SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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前話で予告していた、前作から続く伏線回収エピソード、その前編って感じです。
二日連続の1日2話アップとなりましたが、三連休の中日の昼間って時間ですが読んでくれる皆様がいると嬉しいなっと。






第58話 ラクス様も”親善音楽イベント”とやらに参加するようですよ? まあ、それとそろそろ(誰かさんの)年貢の納め時かな?と……【挿絵入り】

 

 

 

「ああ、そのプラント評議会主催の”()()()()()()()()なら、わたくしにも招待状が来てましたわね」

 

 

【挿絵表示】

「まあ、納得はできるな。かなり政治色の強いイベントだし」

 

 C.E.73年の8月に入ろうかという頃、カガリとラクスは自宅で寛ぎながらそんな話をしていた。

 自宅と言っても、オノゴロ島”アロウズ(ARROWS)”本部内にあるカガリとラクスのプライベート・スペース。間取り的には4LDKだろうか?

 まあ、”アロウズ”の活動開始と共にカガリは生活の場を移したらしく、ラクスもそれについてきた形だ。

 皆様もお気づきだろうが、この世界線のカガリ、割とワーカホリックのきらいがある。

 それはともかくカガリによると、

 

「デュランダル議長は例の『旧ザラ派への救済措置』のせいで、勢力によって温度差・対応差はあるが総じて地球全体と関係悪化しただろ? どうやら、それで他の評議員にもせっつかれたらしくてなぁ」

 

 当然と言えば当然だった。

 特に「損切りと割り切ってプラントの独立国化を承認した」旧プラント理事国の”大西洋連邦”と、「『国民として受け入れるに不適格なコーディネーターやハーフコーディネイターの受け入れ』をと引き換えに自治区から準国家復帰に関係改善」した”オーブ首長国”との比較的友好的な二国との関係悪化は、恐怖以外の何でもなかったのだ。

 少なくともこの二国によりボアズは陥落し、ヤキン・ドゥーエ、ジェネシスは完膚なきまで破壊されたのだ。

 「核兵器など使わなくとも、いつでもプラントを殲滅できる」……大西洋連邦もオーブもわざわざそれを吹聴するような国家ではないが、だがこれはプラント、そして大西洋連邦とオーブの国民が無意識で考えている事だった。

 

 その圧力を評議長とはいえデュランダルも無視することはできず、せめて両国との緊張緩和(デタント)政策”をとるしかなくなった。

 それが件の()()()()()()()()”だったという訳だ。

 ここまででも十分に政治的だが、デュランダルには更に意図するものがあった。

 未だにプラントにおいてラクス・クラインは絶大な人気を誇り、ラクスの配信が普通に観れるようになった今でも、いやそうなったからこそプラントへの帰還を望む者は少数では無かったのだ。

 

 加えて、”ミーア・キャンベル”という切り札もある。

 元テストパイロットでヤキン・ドゥーエ戦でオーブの捕虜になったがその時代、ラクス・クライン自らがプロデュースしてネットアイドルデビューを果たすという異色の経歴を彼女は、プラントに帰国、その後もプラント初のネットアイドルとして活動し、「ラクス・ロス症候群」に悩むプラント市民だけでなく新たなファン層を獲得し、こちらもまた(イザークの言葉を借りれば)熱狂的な人気がある」ようだ。

 

 ただ、ラクス・クラインのみをプラントに招待するのは、あまりに”()()()()()”。

 オーブも大西洋連邦も良い顔はしない……というより許可しないだろう。

 ならばということで、新進気鋭でただいま大規模に売り出し中のミュージック・ユニット”ファントムペイン”も招待したのだ。

 実はプラントでも西暦風に言うなら「正統派ロックバンド」の”ファントムペイン”は、その刺激的な音の”耳新しさ”もあり若者を中心にコアな人気を博していた。

 西暦時代の「20世紀のロック黄金期」の曲なんて知ってるプラント人(プランティアン)なんていないだろうから、そりゃあ新しい音にも聞こえるだろう。

 また調査の結果、バックに居るのはアズラエル財閥の系列である文化財団だったが、《b》『音楽活動に熱心すぎる』という理由から政治的問題はないという判断だった。

 

「まあ、表向きは”緊張緩和(デタント)”事業。実際には露骨な議会対策と民衆の人気取り。ぶっちゃけプラントの国内政策の一環だ……行くのか?」

 

「もっちろんですわ♪ せっかくのお誘いですもの。それに久しぶりにミーアさんの顔も見たいですし♡」

 

「まあ、お前が行きたいのなら止めはしないが……ちゃんと戻ってこい」

 

「はい♡」

 

 嬉しそうに微笑むラクスだったが、

 

「もっともその前には、わたくしには”片づけなければならない案件”があるのですが」

 

「それもそうだな」

 

 カガリはそう苦笑しながら、

 

「あ~、その、行くのか?」

 

 セリフは同じような物なのに明らかにさっきとトーンが違うカガリである。

 

「うふふふふふふ……もちろんですわ♪」

 

 こっちもさっきと様子が……

 流石にこのラクスの空気はまずいと思ったのかカガリは、

 

「あーところでラクス、今日はまた随分と可愛い格好をしてるな?」

 

 

【挿絵表示】

「気付いてくださって嬉しいですわ♡ 今日はせっかく2人そろっての休日、カガリを誘惑したい気分でしたの♡」

 

「大丈夫だ。差し詰め、”こうかはばつぐんだ”だな。ラクス、来い」

 

「♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ユニウス条約に前後して、大西洋連邦などの承認により、かねてより”実効支配地”だったニューギニア島東部が正式にオーブ首長国領土へと編入された。

 元々、原作のソロモン諸島だけでなくビスマルク諸島も領土としていたオーブ首長国は、これによって「旧パプアニューギニア全域を国土」とする事になったのだった。

 実は単純な国土面積ではかつての日本国を超えていたりするのだが……だが、オーブは元々は人口3000万人ほどの国家だ。

 正直、(かつての日本の反省から)食料自給率100%を目指したいオーブは農地開発を積極的に行いたいとこだったが、人口学的リソースが足りなかった。

 地球とプラントの戦争に巻き込まれたので、余計にそうなった。

 だが、戦争は悪い事ばかりではなかった。

 故郷を追われたコーディネイターやハーフコーディネイターが、安住の地を求めてオーブへと亡命してきたのだ。

 無論、ナチュラルとコーディネイター、ハーフコーディネイターの共存共栄を国是とするオーブでは、「国民として受け入れることはできない層」もかなりの数が出たが……「国民となる資質があり受け入れられた」多くの人々は、慢性的な人材不足に陥っていたニューギニア島東部の農地開拓民として生活の場を与えられることとなった。

 そして、そんな開拓村の一つに、

 

 

【挿絵表示】

「この村ですのね?」

 

「ああ。情報ではそうなってるな」

 

 ラクス・クラインがカガリ・ユラ・アスハを連れて訪れていた。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「なんでも雑貨屋の店主と開拓村村長を兼任してるらしいな。小さなコミュニティでも、自然と”長”になるのは流石と言えるか」

 

「まあ、”腐っても鯛”という物かもしれませんわね」

 

 とてくてく田舎道を手をつないで歩く2人。

 まあ、もちろんこの村に来るまでは航空機(もしかしてモビルスーツかも)と車を乗り継いでやってきたが、せっかくの二人きりなのでデート気分を味わおうということらしい。

 まあ、カガリはともかくラクスの表情はどう考えてもデートのそれでは無かったが。

 そして、しばらく歩いていると……

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

「多分、このお店ですわよね?」

 

 まあ、如何にも田舎の雑貨屋らしいクラシカルな木造建築の店構えだ。造りはしっかりしているようだが。

 

「……入るか?」

 

「ええ。その為にここまで来たのですもの」

 

 果たして普段から忙しいはずの二人は、休日まで使って何をしにこの何の変哲もない開拓村へと来たのだろうか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で、伏線回収&カガリとのデートを兼ねたお出かけイベントが始まりました(挨拶

まあ、そのオチは次回に譲るとして……
うん。前話の”ファントムペイン”に続き、ラクスも”親善音楽イベント”に参加を表明。
無論、ラクスと縁が深いミーアも参加予定でしょうから……役者が揃ってまいりましたw

まあ、ソレスタルビーイングの代表と”アロウズ”の長官兼任してるカガリが、まさかホイホイ本国を離れる訳にはいかないので、代わりにラクスが……という感じの原作再現(代打)イベントになりそうな予感ですが、ラクスとミーアとファントムペインって組み合わせで果たしてまともにイベントは起きるのか?
作中時間で2か月先ですが絶対、原作通りにはいかない自信がありますw

さて、次回はこのエピソードの続きとなりますが、果たして鬼が出るか蛇が出るか……

次回もどうかよろしくお願いします。
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