投稿頻度が不定期の極みみたいになってる。
提督視点は書きやすくていいですね。
ここはどこだろうか。
天井の様子から鎮守府ではないようだ。
周りを見渡すと点滴スタンドがあったので、ここが病院だと推測できる。
何故自分が病院に?ゆっくりと自分の記憶を思い出す。
……そうだ、俺はあの
「生き延びたか」
あの状況下で自分が今生きていることに驚きを覚える。
部下に嫌われている上官の死因の7割はその部下によるものと聞く。
残りの3割のうち2割も……
何はともあれ生きていることに変わりはない。
だが油断はできない。ここが病院ということは病人の世話はナースだろう。
……辛い。確実に女性と接さなければならないという事実が。
そんなことを考えているとドアが開かれる。
もしやナースが様子を見に来たのではとおもったが、
入ってきたのは男だった。
「お、起きてるな。久しぶり、調子はどうだ?」
彼の名前は大場、元同級生だ。
大場とはかなり仲がよく、女性恐怖症ということは教えていないが、俺が女性を苦手程度の認識を持ってくれている。
「あぁ、久しぶり。何とか元気だよ」
確か彼は軍病院に努めていたはず、その彼がここにいるという事は恐らくここの職員なのだろう。であれば恐らく俺の女性恐怖症について説明してくれているだろう。よかった。どうやらナースとの心理戦はする必要が無いようだ。俺は大場と少し世間話をした後、大場が俺が倒れた理由を聞いてきた。
さて、どう説明したものか。女性に触れられて卒倒しましたと言っても信じないだろうし、女性に触られただけで卒倒する推しとの握手会に参加した限界オタクみたいな扱いをされる可能性もある。とりあえず過労ということにしておくか。
まぁ大場なら嘘だと気づくだろうが、俺の意図を組んでくれるだろう。
大場もそういう事にしておくと言ってくれたし。
その後今後の予定を聞いたところ、俺はどうやら明日には退院のようだ。
素直に喜べないな……
まぁ大規模作戦が近い以上、今俺に戦線離脱されたくないのは分かるが……久しぶりの安寧、もう少しくらい居させてくれてもいいだろうに。
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ということで次の日、俺は鎮守府に戻ってきたのだが……
なぜか艦娘たちの様子がおかしい。
意気消沈しているというかなんというか。
しかし俺の存在に気付くと皆元気になっている。
これはなぜだ?俺がいないと気力がなくなり、俺がいると元気に……
まさか俺に対する不満がたまりすぎて発散しきれていないとか!?
もしそうなら先ほどから見られる艦娘たちは俺というサンドバックがいないことによる不満が、俺というサンドバックが戻ってきたことへのうれしさへの切り替わりによるものだろう。
フフッ、怖い。冗談抜きで。
一部の子は俺を見るなり泣いていたし、よほど嫌われているようだな。
流石に心が辛い。あぁ、早く西表島奪還して引退しよう。
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さて、病院から復帰して一週間、だいぶ鎮守府も落ち着いてきた。
今日やるのは秘書艦制度の採り入れだ。
俺としては絶対に採用したくない制度堂々のナンバーワンでしかないこの制度だが、今回倒れた時の理由を過労ということにしたせいで上からの命令もあり採り入れざるをえなくなった。
あいつらはいつか殴る。
しかし問題は秘書艦をどうアサインするかだ。
方法は三つ。提督の指名と希望制、ローテーションだ。
それぞれのメリット、デメリットについて考えていこう。
まず提督の指名の場合だ。この場合のメリットは俺に攻撃的、つまり暴力で訴えるような子が秘書艦になることがなくなる。
しかしデメリットは……考えなくてもわかる。提督が自分好みの子を連れ込んでるとか言われるのは目に見えてるし、指名した子が俺の噂話を流布した場合、それがほぼ事実として扱われることだよな……。
次は希望制。
メリットは提督による指名の場合の真逆で、俺が秘書艦制度を悪用して自分好みの子を連れ込んでいるといわれることはないし、秘書官になる子が多くなるので、俺の噂話の信憑性は薄まる。
そしてデメリットだが、これも先ほどのものの逆、暴力をふるうような子が来るかもしれないことだよな……。
そして最後にローテーションだが、これは希望性とほぼ同じメリット、デメリットだ。
違うのは艦娘に秘書艦業務を強制しているところだろうか。
まぁ、希望制が一番無難かな。望み薄だが希望者ゼロならこの制度を撤廃できるし。
よし、方針は決まった。あとは正式な書類を作って告知をすれば……
しまった、告知しなければならないのを忘れていた!
放送じゃ……だめだよなぁ……出撃組は分からないし。掲示板に張るにしてもうちの鎮守府にそんな便利なものはない。今度設置しておこう。
となるとあとは手渡しになるか。流石に俺が一人ひとり手渡しするわけにはいかない。
そんなことしたら俺の胃袋に穴が開く。ので、適当な人に任せるとしよう。
といっても艦娘は基本艦娘寮にいる。あの場所は提督立ち入り禁止というわけではないが、俺が立ち入れば死ぬだろうな。物理でなく精神的に。となると艦娘寮以外にいることが分かっている者、つまりは作戦指令室にいる大淀一択だな。早速頼みに行くとしよう。
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というわけで作戦指令室に来たのだが……
目の前の扉、そのドアノブのかけられているのは出張中の札
それは今作戦指令室に誰もいないことを示しており、大淀が出かけていることを示している。
まずい、これは非常にまずい。今この場に大淀がいないということは、別の艦娘に頼まなければならないということ、そしてほかの子は基本艦娘寮……一応工廠にいる子もいるが彼女らは忙しいので頼むわけにはいかないつまり……
「いくか……艦娘寮……」
腹をくくるしかないようだ。
まぁ途中で誰かに会えばその人に任せるだけだし特に何事もなく終わる……よね?
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何事もなく……終わらなかった。
艦娘寮に向かうべく歩いていると、遠征から帰ってきたのであろう駆逐艦達に見つかった。
ちょうどいいからこの子達に任せようかと思い事情を話そうとしたらなんか俺が執務室から出ていることが珍しかったのか駆逐艦達に質問攻めされたので対応していたらいつの間にか人集りができており現在、艦娘に囲まれております。
終わった……俺はこの状況をどう生き残ればいいんだ……
集会や演説で前に立つのとは違う。あれは壇上という場所に立つので必然的に艦娘との距離は空けることが出来る。
しかし今は違う。状況は以前の青葉インタビューに近い。
いや、今回話のまとめ役というか進行役がいない分比じゃないほどに辛い。
「提督さん提督さん、何か悩み事っぽい?」
俺が頭の中で 女性 囲まれた 生き延びる で検索しているとそんな質問が飛んできた。彼女の名は夕立。舞鶴鎮守府に行った奴の話だとぽいぬと呼ばれているらしい。確かに現在の状況からどう生き残るか悩んではいるが……顔に出ていたのだろうか?もしくはぽいぬというだけに犬並の嗅覚で感じとったのだろうか。だがこの質問は有難い。これを利用して用事を片付ける。そして急ぎトイレに駆け込む!それしか生き残る道はなし。
「はい、秘書艦制度制定の告知をどうするか悩んでまして、私が艦娘寮に入る訳には行かないのでどなたかに任せたいのですが……やってくださる方いますかね?」
頼む、誰かやると言ってくれ!そしたらまだ仕事があるのでとか何とか理由をつけてこの場から逃れられる!
「ヘーイ提督!それなら私がやりマース!」
よし、あとはこいつに押し付ければ……金剛だと!?
奴は確か俺の執務室に突入してきた艦娘の一人、その奴がなぜここに!?
いや、艦娘寮の前なのだからいることは不思議ではないが……よく見ると他にもあの日突入してきた艦娘達がいる!もしや本当の意味で終わった……?いや、それならおかしい。もし彼女たちがその気なら俺はすでに木っ端微塵だろう。なのにそうなっていないということは考えうるは二つ。
一つは俺が孤立するのを待っている。つまりはこの場を離れた後、俺をストーキングし、仕留める算段を立てている。
二つ目は時間をかけて甚振ろうとしている場合だ。
よくよく考えればあの提督襲撃事件の折、鎮守府にいる人間は俺しかいない。なのに軍医が来て軍病院に運ばれたというのはおかしい。ということは俺を生かそうとしたのだろう。その理由がもっと甚振りたいからと考えるなら納得がいく。つまり二つ目だな。それならとりあえずは大丈夫そうか。
よし、それなら俺はこの辺でこの場から離脱するとしよう。
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後日
「なんだこの量は……」
朝、確か秘書艦希望申請書類が執務室に来ているはずだよなーと思いながら執務室に入ったが……
「この量……もしかして横須賀所属の艦娘全員分じゃないか?」
数を数えると100枚は優に超えている。流石にこの量は想定外だ。
これ今日中にまとめてローテ組んで明日には通達しなきゃいけないんだよな。
「まさか仕事を減らすための制度のせいで仕事が増えるとは」
どうやら徹夜になりそうだ。
次回は秘書艦の子の考えとかを無意味に深読みをする提督の話になると思います。
艦娘の事警戒しすぎだと思うんだけどね。もっと信じてあげてもいいだろうに。
ただ予定は未定なのであんまり信用しないでください。
どうでもいい話
上原の軍服は本人により改造されており、上着の内ポケットが8カ所もある。
それぞれに別の薬を入れるためだとか。