テンプレ…まじで?(リメイクしてみた) ※現在このすば!編    作:onekou

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どうもonekouでございます。

絶望中に半分以上落とされて、本格的に絶望状態になることが最近多いような気がする私です。

あ、PSO2の話です。


『stage8:やぁってきました冬木市』

 

 冬木市へ行くと言ったな? あれは嘘だ!!

 

 ごめんなさい! ちゃんと行きますって!!

 ちょっと寄り道するだけですって! だから物を投げないで!

 

 

 こほん…。

 

 

 改めましてちわっす、コウジュです。

 

 やって来ました日本の地。

 いや〜、やっぱり日本って良いね。空気を感じるだけでも懐かしさが溢れてくる。

 久しぶりに帰国した日本人は味噌の匂いを空港で感じるっていうけどそんなことはなかったよ。鼻がよくなった俺だから間違いない。でも味噌スープは食べたい。

 雪山も良かったけど、魂の故郷でもある日本に居ると心が落ち着くのは文字通りのそうるぷれいす的なものだからなのかな?w 

 あ、ごめん、あめりか語は不器用なんだ…。

 

 さておき現在は、空港である。

 俺初めてファーストクラスに乗ったんだけど、なにアレ。あんなサービスまであるの?

 一席一席がベッドみたいになるし、マッサージ機能付いてたりとか、食事もおいしいし、なんかそわそわしてしまってイリヤに怒られた。あと周りから暖かい目で見られた。解せぬ。

 だって今まで飛行機に乗った経験って2回ほどしかないし、当然エコノミーでしたよ? 仕方ないじゃん…。

 一般家庭の一般人なめんなし。

 部屋タイプもある? もう機内に住めばいいんじゃないかな!!(発狂

 

 でもいい経験になったわ。

 ちょっと前までお城に居た訳だけど、セレブ気分を味わえたので大満足。

 たぶん今の俺はすんごいふわふわした笑顔をしていることだろう。

 

「ちょっとコウジュ。しっかりしてよね」

 

「ういうい」

 

「はぁ、ほんとさっきのは恥ずかしかったんだから」

 

「いや、悪かったって」

 

「まったくもう…」

 

 呆れたようにため息をつくイリヤにちょっと文句を言いたくなったが、良い経験をさせてもらった俺は大人しくする。

 ほら、精神年齢的には年上だし、年上の余裕ってやつをだな・・・。

 断じて財布を握ってるイリヤにお小遣いをもらえなくなるのがいやだからではない。

 

「おや?」

 

「どうしたの?」

 

「いや、なにか騒がしい感じが・・・」

 

 荷物を回収した後歩いていると、少し離れた場所に人だかりを見つける。別の搭乗口だと思うけど、誰か有名人でも居るのかな?

 あ、そのうちの一人と目があった。何か周りとひそひそと話し始めたんだけど何さね?

 結構な良い体格をした男達がこう内緒話をしてるのをリアルに見ると微妙な気分になるなぁ。

 

 おや、皆してこっち来た。しかもすごい勢いで!?

 

「お嬢さん!!」

 

「はひゃい!?」

 

 一応サーヴァントとしてイリヤを後ろに庇うが、あまりの相手の勢いに変な声が出てしまった。恥ずい…。

 

 それにしてもいったい何の用だというのだろうか。

 まさか日本に降り立った途端に敵の攻撃だってわけでもないだろうし、知りあいが居る訳でもない。私たちが有名人なわけでもない。

 というか俺達を囲っているのは何と言うか大きいお友達? だった。

 何故ここに居る。

 しかしまぁ態々声を掛けてくるのだ。何かあるのだろう。

 聞けば理由もわかるだろう。

 

「えっと、なんですか?」

 

「写真撮らせてもらっていいですか!?」

 

 

 

 

 

 

「キャリガイン…」

 

「待ちなさいコウジュ!!!?」

 

 おやおやイリヤさん何で俺の腕を掴んでいるのかな。はっはっは、そんなことしてちゃ武器を出して振り下ろせないじゃないか。

 いきなり写真を撮ったわけじゃないし、まぁ了承を得ようとしているところには好感を持てなくもないけど、なんかこうヤらないとイケない気がするんだ!!

 

 それでも手を離さないイリヤのおかげで少し冷静になった。

 でもなんでいきなり写真なのか。

 それも理由を考えているとオーディエンスの御陰で大体分かった。

 

 周りから聞こえてきた話を繋ぎ会わせると、どうやら偶然にも俺達が空港に着く直前にアイドルか声優だかが飛び立ったので、その見送りに来てたらしい。

 で、その集団がそのままシフトしてこっちに来たわけだ。こっち来るな。囲うな。

 

 それから聞こえてきたのが、コスプレ外国少女だとか白い姉妹だって言葉。

 誰がコスプレ少女だ!!って怒ったら、何故かイリヤも含めて俺を見るんで、よくよく考えたらコスプレ少女は俺だった。

 そう、俺の格好は召喚された時のままだ。TS転生してここにいることを忘れてた。

 だってさぁ、城にあった代わりの服なんて着れそうなのイリヤのフリフリのやつ位だぜ? まだこれの方が最初から着てた分、心のライフは削られねぇよ。

 あ、イリヤはアニメの時にも着てた服の白いバージョンだ。あのモコモコしてるやつ。二人で並ぶとモノクロになって丁度いいんだ。

 

 まぁ、そんなわけで、外国のレイヤーさんだと思ったらしい。

 でも違います。

 というか本物のレイヤーさんはちゃんと着ていい場所でしかしないと思うんだ。

 

 こら! そんな寂しそうな眼をしても撮らせてやらないってば!! 

 というかいい大人達が少女二人を囲うな! 大声上げるぞこんにゃろう。

 

 まったく…。

 

 これも大人役と一緒に来なかった所為なんだろうか?

 書類上はイリヤの実年齢は大人に近いし、俺の用意してもらった戸籍もイリヤと双子設定だからいらないかなって思っんだけど、こんなことならやっぱり来てもらえばよかったかな。

 まぁ客観的に見ても結構な美少女だからなぁ俺たち。しかも双子(設定上)。言わないけど合法幼女だし。まぁ殺傷能力半端ないけどなw

 うーん、でも冬木に行く前に観光とかしたかったし、この世界の自分とか気になるからあまりイリヤ以外の目はあってほしくないんだ。だから断った。

 この世界の自分については、前にネットとか見て前世と全然違うみたいだから居ない可能性も高い…というか住んでいた町が無いんだけど転生者としては気になるじゃん?

 

 っておい、そこで勝手に写メ撮ろうとしてるお坊ちゃん、人生から退場するか? そういうのイケないんだぞ。レイヤーさんに迷惑だし、一般的にもマナー違反だからな。

 いや、だから、レイヤーじゃないって。一般人一般人。

 

 うーむ、どうしたものか。全然帰ってくれない…。

 というか日本人の奥ゆかしい、一歩引いた態度はどこに行った。

 

 俺が困ってることに気付いた前の方の人は避けようとしてくれてるんだけど、後ろにいっぱい居てそれもままならない様子。

 力を使う訳にもいかないし…。

 

 おや、何とか事態を収拾させようと眼鏡のお兄さんががんばり始めた。最初に俺に声を掛けた人だな。

 元凶の一人だけど、マナーは守ってくれてるし、良い人だな。

 

 あ、目があった。

 とりあえずにぱー☆としておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 ……おうふ。

 

 辺りがとあるメイド長で言うところの忠誠心に当たるもので真っ赤になってしまった。他の人も含めて鼻血ブシャァッ! 

 どこのスクデッドだよって感じなんですけど、どうしてこうなった。

 

 え、何ですかイリヤさん。これをどうするのかって? いや俺悪くないし。

 とりあえず――――

 

 

 

 

 逃げるんだよぉぉぉっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、城に到着っと。

 

 やはり日本はいいね。

 とりあえず東京、大阪、京都と行ってきたけど、美味しいものも食べてきれいなところも沢山まわれて満足だ。あと美味しいもの。

 体感時間で言えばそんなに離れていたわけじゃないけど懐かしさが胸の内からあふれて仕方がない。

 だから新たに荷物が増えて自分用のお土産がいっぱいあっても仕方がないのである。

 うん、イリヤさんその冷たい目をやめてください変な扉開きそうになるから。

 

 そんなことを考えていたら、目の前の扉が開いた。出迎えてくれたのは二人のメイドさん。

 もちろんお馴染みの、セラさんとリーゼリットさんの姉妹だ。俺が召喚された時点で冬木入りしてからこれが初顔合わせになるな。

 新たな原作登場人物にワクテカである。

 二人ともパッと見た感じキリッとしてるから冗談を言う暇が無いけど、やっぱりセラさんはキチっとしてて、リズさんはプライベートではふわふわしてるんかな? 

 俺の中でリズさんってシャツにジーンズ履いて、リビングのソファーでポテチ食べてるイメージなんだ…。セラさんはそのままできる家政婦なイメージだけど。

 気になるけど聞く訳にはいかないし、これから一緒に住むわけだからその内知る機会もあるか。

 私気になります!ってしたいけどがまんがまんっと。

  

 待て…。ここに住む…?

 はっ! 気づいてしまったけど、これってすごく大変なことなんじゃ!?

 

 俺って、見た目少女…ってか幼女だけど中は男ですよ!?

 美人なお姉さん(メイドさん)二人と一緒にだなんて…。どんなエロゲ展開だ!? あ、もとはエロゲか。いや、でもこれ大丈夫なのかな?

 うぅ、今更だけど、中身についてのことを言ってないことに罪悪感が…。

 え? イリヤ?

 いや、イリヤは妹みたいなもんだし、保護対象だから。

 

 いつか本当のことを言うとして、とりあえずはなるようにしかならないか。ヘタレ言うなし。大事なことなので何度でも(ry

 

 一先ず考えるのを止めて、セラリズさん達と軽く挨拶しながら俺たちは中へと案内されていく。

 

 道中にはアニメで見たアーチャーVSバーサーカーで使われた場所などがあってかなりテンション上がったが、セラリズさんもイリヤさんも真面目な顔をしてどんどん行っちゃうからゆっくり見る暇が無かった。残念。

 だがいいさ。今日からはここに住むんだ。いくらでも見る機会はあるだろうさ。

 聖地に在住って最高にテンション上がるなw

 

「こちらになります」

 

「ご苦労様。コウジュはあっちらしいわよ」

 

「あいよ」

 

 一番後ろでニヨニヨしてるうちにどうやら部屋に着いてたらしい。

 

 それにしても、部屋が隣なのはわかるけど扉と扉の間が広くないですか? 本国のお城でも思ったけど、ここも広いのな。

 元一般人の俺にはあまり広すぎる部屋は落ち着かないのです(´・ω・`)

 

 とはいえそんなことを言ってても部屋が狭くなるわけでもないので、自分に割り当てられた部屋へと入って荷物を置き、お隣さんへと向かう。

 セラリズさん達は他の仕事へと向かったので、イリヤと二人での話だな。

 

 コンコンコンとノックをし、了承を得てから中へと入る。

 しかしそこには見事な垂れイリヤが…。

 お疲れですね。俺が観光だって言って連れまわしたのが原因だけどw

 

「どうしたの?」

 

「これからの行動について話をしようかと思ってな。最終確認さ」

 

「…明日にしましょう」

 

 あかん…、重傷や。

 何その明日から頑張る的なの。

 

「あの、イリヤさん…?」

 

「あなたと違って私は頭脳派なの、文系なの! あれだけ歩き回ったら疲れるに決まってるでしょ!!」

 

「そこはほら、回復魔法(レスタ)使ってあげたじゃん?」

 

「回復しないとダメなほど疲れたって言う部分をもう少し考え直してくれないかしら!?」

 

「てへぺろ」(・ω<)

 

「令呪を以て命じるわ…」

 

「ごめんなさい!! 町に行ってきます!!」

 

 慌てて俺は部屋を出る。

 後ろから『まったくもう…』とため息まじりの声が聞こえるが、今は戻るべきじゃないだろう。

 心の中で謝りながら廊下を歩いていく。

 でもこの身体になってからテンションの上下が激しくてついやっちゃうんだ☆

 まぁ大体の作戦に関してはイリヤに伝えてあるし、了承も得てある。問題はないだろう。

 

 ぶっちゃけた話、俺は原作ブレイクがしたい。

 原作は好きだが、話中で犠牲になっていた存在をそのままにしておけるほど俺は冷めているつもりはない。

 特に、この世界に来てから一番縁が出来てしまっているイリヤを見殺しになんてできるはずがない。

 せっかくのチートなんだ。自分の身を守るためだけに使うなんて男じゃないだろ? TSしてるじゃんってツッコミした奴は屋上。

 先に言った、イリヤに伝えた作戦ってのもその為のものだ。

 自分が転生者だとか、どうなるかが分かってるとかは言ってない。それ以前に俺の知識もあいまいな部分が多いし、すべてのルートを知ってるわけじゃないからな。

 それを除いた部分で確定している情報…、例えば聖杯が穢れていることや召喚されるであろうサーヴァント、居ないはずの8人目のサーヴァントについて教えた。イリヤの父、衛宮切嗣について知ってることや衛宮士郎についても。

 当然どうしてそんなことを知っているのか聞かれたが、上手い言い訳は思いつかなかったのですべて終わってから話すと伝えると言った。

 正直自分でも馬鹿だなぁと思う。会ってすぐの俺がそんなことを言っても誰が信じるというのか。

 でも、イリヤは信じてくれた。

 なんでも、『あれだけ真剣な目をしたあなたの話を、マスターである私が信じないわけにはいかないじゃない』だってさ。ホレテマウヤロー!

 

 うん、その信頼に俺は絶対答えるよ。

 『絶対なんて言葉は絶対無い』なんて誰だったかが言ってたかもしれないけど、俺は絶対イリヤを幸せにしてみせる。

 あれ、これなんかプロポーズっぽい…?

 

 こほん、というわけで、自分のチートと照らし合わせて、まだいくつか準備は必要だけど大体の目途は立ったわけだ。 

 その第一段階として、冬木市の地理を把握しないといけない。

 聖地巡礼ではありませんのであしからず。

 

 とはいえこの服のままで外に行くわけにはいかないよなぁ。コスプレ少女扱いはもう嫌だ。

 ああ、でも町に買いに行かないとだな。何故ここに来る前に買わなかったし自分。思ってた以上にハイになってたのかねぇ?

 まぁこの服がやけに体に馴染んで違和感無いのも原因の一つか。

 

 ほんと、最近この身体が馴染んできて困っている。

 

 他人だけど他人じゃない感じだ。転生してすぐはもう少し違和感が強かった。

 でも最近は少しだけ違和感が付きまとうが、身体の動かし方や能力が意識せずとも湧き上がる。汲み上がる。

 

 誰かが言ってたっけ。魂は器の影響を受けるって。

 

 それが本当なら、俺の未来はロリババアなわけだ。不老不死だし。

 今もまだ残っている違和感が男としての最後の一線なのだろうか?

 死守しよう。うん。

 

 でも、そこまで思うなら恰好だけでも男らしくすればいいと思うじゃん?

 

 だけどな…。

 

 

 

 俺は男物が着れない!!

 

 

 

 俺のアイテムボックスにはもちろんPSPo2内の全衣装も入っていた。けど、どの衣装もコスプレっぽくなるんだ。

 勿論男物も入ってんだぜ? そっちは大人しめのものが幾らかあるし試そうとしたんだ。しかし、何故か着ようとしたらアイテムボックスに勝手に戻りやがる。

 PSPo2内では違う性別用の服を着れなかったからその影響だろうか?

 殴り攻撃ができなかった杖が出来るようになってたりとシステムを越えた動きができるようになっている中で何故ここだけ拒否られなければならないのか…。

 

 世界の修正力とか言わないだろうな?

 もしそうなら、色々とチートになって概念を操ったり、幻想具現化とかできるのに何故こんなことができないんだ。

 

 城にあった男物をイリヤに借りて着ようとしたこともあったけど、それもアイテムボックスになぜか入るか、無理やり着ようとしたら爆発四散した。

 まったく訳が分からないよ…。

 

 イリヤのはフリフリの可愛すぎるやつばかりだから選択肢には入らない。着せられかけたけどね!

 

 これはやはり買いにいかないといけないかな。

 町のファッションセンターとかあるかな? 安い店があることを願わないと。あと俺が着れる男物。

 メセタ(ゲーム内通貨)はいっぱいあるけど当然使えないし、貰ったお小遣いもあまり残ってないし大事に使わないとな!

 

 

 

「どうかした?」

 

 考え事をしながら歩いていたから気づけていなかったが、すぐそこにリーゼリット嬢が居た。

 

「リーゼリッ「リズで良い」…リズは、男物の服持ってたりしない?」

 

「男物? 持ってない」

 

 そりゃそうか。こんな美人が態々男物を持ってるわけないよな。

 

「必要なの?」

 

「必要ってわけじゃないんだが、スカートじゃなくてジーンズとかのズボンが穿きたかったんだよ。上もひらひらしてないのが良いんだ。

まあ、無いよねぇー…」

 

「あるよ」

 

「あるんだ!?」

 

「ジーンズなら持ってる」

 

「なんですと!?」

 

「ちょっと待ってて…」

 

 そう言い残してリズがどこかへ向かった。

 

 しばらく待つとリズは戻ってきた。その手にはジーンズと白のセーターがあって、そしてそのまま俺へと渡してくれた。

 

「コウジュ……様? これどう?」

 

「Thanks! あ、俺のことはコウジュでいいよ。イリヤに仕えてるって意味では同僚みたいなもんだろうし」

 

「うん、わかった」

 

 広げてみると、少し大きいが俺でも着れそうなサイズだった。

 タートルネックの白いセーターはモコモコとしていてあったかそうだし、ジーンズも裾を折れば細身なのもあってピッタリになりそうだ。

 

「おおおお!!! 念願のズボン! ありがとうリズ!」

 

「よくわからないけど、よかった」

 

 うっすらと、そう言いながらもほほ笑むリズが超かわいい件について。

 原作設定ではその出自から感情が希薄だなんてあったはずだが、何この天使。

 向こうの城に居たホムンクルスちゃん達は確かに感情の起伏が少なかったが、リズは割としっかり表出できているようだ。

 これはイリヤがそばに居たからなのかな?

 

「それにしても男物持って無いって言ってなかったっけ?」

 

 まさか、彼氏のものとか!? 無いとは思うが俺の天使ちゃんを嫁に欲しかったら俺を倒してからにするんだな。

 

「それ、女物」

 

「……ま、まあ、男物にみえるから良いや」

 

「どう見ても女の子」

 

「うぅ〜、で、でもズボンだ。それだけで大分よし。スースーしない。万事OK」

 

「何か違った?」

 

 こてんと首をかしげるリズに、鼻の奥が熱くなってしまう。

 慌てて抑えるのを見てリズはまた首をかしげる。だから駄目ですって。

 あかんあかん、鼻から忠誠心を吹きだすのは咲夜さんとか宮前 かなこの持ちネタだし、変態あつかいされてしまう。

 

 とりあえずアハト公。お前のこと嫌いだったけど、今ならちょっと許せる気がする(`・ω・´)b

 

 鼻が落ち着いたところで、パッと着替える。嫌なことに、元々着ていた複雑な服も今では手慣れたものだ。

 着替え描写? そんなものいらないよね? ね?

 

 さて、着替え終わるのを態々待ってくれていたリズに挨拶だけして目的の街へと繰り出すか。

 

「どうかな、変なとことかないよな?」

 

「うん、かわいいとおもう」

 

「お、おう…。それじゃ、い、いってきます」

 

「行ってらっしゃい」

 

 可愛いメイドさんに見送られての外出とかなんてリア充なんだろう。

 そして目的地は、物騒な戦いが起こる場所とはいえ多くのファンや二次作品を生み出すきっかけとなった原点。

 ワクテカが止まらんな。

 

 森の中を突き進み、目指すは一先ず人通りの多い商店街かな。

 

 とりあえずは、主人公でありイリヤの目的人物でもある士郎君でも探してみようと思う。

 思わずリア充爆発しろ!! って言いたくなりそうだが。

 

 

 

 

 ふむ、そういえば、リア充で思いついたけど俺ってある意味“リアジュウ”ではあったんだよなぁ。転生時点から。

 

 お、俺上手いこと言った?

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?

PSPo2時代は欲しい武器のために何時間も連続で潜ったりしてたのが懐かしいですね。
あとは服も無駄に色んな色を買って組み合わせて…、テイルズ等でもありましたけど場違いな服でクエに行ったりも楽しかったです。
まぁ最終的にいつもの服に落ち着くんですがねw

そういえば、私の色違いの方が読者の方にいらっしゃった時はごっさ驚きました。

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