ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
「パンパン」と手拍子と共に今までだんまりだった吉松が身を乗り出す。
「話は終わったか?長い話をだらだらと貴様の身の上は話はどうでもいい!それよりも
千束に銃を使わせて殺し屋の才能を開花させるという契約じゃなかったか!?きちんと契約は果たして貰おう!!」
「……そうだな」
ヴォルペはそう呟くと霧で体を消しては――――
「さよなら、吉松シンジ」
「なっ……!」
次の瞬間、吉松はヴォルペによって後ろから刀で胸あたりを貫かれる。
貫かれた吉松は地面に倒れてはヴォルペは刀を引き抜く。
「ヨシさああああぁぁぁぁぁん!!?」
その姿を見てショックを受けた千束の叫び声が部屋に響き渡る。その声を無視するかのようにヴォルペは吉松に近づいていく。
「き……さま…うらぎった……のか?」
「違うな。最初からお前と契約したつもりはない。オレは生き残った仲間達と一緒にボンゴレに復讐するつもりで色々と道具と場所を提供する貴様に近づいて利用しただけだ。お前が執着している千束も殺すつもりだ」
「私は…利用するつもりで…逆に利用されていた…わけか……」
「そうだ。貴様はこのまま死ねば少なくても錦木千束の心臓の1つは潰れることになる」
(もっともブラフで新しい心臓はアタックケースにある奴だけかもしれないが……どっちにしろコイツは殺すしアタックケースのものも破壊する)
血を流しながら横たわっている吉松を見下ろしながらそばにあるアタックケースに近づこうとする。
「よくもヨシさんをおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!」
ヨシさんを傷つけられた怒りで千束は自分の炎の翼を噴出して加速した状態でヴォルペの方へ襲い掛かかろうとする。
「いいだろう。ここらで本気を出そう」
そういうとヴォルペはいつの間にか普通のリングとは違う藍色の宝石を爪の装飾が囲んでいる禍々しいリングを指に嵌める。そうするとヴォルペの体を大量の霧の炎が包んでいく。
「一体、何が起きている……!?」
「気を付けろ。千束!!」
「うん!でも、相手が終わる前に攻撃しちゃえば――――おりゃあ!!」
ツナ達が困惑していると千束は迷いなく、拳を炎に包まれているヴォルぺに叩きつける――――
「――――悪いが、お前の好き勝手にはさせない」
「!?」
千束は驚きを隠せなかった。なぜなら目の前に頭部から2つの獣耳、両目のフチは真っ赤に染まって、瞳の色は金色になり、尻には9本の尻尾が生えて、二足歩行の金色の九尾の姿になっていたヴォルペがいたのだ。
その姿になったヴォルペは軽々しく千束の拳を左手で受け止めていた。
「う、嘘でしょ!?私の拳を受け止めた!?」
「ヘルリングの力によってこの状態になった私にとって貴様の攻撃など恐れにたりず!」
そうい放っては拳を握っては千束を近くに投げ飛ばすヴォルペ。軽いな投げ飛ばしだったために千束は地面に着地する。
「くっ……」
「やはり話していた大体伝わるリングっていうのはヘルリングだったか」
「ヘルリング…確か幻騎士が使っていたというあれのことですか」
ヘルリング――――死ぬ気の炎が発見される前からあると言われている世界に6つしかないと言われる霧属性最高ランクの呪いのリングのことである。それは所有者との契約によって自分の精神を喰わせることを引き換えに膨大な力を得られるという。
過去に温厚だった人物が暴君に変わっちまった裏にはこのリングが関係してっていう噂もあるほどのイワク付きの物であった。
「例えヘルリングだとしても私は負ける気はないよ!」
《フレイムウィップ》
次の瞬間、左掌に右手拳を合わせて少しずつ離していくと橙色の炎の鞭を出現させる千束。
彼女はそれを振るってはヴォルペにぶつける。
「フン!」
だが、ヴォルペは自らの爪を伸ばして手を振ってはいとも簡単に炎の鞭を破壊する。
「嘘!?」
「その程度の炎、今の私にとって赤子の手をひねるようようなものだ」
ヴォルペが長い爪を振るとそこから斬撃が発生していく。
千束は斬撃を見て翼で加速して避けていく。
(速い……!避け切れるとしてもさっきとは明らかに力が上がっている)
「どうした!?貴様の力はその程度か!?さっきまでの勢いはどこに行った!?」
「くっ……!フレイム…ダブルブレード!」
攻撃を避けて押され気味の千束は両手から大空の刃を放出してヴォルペに向かっていく。
「ハハハハハ!!そうだ!そうでないと面白くない!!」
高笑いしながらヴォルペは自分の爪で千束に向かい出る。そしてそれぞれ爪と炎の刃をぶつけり合う。
「はぁっ!」
「フンっ!」
それぞれ相手のスキをついて少しずつ体に傷をつけていく。傷つけながらお互いに一方にひかずに攻撃し続けては、2人とも後退して距離を置く。
「中々やるみたいだね」
「ふっ……先ほどのような圧倒的な力を差を見せつけられなくって焦っているじゃないか?」
「それはどうかな……?」
「その強がりいつまで隠せるかな?」
そう言い放った後、ヴォルペは上空に飛んでは自分の9つの尻尾を立たせるとそこに藍色の炎――――霧の炎を灯しては一気に前に同時に放つ。そうすることで炎は一つに纏まって大きな炎の塊になっていく。
《火焔炎尾》
「おぉっ!!これは大技っていう所だね!よぉし、そっちがその気ならこっちも見せてやる!!!」
千束は右手に死ぬ気を集中させつつ、背中の翼を使い霧の炎の塊に飛んでいく。
1mほど近づいた時、千束は一回転をしては加速を加えた右手の死ぬ気の炎を纏った拳で炎の塊を殴る。
《フレイム・バースト・ストライク》
次の瞬間、殴られた霧の炎を一瞬で消えさる。そして千束はヴォルペの方へ向かって行く。
「ほう、あの技を破壊するか」
「大技にしては大したことなかったね。このまま一気に攻めさせて―――うわっ!?」
「千束!」
流れのってヴォルペを倒そうとする千束だったが、いきなり背中の羽の翼が消えていき下に急降下していく。
それを見たツナはすぐさま彼女を助けるために手から炎を逆噴射して彼女が地面に落ちる前にキャッチする。
「大丈夫か?千束」
「う、うん!ありがとう!」
(でも、この態勢って……)
自分を助けてくれたことに感謝しつつのお姫様抱っこの態勢に気が付き顔を赤くする。
彼女はそれを気が付かれたくなくって口を開き話題を変える。
「それにしてもなんで急に翼が急に消えたの?なんかさっきからあんまり力入らないような……」
「恐らくそれは――――」
「ハハハハッ!!!手に入れた力をすぐに使ったとはいえ、自分の力を理解できていないと傑作だな!!貴様は力を使い過ぎでガス欠に陥ったんだよ!!!」
「そんな……」
「恐らく、基本的に身体能力が上がっていたから普段の状態でも死ぬ気の炎の消費は激しいんだろう。それでもここまで早く力がなくなることはないだろう。つまり――――」
「つまり、大技を使いすぎて死ぬ気の炎が足りなくなっていった。当然だ、後先考えずの死ぬ気の炎の技を連発では炎のエネルギーが無くなっていった。そうじゃないか?」
「うぐぐっ……」
千束の翼が消えていった理由を推測して彼らに語るヴォルペ。そんな彼の説明に納得しながらも力が無くなって千束は悔しがっていた。
そんな中でツナはゆっくりと下に降りては千束を優しく地面に座らせた。
「千束、後はオレがやる。ここで休んでいてくれ」
「で、でも……」
「今のお前は戦える状態じゃない。だから、ゆっくりと休めていてくれ」
ツナが千束にそう伝えては両手の炎を逆噴射してはヴォルペの方へ近づく。
そして地上から少し離れた上空で対峙する。
「待たせたな。勝負だ、ヴォルペ」
「ボンゴレ10代目……ここで貴様を殺し、ボンゴレの崩壊の一歩にしてやろう!!!」
ツナとヴォルペはお互いに加速して正面でぶつかり合う。
お互いに大きな爪とグローブがぶつかり合い一歩引かぬ攻防が行われた。
「うぐっ……!」
「どうして?こちらの攻撃を捌くのがそんなに辛いか?」
(ヘルリングの影響があるとしてもこの強さ……気を抜くとやられる!!)
予想以上に強さを持つヴォルペに押されつつ、スピードを上げてほんろうしようとしてもヴォルペは追いついて爪で少しずつツナの体を傷つけていく。
「おらおらお!どうした!?この程度でやられる程度だったのか!?」
「くっ……!……Xカノン!!」
ダメージを受けながらツナは左手で右手首を握り、右手の掌から弾丸のように炎を撃ちだす。
だが、ヴォルペは歯牙にもかけないように爪でXカノンを消し去る。
「ああ……Xカノンが……!」
「その程度の技など無意味!」
《魔凶炎弾》
ヴォルペは口から霧の炎の塊を放出してはツナに向かって飛ばした。その攻撃にツナは右手の手の平と左手の手を組み合わせ、四角形を作っていていた。
《死ぬ気の零地点突破・改》
この技で死ぬ気の炎を吸収して自分の力に変換しようとするが――――
「!?」
だが、火の塊が近づいて来ると態勢を解いて攻撃を避ける。その行動にたきな達は驚きを隠せない。
「零地点を解いたのでしょうか?」
「過去にXANXUSの攻撃を吸収したらパンクするように今技を吸収しようとしたらツナがパンクするだろう」
「だから避けたわけですか……」
リボーンから疑問の問いを聞いてたきなは納得する。
ツナはリング争奪戦の大空戦でヴァリアーのボスである『XANXUS』との戦いでキレて想定以上の威力を出して窮しきれない時があった。今回もその時と同じだとリボーンは予測する。
「避け切れたからって油断するな」
「がっ!」
声と共に突然ツナの後ろに姿を現れたヴォルペは霧の炎を灯した爪でツナを切りつける。ツナは素早く大空の炎でガードするが、完全に防げられずに千束がいる場所の近くの地上に強く叩きつけられる。
「ツナ!」
「…心配するな、千束。オレはあいつなんかには負けはしない」
叩きつけ箇所には小さいなクレーターが出来ていて、千束はツナの安否を心配していたが彼はすぐに立ち上がる。
ダメージは受けていたが致命傷ではなかった。
「で、でも……あいつはさっきからツナを押しているし、このままじゃジリ貧は明らかだよ……」
「ここまでは様子を見ていたがナッツも使って一気に攻める。だから、安心してくれ」
(………確かにまだ力は残っているけど安心はできない………なら!)
千束はツナが話を聞いても不安が拭えなかった。そしてそんな彼のために自分ができることはないかと考えて1つのことが浮かんだ。
「ツナ……私の力を使って」
「何を言っているんだ!千束の死ぬ気の炎は使いすぎて話をできるぐらいしか力が残っていないのに…それをオレに渡してしまったら…頼むから無理をしないでくれ!」
「でも、奴を倒すためにこれしかないんだよ!私の死ぬ気の炎をツナに渡して力をブーストすればきっと勝てるよ!違う!?」
「それは……………」
ツナは千束の言葉を聞いて自分の勘でそれが一番良い方法であることは察していた。
だが、それでもそれを千束の命が心配で実行に移せずにいた。
「やるなら今しかないよ!いつまでもあちらさんがこちらを待ってくれるとは限らないしね」
「……ああ。分かっている」
「それじゃあ、力を渡すよ」
そういうと千束はツナが差し出した右手を握って大空の炎を注ぎ込む。それから数秒して千束ががっくりと地面に倒れてはツナの背中には大きな炎の翼が一翼が生えて広がっていた。
「凄い……炎圧がここまで……」
「言うなれば『超モードver.burst』と言った所か」
「へへっ……これならきっとあいつを…倒すことが……できるよ……」
「千束!!………お前の覚悟は受け取った」
ツナは倒れている千束をお姫様抱っこしては一瞬でリボーンとたきなの所へ移動した。
「リボーン、千束を頼む」
「命令すんな……と言いたいが、きっちりとケリをつけるなら許してやる」
「ありがとう、リボーン。行ってくる」
「あっ……ツナ……」
「どうした?たきな?」
「い、いえ……必ず戻ってきてください。千束と一緒に待ってます」
「ああ、勿論だ」
(……本当は彼を守られなきゃいけない立場なのに守られている……だけど、今の私にできることはない。こうやって彼を見送るしか……)
守護者としてツナを守ることができなく逆に彼に守られていることにもどかしいたきなであった。だが、そんな彼女にできることはなくヴォルペに向かっていく彼を見送るしかできなかった。
「随分待たせたな」
「いいや。全力で貴様らを潰してこそ、復讐の意味がある」
「後悔しないことだな」
「ほざけ!」
気持ちが昂ぶったヴォルペは一気にツナの間合いに侵入しては右手の爪で切り掛かろうとするがツナは軽く受け止める。
ヴォルペは力を入れるが微動だにしない。
「ぐぐぐっ……!!」
「どうした?さっきの自信はどこにいった?」
「ふざけるなあああああああああああっ!!!」
ツナに煽られて今度は左の爪で切り掛かろうとするが、それに関してカウンターをするように拳を叩きこむ。叩き込まれた爪は次の瞬間、粉々に破壊されていった。
「なっ!?」
「このままいかせてもらうぞ」
ツナはそう言い放つと目の前にいるヴォルペを浴びせ蹴りで斜め下に蹴り飛ばし、そのまま背中の翼で加速しては彼を追いかける。
「そうやすやすとやらせはしない!!」
ヴォルペが叫ぶと口から藍色の炎を溜めては口から大きい炎の塊を放出する。ツナがそれを避けようとするとヴォルペは「ニヤ」と笑っては炎の塊は消える。
「消えた!?」
「いや、あれは…」
たきなが驚いていると次の瞬間、炎の塊はいくつかの分裂していてツナの周りを囲んでいてはツナに襲い掛かる。炎はツナに襲い掛かっては爆発を起こしてはあたりが煙に包まれる。
「あははははっ!!どうだ!?パワーアップとしても所詮、その程度――――「本当にそうか?」
「!?」
ヴォルペはツナの声を聴いて耳を疑って爆発が起こった方を見る。煙が晴れるとそこには黒いマントで体を覆って攻撃を防いでいた。彼が使っているマントはただのマントではなく、ボンゴレⅠ世が使ったマントを再現した彼のアニマル匣のナッツが
「この程度で得意げになっているとは笑い草だな」
「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
キレたヴォルペは8体ほど分身してツナの方へ向かって行っては雨の炎を灯しては大きな津波を作り出した。それは本物かそれともどこが霧の炎で生み出した幻術か分からないほどであった。
「「「「このまま津波に押しつぶされてしまえ!!!」」」」
「……ナッツ。
ツナは慌てることなく、ナッツを攻撃モードで
「ボンゴレⅠ世のガントレッド」
マントになっていたナッツがⅠと書かれたガントレットに形態変化し、ツナの右腕に装着された。
「バーニングアクセル!」
ツナは右手に炎を集約させると津波に向かって放つ。一点に集中され球体とした炎は津波を破壊した。そのままの勢いをつけては幻覚で隠れて口に霧の炎を溜めていたヴォルペに近づいて地面にたたきつける。
「ゴハッ!!」
ゴォオオオオオオン!
「がああああぁぁぁぁぁっ!!!」
そしてヴォルペの口に溜めていた炎が爆発して彼に更なるダメージを与える。彼の断末魔が響き渡る。
「はぁ…はぁ…どうした私がこんなに追い詰められている!?ただ炎を渡されたガキに!」
ヘルリングパワーアップしたはずのヴォルペは千束から大空の炎を受け取っただけのツナに追い詰められて驚きを隠せなかった。
「ヴォルペ、お前は1つ勘違いをしている。オレが千束に渡されたのはただの炎じゃない」
「なんだと!?」
「誰よりも強く、純粋でまっすぐな炎だ!!!」
ツナがそう言うと彼の額と背中にある翼の大空の炎は今以上に強く、大きく燃え上がるのであった。
今回はここまで。
無から考えて文章にするのは本当に疲れます。
それでは今回の解説。
世界の炎(フィアンマ)リング解説シリーズ
世界に6つしか存在しない超レアな霧属性の呪いのヘルリングの1つ。
他のヘルリング同様、使用者の精神と引き換えに戦闘力を何倍も引き上げる戦力倍化の力を持つ。
リング中央の青い宝石を魂と見立てて、それを取り囲む爪は魂を掌握していると説もあるがあくまで憶測を出ない。
このリングをめぐって幾多の血が流されていたが、
・超モードver.burst
背中には大きく炎が放出されているような翼が生えている。
この状態では炎の総量が増えるだけでなく、パワーとスピードなど全体的にアップしており手から炎を出さなくってもスムーズに空中移動が可能。
描写的に分かりずらいがかなり戦闘力がアップしており、実はこの状態でしか発動できない技もあったり……?
読んでいただきありがとうございます。
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