クソデカ感情持ちの旧支配者っぽい奴しか来ねぇんだけど!?   作:Orpheus@失踪主

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おお、1話でこんなにも深淵に魅入られた者達が。ああ、ゴズム、或いはゴスム。我らに瞳を与え給えよ。嗚呼、向日葵の美しき君。早く、早く引き給え。上位者を見に宿してはくれないか。
(訳:なんで知らぬ間に赤評価なんですかね、地底人になりますよ?そういえば、フォーリナーピックアップ来ましたが…引いたよね♡引いたよな(豹変))


継ぎ接ぎだらけの主従関係と人類の最後の後輩(マスター)

 

暗転した世界の中、幾つの蒼星が輝く空の静寂。ゴウゴウと燃え尽きぬ冬木の街、その外れ、木々が生い茂る山の中で2人の人影が動いていた。

1人は黒いロングコートを身に纏い、もう1人の少女に連れられるように動く青年。そして向日葵のような武器を持ち、目の前に映る骸骨を蹴散らす少女がそこにいた。

 

「マスター様、大丈夫ですか?」

 

「うん、大丈夫。ありがとうねゴッホ」

 

「えへへっ…感謝されて恐悦至極…こんな素晴らしい日はないですね…へへへ…」

 

少女の名は「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」。オランダの画家にして鮮烈な色彩と力強い線を多用したことから「炎の画家」の異名を持つ()()であった。

なのに、何故か少女になってしまったサーヴァント。

俺は考えた、フォーリナーと言うクラスで召喚されたのか、まあ邪神さま(旧支配者)関連、それも、花の匂いだ。一人称ワシのあの人が関連しているんだろうと推測した。虚空の中で、考えているとニコニコとゴッホが覗いていた。

 

「ねえ、ゴッホちゃんそういえば何だけどさ」

 

「はい?ゴッホの事なら何なりと…」

 

『「俺達会ったことある?」』

 

はっ!?、唐突だった。銀の鍵が俺の主導権を握り、口から意味がわからない事を口走ったのだ。召喚する時もそうだが、最近干渉がすごい多くなった気がする。しかし、この先の事を聞こうと思ったのだが…どういう事なのだろうか。

 

「…会ったことが…あるですか…?」

 

「あ、ごめん!今のはn「ありますよ」…え?」

 

「はい、ゴッホ…いいえ『わたし』或いは『僕』はマスター様に会ったことがあります。昔、昔の事ですが…」

 

「へ?」

 

腑抜けた声が出た。『僕』?『わたし』?

 

「昔々の事です、ゴッホが書いた絵を買ってくれた一人の青年がいました。その人はわたしに封筒一杯のお金を渡してきて向日葵を描いた事があります。1つは青年に、1つはゴッホが。双対になるよう描きました。美しい貴方様に似合う絵を。ゴッホは当時一目惚れしてしまいました、美しいその人を、自分の絵を真っ向から見つめて綺麗だと褒めてくださったあの人を。『僕』は日の当たる場所で生きたいと思っていました。画家として今のゴッホを見つめてほしい。いいえ、生きている内に私の絵を評価してほしい。そんなゴッホの1歩を一緒に踏み出してくれた。わたしの心はその一心に揺れ動いてた…。えへへ…あの時の事は鮮明に覚えています。名の知らない青年、聞きそびれた向日葵の絵を買ってくれた美しい青年。あ……、す、すみません、気持ち悪いですよね。マスター様とは関係ないのに勝手にマスター様と断定して…へへへ…えへへ…でも、『僕』の心が、ゴッホの身体が、否定をしているんです…あの青年はマスター様だと、ソレ以外に無いと否定しているんです…だけどゴッホは言えます!マスター様と会ったことがあると……えへへっ、気持ち悪いですよね……マスター様は知らないのに……ひ、ひひっ……」

 

ゴッホちゃんはまるで人格が切り替わるように1人で何人もの人物を演じるかの如く、早口でその想いを(つづ)った。

ちなみに俺は半分しか分からなかったが、俺に似てる人……?

 

「お、おう…でも俺に似てるのか……もしかしたらその人が俺の先代とかなのかも知れないな」

 

「ゴッホもわかりませんが……何かマスター様の近くに居るとすごくポカポカしますから、きっとそうなのかもしれません……?」

 

俺の先代……、いや、俺に先代なんか居ないんだよな。関連あるとすれば、観測者さん(ニャルラトなんたら)とかじゃないか?でも俺に似てる人なのか…と言われると推測はできない。模倣されたもう1人(ドッペルゲンガー)……っては訳では無いな。

ゴッホが活動していた時期は俺が産み落とされる前の事、なんかむず痒い。ゴッホが言う俺に似た人が気になり過ぎて掻きむしりたくなる。

 

「……考えていても仕方ない、とりあえず安全な所まで行こう。そしたらこの燃えてる理由が分かるかもしれない」

 

何故か燃えていたけど原型を留めていた我が家から持ってきた黒いロングコートをなびかせて、歩き始める。1歩。

 

【避けろ】

 

(ッツ!?)

 

どこから聞いたことあるような声が頭に響くと目元数cmに何かが飛んでくる。その瞬間、落ち行く雨がゆったりになる。ゆったりと、身体が後ろに剃る。髪を、頬の肌を掠めて行く。その目の前に映ったそれはナイフなどの投擲武器では無く、何処か黒い(もや)包まれた鋭そうな()だった。

 

「マスター様!!」

 

「へ?」

 

反射的に叫んだ声に呼応するかの如く、ゴッホは手元に生み出した絵の具をぶち撒けた。青、黄色、白の絵の具が混ざりに混ざり、その絵の具は、空中に描かれ、雨を吸い尽くす。一つ一つ色が伝染して行くその色は、マスターである青年を庇うように、護るように、ドーム状に展開し盾となった。ザクザクと何本も突き刺さる()の音が聞こえてくる。

 

「マスター様!!大丈夫ですか!?」

 

ゆったりとした時間が終わり、自由落下する様に尻もちを着くとそれを心配したゴッホはすぐさまマスターである俺の状態を確認するべく近づく。展開された絵の具は遮蔽物となり、身の確認をする。切られたであろう頬を確認して、コートの中に入ってたハンカチで滴り落ちる血を拭う。

 

【来ます、お気を付けを】

 

「ゴッホ、ここは下がろう。なんか狙ってる」

 

声と共に無意識下の中でネクロノミコンを開き、その声の通りに身構える。ああ、この声は。間違いない観測者さんの声だ。警告と焦燥、命が奪われそうになるその感覚が呼吸を荒くする。元々は俺は怖いものが嫌いだった。だけど、旧支配者達のおかげか狂気(SAN値)に取り込まれず、心霊的な恐怖は消えたがやはり腐っても人間。死に直面すると焦る、焦る。『何故?』当たり前だ、俺は「人間」だから。「死」を知らない人間だったから。

 

「ゴッホ……?ゴッホ聞いt……ッ!?」

 

その焦りか、ゴッホから立ち昇る黒いモヤを気づかなかった。呼吸を整えたあと、聴こえる。ゴゴゴッと言うような擬音が聞こえてきそうなほど、増悪のような物が彼女の後ろにあらわれていた。

目のハイライトは消え失せ、手に持っている向日葵の様な形をした電動ノコギリ?草刈り機?の様な見た目の武器『ゴッホカッター』はギャリギャリと地面に擦り合わせ、怒りが伝わってきた。

 

「ゴッホ…?」

 

「_______だめじゃないですか、()()()のマスター様に傷をつけるなんて」

 

クラス:フォーリナー、漢字で書けば、『降臨者』。宇宙の真理、追放された者達が送り込んできた不景なる存在(サーヴァント)。「本来あるべき形から、邪神によって存在を歪められたことのある者」達だ。その中でもゴッホと言うサーヴァントは異質な存在である。何故か?答えは簡単だ、『その身に旧支配者(ヤツら)を身に宿す事ができる』。「(絆レベル10)」と言う狂気に満たされた彼女は(つの)っていた。

 

「マスター様、このゴッホに宝具の使用許可を…あっ、あ、ごめんなさい!ごめんなさい!マスター様を守らないといけないのに…えへへっ…ああ、いけないいけない。ゴッホ、ダメだよ。僕はマスターを守らないといけないんだ。だから焦っちゃダメ。駄目だよ、紛い物のわたしがマスター様の許可なく使うなんでいけないんだよ?でも、でも、マスター様に傷が……ッ!?」

 

狂乱に近いのだろうか、彼女の宝具には今言った能力を備えている。そんな事を自分自身の意思でやろうとしていた、無意識に。言葉に乗せて口から放たれていた。その事が今、ゴッホの中の葛藤になっていた。マスターである俺を傷付けられた事、自分が出しゃばってしまった事に凄い葛藤、思いが募っていたのであろう。

人格がコロコロと変わり一人一人のゴッホが言葉の中で暴れている。そんな彼女の頬に手を当てて、目と目を向き合う、黄色く向日葵の花弁が咲き誇るような黒いゴッホの目を見据えた。

 

「…ゴッホ、君が俺の事を心配してくれているのはわかる。ありがとう。だけど今ここで前に出るのは流石に愚策だ……下がるよ」

 

「っつ!!////ゴッホはマスター様がそう仰るのなら、従いましょう。ではお手を拝借して……えへへっ、暖かいですね……では!行きますよ!」

 

頬に触れていた手を繋いでゴッホは一度片手で絵の具を手に取り、俺たちを覆うと、いつの間にか炎上している都市の中へと戻っていた。これがフォーリナーの力ってやつか……ん?良く考えたら、確かここって特異点だよな……旧支配者の力と言うのだろうかレイシフトと同じ要領なのだろうそれで俺も転移して来た。しかも俺の家ごと燃えてるけど()

 

「ありがとう。ゴッホ」

 

「えへへっ…マスター様の身に何かあったら大変ですからね」

 

(しかし……何か引っかかる。転生して、学校生活を送って来た…そして今思ったんだ。前世の記憶が薄いのか。なんで記憶の汚濁が発生してるんだろうか)

 

分からない。分からないが、今はやる事が見えなかった。記憶を探ろうにもその記憶自体が消えている、あるいは、記憶が汚れているのだろうか……この世界での活動理由が少ないくとも無い状態へと至っていた。

そんな事を思いつつ、ネクロノミコンを開き、治癒の魔法とかあったかなーと思いつつページを捲る。

お、あった。

 

『「【癒し】…」』

 

一度呪文を唱えると、光が溢れ出す。少しヒリヒリと感じた肌の感覚が消え去り、触ってみると何も無い。血も付着していなかったので多分治ったらしい。

 

「んー、どうするかねぇ…ん?」

 

退避するために作り出したであろう絵が雨と共に流れて行く。様々な色で塗られた絵は雨を伝って土の中へ、瓦礫の隙間へと消えていった。

その流れを眺めて行くと___。

 

「ゴッホ」

 

目を見開いた。その異様なる物を見た瞬間、記憶の汚濁がひとつ消えた。唐突に轟音が鳴り響いたのだ。そして地を揺らし、1つの存在が俺の目を引いたのだ。

 

「はい、マスター様……?」

 

キョロキョロと周りの様子を見ていたゴッホに声をかけて、目に見えた巨人のような何かを指を指す。その巨人のような何かは踏み潰す様な動作をしている。燃えたそれは正しくサーヴァントの宝具なのであろう。

 

「もしかして……っ!ゴッホ、あそこまで行こう!」

 

「あ、待ってください!!また怪我をされてはゴッホが困るので……あっ、でもお手手が…えへへっ、ヒッヒヒヒ……」

 

ゴッホの手を引き駆け出した。

間違いない。間違いないんだ、アレは、アレは()()()()()()。記憶が、謎に消えている記憶が、汚濁にまみれた記憶を元に身体が動く。反射神経で動いた。燃え尽くし、踏み潰すその巨人の姿。目線の近く。10mを超えるのだろうか、そんな大きなビルのような燃える巨人の様な物の近くへと走り出す。

 

もう近くだ。瓦礫の山を走り抜ける。ゴッホの手を借りつつ、少し少しづつ進み行くと。

そこには黒い霧のようなサーヴァント2体と白い服を着た少女と盾を振り回すサーヴァント、そしてフードを被ったサーヴァントが見えた。

 

「ゴッh【我が主人よ。無闇に眷属の名を出すのは無謀です。ここはフォーリナーとして声をかけるべきかと】……ありがとう観測者さん、大丈夫。あの人達はきっと話が通じると思うから。一応フードは被っておくよ。ゴッホ!盾を持ってる子のカバーを頼めるかい?」

 

「ええ!マスター様の命令通りに頑張りますよ!敵をバッタバッタと倒します!えへへ、マスター様の為なら何なりと。ああ、でも……あの子はマスター様の目の毒になってしまう……排除するべきでしょうか……えへへ……」

 

なんか物騒な事を言いながら山の上からゴッホが先陣を切った。ゴッホカッターがギャリギャリと音を立てながら前に走ると、後ろでネクロノミコンを開き、声を発する。

 

「さて、俺も手伝うとしょう……教えて。銀の鍵ッ!!」

 

問うは首元にぶら下がっていたひとつの文字が書かれた銀の鍵。応えるは1つの上位的存在が問に応えてくれる。

 

『我が子よ、可愛らしい我が子よ。汝に崩壊の呪文を。禁忌なる本を贄に。人理の英雄を救いたまへ』

 

『「破壊(みじめなる悲惨な苦痛)ッツ!!*1」』

 

黒い靄のような塊が黒い霧のようなサーヴァントへ追尾する。1人には当たった様だが、もう1人、すばしっこいサーヴァントには効かなかったようだ。仕方あるまいので、ゴッホの後ろを着いていくように追いかける。

 

『サーヴァントと……もう1人は人!?』

 

「ッ!?マシュ、キャスニキ!!」

 

「ああ!待ってっ!敵じゃないよー!……よっと!大丈夫ですか?」

 

瓦礫から飛び降り、近くに駆け寄ると、青いフードを被ったサーヴァントがマスターであろう少女と女の人を護るように前に出る。その後ろを盾の少女が守った。少女の(アホ毛)は見えるが顔は見えない。ふむ、隠すのは当たり前か。もう一人は…何か見たことあるな…。所でどこからとも無く変な声が聞こえたが……気の所為だろうか?

 

「お前何もんだ……?少なくともここでお前のようなサーヴァントは見た事もない上に謎のマスターと来た、しかも嫌な匂いが両方から漂ってきやがる……」

 

杖を構えて、1つ何時でも魔法を展開できるようにしているのだろう。うむ、さすが英雄。そこは戦士たるもの、確認は必須である。しかし……嫌な匂い……ゴッホの絵の具の匂いだろうか?

 

「それは俺も聞きたいよ……、でもそれはそうとあの黒い霧の奴を倒すんでしょ?話は後だ、手伝うから一緒に倒そう。頼むゴッホ!!」

 

警戒心を解くためにゴッホに指示を出す。念の為、いつの間にかポケットの中に入っていたゴッホの絵の具を手に持ちながらね。

 

ゴッホに最短で麻痺(スタン)した黒い霧の様なサーヴァントに斬り掛かる様に命令する。旧支配者が編み出した術だ。サーヴァントと言えども苦しそうに悶えている。

 

「うへへっ……マスター様に最高の絵を。行きますよ〜!ゴッホカッターっツ!!」

 

ギャリギャリと音を立て、振り下ろす向日葵の様な形をした鈍器、動けず、悲鳴が聞こえぬまま靄となりて消えていく。まずは一人。無慈悲にかけられた鈍器により塵となったシャドウサーヴァントを横目に、指令を出しながらマスターであろう少女の近くにいた女の人が声をかけてきた。

 

「ねぇ貴方、貴方はこの世界のマスターなの?」

 

「いいや、俺はこの世界のマスターじゃないよ。どっちかと言うと……()()()()()()と言った方がいいかな?いつの間にかここに居て、森の方に進んだら変なのが矢を撃ってくるもんだから下がって探索してた所にあなた達を見つけたんだ」

 

目の前にいる避けた……暗殺者(アサシン)のサーヴァントであろうか。黒い靄に覆われた存在を見据えながら受け答えをする。彼女たちを守るように前へと進み、覚悟を決めた。

 

「なるほどね……ってそんな訳ないでしょ!?所であのサーヴァントは!?」

 

「ん?ゴッホ。画家さんだよ」

 

『って、真名明かしてもいいのかい!?てか、ゴッホ……ゴッホ!?あの19世紀ヨーロッパで活躍したオランダ出身の画家かい!?でも、なんか性別が違う気が……』

 

また何処からか声が聞こえてくる……なんだ。通信のようなものだろうか?

 

「これで少しは信用してくれるといいけどな…っと、まだ居たか……」

 

警戒を解かずに今目の前に映る敵を直視する。燃え盛る火の粉と、影の粒子が空へと混ざるその存在に目を通して。逃がさぬ様に見開いた。

すると、巨大な盾を持った子の後ろにいた白い服を着た少女が前に出てきた。

 

「えっと、貴方は……?」

 

「ん?、ああ俺は………あれ…?立香(りつか)、立香か?」

 

「……え?先輩?」

 

後ろを振り向き、その姿、顔を見るとそこには同じ学校に居た後輩の姿があった。名を「藤丸立香」、アホ毛付きの運動神経抜群のコミ力お化けの姿がそこにあったのだ。

 

「なんで……ってか、こんな世界にどうして!」

 

「こっちのセリフです!!なんでこんな所に……!?ってかあの可愛い子は誰ですか!!浮気ですか!?」

 

「先輩と……先輩……?どう言う事でしょうか?頭がこんがらがってきました」

 

「ああ……嬢ちゃん、少し深呼吸してリラックスするといいぞ、俺も分からなくなってくるからよ」

 

「えへへ……可愛いって言われちゃいました……もしかしていい人かもしれませんね……ヒヒッ……」

 

頭を悩ますのは俺、詰め寄るは立香、困惑するはサーヴァント3人。先輩後輩の関係故にギャァギャァと言い争う白毛の青年と栗毛の少女。そんな会話に水を差すように1人の女性が声を荒らげた。

 

「それよりも貴方達!!あのサーヴァントをどうにかしなさい!!」

 

指差すは丁寧にお待ちになっていたシャドウサーヴァント。

しかし、その言葉を発した瞬間、ゴッホが何か絵の具を垂らして爆散した。いや、正確にはひまわりがサーヴァントの身体を突き刺し、光になったのだ。哀れ、会話して居る所の水を差すのが悪いと待っていたのが敗因となったアサシンのシャドウサーヴァント。アサシンらしからぬ理由で消えたのであった。

メタいことを言うと作者はこれ以上の文を書くと失踪してしまう恐れがあった!!その為短縮化して爆散してもらったのだ!!実に哀れなアサシンさん!!ハイクを読め。古事記にも書いている。

 

「ええ……?」

 

「えへへっ……正々堂々、闘った方が良かったですかね……」

 

「ま、まぁナイスだゴッホちゃん。いい判断だよ」

 

何となく、頑張ってくれたゴッホちゃんの頭を撫でてあげる。

頑張ったゴッホは、健気な笑みを見せた。かわいいね。

一方、後輩である藤丸立香はと言うと……

 

「また先輩がほかの女の子誑かしてる……」

 

「お前は俺の彼女か?」

 

「彼女ですが?」

 

「違ぇだろバカ」

 

「馬鹿とは何ですか!!馬鹿とは……っ!!」

 

この後輩は俺を罵るや否や胸元に飛び込んできてちょいと力強くポカポカと殴ってきた。

そこにはうっすらと涙を流し、出会えた喜びとこの場にいる恐怖、そして唯一知っている人が居ることが彼女の心の線を弾いたのだろうか?それは分からない。

 

「……ゴホンッ、とりあえず。はじめまして、カルデアの皆さん…であってるよな?えっと、俺は江草 優(えぐさ ゆう)って言います」

 

だって俺は、醜い怪物だから。

 

*1
呪文【破壊】

別名:みじめなる悲惨な苦痛、7つの地獄の膿んだ目、敵を引き裂く。

対象を一時的に無力にする。今作では範囲関係無く黒い靄のような弾が現れ、豪速球で飛んでいく。TRPGだと対抗POWロールが必要で、能力は対象は激しい苦痛、顔や手が腫れ上がり体液が滴り落ち、視力を失う。




Q.なんでゴッホちゃんが僕なんて言っているんだ!

A.悲願の完璧な『子供』(主人公)を生み出した旧支配者(お前も家族だ☆)達、ニッコニッコで彼を守ってくれるサーヴァントを作り上げる為に選別と言わんばかりに継ぎ接ぎでは無く、丁寧に縫い合わせたから。(澪標の魂(EX)は消えてない模様)

ゴッホ(フィンセント)の人格である『僕』とIFの世界線であるゴッホちゃん(ヴィンセント)の人格である『わたし』、そして『彼女』の人格を複合しゴッホと言う人格が混ざっているサーヴァント(ゴッホちゃん)を作り上げた。
その為か、スキルが少しランクアップしていて、狂化がAになり情緒が少し安定する用に。だけど、人格がコロコロするので時々自虐するゴッホジョーク!。これ実質狂化EXでは?というよりマイナーゴッホちゃんなのでは?(困惑)

全ての人格の記憶が混在しているが主にゴッホちゃんがベースなのでヤンヤンつけボーしている。
(ちなみにですが参考にしたお話があります。あの人の描くヤンデレは崇高な物だったよ……)

因みに旧支配者側は、後方腕組みベガ立ちおじさんして息子の行先を見ております。侵攻など考えてなく、行先の事事をただ傍観しております。あ、主人公が死んだら魔王様が目覚めて、人理所か全てが焼却(なかった事に)され、即TheENDもしくは主人公がフォーリナーとして召喚されます(【グランドのアイツ】とそれ以上のスペックで)


ドウモ、ドクシャ=サン。オルフェウス、基 失踪主です。
長らくお待ちいたしました、ゴッホちゃん(?)を書き終えたのでここに置いておきます。
本来ならば4000文字ぐらいで描き終えようとしたのですが、クトゥルフ系特有の文章にしようとすると、とんでもない量の言い回しが発生してとても描きずらいといった事案が発生したので遅れてしまいました……。

その為か、次の更新も大きく遅れてしまうことが見えついていますので何卒ご了承ください。
(最近なろうにとうとう手を出し始めたので多分、1年後とかになりそう……)

高評価、誤字報告、感想や質問の方お待ちしております。
(アクナイの小説……少しパクられてたんだがキレてもいいか?○すぞぉ〜!!)
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