見つかるはずです。」

 

「だから先生、どうか……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…。」

 

「…先生、起きてください。」

 

「…。」

 

「……先生!」

 

 

「……誰だ?」

 

 

「……少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。なかなか起きないほど熟睡されるとは。」

「よく目を覚まして、集中してください。」

 

「……オイ待て。ここは何処だ?」

「俺は……」

 

 

 

 

 

 

 

俺は小僧に……

 

いや、あの後あの呪霊と話したな。

……裏梅とともにだったな。

 

 

 

……なぜ、俺は生きている?

 

 

 

「…この身体。」

 

 

 

 

 

小僧……いるのか?

 

 

 

 

「…。」

 

 

呼びかけても帰ってはこない。

小僧の身体の時の俺だ。

呪印はないが、なぜか俺は小僧の……いや、虎杖悠仁の体で生きている。

 

 

「先生、一旦状況説明をします。」

 

「………頼んだ。」

 

「あなたはここに先生として呼ばれたらしいのです。」

 

「…らしいだと?」

 

「えぇ、わかっています。」

「あえて確定形にしなかったのは、先生を呼んだのは連邦生徒会長だからです。」

 

「ここは数多の学園が集まる超巨大学園都市『キヴォトス』私は『七神リン』 ここキヴォトスにおいての行政機関である連邦生徒会・幹部です。」

 

「……俺を呼んだそいつは、今何処にいる?」

「…申し訳ありませんが、現在失踪中です。」

 

「…なんだと?」

 

 

 

「とりあえず移動しましょう。」

「先生にやって頂きたい事があるのです。」

 

「…。」

 

 

…とりあえず、ついて行くか。

 

 

 

しかし、なんだ?

この七神リンとか言う小娘の頭の上の“法陣”は……?

天の輪…。

 

……やはりここはあの世なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先生、ご覧ください。」

 

 

立ち並ぶビル群。

 

透き通る青空と天に浮かぶ巨大な輪。

 

そしてそこにいる人々の頭上には必ず法陣がある。

 

 

 

 

 

 

これはまさに……異界。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『先生、ようこそキヴォトスへ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は多分チュートリアル終わってる。
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