クロスオーバーあるある
VS系のクロスオーバー作品は結局戦わず共闘しがち。
「というわけで。吐いてもらおうか。お前たちの親玉とその目的」
「嫌だと言ったら?」
「拷問の専門家を呼んでいる。嫌でも吐きたくなるさ」
「尊ぅー、来たよー」
「お、噂をすれば」
赤髪の少年が怪しげな袋を片手に現れた。
「あんたは?」
明とカルマは初対面らしく、明が名を訪ねた。
「オレは赤羽業。カルマでいーよ。で、そっちは?」
「御剣明だ。よろしくな」
「よろしくー。さぁて。悪戯していいのはこいつだね。キミはどこまで耐えてくれるのかな?」
*******
「ギャアアアア!?」
「おーおー、えげつねぇな」
「喧嘩と悪戯にかけては天下一品なのよ、カルマは」
カルマの悪戯という名の拷問により得た情報によると、大将の名は
「バラムツ?」
「ケッケッケ、それは魚だろ」
「バラムツって、確か食べたら腹がエグいことになるって聞いたことあるね。使ってみたいなぁ」
「洒落にならないからやめとけ」
その時。妖精が飛んで来た。
「コロンじゃねえか。どうした?」
「大変だ!ゆりとももかが攫われた!」
「!?」
「場所教えろ、すぐ行く」
***********
ゆりとももかの前には尊に似た格好の赤髪の男がいた。しかしその顔は全く似ておらず、悪人面の肥満体型と、尊とは似ても似つかない。どちらかというとカバトンに近い…?
バラムズ リーダー
「上玉2人も連れてくるたぁ、やるじゃあねえか。オレがじっくり味わってから貸してやるよ」
下卑な笑みを浮かべた。そこに、尊と明が駆けつける。
「よう、来たな。ネズミ共。俺が庭瀬組3代目組長、庭瀬尊だ」
「バカだねぇ。俺はまだ継いでないのよ、3代目」
「なっ!?まさか、本物か!?」
「ケッケッケ、リサーチ不足ってやつだな。っていうか似せるやつの特徴は掴んどけよ。全然似てねぇよ」
偽尊こと出馬路 豊楽は本物の尊の圧に怯むも、
「全員ぶっ殺せェ!」
と叫んだ。
「ケッケッケ、派手に行こうぜ」
「おう!...........死にてぇやつからかかってこいや!」
尊はゴムの小太刀を、明は木刀を巧みに操りチンピラたちを蹴散らしていく。
「テメェらには真刀を使う価値もねぇ。あいにくこれ以下の武器を持ち合わせてないんだ」
「ちゃっかり木刀も持ってるじゃねえか」
「くくく、やるじゃあねえか。それならこれでどうだ!」
出馬路はガイアメモリを取り出し、生体コネクタに挿す。
【knight】
騎士のようだが、鎧に着られた不気味な怪物と言った風貌の怪人へ変貌した。
「ヤロウブッ殺シテヤル!」
「明!」
「尊!」
2人は得物を構え、高らかに叫ぶ。
「ブレイドナイト!オーバーリミット!」
「ナイトアラモードデコレーション!どら焼き!」
明は、ハートフルブレイドを自身の頭上に掲げ、青白く輝く円を描く描いた円が足下まで下がると、円の中を通り抜ける際に服装が変わる。
「男気と!仁義を!レッツラまぜまぜ!」
尊がキラキラルで出来たクリームエネルギーを発生させると、どら焼きの皮のようなものが出来上がり、尊を挟んで衣装とアーマーを装着していく。
「花を護る騎士、ブレイドナイト!」
「エナジーナイト!出来上がり!」
ナイトドーパントは大雑把に剣を振って襲いかかる。
更に、バラムズの構成員たちもガイアメモリを使用しドーパントとなり襲いかかるも、ナイトとエナジーの敵ではない。次々と蹴散らされていった。いつの間にかナイトドーパントだけになった。
「ウオオォォォォォ!」
「ケッケッケ、闇雲に剣振ってるだけじゃねえか」
「こんなんじゃ勝てる相手にも勝てないぜ?」
「ウルセェ.....!」
「ブレイドストライク!」
「グヌウ!?」
「エナジー!レッドフォルテバスター!」
「グハァァァ!?」
「おーおー、やるじゃねえか」
「ダークの技を真似してみた」
ナイトドーパントは、盾も剣もボロボロとなり、満身創痍だ。そしてももかを人質にしようと狙いを定め彼女の元に向かおうとするも
「ブレイドナイト・フローラルパワー・フォルテッシモ」
「キラキラキラルン!エナジーフランベ!!」
阻止すべく放たれた2人の技が同時に炸裂し、ナイトドーパントは出馬路の姿に戻ってしまった.ガイアメモリも破損してしまった。
「庭瀬組の名前勝手に使ったんだ、死ぬまで働いてもらうぜ」
そこに、豪海一家が現れる。
「豪海一家船長の豪海勇魚だ!今日からお前達を預かることになった!お前らは今日から暫く海の上だ!陸に戻りたきゃ必死こいて働け!」
「ひ、ひぃぃいー!」
バラムズ一味は豪海一家に連れ攫われてしまった。
「ありがとな。あと、悪かった、疑って」
「いいよ。仕方ない一面もあるしな。それはそれとして、今後のキラパティでの購入料金を2倍にします」
「小せぇ.....」
「なんてな。冗談だよ冗談」
「冗談に聞こえないトーンなのよ」
「キラパティ行きたーい!今日ほんとはスイーツバイキング行く予定だったのに尊くんの偽物に捕まって行けなくなっちゃったし」
ゆりが呆れたような口調で言う傍ら、ももかはキラパティに行きたいと明にせがむ。
「ケッケッケ、そしたら、今から行くか」
一行はキラパティに向けて歩みを進めるのだった。
CV.平田広明(粗忽屋)
半グレ集団「バラムズ」のリーダー。
悪人面の肥満体型。裏社会の大物のコスプレをすることが多く、今回は庭瀬組の跡取りと目される尊を選んだ。がそれが運の尽きとなり尊と明にボコボコにされた後庭瀬組直系豪海一家に預けられた。なお、バラムズ一味は庭瀬組の子分ではなく債務者及び敵対者扱いとなるとのこと。
嘘とハッタリで裏社会を生き抜いてきた....らしい?
素の戦闘力はほぼ皆無だが、ガイアメモリを購入しており「ナイトドーパント」に変身して戦う。
名前の由来はONE PIECEに登場する偽ルフィこと「デマロ・ブラック」から。
ナイトドーパント
騎士の記憶を内包した「ナイトメモリ(knight)」を使い変身するドーパント怪人。鎧に着られた醜悪な怪物といったような外見をしている。
騎士道もへったくれもなく剣を素人感丸出しで振り回すなど、対して強くはないが、下手したらゆりやももかに当たっていた、または人質にしてきたら......と考えると十分に危険な存在である、
半グレ集団バラムズ
名のある組織の偽者に変装して悪事を働く小悪党集団。