∀pヨ‪✕‬~想いを乗せた弾丸~   作:JAIL

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家にある積みゲーを全て消化したからワイルズまで完全に暇になりましたw
なんか暇潰しにスマホゲーでも探そうかと思いますw


第3フェーズ

第2フェーズも終わり、いよいよ行動範囲も狭くなって他プレイヤーとの鉢合わせが頻繁になる時だった。

突然金斗がトライデントを停める。

 

「?金斗さん?何───」

「怜菓さん、一旦離れよう。奥に人影が見えた。満月さんもそれでいいよな?」

「あぁ、後ろは頼めるか?」

 

金斗は、おう。と返事をし、3人ともトライデントを降りて建物に入り、外に置いたトライデントの様子を見る。

するとすぐに近くで爆発が起きた。

恐らく他プレイヤーがトライデントを見付けてグレネードを投げたのだろう。

もしもまだトライデントの近くにいたら間違い無く倒されていた。

 

「ギリギリセーフみたい?」

「ええ、けど油断はまだ出来ないかと」

 

満月がゆっくりと動き、窓から外の様子を見る。

金斗も反対側から外の様子を伺い、死角が無いように警戒している。

外には他プレイヤー、中ではどこから来るか警戒する3人。

お互いが様子見をして静寂がこの空間を支配する中────とうとう始まった。

 

パリン!!!!

 

グレネードが中に投げ込まれる。

 

「っ!金斗さんカバー!!!!」

「あいよ!」

 

金斗はグレネードが投げ入れられた方角に炎の壁を作るテルミットを投げ、追撃と侵入を防いだ。

爆発しない内に3人は投げ入れられた反対方向に走り、窓を割って脱出する。

 

タタン!!!!タタン!!!!

 

遠くで銃を撃つ音が鳴り、近くでは地面が銃弾で抉られる。

 

完全に気付かれている────

 

「チイッ!!!!!!!!」

 

満月は負けじとまだ見えぬプレイヤー目掛けて発砲する。

当たらなくてもいい、ただ今は出来るだけ離れて形勢を立て直す。

それだけを考えて牽制の発砲を続ける。

 

「満月さん!こっちに行くぞ!!!!」

「おう!!!!」

 

金斗も怜菓の手を引き、満月が2人を援護しながらその場を離れて行った。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

少し走って建物と建物の間にある狭い路地に逃げた所で3人が立ち止まり、肩で息をする。

中々の距離を走ったのか、既に銃撃音は消えていた。

 

「2人とも、一旦シールドを───」

 

満月が金斗と怜菓のシールド残量を心配した時だった。

 

ジュッ...!!!!

 

金斗の右肩を何かが貫通する。

それと同時に血が腕と手を伝い、地面にポタポタと滴り落ち、金斗は痛みに耐え兼ねて左手で右肩の傷口を抑え、片膝を付く。

 

「金斗さん!?」

「っ走るぞ!!!!」

 

金斗が突然撃たれた事に怜菓が動揺する中、金斗は大丈夫だと言わんばかりに立ち上がり、2人を走らせる。

 

執拗に追われている。

 

3人はそれを確信した。

ならばやるべき事は2つの内どちらかだ。

 

倒すか────

 

逃げるか────

 

生き残るにはこの2つの内どちらかとなる。

 

「2人とも待った!」

 

少しずつ息が上がる中、満月が突然2人を止めた。

 

「どうしたよ!?まさか戦うつもりか!?」

「それ以外ねぇだろ!フィールドも狭くなってきてるし、いずれ全員を倒して1位を取るしかこの世界から出られる方法は無いんだ!なら少しでも自分の手で相手を減らした方がいい!金斗さんは後ろを頼む!」

 

満月はそう言いながらアサルトライフルを構える。

すると目の前に金斗を撃ったであろうプレイヤーが現れた。

 

「金斗さん、そっちは?」

「こっちはまだ来てねぇ...こっちに退がるか?」

「頼む、怜菓さんは銃を構えながらいつでも逃げられる用意を」

「わ...分かった...!」

 

満月と金斗で怜菓を挟みながら警戒しつつもその路地を出始める。

だが満月の目の前にいるプレイヤーも銃を構え撃ち始めた。

 

「!金斗さん!怜菓さん連れて走れ!!!!」

「クソが...!!!!」

 

金斗は怜菓の手を取り、走る。

満月も様々な所を銃弾で擦られながら撃ち返して距離を取る。

 

「満月さん!伏せろ!!!!」

 

自分が呼ばれた事で咄嗟にしゃがむと自分の頭上を赤い楕円形の物が飛んでいき、プレイヤーと満月の間に落ちる。

すると途端に炎の壁が出来た。

金斗が持っていた最後のテルミットだ。

 

「はよ走って立て直すぞ!」

「分かってらぁ!!!!!!!!」

 

満月は追われないようにと銃で追撃をしながら走って路地を出る。

すると少し離れた所に金斗と怜菓がドアから半分上半身を出してこちらを呼んでいた。

すぐに満月も反応し、駆けて行く。

満月が入った所ですぐにドアを閉め、2階へ上がって行った。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

「...っ...!」

「金斗さん大丈夫!?」

 

金斗は撃たれた右肩を抑えている。

かなり痛むようで顔が歪む。

満月も息を切らしながら追撃の様子を伺っていた。

 

「金斗さん、一旦シールド回復と体力回復させとけ。プレイヤーが減ってるにしろ、フィールドが小さくなったら回復なんて出来なくなる」

「...いや、まだ大丈夫だ。それにもしもの事があってその時にアイテム無かったら意味ねぇだろ?」

 

そのアイテムもお前が死んだら意味が無いけどな...と満月は思いながらドアの横に立って外を警戒する。

ふとリストバンドを見てみると画面表示にあった残りプレイヤーを表す数字は"12"に減っていた。

 

(残り12人…あと4チームも倒さなくちゃならないのか…)

 

骨が折れる…と満月は僅かながらに歯ぎしりする。

結局金斗は回復せずに立ち上がり、満月とは真逆の位置に立つ。

怜菓も恐怖を感じながらも震える手で銃を握っていた。

 

「ここか踏ん張り所だ。2人とも、覚悟はいいな?」

 

満月の言葉に2人が首を縦に振る。

 

「よし、行くぞ!!!!」

 

お互いを護りながら生き残る為の闘いが始まった。




…なーんか本作主人公である怜菓さんの影が薄くなってる気が…?
きのせいか?w
感想等お待ちしておりますm(_ _)m
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