∀pヨ‪✕‬~想いを乗せた弾丸~   作:JAIL

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実は先週、最後の進撃の巨人の映画を観に行ってきたのですがムビチケの特典が既に無くなっていた…
やっぱ公開初日に行くべきでした…


第2フェーズ

先程の襲撃に遭った建物からトライデントに乗って離れる3人は移動している最中、ずっと無言だった。

いつもなら「ナイス!」等の声を掛け合うのだが今は実際に銃を持ち、実際に他プレイヤーを撃ったのだ。

実際には死なないだろうがそんな後に歓喜の声を上げるのは無理があった。

だが突然、金斗が建物の前にトライデントを停める。

 

「一旦入ってお互いに現状の把握だけしようぜ。さすがに何のアテも無しに勝ち上がる事だけ考えてちゃ見えるものも見えなくなるだろうし」

 

金斗の意見に2人も賛成し、2人を降ろして中に入ってから金斗は少し離れた所にトライデントを置いて2人を追い掛けた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

中には椅子があり、3人がそれぞれ座る。

 

「さて、色々と整理したい所だけど先に俺からちょいと聞いていいか?」

「うん」

「いいぞ」

 

じゃ、遠慮無く...と金斗は2人を見る。

 

「2人とも、もしかしなくても変なメールを見た後でここに辿り着いたよな?」

 

金斗の言葉に2人は頷く。

だよな...と金斗も腕を組んだ。

 

「つまり、迷い込んだ過程は同じって訳だ。満月さんは何か相手からちょっとでも聞き出せたりしたか?」

「あぁ、ちょっと所か予想は当たったよ」

 

"予想が当たった"────その言葉に金斗と怜菓の顔が少し強ばる。

 

「どうやらここには俺達を含めた60人のプレイヤーが連れ込まれてる。そしてその方法は間違い無く、金斗さんが言った通り、その変なメールが原因だろう。そしてチャンピオンになった3人だけが生きて元の世界に帰る事が出来るらしい」

「ちょっ...!ちょっと待って!?」

 

満月の言葉に動揺を隠せず言葉が上ずって身を乗り出す怜菓。

 

「て事は何!?仮に私達が出られたとしても残りの57人はずっとこの世界に取り残されるって事!?」

「ま、そう考えるしか無いっしょ...」

 

そんなのって...と力無く再び座るが落ち込んだ様子は変わる事は無い。

 

(確かに怜菓さんの言う通り、俺達が生きて元の世界に帰れたとして残り57人がこの世界に閉じ込められる可能性は十分にある...けど───)

 

────本当にそんな事がありえるのだろうか?

 

満月は今の現象を未だに怪しんでいた。

にわかには信じがたい。

そもそも精神のみをゲームの世界に移し、縦横無尽に歩き回ったりするなど実際にある訳が無くアニメや漫画内での設定での話だ。

だが目の前でそんな事態が起きて自分自身もここにいる以上、これは事実なんだと受け入れるしかない。

変な夢だったり、大掛かりなドッキリでした。とネタバラシされた方が幾分かマシだ。

 

「まぁ、とりあえず最初に話し合った時の『元の世界に戻る方法としてチャンピオンになる必要がある』ってのは確実なものみたいだな」

「そう...だね...」

「そうっぽいね」

 

満月の言葉に少し気落ちしながらもそれを受け入れざるを得ないと実感する。

 

「あ、それとさ────」

 

金斗が何かを思い出したのか、2人にまた別の事を聞き始めた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

話し合いが終わり、目標が定まった所で満月が立ち上がる。

 

「さてと、なら少しでも延命出来るように手分けしてアイテムを探してみよう。大体5分くらいに手分けしてまたここに集合な」

「おう」

「うん」

 

満月の提案に2人は立ち上がり、それぞれでアイテムを探し始めた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

探し終わって3人が戻り、成果を見せ合う。

 

「...お前そんな引き運良かったっけ?」

「うーん、そう思うよね...?」

「わー、ほとんどレア物じゃん!」

 

満月は金斗の集めた物を見てそう言った。

金斗の集めた物はそのほとんどがレア物だったのだ。

怜菓はそれらを見て目を輝かせている。

 

「けど金斗さんのお陰で平等に山分け出来るよね!」

「まぁ...それはそうなんだけど...」

 

チラッ...と金斗を見る。

その金斗は怜菓の方を見ながらお互いに交換する物を決め合っていた。

 

(...やっぱおかしいよな...こいつの場合───)

 

やはりバグとしか思えない。

先程話し合った内容は正しかったとつくづく思うもむしろこれは相手に先手を取れる方法でもあると確信する。

2人が交換を続けてる中、満月もその中に加わる事にした。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

必要な事を終えて外に出る3人。

 

「ん?げ、壁が迫ってんじゃん!」

「まだ大丈夫だろ」

「確かに...まだ遠くだよ?」

 

満月はマップを展開して今の安全地帯の位置と壁の位置を確かめ、怜菓も横から顔を覗かせる。

既にカウントダウンは始まっているが満月が言うようにまだ慌てるような距離にはなってない。

 

「いや、壁が迫ってるのもあるけど俺からしたら壁から離れたい為にがむしゃらに他のプレイヤーが走ってきて鉢合わせしたらどうすんのかって話よ」

「あー、そっちの可能性もあるか」

「確かに...あ、なら高い所はどう?それなら上から他プレイヤーの様子を見ながら比較的安全に行けると思わない?」

 

確かに怜菓の言う事も一理あるな...と満月もその意見に納得する。

だが問題なのは────

 

その高い所に既にに他プレイヤーがいて返り討ちに合い、全滅する可能性だ。

フィールドの各地にはジップラインがあり、トライデントを使わないでの長距離移動方法となる。

そのジップラインを使えば高所、低所関係無く行けるのだが...

 

「トライデントを今捨てるのはまだ合理的では無いかと。それにまだ第2フェーズだから次の安全地帯が予想よりそれたらトライデントを使いつつ、狭くなったらジップラインを使うって手もありか?」

 

まぁ確かに...と金斗が腕を組んで頷く。

今の所、走りより早く動けるトライデントは戦線離脱に役立つ。

だがそれは広いフィールドでならの話であり、最終的に狭くなり移動可能範囲が狭まる後半はむしろお荷物となる。

ならば満月の言う通り、安全地帯の予測が逸れたり、ほとんど移動可能範囲が狭まって必要無くなったら捨てて走りやジップライン等を使った方が効率はいいだろう。

という事で3人は金斗の運転の元、新たなる場所へ向かうのだった。




ワイルズの発売が楽しみの中、新たにモバイル版の発表もあって据え置きでもモバイルでもモンハンづくしが決まった事で歓喜に包まれております(*´ω`*)
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