僕は思い出した、そうだ僕の親はガメラに殺されたんだ!ガメラ...ガメラァ!僕は...ガメラを絶対に許さない!
「ん...なんだったんだろう。」
僕は目が覚めた。
「なんか怖い夢見た気がする...気のせいかな?」
朝ご飯を食べ、身支度を済ませて家を出る。
今日も普通の1日だ。
何事もなく一日が終わった、みんな帰るか部活をしている。
そういえば、この前行った洞窟はどうなっているんだろう。
「良し、行くか。」
僕は洞窟をめざして記憶を頼りに森の方へと歩いで行った。
「こっちだったかな...」
数分歩いていると、洞窟に入ろうとしている綾奈さんを見つけた。
「綾奈さん、どうしてここに?」
「壱輝くんこそ、どうしてここに?」
僕と綾奈さんは、ライトをつけて木の扉を押し中に入り、石だらけで不安定な足場を歩いていった。
「ここに来るのは2回目だけど、この雰囲気には中々慣れないなぁ...」
「私はもう慣れてきたかも」
そんなことを考えながら足を進めていると、一番奥に着いた。
「綾奈さん」
「うん、着いたみたい」
周辺をライトで照らしていると、残骸のようなものを見つけた、あれはなんだろう?
「あれはなんだろう...」
考えていると、綾奈さんが何か見つけたようだ。
「なにか見つけたの?」
どうやら足元にあったらしい。
「うん、見つけた、何かの欠片?みたいな」
綾奈さんは拾った深緑色の欠片を見せてくれた。
「あ、僕が着けてるアクセサリーと一緒だね」
僕は首元に着けているアクセサリーを綾奈さんにみせた。
「なんか、この2つ組み合わせられそうじゃない?」
綾奈さんが呟いた。
「確かに、組み合わさりそうだね」
僕は自分のペンダントと綾奈さんが拾った欠片を合わせた、なんとも不思議な形だ。
「何これ?、勾玉?」
「どうなんだろう...分からないや」
何なのか考えていると、勾玉?が光り出した。
「「!?」」
ドサッ パラパラ...
どこかで音がして、僕はライトで周辺を照らした。
ドサッ...ドサドサ...
後ろで音がした!...僕と綾奈さんは振り返り、ライトで後ろを照らした。
「兄ちゃんばあ様に呼ばれて、何言われとんの?」
「あぁ?僧侶の心構えやないか?」
「そんなら僧侶なれへんの?」
「僧侶言うたらそりゃ御堂の事やろが。」
ばあちゃんが俺に向かって言う。
「柳星張のお守りをするんは守部の務め、次にあそこを守るんは叔母はいや」
「柳星張って一体なんなんや?」
前から気になっとったんよなぁ...柳星張、一体どんなもんなんやろか。
「儂が叔母はん程の時にな、大きな災い言うて聞かされてな、あれが蘇ったら、この世滅ぶ言うてな、そやけど、あの石動かん限り、そんな事起こらへんで」
ばあちゃん...あの石動いてもうた...
俺は、ばぁちゃんから顔を逸らした。
「江戸の終わり頃に、勧進相撲の相撲取りが来て、あの石持ち上げようとしたら、どねぇいしても動かんかった。」
「伯母はんがこの家積む時に、十束剣を持ちなはれ、剣は柳星張を封印する道具や」
俺はその夜、おばあちゃんの話を思い出しながら、ライトを持って、柳星張が眠っている洞窟へ向かった。
扉が開いてる!
俺は覚悟を決めて洞窟を進んで行った。
ヌチャヌチャ...
何か音が聞こえる。
数分歩いて着いた先には、比良坂と壱輝がいた、2人のそばに、謎の生物がいた。
まさか...生まれてもうたんか!
俺はライトで柳星張と思われる生き物をライトで照らしながら、2人に近づいた。
「やめて!」
「やめてくれ、怯えるから」
俺は震えた声で言った。
「生まれたんか」
「そいつがなんなんか、分かってるんか」
少し強ばった声で二人に言った。
「イリス...」
比良坂が言った。
「え?」
俺は一瞬戸惑った。
「決めた...イリス...この子は私と壱輝君で育てる、育てて...仇を取ってもらうから」
比良坂がそう言い、壱輝が頷いた。