SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について 作:種再燃祭
基本、サブタイ通りにキラとシンだけのメカニカル系ほのぼの(?)なお話ですw
「んー……やっぱり演算リソースの再分配やった方がいいかな? でも兵装バランス考えると、こっちの方が整合性は取れてるんだよなぁ……」
『キラさん、そういえばずっと聞きたかったんですけど、なんで”GNファング”と”GNシールドビット”を同時搭載しているんですか? どっちも遠隔操作兵器ですよね?』
C.E.73年8月某日、キラ・ヤマトの新たな愛機”GNジャスティス・
「ん? ああ、単純に僕が実戦使って比較したかったんだよ。ほら、”GNシールドビット”と”GNファング”って遠隔操作兵装っていうのは同じだけど、機能がかなり違うから。でも同時搭載した機体って無かったから、自分で作ろうかなって」
GNシールドビットは、ビームガン機能もあるので遠隔操作放題としても使えるが、その本質は機動盾でありまた4基を円環状にビーム兵器の砲口に配して簡易式ビーム増幅を行う”アサルトモード”を備えたかなり多機能な遠隔操作兵装だ。
GNファングは、ビームガンとビームブレード発生器を搭載し、遠隔操作の射撃武器としても刺突武器としても使える純粋な攻撃兵器である。
実は二種類の性質の異なる遠隔操作兵器を併載するというのは、後の”リボンズ専用機”を作成する際に非常に役に立つことになる。
『二種類の性質の異なる遠隔操作兵器を扱うってできるんですか?』
「う~ん……同時に使おうと思ったら、”
”GNジャスティス・エイトブレイズ”の操縦系は”テスタメント・マッシモ”と同じく『デュアルモード・クォンタム・サイコフレーム』、『”
非覚醒状態(通常状態)では軍用高度体内ナノマシン処理だけ(ナノマシン適性によりけりだが)で対応できる脳量子波を介在したイメージフィードバック式の双方向情報伝達ができる、サブコントロールシステムの”Q-IFS”で稼働し、SEED状態になった場合……というかその状態の脳量子波強度でないと起動しないフルコントロール・システムの発展型クォンタム・サイコフレームに切り替わるという仕様になっている。
脳量子波媒介のインタラクティブイメージフィードバックシステムという意味では、Q-IFSは所詮「パイロットの操縦をサポートするサブシステム」に過ぎず、パイロットのイメージをダイレクトに機体操縦に反映させ、比喩でなく「自分の肉体のように期待を操れる」クォンタム・サイコフレームとは大きなイメージフィードバックの情報量と精度に差が出る。
それでも学習型量子コンピューターやサポートAIの進化でQ-IFSだけでもかなりの事ができるようにはなっているのだが。
「ある程度の火器管制はAIコントロールによる自動化を進めてるけど、『全兵装を並行して十全に使う』っていうのは正直、僕でもSEED状態にならないと厳しいよ。だから通常戦闘では適切に使う武器をスイッチングして戦闘するってパターンになると思う」
いや、むしろ”覚醒”すればあれだけの種類の搭載兵装をフルで使えるキラが人外過ぎる気がするが……
ちなみにキラ、サポートシステムとしてロックオンにとっての”ハロ”のようなペットロボットを乗せる事もチラッと考えていた。
(”トリィ”にその機能、入れてみるかな?)
ちなみにこの世界線の”トリィ”、アスラン制作の初代(かつて選別に渡した)は既に耐用年数が過ぎてしまった為に、アスランがオーブに滞在(?)していた頃に作り直されていて、機能拡張やら何やらを考えてデザインは同じながら一回大きくなっているようだ。
まあ、アスランはなんのかんの1年以上オーブに居たのだからいい暇つぶしになったに違いない。
「ぶっちゃけちゃうと、遠隔操作兵器とかは確実にラクスの方が上手いと思うんだよね。もしかしたら遠距離射撃とかも。何しろ”脳量子波を音として感受・認識する”って
『それ何度聞いても感覚的に理解できないんですよね~。『戦場を音ゲーに変える』って言われても頭が理解を拒否してるっていうか』
「シン、安心してよ。僕も本質的には理解してないから」
『えっ!? それって大丈夫なんですか……?』
通信機越しのシンは驚いているようだが、
「ラクスの機体のコントロールシステムに関しては僕の担当じゃないから特に問題はないよ」
一見投げやりに聞こえなくもないが、その特異性ゆえにほぼラクス専用装備となっている”クォンタム・MIDI(Melodious Interactive Direction Interface)フレーム”はキラの言う通り、脳量子波技術をほぼ独占しているイノベイドの専門部門が研究開発製造を行うので噓ではないのだ。
「例え完成しなくても、最悪カガリの機体を複座にすれば満足すると思うし……そうなったら弟としては思うところはあるけれど」
『あー、それは分かる気がします。俺もマユが彼氏とバイクタンデム乗りしていたら、反対はしないけど微妙な気分になりそうです』
「姉と妹の差はあれど、シンはやっぱり僕の理解者だよね♪」
何やらニッコリのキラである。可愛い後輩が出来て嬉しくて仕方ない、あるいは仲の良い弟でもできたような感覚なのかもしれない。
『そういってもらえると嬉しいっすよ。ところでキラさん、それだけ武装積んでGN粒子の消費とか大丈夫なんですか? ”GNZ”や”アルケー”と違って”GNジャスティス・エイトブレイズ”って、GN-Tの搭載2基だけですよね?』
少し心配そうに聞いてくるシン。彼も素人ではないということであろう。
「ん? 計算上は大丈夫なはずだよ。一番、GN粒子を使うメガランチャーとかみたいな粒子大量放出系の武器、積んでないしね。一応、その系譜のGNキャノンⅡシンプライズもGNZやアルケーの半分の2門しか積んでないから。それに装甲自体がGN粒子のコンフォーマルタンクみたいなものでバックパック、”リフター”ににも結構な量のGNキャパシタ入ってるからね」
『そういえば、そういう機体でしたっけ』
「そうだよ。実は瞬間最大投射火力って意味では、”GNジャスティス・エイトブレイズ”は高くはないんだ。威力が一番威力があるのは”GNバスター・ガンソード”のビームブレード延伸時とかだし。むしろ実戦なら、火力より手数の多さ・手管の多さで勝負するタイプの機体だよ」
量産型などに比べるなら当然として、普通に考えても十分に射撃武器の火力も高いが……キラ的にはそういうことになるらしい。
『確かに火力で何もかも薙ぎ倒すって感じじゃないですね~。そういうのはヒリングさんの専売特許だし』
「だねぇ。僕が個人カスタム担当しておいてなんだけど、”
ヒリング個人の望みをかなえて組み上げた結果だが、キラは思わず苦笑してしまう。
『そういえばキラさん機体、ドラグーンとかは試験搭載しないんですか? アレも遠隔操作兵器だし』
シンの疑問はもっともと言えばもっともな物だ。
同時に使うことはないにしてもGN系だけでなく、量子通信インターフェース・コントロール式の同ジャンルなのだが、
「アレって元々がオーブの技術じゃないからなのか、まだ小型化がイマイチなんだよ。”現物”を入手したしモルゲンレーテ社が中心となって技術慣熟が動いてるけど、少なくとも他の遠隔操作兵器と併載するのにはまだ向いてないかな? ホントは試しに乗っけて比較したかったんだけど、コントロール系がシールドビットやファングと全く別だから、搭載スペースが確保できなかったんだよ。それに基本的に宇宙空間でしか遠隔攻撃できないような武器なら無理して乗せる必要もないかって思ったし」
本音がダダ洩れのキラである。
実際、同じGN粒子をチャージして飛ばすシールドビットとファングは脳量子波コントロール系を共有できるが、ドラグーンは別系統の量子波送受信機が必要であり、特に送信側の小型化が現状では難しい上にシステムとしてかなり電力を食う。更なる技術的ブレイクスルーが望まれる所だ。
ただ、進歩している部分もあり、先の大戦中は『特殊な空間認識能力が必要』とされていたが、現在は『半自動制御の導入により、使用条件が緩和された』第二世代ドラグーンと呼ぶべき物の開発が各国の主流になっていた。
せっかくなのでGN系のシールドビットやファング、ドラグーンの特質の違いを軽くまとめておきたい。
シールドビットやファングは使用用途が異なるだけで、基本的にはGN粒子をチャージして使う武器であり、GN粒子の慣性質量低減効果もあって、大気圏内の1G重力下でも使用可能だ。
逆にドラグーンは電力がメインで無重力や極小重力、基本的には遠隔操作兵器としては宇宙空間での仕様が前提となる。
そうすると大気圏内で使えるのGN系の方が、少なくとも現状では圧倒的に優れてるように思えるかもしれないが、実は宇宙空間で使用する場合は”間合い”にかなり差があるのだ。
はっきり言えば、シールドビットは本来の役割は機動盾で機体周辺から近距離に展開するものであり、ファングはオールレンジ攻撃を用いて相手を翻弄する攪乱戦術こそが王道の使い方で近~中距離メインの武装。
GN系は遠距離は長射程射撃武器の担当という考え方が主流だ。
そしてこのGN系遠隔操作兵器より明らかに有効誘導距離が長く、「1対多数の撃ち合い」を想定している、あるいは「より遠隔操作”機動砲”」という意味合いが強いのがドラグーンだった。
このような仕様の違いは、おそらく想定される戦術と開発背景の差であると思われる。
まあ、原作ならともかく『
『”現物”? ああ、《b》”プロヴィデンス”ですか。そういえば、アレって修復されて、今、ジャンク屋のラウム・クルゼーロさんの個人所有扱いになってるんですよね?』
「そうだよ。登記上はそうなってる筈……ってシン、よく知ってたね?」
”ラウム・クルゼーロ自身はパイロットの間では割と有名人(シン談)”なのでシンが知っていても不思議ではないが、その所有機体まで知ってるのは意外だった。
キラが知っていたのは、彼が元々はモルゲンレーテ社の社員(技術者)であり、ドラグーン研究部署ではなかったがモビルスーツ開発部門にいたから知っているのは当然だった。
一応、今も『モルゲンレーテ社から”アロウズ”へ出向』という形になっているが、最近のキラの動向を見ていると『本人気づかぬ間にヘッドハンティングされてソレスタルビーイングに移籍』になっていてもおかしくない。
いや、リボンズの態度を見る限り、もしや水面下で……
『たまたまなんですけど、本人から聞いたんですよ。キラさん、Cafe”
「うん、知ってるよ。銀髪の美人さんが店長さんやってるカフェだよね? マユちゃんに紹介されて、先日マリューさんと行ってきたんだ」
『そこのオーナーがラウムさんなんですよ。店長のエミリアさんはラウムさんの奥さんです』
「えっ? そうなんだ?」
『俺がマユと行ったときにたまたま居たんですよ。ナチュラルなのに扱いづらいったらありゃしねぇザフト機を無改造で乗り回してたなんて凄いっすよね』
「そうだね。いくらムウさんでも無改造のザフト機は厳しいかも」
『そういえばキラさん、戦時中はあの”エンデュミオンの鷹”と共闘したりしてたんでしたっけ?』
「まあね。あっ、でもシンがもしムウさんに会うことがあったら、その二つ名では呼ばないであげてね? 本人、どうも気に入ってないみたいだから」
『
「あっ、そういえばシンは”ドラグーン・ストライカー”とかは使わないの? アレって結局、核動力機専用のストライカーパックになるみたいだし、近々”テスタメント・マッシモ”にもテスト依頼が来るかもよ?」
※”ドラグーン・ストライカー”とは?
ソシャゲ『SDガンダム GGENERATION ETERNAL』の追加シナリオ『機動戦士ガンダムSEED Recollection』に登場する、3基のドラグーン・ユニットとコントロールシステムからなるストライカーパック。
正式名称は、”P208QX ドラグーンストライカー”
ゲーム中では非核動力のGAT-X105系の機体に装着されるが、システムの膨大な電力消費の為に外付けバッテリーパックを16個も連結して使う羽目になる。ぶっちゃけ同じ方式のマルチプルアサルトストライカーよりずっと燃費が悪い。おそらくGAT-X105の倍以上のバッテリー容量を誇り標準で無線受電能力を持つ”ティエレン・ストライク・タオツー”でも運用は難しいくらい燃費が悪い。
なのでこの世界線では、バッテリーパック数珠繋ぎは現実的ではないと判断され”核動力機専用ストライカーパック”として再設計された。
電力確保を無視してよくなり設計の自由度が増したため、原作“シラヌイ”ユニットに採用されていた「M531R 誘導機動ビーム砲塔システム」からコストが高すぎるヤタノカガミ・コーティングを排し、その分、コントロール系がアップデートし使用者制限のハードルがぐんと下がった
また素材その物は”テスタメント・マッシモ”と同じ構成の”MTVPS装甲”の為、ヤタノカガミ・コーティングが無くとも特に防御力に劣るということはないようだ。
『依頼が来るなら当然、受けることになるでしょうけど……あんまり俺と相性の良い装備とは思えないんですよね』
そんな感じでぼやくシンに、
「そんなことないと思うよ? シンの反射神経は凄いし、何より直感というか……”原初の動物的感覚”がとても秀でてるように思うんだ。『思考速度を遥かに凌駕する脊椎反射』ってもうそれだけで立派な武器だよ」
流石は仲の良い先輩にして直属の上司、尚且つ
シンの特性をよく理解していた。
『そんなもんですか?』
「そんなもんだよ。それにシン、忘れてるかもしれないけど”マイダスメッサ―Ⅱ”ビームブーメランも簡易式だけどコントロールはドラグーン型だよ?」
まあ、高度な攻撃は無理だが、基本的な制御原理は確かにドラグーンから派生し制御ユニット自体をかなりコンパクトにした近似種だ。
「シンはあれの扱い巧いから、きっとコツをつかめばどうにかしてしまうと思うな」
『へへっ! キラさんにそう言われると、ちょっと自信持っちゃいますよ!』
「自信持ちなよ。シンは自分で気づいてないだけで、かなり凄い”器”があるんだから」
キラ・ヤマト、何気に長所を見つけるのが上手く、褒めて伸ばすタイプの上官だった。
☆☆☆
そしていよいよ……
「よしっ! 起動成功! オールシステム、コンディション・グリーンと。じゃあシン、試運転の随伴よろしく♪」
やっぱり自分で組み上げた自分専用の機体がちゃんと動くのは、キラでもはしゃぐらしい。
『アイアイサー!』
打てば響くような快活な声で返すシン。
今日もキラとシンの息はぴったりのようである。
という訳で、近々シンの”テスタメント・マッシモ”にドラグーン・ストライカーがオプションとして追加される可能性が出てきたり、トリィが魔改造される可能性が出てきたりする話でした(挨拶
いや、実際にそんな大した話ではなく、劇場版の「キラ隊長が好きすぎるわんこなシン」を繰り返し見る内に、、「精神が(大事な者を失ってないので)不動の安定モードのキラシン」を書いてみたくなったんですが、それだけだと面白くないので「今後に”必要な要素や情報”」を散りばめてみた感じです。
そうしたら、キラが「弟がいたらこんな感じなのかな?」とか思っていそうな展開になったりでw
あと想像なんですが、DestinyとFREEDOMのキラがこんな感じだったら、益々シンが懐くのではないかと。
シンって、自分が兄気質が強くて実際に兄だから「頼りになる兄貴」というより「優しいお兄さん」に無意識に憧れがありそうな?
キラはなんか平和な時代だったら「近所の」優しいお兄さん」って表現がしっくりきそうだしw
あと長所を見つけるのが得意で、褒めて伸ばすタイプの上司(上官?)にしました。
兵器の話をしてるはずなのに、何故か妙に暢気な空気にw
さて、次回もまたシンの成長エピソードを入れてみようかな~と。
次回もどうかよろしくお願いします。
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