東方冒険録   作:らずべる

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非常に遅くなってしまい申し訳ありません。
リアルの方でテストやらなんやらあってそれが終わったらやりたいことが山積みだったものでw
さて、今回は妖怪の山編です。
それでは本編をどうぞ


第五章 妖怪の山 前編

神無月五日辰三時 博麗神社

 

「お茶入ったわよ」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

霊夢と波音は縁側でお茶を飲んでいた。

波音の膝の上には人形がちょこんと乗っている。

 

「それで、今日はどうするの?」

 

霊夢が唐突に話題を投げ掛ける。

 

「今日は妖怪の山に行ってみようと思います。

あそこの神社は私と同じく外の世界から来てるらしいですから」

 

「守谷神社に行くのね。あそこの近くはは妖怪とかがたくさんいるから気を付けなさいよ。

…まぁ貴女なら無事でしょうけど」

 

霊夢がそう言った時、向こうの空から物凄い勢いで魔理沙が飛んできた。

 

「よっ、遊びに来てやったぜ…っと波音もいるのかちょうどよかったぜ。」

 

「なにかありました?」

 

「いや…な、このまえ波音と戦っただろ」

 

「ええ、そうですね」

 

「その時棒を持ってただろ?」

 

「これのことですか?」

 

そう言って波音は鞄の中からガラス細工のついた棒を取り出した。

 

「そう、それだぜ。それでな、杖を使って霊力を増加させる手もあるなって思って魔法の杖を作ってきたんだぜ」

 

魔理沙はどこからともなく一本の木でできた棒を取り出して波音に渡した。

 

「あんた、魔法の杖なんて作れたのね」

 

「当たり前だぜ、私の家は霧雨魔法店だからな」

 

「そういえばそうだったわね。忘れてたわ」

 

「忘れるなよ…」

 

「これ、何の木ですか?」

 

しばらく杖を触っていた波音が尋ねた。

 

「これか?これは魔法の森でとれた枝を加工したものだぜ。

魔法の森には不思議な力を持った木がたくさんあるからな。」

 

「それ本当に効果あるのかしら?」

 

「確認したから大丈夫だぜ」

 

「あんたのことだからどうせ魔法が使えるかどうかの確認でしょ」

 

「うっ…でも魔法はいつもより強力だったから大丈夫なはずだぜ」

 

「これは霊力や魔力を放つときに消費を押さえてくれるみたいですよ」

 

杖をふりながら人形と段幕で遊んでいた波音が言った。

 

「へぇ、魔理沙にしてはしっかりしたのが作れたのね」

 

「魔理沙にしてははよけいだぜ。ところで波音、その人形名前はつけたのか?」

 

「名前…ですか?まだですけど…」

 

「せっかく仲良くなったんだし名前くらいつけてやったらどうだ?」

 

「そうね、いつまでも人形、人形って呼んでいたらかわいそうね」

 

「名前ねぇ…」

 

波音は人形を掲げて観察している。

 

「青い服を着ているし…菖蒲(あやめ)って名前はどうかしら?」

 

「菖蒲、いいと思うわ」

 

「それじゃこれからもよろしくね、菖蒲ちゃん」

 

人形、菖蒲は嬉しそうに波音の回りを飛び回っている。

 

「嬉しそうね。

ところで今日は妖怪の山に行くんじゃなかったの?」

 

「あ、そろそろ行きましょうか」

 

そう言って波音は菖蒲を縁側に置くと魔理沙にお礼を言って神社を出発した。

 

 

神無月五日辰四時 魔法の森

 

「こっち…よね」

 

波音は森の中で少し迷いかけながらも山に向かって進んでいた。

しかしその後ろから誰かがつけてきていることに波音は気づかなかった。

 

 

神無月五日同時刻 魔法の森

 

「順調ね、私たちにあの子はまだ気づいてないわ。ルナ、そここけないようにね」

 

「あぶなかった…それでサニー、あの子を追いかけて何をするの?」

 

「そんなの決まってるじゃない、人間が森に迷い込んできたのよ。イタズラ以外ないわよ。スター、今あの子はどこ?」

 

「そろそろ落とし穴の近くよ」

 

「苦労して掘ったかいがありそうね。さて、光を屈折させて落とし穴に導くわよ」

 

サニーはそう言うと光を屈折させて木を出現させた。

 

「あら?ここは一本道みたいね」

 

「ふふ、作戦道理ね」

 

「あれ?あの子落とし穴の前で止まっちゃったわよ」

 

「え?」

 

「あっサニーそこは音を消せてないわよ」

 

「少しは平気よ。姿は見えなくしてるし」

 

サニーがルナの制止を振り切って直接波音を見に行くと、振り返った波音と目があった。

 

「あら?そこになにかいるわね」

 

波音はこの時自身から超音波を飛ばして辺りを確認していた。

そのため落とし穴に気づけたのだ。

そしてルナの能力の範囲外に出てしまったサニーのことも"見える"。

 

「っ!どうして気づいたの!?」

 

「どうして?って私には見えているからよ。

そのシルエットと能力からするとサニーミルクかな?

ちょっと道を教えてくれない?」

 

音が消えてないことを忘れて声をあげてしまったサニーに波音が話しかける。

 

「どうして私の名前がばれてるの⁉︎もしかして人間じゃなかった⁉︎」

 

「人間よ。少し妖怪じみてるけどね」

 

「ルナ!スター!逃げるわよ!」

 

「わかったわ!」

 

「また失敗ね」

 

「あっ、ちょっとまって…っていなくなっちゃったわね。

仕方ないわね、このまま進みましょうか…」

 

波音はそう言うと再び山にに向けて歩き出した。

ちなみにこのあと忘れていた落とし穴に引っ掛かったことは内緒である。

 

第五章 妖怪の山 中編に続く

 




ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
最近ホントにリアルが忙しくなってきたので更新ペースがより遅くなるかもしれません。
でもまぁこの物語は完結させるつもりなので失踪することはないかと思います。
今後も東方冒険録をよろしくお願いします。

え?超音波で落とし穴が本当にわかるのかって?しらん。
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