ヒフミ……ファウスト……囚人番号2番……
まあ元ネタは別モノらしいし拾わなくていいやぁ。
もしモモフレンズの新たな仲間としてメフィストフェレスさんとか出てきたら拾わざるを得ないけど。
ナギサ様に補習授業部に入部させられた時は、本当に血の気が引く思いでした。
私が日時を間違えて試験日をすっぽかしたのは悪かったのは確かです。
だけど……まさか、追試で赤点を取れば退学になるだなんて。
そんな事になってしまうだなんて、これっぽっちも考えていませんでした。
ペロロ様のゲリラ公演……逃したら絶対に後悔すると思ってたんです。
当然、前提として私は「参加する」と決めていました。
それで視野が少し狭くなってこんな結果になってしまったわけです。
ゲリラ公演だなんて機会を逃せば次にいつ開催するか分かりませんから。
その時にしか得られない経験があって。
一瞬で終わってしまうけれど、大切な思い出になるんですよね。
……でも、試験日を忘れていたのは言い訳のしようがありません。
あ、あうぅ……反省しないとですね。
今度はもっと予定を確認しないといけません。
学生の私には勉強も勿論大事ですから。
何だかんだ、補習授業部の部長をナギサ様に任じられた以上頑張るつもりですけど……
私には荷が重いんじゃないかって感じてました。
だって、何処にでもいる平凡な生徒ですし……
今までリーダーシップを取った経験なんてありませんしね。
……いえ。
よく考えたらなくはないです。なくはないんですが……
『さあ、リーダーのファウストさん。指示をよろしく!』
『目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道の如く魔境を行く……』
『私たちは人呼んで——』
いやいや、あれは殆どノーカンみたいなものじゃないですか!
その場の流れで仕方なくだったんです!
先生もその場に居たので擁護してくださる筈です!
えっと……とにかく、自信はあんまり湧いて来なかったんです。
嬉しい事になんとシャーレの先生が顧問として来てくださいました。
先生のサポートがあれば平凡な私でも何とかなりそうです。
そう意気込んでいたのですが……
私以外の三人は、何というか、その……少し変わった人達みたいでした。
えっと、私だけじゃ纏められる気が全くしないんですけど!?
あ、あうぅ……
物凄く不安な気持ちになりましたが、今は試験に向けて勉強を頑張るしかありません。
これから数日の間、私達は補習の為に集まって勉強しました。
ハナコちゃんはアズサちゃんに勉強を教えていましたね。
かなり勉強が捗っているように見えました。
しかも、ハナコちゃんはかなり勉強が出来る雰囲気。
コハルちゃんも何だか自信がありそうでした。
そして、実際に第一次試験を受けてみて。
補習でやった問題もあって、難易度はそれ程高くないと感じました。
これならいけるかも……!
と、そう思っていたのですが……
第一次試験の結果は私以外不合格という散々な結果に終わりました。
アズサちゃんもコハルちゃんも惨敗と言える点数でした。
ハナコちゃんに至ってはなんと2点です。
あれだけ勉強の出来る雰囲気を醸し出していたのに……あうぅ。
結果、補習授業部の合宿が決まりました。
合宿場所に到着した私たちは、まず校舎を掃除をすることにしました。
途中で気になってしまうよりは最初に綺麗にしておいた方が良いと。
そうハナコちゃんが言ったのを聞いて、私も確かにと思いました。
これから最低でも一週間は過ごす場所ですからね。
汚れても良い服に着替えてから私達は各自で場所の担当を決めて掃除をしました。
先生も手伝ってくださいましたし、掃除はそれ程時間が掛からずに終わりました。
だけど、ハナコちゃんが言うには掃除をする場所がまだ残っていると。
えっ、プール?
コハルちゃんも言ってますが、プールは使わない場所なんじゃ……
と思いましたがハナコちゃんの圧が凄いです。
今日じゃなければもう遊ぶ機会はないかもしれないから、と。
まあ、一箇所だけ掃除しないというのも気持ち悪いですしね。
皆で濡れてもいい服に着替えてからプールの掃除もしました。
ですが中に水を入れるとなるとかなり時間がかかって……
結局、プール掃除が終わった頃には完全に日が暮れて既に寝る時間帯になってしまいましたね。
その夜、私はあまり眠れませんでした。
掃除をしている間は忘れかけてましたが……
ナギサ様の頼み事について。
一日一緒に過ごしただけでも、何となく分かるじゃないですか。
この中に裏切り者が居るだなんて、とても信じられなくて。
でも、ナギサ様はそうおっしゃられているし……あうぅ。
寝付けずにいた私はベッドから身体を起こして廊下に出ました。
静かな暗闇が広がる廊下ですが、お昼に掃除をしたお陰で別に怖くはありません。
もし廃墟みたいなままだったら怪談話に出てくるような光景になってたのかも。
ふと、ドアの下の隙間から光が漏れ出ている部屋があるのに気が付きました。
こんな時間に誰だろうと思いましたが、その部屋に泊まっている人を思い出して少しだけ納得しました。
大人の先生なら遅くまで起きてても不思議じゃないのかもしれません。
とにかく、先生もまだ起きてらっしゃるみたいですね。
他の寝ている子達も居るので足音をなるべく立てないように静かに歩いて。
そして、先生の部屋のドアをコンコンと小さくノックしました。
しかし……返事がありません。
あ、あれ?
明かりが付いているので中に居ますよね?
もしかして付けっぱなしのまま寝ちゃってるんじゃ……
気になった私はドアを開けました。
すると。
私が……いえ、正確には生徒が見ていない時。
誰も見てないからこそする先生の顔がそこにありました。
私はそれをチラッと見てしまったんです。
難しい顔をして思い詰めた様子で手に持った端末を見つめる先生の姿を。
何か、端末に向かって会話をしていたと思います。
部屋の外には聞こえない程度の声量なので、内容は殆ど聞き取れません。
対話している相手の声も同様ですが……でも、何だか
"っ……ヒフミ? どうしたの?"
先生は私に気付いた途端に柔らかい表情に変わりましたが……
どうしても生徒には言えないことなのでしょうか。
秘密にしておかないといけない何かを、先生は知っているのでしょうか。
このまま相談するのも少しだけ気が引けましたが……
私も何かに縋らなければ平常で居られませんでしたから。
私は素直に悩んでいる事を全部話しました。
……トリニティの裏切り者について。
すると、先生はそれに関しては自分に任せて欲しいとおっしゃいました。
責任を持つのも私達の手に負えないような面倒事を処理するのも自分の仕事だから。
私には私の出来る事を頑張って欲しい、と。
私の、出来る事——
……まずは、模擬試験を用意しましょう。
自分は何処ができて何処ができないのかを把握するんです。
立っている場所を再確認すれば……おのずとやるべき事が見えてくる。
そうすれば効率的な学習が出来る筈です。
平凡な私に出来るのは、精々皆が少しでも高い点数を取る為に努力するくらいです。
申し訳ないですが、裏切り者云々は一旦先生にお任せするしかありません。
先生には今回の件以外にも何か考えなきゃいけないことがあるような……
そんな気がしました。
思い切って聞いてみると、頭を下げて謝られてしまいました。
自分達も大変なのに、他の事も考えていてごめんねって。
確かにそうですが……先生だってきっと事情があるんですよね?
なら、私は何も聞きません。
先生のことは信頼していますし。
何より、余計なことを考える前に目の前のことに集中しなくちゃ。
これでも私は割とおっちょこちょいなので……うっかり試験日を忘れたりするくらいには。
それから先生にも色々手伝って貰い、何とか模擬試験を用意することができました。
過去の問題を見て出題傾向を確認したり……割と大変な作業で、私一人ではきっと無理でした。
先生に少し負担をかけ過ぎていたかもしれません。
先生には先生のやらなきゃいけない事もあるのに……
——いつか、お返し出来たらいいのですが。
ベッドに横になりながら、私はそう思いました。
ウェーブキャットさんの抱き枕があればぐっすり眠れるでしょうか?
でも、ここは初心に帰ってペロロ様も捨てがたいかも……
そんな事を考えているうちに、疲れていたのかすぐにぐっすりと眠りにつけました。
翌日。
夜遅くまで作業していたので少しだけ起きるのが遅れてしまいました。
先生の方はあまり眠そうな様子じゃないのが不思議でした。
あまり体力のある方には見えないのに……徹夜に慣れているのでしょうか?
逆にアズサちゃんやハナコちゃんは元気そうに見えました。
コハルちゃんは私と同じく眠そうにしていましたけど。
慣れない場所だとあまり眠れない派なのかもしれせんね。
……ハナコちゃんで思い出しましたが。
過去の出題を調べていると、彼女の答案を見つけてしまったんですよね。
その時はなんと満点だったのですが、2年生に進級する間に何かあったんでしょうか……?
そんな感じで朝を終え、早速私と先生が共同で作成した模擬試験を全員で受けました。
結果はやはり惨敗……予想してはいましたが、あまりよろしくない状況ですね。
ですが、これが私達が受け入れないといけない現実。
皆で頑張って乗り越えましょう!
気合いだけでどうにかなるのならそれでも構いませんが……
やはり、それだけだと難しいかもしれません。
そう考えた私はもう一つ、とっておきの秘策を用意しておきました!
なんと! 私の所持する秘蔵のモモフレンズグッズを一つプレゼントしちゃいます!
……あれ? 何だか反応が薄いような。
皆首を傾げていたり困惑していたりですね。
でも、アズサちゃんだけは私がご褒美として用意したグッズを喜んでくれました。
正直に言うと……最初はちょっと近寄り難い印象でした。
一緒に過ごしていて悪い人ではないって分かっているつもりでしたけど。
顔を綻ばせて嬉しそうにする彼女を見て分かりましたが、それは間違いではなかったようです。
私と良いお友達になれる筈です。
ペロロ様が好きな人に悪い人はいませんから。
……裏切り者だなんて、私は探したくありません。
だって、皆はとても良い人たちだって知っちゃいましたから。
そもそも、裏切り者なんて本当に居るかどうかすら私には分かりません。
合宿での生活は……少し不謹慎かもしれませんが、楽しいんです。
友人と一緒に学園に通う日々を過ごす日常が。
それはきっと、皆も同じだと思うんです。
——今は崖っぷちだけど、どうか最後には皆が笑って乗り越えられますように。
私はそう願わずにはいられませんでした。
先生には先生の悩み事があるようで……?
……この投稿ペースだといつになったらあ・奇・始に到達できるんだ?(´;ω;`)
早めに投稿したいとは思ってるんですが、他にも投稿しているシリーズがあったり先んじておじさん関連や名もなき王女関連の話を考えたり人格ストーリーを考えたり誰とは言いませんが生徒の新衣装(婉曲表現)のビジュアルを考えたりでどうしても遅くなってしまうのです……誰か私の代わりに絵を描いてください
要するに、先の事をなるべく考えて投稿している故の投稿ペースというわけです。
実際、何も考えずに書いた方が勿論筆は早いのですがそれで困るのは未来の自分なので……はい。
それと、アルちゃん誕生日おめでとう!
リンバスとブルアカのプレイ経験はありますか?
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