グループステージ第二戦
第2戦が始まった。紡久が選んだ今回のスタメンは次の通り。
GK 丸山あかね
DF 若泉月渚
佐藤麗華
立川絢香
柊つぼみ
MF 蓮沼巴
藤間桜
五十嵐真紀
FW 神木みかみ
森鈴音
東條悠希
前回と違うのは、紫苑→鈴音という部分のみ。
紡久は三日で、多くの練習をした。鳥かごを始め、様々なパス練習。対人も適度にしつつ、主に攻撃の練習をした。
試合終盤、ビルドアップが全くできず、殆どがロングボールになってしまった課題があった。
センターフォワードがニコルならば一つの手かもしれないが、前線は悠希だ。一旦ボールを預けて、攻撃の上がりを待つポストプレーはあまり期待できない。
しっかりとボールを繋ぎ、ゴールを奪う。フォワードの技術任せな、適当なクリアにも似たロングボールは許さない。
都「さあ。今度も頼むで!」
巴「はい! しっかりと走り回ってチームに貢献します!」
桜「紫苑ちゃんもまた今度出番があると思うよ」
紫苑「そうですかね……」
悠希「また二人で点取ろうな」
鈴音「そうですわね」
敵チームの名前はSANZYU(サンジュ)という名前だ。メンバーはどうやら30人近くいるらしい。5人ではない。
第2戦だ。相手は第一戦では負けてしまったようだ。それも1−4とかなりの大敗。この大会ではグループステージ2位まで決勝トーナメントへ進むことができる。この試合に負けてしまったら厳しくなってしまうので、相手にとってはすでに崖っぷちと言えるかもしれない。
さあキックオフ。
相手のボール。敵もボールを持ちたいタイプのようだ。スリーバックになってビルドアップを始めている。
こっちも3トップなので、数的同数かと思えばそうではない。ボランチ二人がセンターバックのパスコースにいるので5−3の数的不利が生まれる。
もちろん紡久は、真紀と桜にボランチをマークをしろと指示をした。これで5−5となる。しかし、センターバックにはもう一つのパスコースがあった。
相手のフォーメーションは3−4−3。中盤の4枚はフラット型だ。4のサイド二人がサイドに張っているので、そこにセンターバックが出すことができる。
ではナナニジのサイドバック二人はそこの2人に行けないのか。いや、行かせる。基本的に相手の3トップを前線に張らせているので、ナナニジの4バックが後ろに貼り付けられる形になる。
しかし、紡久はそうはさせない。相手は3トップとサイドハーフで5トップとなる。そこに、ボールがあるサイドから一人ずつマンマークをさせる。遠いサイドの一人は一旦無視をさせる。
相手の真ん中のセンターバックが、右のセンターバックにパスを出した。
紡久「スライドーーーー!」
紡久のその言葉とともに、つぼみがサンジュの右IHへプレスをかける。そこから絢香、麗華、月渚はつぼみに合わせて横移動。すなわちスライドをして、相手の前線に一人ずつマークをしていく。
相手の右センターバックが右のサイドハーフへボールが出る。つぼみは後ろから敵にぶつかり、ボールに向かって足を出した。