Fate/skewed night   作:全て遠き理想郷

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「さて、そろそろ俺も聖杯戦争を始めるとしよう」





運命の日【歪められた運命】

――素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公

 

 

降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

 

 

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

 

 

繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。―――告げる

 

 

 

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

 

 

 

聖杯の寄る辺べに従い、この意、この理に従うならば応えよ

 

 

 

誓いをここに

 

 

 

我は常世全ての善と成る者、我は常世全ての悪を敷く者

 

 

 

≪されど汝はその瞳を曇らせず、全てを識るその瞳を持ち顕現せよ≫

 

 

 

汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ

 

 

 

天秤の守り手よ―――

 

 

 

 

 

問うてやろう。貴様が此度の我のマスターか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【interlude】

 

 

――そう、爺さん――衛宮切嗣――が死んでから、五年の時が流れた。俺はあの時「うん、しょうがないから、俺が代わりになってやるよ」って、言ったんだ。

 

 俺が憧れた、あの笑顔、あの泣き顔に、そう誓った。だから絶対になるんだ、俺には大した力なんてないけど、それでも。

 

 そのために俺は、この五年間ひたすら前だけを向いて自分を鍛えて来た。爺さんにスイッチの切り替えも教えてもらった、魔術刻印も欲しかったが...どうやら俺の起源が剣である限りそれは難しいらしい。

 

 可能性に限って言えば0ではないらしいが、相応の痛み、俺に許された唯一の魔術すらかなり格落ちするようだ。だからそれに関してはもう諦めた。

 

 俺に許された唯一の魔術、それは――

 

 

 

 

 

そして俺は今夜、召喚をする。伝説の英雄王を。そのために「最初に脱皮した蛇の抜け殻」を手に入れた。正規の詠唱では言わない一節も組み込むつもりだ。全ては、聖杯の破壊のために...―――

 

 

 

 

【interlude out】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「2回目ってそんなことっ...!?過去の冬木の聖杯戦争に参加したことがあるってこと!?」

 

 「それも間違いではありません。さすがリンですね、すぐにその結論至る。やはり貴女は優秀なマスターであり魔術師(メイガス)だ」

 

 「それって...でも可能性はかなり低いはずで、記憶だって...」

 

 「そう、通常ならばあり得ない。あの時私はまだ生きたまま聖杯戦争に参加し、勝利し、その後に死んだ。というよりは座に登録されたと言ったほうがいいでしょうか?守護者ではないので拒否権も持ち得ますが、今回私を召喚したのはリンだ。私が召喚を拒否することなどありえない。そして、私が言った2回目という言葉。あれはこの「第5次

聖杯戦争」に参加するのが2回目だという意味です」

 

 「ちょっと待って...。今の少ないセリフの中の情報量が異常だわ!?頭パンク寸前よ...」

 

 「申し訳ないリン。わかりやすく箇条書きで表しましょう」

 

 「表すって何!?箇条書きって!?」 

 

 「ム、前話で貴女もナレーションに突っ込んでいたではありませんか?」

 

 「しー!しー!それは言わないお約束でしょ!?」

 

 「とりあえず箇条書きで表示しますね」

 

 

 

 

  ・生きたまま聖杯戦争に参加 原作

  ・死亡、座に登録 new

  ・守護者ではない new

  ・第5次参加2回目 new

 

 

 

 

 「原作とかnewとかわけわかんないし!?わけワカメだし!?」

 

 「といった事情があります。従って貴女のことも知っていた、ということですね」

 

 「はぁ...まぁ...なんというか...でも、私だから召喚に応えてくれた...かぁ」

 

 「その通りです、リン。貴女の中華料理を食べるために私はこの戦争に参加した」

 

 「っておい、料理目当てかい!!」

 

 「冗談です。もちろんそれも理由の1つではありますが、私にも望みはあります」

 

 「そういえばまだ貴女の聖杯に託す望みって聞いてなかったわね。教えてくれる?」

 

 「はい、私の望みは...」

 

 

 

 

 

 

 

聖杯を破壊することです

 




「聖杯を破壊する、ですって!?」

「はい、冬木の聖杯は穢れている」

「はぁ!?まあでも、あなたの記憶を信じるならそういうこともありえるか...いいわ、貴女の望みに協力するわ。その代わりに私の望みにも協力してもらうわよ!私の望みは

「自分の実力を示すこと、ですよね?」

「遠坂家の悲願である聖杯をもちかえ...ってそうか。知ってるんだったわね」

「はい...。私は貴女たちの剣だ。それに、貴女の願いはとても気持ちがいい」

「貴女<たち>って...?まぁいいわ。それじゃ、次回に、続くわよ!」





お互いの願望を知り、仲を深める凛とセイバー。その旅路の行方は...(ハフハフ
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