ねえ、完全に見た目があれだよね私!?   作:たられいら

107 / 107
久方ぶりの投稿です
リアルの方で色々ありまして、主に作者のメンタル面の問題ですが
今まで以上に不安定な投稿ペースになると思いますが、どうぞよろしくお願いします


心子触:オリジン

緑谷君を落としたけど、気配がもう無い、一瞬空想の気配がしたから空想が無理やり引きずり出したのかな

繋がりが薄くなったのか継承者の姿も見えなくなったけど

 

「私のこの選択は間違ってない」

 

万事に体を渡した時点でそう思ってたし、今も考えは変わらないし、変わってない、筈

 

「・・・それほんと?」

「え?え!破滅!?」

「うん破滅だよ」

 

なんで、理壊が私から外してたはずじゃ

 

「ほんとに遺言とかいらなかったなぁ、心の中にリスポーン出来ちゃった」

「えと、それは一回消滅したってこと?」

「そうだよ、万事が氷塊落とそうとしたからそれを相殺するために色々限界超えたら消滅しちゃった」

「えぇ・・・なんでそんな自然体で」

「だって心の中だし、心がいるから」

 

破滅が紫色の瞳で私を見つめる

 

「・・・やっぱりここは安心できる、心」

「なに?」

「万事に体を渡したのは、心の判断なんだよね」

「うん」

「だったらさ、なんで苦しそうな顔してるの」

 

私は破滅の目を見ていない

 

「そんなこと」

「何年私が、私達が心の事を見てたと思ってるの、もうちょっと悩みなさそうな顔してたよ」

「・・・まって、いつもの私の顔そう思ってたの?」

「それは置いとくね」

「待って答えて?」

「なにかあるんでしょ、じゃなきゃそんな顔はしない」

「・・・」

「ねぇ、話して?」

 

心残りは、無い

はず、なんだけど

 

「・・・まぁ何かあるのは分かったよ、それを話す気も無いってことも、だからここからはお願いね、死柄木弔?」

「え」

 

破滅の言葉に思わず顔を上げる、私と同じ顔をした破滅の隣には、ここには来れない筈の弔君が立っていた

 

「本当に何もねぇんだな、つーか説得なんて柄じゃねぇんだけどな」

「知ってる、でも心が相手だったら出来るでしょ」

「トガといいお前等の俺に対する信頼は何なんだよ」

 

ため息を吐きながら、弔君が私に近づいてくる

 

「よう心、直接顔合わせんのは拉致した時以来だな」

「そうだね」

「なんだよ、いつもみてぇに騒がしく俺をからかってみろよ」

「・・・」

「だんまりか、目を合わせようともしねぇんだな?」

 

合わせる気はない、だって弔君の目を見たら、何か崩れる気がする

 

「まぁいい、お前が何を考えてようが、俺は俺のしたいことをする、それだけだ」

 

弔君が一歩進む、それに合わせて私の体を締め付けている触手が私の意思を反映して後退する

 

「心、お前は自分から体を渡したんだよな?」

「そうだよ」

「それに縛られてんのも、お前の意思なんだな」

「そうだよ」

「そうかよ、そこまで言うなら信じてやりてぇが」

 

死柄木の動きが加速し、触手を掴む

 

「生憎覚悟を決めた顔に視えねぇんだよ」

「何を」

「全部諦めた、そんな顔が気に入らねぇ!」

 

子触を縛っていた触手に崩壊が伝播し、触手が崩れる

 

「っ・・・なんで、どうしてここまで来ちゃったの」

「さっきから言ってるだろ、気に入らねぇってな」

 

崩れた触手は心から離れるように溶けてゆく

 

「俺はな心、お前と話してなければAFOの操り人形だったと思う、お前と会って話して、初めて俺の考えを持てるようになった、なぁ今のお前は何だ?あん時の、AFO相手に怯みもせずに向かってたお前はどこ行った!」

 

弔君が胸ぐらを掴んで、まっすぐ見て、私に問いかけてくる

その真っ直ぐな瞳を、私はどこかで見たような気がする

いや、見たんじゃない、してたんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『思い出した?』

うん、思い出せた

『そうだよね、じゃないと私と話してない』

あなたは私で

『私もあなた』

万事がいない間、個性と向き合って先を定めた私

『万事と再開して昔の決め事を進めたあなた、どちらを優先すべきかなんて、わかりきってたはずなのに』

自分で抱え込んでバカみたいだね

『そう大馬鹿だね』 

私の原点は民間人でもヴィランでも、救えるなら救いたい

『思い出せたなら迷いはいらないね』

うん

 

 

 

 

 

「・・・かっこいいな」

「あ?・・・はぁ!?」

「あはは!急に真っ赤になっちゃって!面白いなぁ」

「お前が変なこと言うからだろうが!」

 

ほんと、かっこいいよ弔君

私を助けるためにここまで来てくれたんだもん

 

「ありがとね」

「んだよ急に」

「私を助けるためにここまで来てくれたこと」

「俺がやりたくてやったんだ、さっさと目覚まして終わらせろよ」

「うん」

 

さて・・・迷惑かけちゃったな!

全部終わらせて謝らないとね!

 

 

 

 

 

 

ピシッ!!

万事の目に亀裂が走る

 

「して、『時間切れ』か」バリッ!

 

亀裂が開き、心が外へ飛び出た

 

「万事・・・」

 

「ふむ、今一度問おう、お前はどう考えている?」

 

私の前に万事が居る

後ろからは、いろんな人たちの視線が集まってる

 

「ごめんね、やっぱりこのままの世界でいいよ」

 

私がそう答えると、万事が笑みを浮かべた




                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

半分少女のヒーローアカデミア(作者:Akafuku2000)(原作:僕のヒーローアカデミア)

某巨悪さんの暗躍によって個性を改造された上に、天涯孤独になった少女。これは、彼女が人と出会い、過去を乗り越え、最高のヒーローになるまでの物語。▼加山水穂っていいます。水流と火炎のハイブリッド個性です。え、こちらのナンバー2の息子で、髪が紅白なヒーローの卵と個性が似ている?私との血縁はありません。本当ですよ?▼え、髪も似てるって?これは諸事情が……▼※本当にあ…


総合評価:2079/評価:7.67/連載:108話/更新日時:2026年04月12日(日) 00:00 小説情報

一番星と屑星のふたつ星(作者:てへぺろん)(原作:推しの子)

『一番星』は輝きを失い消え去る運命だった。▼しかし夜空に浮かぶこともできなかった一つの星が存在した。▼『屑星』は星屑にもなれなかった残りカス。▼『一番星』と『屑星』がお互いを知った時……▼運命は大きく変わる。▼これは推しの子ではなく推しの物語。▼11/26 誤字報告してくださった皆様に心よりお礼申し上げます!▼7/19運営の検索妨害に引っかかりましたので一時…


総合評価:2036/評価:7.98/連載:47話/更新日時:2024年11月25日(月) 18:56 小説情報

波動使いのヒーローアカデミア(作者:あじのふらい)(原作:僕のヒーローアカデミア)

波導は我にありなんて言わない少女がヒーローを目指す物語▼支援絵紹介▼最近Fate読み始めt(以下略様▼【挿絵表示】▼たろーまる様▼【挿絵表示】▼


総合評価:10322/評価:8.64/完結:279話/更新日時:2026年08月24日(月) 07:00 小説情報

抹消ヴォイスのヒーローアカデミア(作者:M.T.)(原作:僕のヒーローアカデミア)

事の始まりは中国、軽慶市。『発光する赤児が産まれた』というニュース。▼以降各地で「超常」は発見され、原因も判然としないまま、時は流れる。▼世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。▼世界では一つの職業が脚光を浴びていた。▼生まれ持った超常的な力“個性”を悪用する犯罪者・敵(ヴィラン)が増加の一途をたどる中、同じく“個性”を持つ者たちが“ヒ…


総合評価:4281/評価:8.15/完結:153話/更新日時:2024年05月29日(水) 02:18 小説情報

【依存】から始まるヒーローアカデミア(作者:さかなのねごと)(原作:僕のヒーローアカデミア)

 ▼ これはとある少女が、大切な人を救けるまでの物語。▼ とある理由から公安に育てられた少女が、雄英高校でA組のみんなと成長しつつ、ホークスを救けることを目標に動きます。▼ 原作沿いではありますが原作通りではなく、一部の味方キャラの救済や、世界観や過去などに独自設定が盛り込まれます。▼ ▼ ※修羅イム様よりオリ主のイラストを頂きました!!▼  本当に本当にあ…


総合評価:4054/評価:8.86/連載:100話/更新日時:2026年03月31日(火) 17:30 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>