∀pヨ‪✕‬~想いを乗せた弾丸~   作:JAIL

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今年必要な通院を全て終え、意気揚々と年末を迎えられる事になりました♪
さて、本作ももう半分を切っておりますのでご覧になっている方は最後までお楽しみ下さい♪


第4フェーズ

タタン!!!!タタン!!!!

 

セミオートのアサルトライフルで撃ち続ける満月と金斗。

その後ろでは怜菓が投擲武器を投げている。

相手も負けじと撃つ中、次第に彼等の居場所が見えてきた。

 

『そのまま撃て、上から行く』

『りょーかい。怜菓さん、満月さんがいた所で射撃を』

『了解』

 

3人がハンドサインでやり取りし、満月は建物から出て上に登る。

その間、怜菓と金斗で銃を撃ち続けていた。

だが2人のいる建物の中にグレネードが投げ込まれる。

 

「っ!?」

「まずっ!!!!」

 

2人は咄嗟に建物から出て再び壁に身を潜める。

 

ドオオォォォオオン!!!!!!!!

 

その咄嗟の判断が良かったのか、爆発に巻き込まれずに済み、お互いに傷を負う事は無かった。

死ぬかもしれないと直感したのか、心臓が破れてしまうのでは無いかと思うレベルで心拍数が上がり、肩で息をする。

 

「金斗さん、本当にさっきの傷は大丈夫なの!?」

「今の所問題ねぇ!後は場所を変えた満月の強襲次第だ!」

 

そう言いながら再び銃を乱射する。

だが爆煙が建物の中に充満し、当たってるのかどうかも分からない。

 

その時だった。

 

「ぐああっ!?」

「っ!上───ぐはっ!!!!」

「なっ!?まっ───!!!!ぎゃっ!!!!」

 

爆煙が少しづつ消えていく中、奥から悲鳴の声が聞こえた。

明らかに満月の悲鳴では無い。

そして完全に煙が消えるとそこには3つのボックスとそこに佇む満月の姿があった。

既に安全である事を察した2人は満月に近付いて行く。

 

「おっ!マジかダブルキルとかやるな!」

「2人が引き付けてくれてたからだよ。お陰で銃声で足音が聞こえにくくなったから上から強襲出来たんだ」

「にしても満月さんもよくやるよね…私なら絶対無理だし…」

「ま、怖いとか色々と言ってられないしやらなきゃ元の世界に帰れないから…ってものあるけど」

 

それはそうと…とボックスの中を開け、使えそうなのを探す3人。

すると金斗が六角形のアイテムを発見した。

 

「お!紫のノックダウンシールドじゃん!満月さん、これお前持っとけよ」

 

ノックダウンシールド───ノックダウン時に使えるシールドであり、自分がダウンした時であれば相手からの銃弾から身を守り仲間からの救援の時間稼ぎが出来るアイテムだ。

ポイ!と金斗が満月に投げ渡す。

 

「金斗さんはいらないの?」

「まぁ当たらなきゃいいわけだし」

「それ、フラグな?金色が良かったけどさすがに持って無かったか…怜菓さん使います?」

「いや、私より2人の方が銃撃戦やれてるから持ってていいよ。私は基本援護に徹底するから」

 

そうか…と満月はバッグにこのシールドを入れる。

それ以外ではあまりめぼしいのが無かったのか、ボックスを閉じて立ち上がった。

 

「さて、そろそろ移動しようか」

「おう」

「うん」

 

3人は乗り捨てたトライデントに向かい、再び金斗が運転席に座る。

 

「金斗さん、運転代わるか?」

「いやいいよ。2人で周りの警戒頼むわ」

 

あいよ。と満月は空いているスペースに立ち、怜菓も向かい側に乗り込むと金斗はトライデントを走らせた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

暫くして再び銃撃戦が始まった。

今回は運悪くトライデントにアークスターを投げられ、自分達もダメージを負う中、必死に走って物陰に隠れる。

 

『金斗さん、怜菓さん、さっきのをもう1回やろう』

『おう』

『分かった』

 

再び満月は2人に射撃を頼んで別の所から相手のダウンを狙いに行く。

2人は満月が倒してくれる事を信じて向かいにいる他プレイヤーに銃を撃ち続けていた。

すると高い所で満月が位置取ったのが見えた金斗は、持っていたグレネードを投げてこちらに注意を引き続ける。

満月はそれを見て、上から相手目掛けて銃を撃つと当たって倒れたのか、向かい側からの銃撃音が消える。

終わったのか、と2人は立ち上がり、降りてきた満月に歩み寄ると既に相手は消えていてそこにあったのは2つのボックスのみが残っていた。

 

「また成功だな」

「あぁ、いい連携じゃないか?」

「確かに。まぁ実際のAPEXでもこうやって動けたらいいんだけどねぇ…」

 

まぁ…確かに…と満月と金斗は目が泳ぐ。

チラッと満月が両方のボックスを見た。

 

(今回も上手くいったな…相手が俺達より人数が少なかったから────ん?)

 

人数が少ない───そこに満月は違和感を覚える。

 

APEXは基本3人が1チームになって参加するゲームだ。

仮に人数が減ったとしてもそれはビーコンと呼ばれるアイテムを回収して、特定の装置に使えば仲間は復活させられる。

このチームは人数が1人少なかった。

その理由としては2つ。

 

 

1人が既にやられていた。

 

 

そしてもう1つは─────

 

 

3人が生き残った事に安堵する中、建物から1人のプレイヤーが現れる。

 

 

そう、もう1つは─────

 

 

1人が別行動をし、違う方向から動いていた場合だ。

 

 

満月が2人に銃撃戦を同じ位置で任せていたのと同じように相手チームも1人を別行動させ、隙を伺っていたのだ。

 

「っ!後ろだ!!!!!!!!!!!!」

 

満月は叫び、2人もそれに気付くが既に遅く、相手プレイヤーは銃を構えてトリガーを引く。

オートにしている為か、銃口からは何発もの銃弾が3人目掛けて飛んでいく。

位置的に最も多く当たってしまうのは怜菓だ。

その怜菓も突然の事に動けなくなる。

 

タタタタタタタン!!!!!!!!!!!!

 

パシャッ!

 

ピピッ!!!!

 

怜菓には当たらなかった。

が、その代わりに怜菓の顔に赤い液体が付き、頬を伝って地面に落ちる。

 

そしてその怜菓と満月の目の前には─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身体に幾つもの穴を空けられた金斗が2人に背を向けて立っていた──────




さて、年末も近い事ですので必要な物やら色々と揃えましょうかね…
感想等もお待ちしております。m(_ _)m
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