Fate/skewed night   作:全て遠き理想郷

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聖杯を破壊することです






「聖杯を破壊する、ですって!?」

「はい、冬木の聖杯は穢れている」

「はぁ!?まあでも、あなたの記憶を信じるならそういうこともありえるか...いいわ、貴女の望みに協力するわ。その代わりに私の望みにも協力してもらうわよ!私の望みは

「自分の実力を示すこと、ですよね?」

「遠坂家の悲願である聖杯をもちかえ...ってそうか。知ってるんだったわね」

「はい...。私は貴女たちの剣だ。それに、貴女の願いはとても気持ちがいい」

「貴女<たち>って...?まぁいいわ。それじゃ、これからよrって!?」

「リン、この魔力放出は!?」

「わからないわ!とにかく行ってみましょう!!」


運命の日【歪められた召喚】

 

 

 

問うてやろう。貴様が此度の我のマスターか?

 

 

 

 

 「此度の召喚の方法、普段とは違ったのでな。興が乗って応えてやったぞ、雑種。まさか特定の記憶を保持したままの状態で召喚されるとはな」

 

そう、俺≪衛宮士郎≫は召喚の際にある一節を追加したことで英雄王を限りなく生前に近い状態で召喚しょうと試みた。だが結果は特定の記憶を保持しているのみであった。やはり英雄王は規格外らしい。他のサーヴァントであれば成功していたのだろうか...?そんなことは今はいい。声だけでわかるこのオーラ。英雄王に違いない。

 

 

 「まさか聖杯戦争の記録ではなく記憶を保持した状態で召喚されるとはな...まあよい。我を召喚した雑種。此度は興が乗っているのでな、面を上げ我が尊顔を拝する許可をやろう。そして名を名乗るがいい」

 

言葉は尊大であるが、寛容な王のようだ。では許可ももらったし名乗らせてもらおう。

 

 

 「俺の名はえm「待て雑種。貴様もしや『エミヤシロウ』ではあるまいな?」

 

 「あ、ああ。俺の名前は衛宮士郎で間違いないが...」

 

 「タイムだ、雑種」

 

 「アッハイ」

 

どうしたのだろうか?何故俺の名前がわかって焦っているのだろうか。今もあっちを向いたりこっちを向いたり何かを考えているようだ。どうすればいいのかわからない。

 

 「よし、エミヤシロウ我は決めた。もう決めた。貴様を殺す」

 

そう言った直後、英雄王の後ろから剣が1本飛んできた。俺は≪干将≫を投影し叩き落とす。

 

 「待て、いや待ってください英雄王!なぜ俺を攻撃するのですか!?」

 

 「喋るな、下手な敬語がウザい。今貴様が持っている物もウザい。そして存在がウザい」

 

 そう言いながらも段々と飛んで来る剣の数が増えてくる。さすがに干将だけでは厳しくなり≪莫耶≫も投影し捌く。

 

 「そっちがその気なら俺も負けてはいられない。自分が召喚したサーヴァントにわけもわからず殺されるわけにはいかない」

 

 「黙れ贋作者(フェイカー)!!」

 

 「何か事情があるなら話してくれ!いきなり攻撃されたんじゃわけがわからない!」

 

 「話してやってもよいが、まずは貴様を試させてもらおう」

 

 

 

英雄王の背後に1000門以上の穴が開き剣が浮かぶ。干将・莫耶だけでは対処できないと思い、俺は使うことを決めた。英雄王が俺の後ろを見ていた気がした。

 

 「――― I am the bone of my sword .(体は剣で出来ている)

 「――― Steel is my body(血潮は鉄で) , and fire is my blood(心は硝子)

 「――― I have created over a thousand blades .(幾たびの戦場を越えて不敗)

 「――― Unaware of loss .(ただ一度の敗走もなく、) Nor aware of gain(ただ一度の勝利もなし)

 「――― Withstood pain to create weapons .(担い手はここに独り。) waiting for one's arrival(剣の丘で鉄を鍛つ)

 「――― I have no regrets . This is the only path(ならば、我が生涯に意味は不要ず)

 「――― My whole life was(この体は、)

 

 

 

 

"unlimited blade works(無限の剣で出来ていた)"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【interlude】

 

 

 

ふむ、此度は面白い召喚方法を使うマスターのようだ。

 

 

一度は焼却された歴史に再び召喚されるとはな。

 

 

あのマスターは少女であったり少年であったり、面白いマスターではあったが...。

 

 

特異点というわけでもない、人理を定礎した後にできた並行世界といったところか。よかろう、その召喚に応じてやる。なに、無辜を慰めるには良い余興だ。

 

 

 

 

精々、我を愉しませることだ。新たなマスターよ。

 

 

 

 

 

【interlude out】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衛宮邸に到着した凛とセイバー。そこで見たものは想像を絶する光景。

 

 

 

 

 

 「ちょっと待って、ここって衛宮くんの家!?一体どうなってるのよ、衛宮くんは魔術師だったの!?もう!わけわかんないことばっかり起きるわ今日は!」

 

 「ここは確かに衛宮邸です。中に入って様子を見ましょう、勝手知った我が家のようなものです。行きましょうリン」

 

 「ちょおっとセイバー!置いていかないでよ!」

 

 2人が中に入る。魔力放出の発生源まで行くとそこは庭で、2人の男が対峙しており、消えたのだ。

 

 「は?今誰か居たわよね?なんなのよもう...!!

 

 「リン、私はあの2人を知っている。そして今発動した魔術も。ですがこのタイミングでこんなことは起きていなかった...やはり私がリンに召喚された時点でこの聖杯戦争は色々な出来事が変わっているようです」

 

 「もう驚くのも疲れたわ、とりあえず2人がまた現れるまで待ちましょ。それでいいわねセイバー?」

 

 「はい、そうしましょうリン。中でお茶でも飲みましょうか」

 

 「いや、それ不法しn...今更か。ま、勝手にやらせてもらいましょ」

 

 

 

え?現在時刻?朝の5時半だよ☆近所迷惑を考えないロボットとAU王だね☆さすがにこの時間には泰山の麻婆は食べれないか...。

 

 

 

 

 

 

 

 ―――固有結界。術者の心象世界で現実を塗り潰す魔術の最奥、それを扱える者はこの世でもそう多くは居ない。その術者は聖堂協会の執行者により封印指定される。衛宮士郎の投影魔術はその大禁呪から零れ落ちた物、副産物に過ぎない。衛宮士郎の固有結界は、その目で視認したあらゆる剣を解析・複製・貯蔵する。剣以外の武具も貯蔵可能だが、投影する際には剣以上に魔力を消費する。そして神造兵器は複製は...。

 

 

 

 「これは...固有結界か。既にここまで使えているか,,,」

 

 「ここは、俺の心象世界だ。剣を出さなければいけないあんたと違って俺はすでに用意している、俺があんたの一歩先を行く!」

 

そう、展開後も継続して戦闘は行われていた。すでに叩き落した剣は万を超える。何度か鍔迫り合いも行っていた。

 

 「こんな遊びには付き合っておれん。我は上から眺めよう」

 

言うや否や背後の空間から≪ヴィマーナ≫を出し飛翔する英雄王。上から高笑いをしなが宝具の原典を射出し続ける英雄王。

 

 「卑怯だ!降りて来て戦え英雄王!」

 

 「ふはははは、これが持つものと持たざるものの違いよ!」

 

(ちっ、あの飛行宝具はさすがに複製ができないかっ!!)

 

投影を試す士郎だが、流石に神代の兵器だけあり戦闘をしながらの複製は難しいようだ。解析しきれないところがある。

 

(まずい、時間をかけすぎたっ!固有結界が崩れる...!)

 

 「ふん、この程度か贋作者(フェイカー)

 

 「これでも全力だったんだ。英雄王には遠く及ばない」

 

 「理解したか?これが我と貴様の絶対的な差だ」

 

 「あぁ、もう魔力も残っていない。好きにしてくれ...」

 

 「貴様などに言われずとも好きにするとも。貴様を我のマスターとして認めてやる」

 

 「は?何故だ?俺はあんたに傷の1つもつけちゃいない」

 

 「どうやら貴様は、我が知る貴様よりは有能なようだ。先の固有結界しかり、頭の出来もな...。して、マスターよ。貴様の聖杯に託す願いはなんだ?」

 

 「元より俺には聖杯に託す願いなんてない。...聖杯を破壊する。ただそれだけだ」

 

 「そこは変わりがないのだな...何故聖杯を破壊する?あれは穢れておるが使えはする代物だ。願いの結果は歪んだものになるがな」

 

 「穢れているのも知っているのか...。理由か、俺は俺の大切なものを守りたいからだ。あれがあると俺の大事な人達は死んでしまうからだ」

 

 「ほう、大切な者のため聖杯を破壊するか。悪くない。いいだろうこれから貴様のサーヴァントとなり聖杯の破壊に助力してやる」

 

 「いいのか?こんな自分勝手なことのために英雄王に力を借りて」

 

 「最初に言ったであろう?興が乗ったとな。今回は≪セイギのミカタ≫として愉しむとしよう。だがその程度では話にならん。此度は我が直々に鍛えてやる。そして我の計画に協力せよ。これは王命である」

 

 「ああ、ありがとう英雄王。計画の内容はまだ聞いていないが、英雄王が協力してくれるのであれば必ずその恩に報いると誓う」

 

 「よし、ではその前に説明してやらねばなるまい。我の状況を」

 

 「そうだな、まずそれが聞きたかった。話してもらうならお茶を出さなきゃな」

 

 

男2人は居間に向かう。2人の少女がいることも知らず。そして、侵入者の2人ではない2人の少女と1本がいることに驚いているであろう2人の少女のところに。




 「セイバー、ほんとにこの家のこと知ってるのね?もしかして前回は衛宮くんのサーヴァントだったのかしら?」

 「はい、その通りです。私はシロウのサーヴァントでした。今もそれは変わらない。シロウはたくさんのことを教えてくれましたし、私のかけがえのない人です」

 「それってもしかして...マスターとサーヴァント以上の関係ってこと!?」

 「はい...。それはもうたくさん愛していただきました。リン、あなたと3人でしたこともあります」

 「はぁ!?!!?!?!?したってなに1?!?!?!?!」

 「もちろん、私の魔力補充のことですよ(ニッコリ)」

 「きゃーー!!きゃーーー!もうそれ以上言わないで―ーー!!!」





 「もう、うるさいわ。今何時だと思ってるの...?ってなんで貴女たちがここに?」

 「そうですよ~リンさーん!まだ早朝も早朝ですよ~!バカなんですか~!」

 「はぁ!?!?!?クソステッキ!?!?!?!?!」

 「お久しぶりです。何年振りでしょうか "イリヤスフィール"」







久しぶりね、セイバー、遠坂先輩


 
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