SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について 作:種再燃祭
前半は平均年齢高め、後半は……ある意味、前作から続く連続イベント? 伏線回収?かも。
さて、前話の最後がちょっと湿度高過ぎ(ある意味ホラー)テイストだったので、もう少しカラッとした話題をしたいと思う。
とりあえず、カガリは”
では、他の人事はと言うと……
「よく来てくれたな”スミルノフ”
アロウズ
「中将閣下も壮健なようで何よりです。地上を娘共々満喫しておりますが、最近はモビルスーツに乗る機会もめっきり減って、体が鈍りそうで怖いですな」
その風貌と剛健な戦い方から”オーブの荒熊”の二つ名をもつセルゲイ・スミルノフの返しにマネキンは苦笑で返し、
「お互い、下手に出世などするものではないな」
さて、少しバックグラウンドを解説しておこう。
まず、カティ・マネキン。
先の大戦では政治的均衡で戦地任官で一時的に中将となっていたが、戦後は本来の階級である少将へと戻り、しばらくはオーブがボアズを掌握していた時の駐留艦隊提督を務め、ボアズのプラントへの有償返却の合意がなされると、昨年末にボアズ駐留艦隊の全面引き上げと新年度体制へ向けた艦隊再編の中でオーブ本国への帰還命令が届き帰国。
そして、戦時中の縁もあり、カガリからスカウトを受けて4月1日付で今度は野戦任官ではなく正規で中将に昇進すると同時に『アロウズ司令官』を拝命した。
アロウズの組織のトップはカガリだが、戦闘分野での長がマネキンということだ。
ちなみにオーブ本土への帰国から今日(4月1日)までの間、結構どこぞの”強炭酸”と遊んでいたという噂も……
それはともかく、組織の名称や予算などは昨年(C.E.72年4月1日)時点であったが、当然のように予算がついてすぐに組織が立ち上がる訳もなく(加えて戦後処理も並行して行わねばならなかった)、昨年度は実質的に「組織立ち上げに向けた準備期間」であり、マネキンが着任してようやく実働状態に入ったというところだ。
さて一方、荒熊スミルノフはと言えば、大佐として終戦を迎え、娘(養女)のソーマ・ピーリス共々原隊復帰、ヘリオポリス防衛の任についていた。
元々、ヘリオポリス襲撃から始まるオーブ参戦までは、スミルノフはモビルスーツ教導隊の教官を務めていたのだ。
実は昨年度も昇進の話がスミルノフにはあったのだが、現役パイロットにこだわりがあったスミルノフは昇進を辞退していた。
まあ、普通に考えて指揮官だの教官だの部隊長だのと肩書と部下やら配下やらを連れて実機に乗れるのは佐官までで、将官ともなれば原則として後方勤務となるのが普通だ。
原作劇場版のように将官(准将)がモビルスーツに乗って最前線に立つなど、本来は例外中の例外だ。
だが、オーブにも都合という物があり、能力も実績もあるのにいつまでも出世させないというのは軍隊的にはあまりよろしいものでは無い。
そこで軍部と相談して一計を案じたのがカガリで、軍隊ほど規律に縛られない”アロウズ”なら、『(人員が少ないことを理由に)モビルスーツ隊統括指揮官と教官職を兼任できる状況』を作り上げ、スミルノフと娘のピーリスを誘ったのだ。
そう、それならば昇進しても問題ないと。
という訳で、スミルノフは「将官となってもモビルスーツに乗れる状況」に納得し、娘共々勧誘を受けた。
しかし、本筋としては”アロウズ”に所属するモビルスーツ(モビルアーマーも含まれる)全機の統括官なので、必然的にデスクワークの比重が増えていくのは仕方がない。
同病相憐れむではないが、マネキンもスミルノフもいわゆる”アロウズ”という組織の幹部であり、前線で艦隊を率いたり、モビルスーツ隊を率いてたりして戦うのとは『別の戦い』をする必要があるということだ。
気がつくとソレスタルビーイングの幹部(?)になし崩しになってしまった友人、リーサ・クジョウが愁いを帯びた表情でマネキンにこう語った事がある。
『物事を動かすには、ヒト・モノ・カネ全てが揃ってないと難しいのよ。それについていっつも頭を悩ませるのがソレスタルビーイングよ。あなたもきっと現場じゃなくて”管理する側”に回ればわかるわ』
つまりは、マネキンもスミルノフもそういう立場に足を突っ込んだということなのだろう。
出世するというのは、それだけ面倒事や厄介事が回ってくるということなのだから。
☆☆☆
少しだけ話がずれるが、正規軍(オーブ国防軍)ではなく、
また敵対するのも敵国の正規軍という事も考えなければならない。
となれば、階級が無いと困るのは相手の方だ。
まず、数々の戦時条約というのは「階級を持った正規軍人」を対象とすることが大前提だ。
軍人なら階級があるのは当たり前、転じて階級が無いというのはそれだけで条約対象外の”便衣兵”と判断されてもおかしくない。
そもそも軍隊に階級があるのは、「複数の人間がいた場合、誰がどれだけ偉くて、どれだけ権限があるのか?」を示す分かりやすい目安だ。
戦場での命のやり取りで、権限のない人間に死んでこいとは誰も言われたくないだろう。
他にも色々と「階級が無いことでの弊害」はあるのだが……
結局、原作劇場版で「階級が無かったザフトに階級制度が導入された」というのが答えだろう。
階級が無いメリットよりデメリットの方が遥かに多い。
ぶっちゃけ、階級が無いと「軍人の自覚が育たない」というのが根本にあると思う。
軍人の自覚が希薄なら、軍規など遵守するはずもない。
例えば、先の大戦でザフトに頻発した敵兵への虐殺、脱走、指揮系統の崩壊は「軍人として意識の低さ」に起因するケースが多々見受けられる。
まあ、そもそもザフトはまともな軍の運営をしないと制御できない規模になってたのは事実であり、それが出来なかったからこそ「ならず者集団→国際テロ組織」という扱いになったのだろう。
終戦から1年半、流石に現状、旧ザラ派ザフト以外をテロ組織と表立って言う各国公的立場の人間はいなくなったが、それでも認識としては「自警組織の皮をかぶったならず者集団」という地球上の認識が改善してるようには見えない。
繰り返すが、それは「まともな階級すらない(=責任の所在をはっきりさせない)組織は、軍隊として認められない」という常識や価値観があるのだ。
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さて、何だか胃のあたりが落ち着きを失う大人たちの堅苦しい話はこのくらいにしておこう。
唐突ではあるが、皆様は……
フェルト・”グレイス”・
原作00では
・赤子の頃に両親と死別
・00の第一期で初恋の相手であるロックオン(ニール)が戦死
・劇場版では惹かれていた刹那が宇宙の彼方に……
と中々に薄幸で重い経験をした少女だ。
この世界線においては、”
ファミリーネームである”レゾナンス”を名乗ってることからも分かるように両親のルイード・レゾナンスとマレーネ・レゾナンス(旧姓:マレーネ・ブラディ)は共に健在。事情あって夫婦そろってガンダム・マイスターからはとっくに引退しているが、今も元気にソレスタルビーイングのサポート組織”フェレシュテ”を取り仕切っている。
ついでに言うと、この世界線だとソレスタルビーイングが公式(表向き)にはオーブの”太陽光発電公社”であるのと同様に、フェレシュテも堂々と看板を掲げている公式な外郭団体扱いだ。
まあ、ぎっちょん兄貴が所属する”カタロン”すらオーブ国営PMC扱いなので、そういう物なのだろう。
そして、フェルトはやがて自分の想いに気づいてしまう。
1年前に正式に職員としてソレスタルビーイングに加わり、ロックオン・ストラトス、いや”ニール・ディランディ”を見続けた結果……
「ニール、好きなの! もう止められないの……!」
その想いは、溢れ出した……
フェルトには是非、幸せになって欲しいものです(挨拶
原作で生き残ったのは良いけど、その分、この娘は別れを経験する機会がぁ~。
この告白、結果は次回にでも。
あとマネキンさんとスミルノフ、本人が望もうと望むまいとついに出世(管理や運営をする側=将官)ですw
特に荒熊、00原作だと大佐、この世界線でもどうやら現役モビルスーツ・パイロットでいたかったようですが……原則として”アロウズ”本部詰めの幹部×2ですw
まあ、司令官とモビルスーツ統括官ですからね。
次回もどうかよろしくお願いします。
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☆☆☆
結構、ご感想でいただいた「この世界線のアウラ」ですが、幼児ぼでぃーになった経緯も原作と違いますが、故に行動理念や思考も原作と違いそうです。
あと絶対に愛が重いw
”運命篇”の展開次第ですが、”自由篇”はかなり「意味」が変わってきそうです。
ただ、(まだ途中までのプロット確認すると)「(ファウンデーション陣営)勝率は原作よりさらに低いけど、生存率は高くなりそうだなぁ~」とw