「……すまないプリースティス…」
「…俺は研究者でも無いしなんならオラクルでも無い…」
「ついでに俺はアニメ以外の動画を見る時は倍速して見るから集中力も無い…!」
レイヴンは渋い顔をしていたが、プリースティスは苦笑いしていた。
「……と、とりあえず!プリースティスさん。源石を作ったって話は本当なんですか?」
「……ええ。オラクルと私が作った最高傑作…。情報の記録媒体であり、あの中には全ての記録が内包されてあるわ。」
「なのに触れたら感染するんだろ?」
「私や貴方が触れても源石には感染しないわ。旧人類はね。」
プリースティスがそう言うと、源石を生み出してレイヴンの前に差し出す。
「俺に触れろって言うのか。」
レイヴンは恐る恐る源石に触れる。
……しかし、触れても怪我する事無く、離した後に手を見ても源石が生えていなかった。
「…マジか。」
「ドクターにそんな事が…」
アーミヤも素直に驚いていた。
「何故テラに生きる人々が鉱石病に感染するのか…完全に想定外の事で、本当ならただのデータベースとして扱うつもりだったわ。」
「…でも…」
「…でも…?」
二人が彼女に詰め寄るとプリースティスは言葉を呟く。
「"観測者"が現れたの。それが源石の運命を決めたんでしょうね。」
「観測者…」
聞き馴染みが無い"観測者"と言うセリフ。
プリースティスは何かを知っているようで、レイヴンは試しに聞いて見ることに。
「観測者ってなんなんだ。」
「…冷たくて無関心な光の集団…まるで自分達が人間を操っているかと勘違いしているイカれた集団…」
プリースティスの声には怒りと恨みが混じったような声色だった。
レイヴン達はそれを見てなんとなく内心を察する。
「プリースティスはどうするつもりだったんだ?」
「観測者を倒す為に源石を通じて感染者達の記録から強い生物を作って対抗するつもりだったわ…まあ悉く失敗したけど…」
レイヴン達はなんとなく自分達のせいだと図星の表情を浮かべて苦笑いして目を逸らした。
ジト目で見つめてくるプリースティスの視線が痛い。レイヴンは話を変えるように手をブンブン振った。
「と、とりあえずだ!お前は目的があって色々やってたけど、やり方が悪くて俺達が邪魔したって事だろアーミヤ?」
「ま、まあドクターがそう思うならそうだと思いますけど…」
「…とりあえず次の目的が決まった。観測者を倒してやる!」
それを聞いたプリースティスは顔を上げる。
「…!信じてくれるの?こんな…嘘っぽい話なのに…」
「色々話を聞いて色々合致はした。俺達が戦ってきた事は意味があったって訳だ。」
レイヴンは立ち上がって拳を握り締める。
「正直アンタの事は疑ってはいる。だが、それ以上にやるべき事ができたからな。」
レイヴンはそう言って部屋から出ていった。
「プリースティスさん。後で総合会議室に来て貰えますか。話をしましょう。」
アーミヤはそう言って杖を持って部屋から出ようとする。
プリースティスはその直前で彼女を引き留める。
「…?」
「貴女…目が見えないの?」
「見えないわけでは無いんです。ただもうボヤけてて…」
プリースティスはその虚笑いを見て少し胸を抑える。
「…私、貴女の目を治したいわ。罪滅ぼしになるか分からないけど…」
「え…良いですよ別に。」
「どうせ彼なら賛同すると思うわよ?」
「ドクターが…?ううっ、確かに…」
アーミヤは悩んだ後に目を開ける。
「じゃあ…治療室に案内します。」
そうしてアーミヤは会議室に行く前にプリースティスと共に治療室に向かった。
…………………………
その頃、レイヴンはジェスターの話していた。
「レイヴン。」
「ん?」
「プリースティスの話どう思う?」
「正直半信半疑。でも、本当なら対策するべきだと思う。」
「……まあ良いさ。俺はお前の意見を信じる。」
ジェスターは剣を出して言う。レイヴンも察して剣を取り出した。
そうして二人は剣を合わせあった。
「…なあ、お前あの遺跡の隠し通路を見つけたんだってな。」
「ああ。気になるよな。」
「…まあそうだな。後でウィシャデルを連れて三人で行ってみよう。」
そんな話をしているとウィシャデルが資料を持ってやってきた。
「ジェスター。この前の予算と経費の話で…ってドクターもいるじゃない。」
二人は彼女が来てニヤリと笑う。
「よし、連れてくか。」
「おう。」
「はあ?二人ともなんの話で…ってうわっ!」
レイヴンとジェスターはそのまま彼女の腕を掴んでそのまま飛んで行った。
ウィシャデルは怒って武装展開した後に二人を叩く。
「ちょっと!いきなり何よ!痛かったんだけど!?」
「わりぃわりぃ。」
「ウィシャデルには宝探しを手伝って貰おうと思ってな。」
「…はあ?」
二人は事の経緯を話す。
「…この前発見した遺跡の調査?はあダル…分かったわよ。」
そうしてそのまま着いて行く事になったウィシャデル。
そのまま内部に入って奥地に進む。
「ここか…」
進んでいくと、次第に古代風の遺跡から近未来的な研究室に変わっていった。
「どうなってんだ?ここ古代遺跡じゃないのか?」
「行ってみるか。」
三人は暫く歩いていると何やらカプセルが複数個置かれて施設だった。
「…なんだこれ…」
「気味悪いわね…」
三人はそのまま奥に進む。
周りを見回してもカプセルの中には何も無かった。
…しかし、一つのカプセルに見覚えのある人が入っていた。
「…!ケルシー…?」
レイヴンがそう言うと、二人もレイヴンの方を見る。
確かにそこにはケルシーが中に入っていた。
見た目が少し変化しているようだったが、確かにケルシーだった。
その前の端末にレイヴンは見つめるが、精密機械の扱いは得意では無かった。
「任せろ。」
ジェスターが端末を操作し、そのままカプセルのドアを開ける。
中の液体が床に流れてゆき、ケルシーがそのまま倒れるように落ちてくる。レイヴンはそんな彼女の体を受け止めた。
「…大丈夫なのか?」
レイヴンは床に自身の上着を広げて彼女をゆっくりと下ろして確かめる。
ウィシャデルが脈を測る。少し振動を感じ、ウィシャデルは少し嬉しそうな顔をする。
「生きてるわ…」
「そっか…」
レイヴンはそれを聞いて一安心した。
「…とりあえず、アタシら奥を見てくるから、ドクターは後で来なさいよ。」
「ごゆっくり。」
ジェスターとウィシャデルはそのまま奥地に進んで行った。
レイヴンは取り残されて少し髪を掻くが、同時にケルシーが目を覚ました。
「…ドクター?」
「ケルシー!大丈夫か?」
「ああ…問題無い…」
二人は見つめ合い、ケルシーはレイヴンの頬に触れる。
長く伸びた髪が彼女のいつもの雰囲気よりも美しさと可憐さを際立たせていた。
「言っただろ…帰ってくると…約束。」
「うん。」
「文字通りだ。再開したな。」
ケルシーは以前よりも笑顔を見せており、まるで別人のような雰囲気だった。
すると、ケルシーの頬が少し赤くなり、腕で体を隠している。
「…?」
「…ど、ドクター…」
「…と、とりあえず見ないでくれ…」
レイヴンは暫く考えて黙った後、すぐに立ち上がって後ろを見た。
「ご、ごめん…」
「き、君は相変わらず…全く…上着を借りるよ。」
ケルシーはそのまま敷かれた上着をそのまま羽織るように着た。
「…もう良いぞ。」
「…」
レイヴンは少し頬を赤くしながらケルシーの隣に立つ。
「とりあえず、彼らを追おうか。」
そのまま二人は歩いて話をする事にした。
……………
「どうやってここに?」
レイヴンはケルシーにそう聞いてみた。
「あの源石に捕まった後、私はそのまま取り込まれた…そのまま源石になると思っていたんだが…何者かが私を助けたようだ。」
「あの時は視界もぼやけて誰が助けたかは知らない。でも、君に会いたいと思うと、助けて貰えただけでも奇跡だった。」
「それからは目が覚めて今に至る。」
ケルシーは長々と言う。
「じゃあどうして俺の脳内に話しかけてきたんだ?」
「私が生きている事の証明と、私が源石に取り込まれた時に見た情報を伝えたかったからかな。」
ケルシーはいつもより口調が柔らかくなっていた。
レイヴンは少し話しやすい感じを感じ、少し変な気分を感じていた。
すると、ジェスターとウィシャデルが居た。
二人は一際目立つ大きなカプセルを見て固まっていた。
「お前らどうしたんだよ。」
「…いや…これは…」
ケルシーが前に出て端末を操作する。
彼女が出てきたように液体が辺りに流れていき、中から一人の女性が現れた。
「やあ、久しぶりだな。何年ぶりだろうな?」
「…テレジア。」
プリースティス仲間入りルート!?
次に書いて欲しいキャラストーリー
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アーミヤ
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ケルシー
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ロスモンティス
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フロストノヴァ
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Mon3tr