日本の概要
【概略】
現在の日本の人口は約五千万人、首都圏人口は約三百万人でそのうち東京府内には約百四十万人が居住している。
政治体制は二院制の立憲君主制民主主義。自由選挙が施行されていて、国会のほか地方自治体も同様の選挙による議会を持つ。省庁は内閣府、内閣府レース庁、逓信省、鉄道省、文部省、司法省、外務省、大蔵省、内務省、宮内省、農商務省など。
一人当たりGDP(購買力平価で換算した実質ドル)は1200ドル前後で、米英独仏に次ぐ経済力を持つがそのほとんどは内需によって賄われていて、輸出入のバランスは赤字スレスレで成り立っている。
【インフラ】
水道はかなり普及しているが、下水道は大都市圏のみ、郊外では建設の途上にある。(※学園を擁する府中町は、その金銭的余裕から周辺自治体に先駆けて上下水道の整備を推進している)
電化率は高く、その七割が水力、残りが火力によって賄われている。
また国鉄沿線や鉄鋼業の盛んな地域では独自の発電所・送電網を持つ場合もある。
電化された一般家庭における家電製品は電灯、扇風機、アイロン、電気あんか、ラジオが主である。都市ガスの普及した地域では電気式ガス給湯器が用いられる。上流家庭ではテレビや洗濯機も使用されているが普及率は二割程度である。
冷蔵庫・冷凍庫は業務用の大型なものは実用化されているが、サイズの問題で一般家庭には普及していない。同じく冷房機もかなり大型の機材のため、一部の行政施設や大企業のオフィスに導入が始まったばかりである。学園では食堂棟と教員棟、そして中央管理棟の一部にのみ設置されている。
【日本の経済構造】
太平洋ベルト沿岸では主に軽工業が、日本海側と東北地方では稲作を中心とした農業が発達している。
GDPの半分はいまだに一次産業が占めているが、近年では九州地方の鉄鋼業生産だけでは供給が不足し始めたため、全国的に重工業が発展の兆しを見せている。
鋼業の発達に合わせて造船業も少しずつ盛んになり、大型船の就役に伴って輸入・輸出量はともに大きく成長した。
陸路では物流が鉄道に依存しきっているため、貨車を整理組成するための操車場が各地に点在している。
【首都圏の鉄道網】
昭和十八年現在、東京圏の鉄道は山手線の全線、中央線の東京〜高尾間、総武本線の御茶ノ水〜両国間、常磐線の上野〜松戸間、東海道線の東京〜熱海間、京浜線の東京〜桜木町間、埼京線の新宿〜大宮間が電化されている。
電動機や電気回路の小型化が進まなかった結果、電気機関車は重くて非力なものとなり、蒸気機関車を置き換えるには力不足であった。さらに日本中に電線を張り巡らせることは非効率とされ、電化区間は都市部に限られる。もちろん電動機を床下に取り付けることもできなかったため、都市部の鉄道は「電車」ではなく電気機関車によって牽引される客車列車によって運転されている。
また中距離以上の列車は電化区間内においても蒸気機関車が使用されている。よってターミナル駅である東京駅と上野駅には給炭・給水設備が設置されている。
東京市外(現在の東京二十三区外)や私鉄では貨客混合列車が一般的である。これはひとえに自動車と道路網の不足に原因がある。
【日本における電気機関車の活用】
送電網が未発達な中で非効率のレッテルを貼られた大型の電気機関車は、その活路を峠に見出していた。山間部では補機が必要な区間だけが電化され、蒸気機関車が牽引する列車を電気機関車が押す光景を見ることができる。
【東京の市内交通】
東京市内には市電が整備されている。国鉄と同じく客車は小型の電気機関車によって牽行される。客車列車の間を縫って貨物列車や貨客混合列車も運転され、市内のヒト・モノの流れを支えている。
【府中町概要】
東京府多摩地域中部に位置し、人口は約二万人。北部には府中ウマ娘修練学園高等女学校がある。ウマ娘を育成する女学校のある地域によくみられる学園依存の経済構造を持つ、いわゆる「学園城下町」のひとつ。中心駅は府中駅で、駅前には商店街がある。