秘めたる想い・交わる心   作:Ciel@1999

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一緒に帰りたくて、守部探す壱輝、守部を見つけることに成功をし、呼びかけるが、反応が無く、気になった、彼は森の中へと入っていく...一体...その先で見たものとは!?


秘めたる想い・交わる心 IV

「私が話を聞いた後、転校生...いいや、壱輝君は倒れちゃったの...ホント...ホントにごめんなさい...私のせいで...」

 

 

 

 

 

 

「いや、いいんだ...綾奈さん、貴方は悪くないよ。」

 

 

 

 

 

 

「いや...謝るだけじゃ、申し訳ないから、今日一晩は任せて」

 

 

そうして、今日の夜は、綾奈さんがほとんどの家事をやってくれた。

 

 

 

「それじゃ...私、帰るね」

 

 

 

「うん、何から何までありがとね」

 

 

 

「いや、いいの...それじゃ、また明日」

 

何十分か歩いて家に着いた。

 

 

 

靴を脱いで、部屋へと向かっていると、弟がやってきた。

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん、おかえり、どこ行ってたの?」

 

 

 

「ちょっと友達のところにね、こんなとこに居ないで、早くお風呂入って、寝なさい。」

 

 

「はーい」

 

 

 

「おう、帰ってたか、おかえり」

 

 

 

 

「どうやった?クラスメイトは大丈夫やったか?」

 

 

 

 

 

「うん、意識もしっかりしてて、返事とかも出来てたから、大丈夫だと思う。」

 

 

 

「ん...そか...ってどこ行くんや?」

 

 

「じゃ...私、もう寝るから、おやすみ」

 

 

私は布団に倒れ込み、枕に顔を埋めた。

 

「はぁ...これから私、壱輝君と、どう関わっていけばいいんだろ...」

 

 

 

 

「関わりすぎたら、迷惑だろうしなぁ...」

 

 

 

「迷惑かけたくないし、あまり関わらないようにしよう...」

 

考え込んでいると、睡魔が私を襲い、眠ってしまった。

 

 

 

 

「ん...もう朝か、いつまでたっても、慣れへんな、この辛さは...」

 

 

 

 

 

階段をおりてリビングに行き、冷蔵庫を開ける

「!」

 

 

朝ご飯、作り置きしておくから、あっためて食べてね

by綾奈

 

 

 

僕は作り置きしてあった、朝ごはんを電子レンジで温めて食べた。

 

 

 

 

「ん...美味しい」

 

 

 

 

 

 

朝ご飯を食べ、身支度をし、家を出た。

 

 

 

 

 

学校に向かって歩いていると、こっちに歩み寄ってきた人がいた。

 

 

 

「転校生、大丈夫やったか?」

 

 

 

 

「あ...あの、一体あなたは?」

 

 

「ああ、俺は守部 龍成 よろしくな、転校生の名前なんて言うんや? 」

 

 

 

「僕の名前は柳星 壱輝 よろしく、守部さん」

 

 

 

 

「いや、敬語なんかせんくてええで、俺は気にせえへんから。」

 

 

 

 

 

 

 

「いや、守部さんが気にしなくても、僕が気にするよ、ん〜...敬語が嫌なら...くんはどう?守部くん?」

「お...おう、それでええで」

 

 

 

 

 

まさか、比良坂と同じ呼び方してくるとは、思ってもみーひんかったわ...

 

 

ふと、腕につけている腕時計を見る

 

 

 

 

「守部くん、早く行こう!時間やばいかも!」

 

 

 

 

 

 

守部君も腕につけている腕時計を見る

 

 

 

 

 

「ほんまや!?急ぐぞ!」

 

 

 

僕と守部くんは猛ダッシュで学校まで走り、何とか、時間になる前に席に着くことが出来た。

 

 

 

 

数時間後、学校が終わり、皆 部活をしたり、家に帰ったりしている。

 

 

 

 

 

 

守部くんと一緒に帰ろうと思い、教室を見回す、だが、守部はいない。

 

 

 

 

 

 

「あれ?どこいったんだ?」

 

 

 

 

 

正面玄関に行き、靴を履いて、学校を出る。

 

 

 

 

 

「もう、帰ったのかな?せっかく初めて会ったんだから、話でもしながら、一緒に帰ろうかと思ってたのに。」

 

 

 

 

 

 

 

外で、探していると、森の方へと入っていく守部くんを見つけた。

 

 

 

 

 

 

「おーい!守部くーん!」

 

 

 

 

 

 

大きい声で、守部くんの名前を呼ぶが、聞こえていないのか、本人はこっちを向かない。

 

 

 

「聞こえてないのかな?、う〜ん...せっかくだし、僕もあそこに行ってみるか。」

 

そうして、僕は森の方へと走り出した。

 

 

「はぁ...はぁ...随分と奥だな...」

 

周りを見渡す限り、すべて緑で埋めつくされている。

後ろを見ても、ほぼ土と草と木だけだ、それ以外何も無い。

「ん?誰かいる」

 

 

 

 

 

 

「兄ちゃん!誰か来たよ!」

自分と同じぐらいの女の子がそう言った。

 

「ん?誰や...って、転校生やないか!なんでこんなとこに?」

 

 

守部くんに詳しいことを聞こうとした、その時、女子3人組に話しかけられる。

 

 

 

 

「あんたが転校生?、どうやら、東京から来たらしいな、精々、私らの機嫌を損ねんようにな、損ねると、ああなるで、」

 

メッセージのように、洞窟の方に向かって頭を振ると、

 

 

「てめぇらッ!!」

 

 

 

 

僕は嫌な予感がして、洞窟の方に猛ダッシュした。

 

 

 

 

 

 

「壱輝!ちょっと待て!その洞窟は!」

 

 

 

守部くんが何か言っていたが、聞こえなかった、僕はひたすら、洞窟の奥へ奥へと、進んで行った。

 

 

 

 

 

洞窟を進んでいると、同じく、奥へと進んでいる、綾奈を見つけた。

 

「壱輝君?どうしてここに?」

 

 

「綾奈さんこそ、どうしてここに」

 

綾奈さんに、なぜこの洞窟に入っているのか、理由を聞いた。

「なるほど...あの3人はいじめっ子で、ここの奥にある、石を持ってこいと。」

 

「そう...あいつらは、私の弟にまで手を出してるの、もう、弟に傷ついて欲しくないの...」

 

綾奈さんは辛そうな顔でそう言った。

 

 

「じゃあ、僕も手伝います。」

 

「いいわよ、このぐらい、1人で出来るし。」

 

 

 

 

「せっかく、ここまで来たんですから、手伝わせてくださいよ。」

 

 

 

「もう...わかったわよ」

僕と綾奈さんは石を探して、奥へ奥へと進んでいる、数分歩いていると、洞窟の奥に着いた。

 

僕は周辺を見回して、石らしきものを探してみた、すると、あまり砂を被っていない、地面に埋まっているであろう石らしきものを見つけた。

 

 

「綾奈さん、あれじゃないですか?」

 

僕も綾奈さんも、石をもっとよく見るために屈んでいる。

 

 

 

砂を被っていたので、綺麗にするために払った。

 

 

 

 

 

そうしていると、何がか頭にフラッシュバックした。

 

 

思い出した、僕の両親はガメラに殺されたんだ...ガメラに...そう、ガメラに...

 

 

 

 

「「......」」

 

 

 

 

僕と綾奈さんは、一瞬、驚いた顔をしてから、石に触れた...すると...石が光だし!砂がひいていった。

 

 

 

「「!?」」

僕と綾奈さんは何かを感じ、上を見上げた。

 

僕と綾奈さんは2人がかりで、石を運んだ。

 

 

 

 

「あいつらは?」

 

 

 

「どこに行ったの?守部くん?」

「逃げた...それより、それ!」

 

 

「なんでこんな重いかな?...」

 

 

 

 

 

「2人がかりでも、十分重かったよ。」

 

 

守部くんがハンカチを出すが、綾奈さんはハンカチを持っていたようで、自分ので拭いていた。

 

「壱輝君も私の使う?」

 

と、ハンカチを貸してくれた。

「これ、2人で?」

 

 

 

 

「あんたには関係ない事よ。」

 

 

 

 

 

と、綾奈さんが言っている。

 

 

 

 

 

「あるんや!」

 

 

 

 

 

ドォンッ!パラパラパラ... 、洞窟の奥で音がした。

 

 

 

「なにか来る、こいつを戻さんと、みゆきー!そこで待っとれよ!。」

 

 

 

こくりと、守部くんにみゆきと呼ばれた、女の子が頷く。

 

 

 

 

 

僕達は3人がかりで、石を戻すことになった。

 

 

 

 

 

守部くんは柳星張と自分の家についての、関係について話してくれた。

 

 

 

 

 

「うちは、先祖代々、柳星張の眠りを守ってきた、これは動かしたら、あかんもんなんや...」

 

 

 

「そんなの、ただの言い伝えでしょ?」

 

 

 

 

綾奈がそう言っている。

 

 

 

 

 

 

「イテッ...」

 

 

石が落ちて、裏返る...

 

 

 

 

 

「これは...絵?」

 

 

 

絵を見ていると、守部くんが違う方向を向いている、綾奈もそちらを見ているので、僕も見てみると...

 

 

 

「比良坂...壱輝...戻ろう...、この事は誰にも言うなよ...」

 

 

 

 

 

守部くんがそう言うと、僕と綾奈さんは、静かにこくりと頷いた。

 

 

 

 

外に出ると、あまり時間は経っておらず、まだ日は昇っていて、明るかった。

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