SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について 作:種再燃祭
さて、今回は一つの区切りとなるエピソードです。
きっと彼女もこの1年、「原作ではできない経験」を色々したことでしょう。
どうやらちょっと懐かしい面々も新作イラスト片手に駆けつけるようで……
とりあえず、サブタイ通りにこの話は間違いなくミーアがヒロインですよ~。
もう、オーブにおいては新年度が始まる(そしてカナーバ臨時政権が総辞職し、プラントでも新体制が始まる)C.E.73年4月まで片手の指ほどの日数しかなかった。
この頃には、オーブに抑留されていたプラント人(便宜上、こう呼ぶ)のプラントへの送還は終わっていた。
また、「(主に思想的な理由で)オーブで受け入れることのなかった地球上から避難してきたコーディネーターやハーフコーディネイター」も、同じく受け皿となる事を表明していたプラントへと送迎されていた。
そして……
『本当に皆様、今までミーアを応援して下さってありがとうございました! 皆様の応援があったからこそ、こうしてミーアも”オーブからの卒業”を無事に迎えることができました♪』
そう、今日はミーアの”卒業の日”。故にアイコンも卒業の制服バージョンだ。
もうオーブに残るプラント送還者がいない以上、「抑留者の(暴動を抑制するための)慰問」という名目でオーブへ残っていた彼女も理由がなくなっていた。
そもそも彼女はオーブへ亡命した訳ではなく、あくまで手続き上は「戦時捕虜」に近いものであった。
それにオーブへ移住するなら、今も健在な両親にちゃんと話を通したいというミーア本人のたっての希望もある。
そして十分すぎるほど役目を果たした彼女を、オーブとてこれ以上留め置くわけにはいかないいかなかった。
でも……
明久 :フン。寂しくなるな……くらいは言っておいてやる
みや吉:明久さんのツンデレいただきました♪
ごとP :一人のプロデューサーとして言う……この1年、まこと天晴であった!
やはり名残惜しくもあった。
一抹の寂しさを感じるのは、リスナーたちも同じだったようだ。
C.E.72年早々にラクスにプロデュースされる形でネットアイドルとしてデビューして、何のかんの1年以上活動してきたのだ。
ミーアにもまた固定ファンやラクスとはまた別のファン層が付いてきていた。
KENT :振り返ってみれば、こう何かと感慨深いものがあるな……
そして、現状を考えるとミーアがプラント本国に戻った場合、継続して現在のような配信は難しいだろう。
プラント本国のネットワーク体系は、地球とダイレクトにつながるようなものではなく、基本的にはプラント内部でのある種のイントラネットを形成し、地球上とのアクセスを双方向制限しているのが現状だ。
故にこれが『オーブで視聴できるミーアの配信』になるかもしれないと、視聴者の誰しもが思っていた。
だからこそ、少ししんみりしていたのだが……
【淡路】:ぐるぐるぐるぐる……どっかぁ~ん! 黒缶ビール、フルバーストで乱れ撃つZE!! 呼ばれてないけど飛び出てくる淡路っだぞ~い♪
そんな空気をぶっ壊すようにどうやら新作アイコンで華麗にクランクインしたのは、
『あら、淡ちゃん♪ 今日は”しゅうちゃん”とコラボ配信の予定だったのでは?』
そう、ラクスやミーアのご同業、別会社の人気
ガチンコ気味の酒飲み。好物は黒ビールらしい。
【摩周】:あっ、すいません。ボクもいたりします
そして、同じく乱入してきたのは淡路の相方で”嫁”の”しゅうちゃん”、同じく人気配信者の”白霧摩周(しらぎり・ましゅう)”だ。
2人そろって正月配信以来の登場である。
どうもコラボの突発(本当か?)企画として、”ミーアのファイナル配信”に凸を敢行することにしたらしい。
まあ、間違いなく相応の根回しはしてるだろうが。
『うふふっ♡ 相変わらずお二人とも仲良しで何よりですわ♡』
【淡路】:ねぇねぇ、”ラストソング”には間に合ったよね?
『ええっ! バッチリですわ♪』
【摩周】:良かった。どうやらちゃんと”餞別”渡せそうだよ
『”餞別”ですか?』
【摩周】:ミアっちの制服姿にリスペクトされて描き上げた渾身の力作を見よっ!
なんかどうやら淡路とのコラボ中にノリノリで仕上げたらしい。
無論、淡路も全力エールだ。コヤツら、本当に可愛い女の子好きだな……
Mama :ムムム……我が
【摩周】:ドヤァッ!!
『あら? ちょっと作風、ロリ寄りにしました?』
【摩周】:うん。最近、凝ってる方向性があってね~。ちなみにリアル淡ちゃんをモチーフに同じタッチで描くとこうなります
【淡路】:ぶほっ!? しゅうちゃん、なんてものアップしてるのさっ! というかいつの間に描いてたっ!?
【摩周】:ミアっちを描いてる間にチョコチョコっと? ほら、今日は割とお絵かき配信コラボだったし
Mama :チョコチョコってクオリティーじゃないわね~
【摩周】:まあ、普段から淡ちゃんばっかり見てるから、これくらいはね?
Anzai :重ェ……
☆☆☆
オーブは気候区分的に本来、桜は咲かない。
だが、今は歴史用語になってしまった”日本人”のカールチューンが呼び覚まされるのか、遥か昔……西暦の末期にこの地へ持ち込まれた保管され、大衰退を乗り越えた後に執念じみた熱意で品種改良を行い、『オーブで咲く、かつて日本で咲いていた桜』が再現されたのだった。
だからこそ、今のオーブでも桜の名所はあちこちにあり、そして3月中旬から4月初旬にかけて満開となる。
そう相変わらず、オーブでも桜は別れと出会いの花だった、
「本当に名残惜しいけど、どんなものにもいつかは終わりはくるから……だから最後は笑顔で見送って欲しいな」
そしてもう終了時間の迫ったミーアは微笑み、
「では皆様、聞いてください……ラストナンバーは”旅立ちの日に・・・”」
その曲はあまりに美しいニコルのピアノの旋律から始まった。
桜舞う4月の教室で 波打つ胸をはずませながら
出会った永遠の仲間達 あどけない手交わしたね
あの日かけまわった校庭 笑顔によく映えた光る汗
時に素直になるの嫌って ぶつかり合ってケンカもしたね
放課後行った常連の店 いつもの駄菓子屋 忘れてないよ
指切りをして 交わした約束 みんなきらめく陽だまりの粒
いつのまにか 時は流れ もう今日は卒業の日
人はいつか旅立つ者だけど
いつの日にか またどこかで 会える気がするからね
輝く日々を忘れないで
もう開けない教室のドア 向かい合えない机もいすも
週末にはよく遊んだね 時に夢中な恋も知って
絶えぬおしゃべり 怒られた朝 泣いたあの日も 覚えているよ
あなたがくれた 冷めぬこの熱は 私の胸で生きづいている
今始まる 希望の道 今日までありがとうね
思い出の校舎と別れを告げ
今新たな 扉開き はるかな年月隔て
つぼみから花 咲かせよう
耳元で聞こえる別れの歌を あふれ出す涙こらえて
旅立ちを決めた仲間たちには はかない調べが降り積もる
いつのまにか 時は流れ もう今日は卒業の日
人はいつか旅立つものだけど
《b》《pink》いつの日にか またどこかで 会える気がするからね
輝く日々を忘れないで
今始まる 希望の道 今日までありがとうね
思い出の校舎と別れを告げ
今新たな 扉開き はるかな年月経て
つぼみから花咲かせよう
つぼみから花咲かせよう
「みんな、バイバイ! 今までありがとうっ!! ミーアは卒業しちゃうけど、いつかまた会おうねっ!!」
デュランダル政権プラント、下手にミーアをイヂめたら(薄い本が厚くなる展開含む)、確実に問答無用にオーブを全面的に敵に回すと思う(挨拶
実は本人が思ってる以上にオーブファンに愛されていそうなミーアです。
いや、実際に「最初はラクスのプロデュース」ということで注目を集めたミーアですが、デビューから1年の時が過ぎた今では、「自分の力で獲得した、ラクスと被らないファン」も大勢いるようで。
というか、あのラクスしか興味起こさないような”
とりあえず、「ミーアのオーブ物語」は一旦終了となりますが、彼女が物語全体の重要なキーパーソンの一人である事は変わらなくて……
さて、次回は「もう一つの別れ」にスポットライトを当ててみようかなぁ~と。
次回もどうかよろしくお願いします。
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☆☆☆
実は章タイトルを小変更してプロローグの終了期間を「C.E.73年10月1日→C.E.73年3月31日」に変えました。
いえ原作が始まるまで半年のブランクができるのですが、休載している間にこの期間に入れておきたいイベントとか色々出てきてしまいまして。
随分と原作に辿り着くまでが悠長な話になってしまうかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。