テンプレ…まじで?(リメイクしてみた) ※現在このすば!編    作:onekou

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どうもonekouでございます。
すみません昨日出すつもりだったのですが途中で寝落ちしていました。
ともかく今日は出せました!
短いですが、どうぞ!


『stage1:この初心者たちにも祝福を!』

 

 

 

 

 ―――駆け出し冒険者の町 アクセル―――

 

 

 

 

「おおおお! 異世界! 見るからに異世界!! なんて素晴らしい!!! おいおいおいおいほんとに俺ってばこれから異世界生活が始まっちゃうのか!!? さようなら引きこもり生活、こんにちは異世界!!」

 

 和真が見渡せばそこは、今まで生きてきた現代風景とは明らかに違う景色が広がっていた。

 セメントとは違う材質の壁を持つ家々。

 華美な装飾はなく生活に即した服装をした人々。

 何より、見るからに冒険者ですよという出で立ちの男達や魔女のようにローブを羽織った女性、そして人間にはあり得ない形をした耳をした異種族っぽい人。

 それら全てが、和真へと新たな世界の到来を告げ、心を満たしていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

「ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」

 

 

 

 ―――満たして・・・・・・。

 

 

 

「どうするのよどうするのよこれええええええええええええ!!!」

 

「今回はのんびり出来るはずだったのにいいいいいいいいい!!!」

 

 

 

 

 

 ――――満たされなかった。

 

 

 

 

 

「ちょっとうるさいんですけど!? 俺まで変な目で見られるじゃんか!!」

 

 異世界の空気に浸ろうとする和真であったが、すぐ横で嘆き悲しむ二人の少女の所為でそれも出来なくなってしまう。

 しかしそれも仕方がない。

 二人もまさかこんな事態になるとは露にも思わなかったのだ。

 転生の間において、確かに“あの場に有るモノから選べ”と女神アクアは言った。

 だからと言って女神自身を選び、剰えそれが受理されるなど誰が分かるというのか。

 和真は意識を失い始めていたため見えなかったが、転生の寸前アクア達に変わる代わりの女神があの場所へと降り立っていた。

 だから、間違いだったと迎えが来ることも無い。

 

 まあそもそも、あの場所をその様に設定していたのはアクアだ。

 物臭なアクアが一人ひとりの転生作業をするのを煩わしがり、ある程度を自動で行われるようにしていた。

 更に言えば、その設定に関してはあの場所に依存した物であり、アクアよりも上位の神によって産みだされた聖域だ。

 アクアたっての希望で、アクアの性格やらを知っているその上位の神がそういう風に設定してしまったのだから、ある意味自業自得とも言える。

 

 コウジュに関しては、チラリとそういう抜け道もあると面白いなとゲーム脳で考えはしたが、チートを貰う側ではなく与える側の為、アクアが選ばれた時は事実は小説よりも奇なりと面白がっていた。

 ただこちらも、まさか自分がハッピーセットの如くご一緒させられるとは全く思っていなかった。

 

「どうするのよこれ!! 私まで来ちゃったじゃない!」

 

「あ! 俺巻き込んどいて自分だけ被害者面してるだろアクア先輩!! 一番の被害者俺だからね? 俺なんですからね!!?」

 

 和真へと詰め寄るアクア、そしてアクアへと抗議するコウジュ。

 瞬く間に周囲で様子を伺っていた人は和真へと非難の目を向ける。

 然もありなん、美少女二人を両サイドで泣かせているうだつの上がらない男へ目が行くのは自然な流れであろう。

 

 それに気づいた和真は頬がひきつる。

 

 実際を言えば、和真とて被害者だ。

 チートを選ぶ上でアクアを選んでしまったのも、アクア自身の行いに対する意趣返しでしかない。

 しかしそんな背景など周りの人間に分かる訳もなく、現状を客観的に見れば和真への評価は泣いている二人の美少女を前に何もできないでいる男、もしくは泣かせた男ということになる。

 

「分かった! わかったよ!! ならもう帰ってくれていいよ。後は自分で何とかするからさ」

 

 慌てて、二人の少女を窘めるように和真はそう言う。

 そんな和真を見て、アクアは一瞬泣き止むもすぐにまた泣きだし、コウジュは遠い目をした。

 

「それが出来たらとっくにやっているわよ!! 私の権能は癒し特化なの!! 癒しよ癒し!!!」

 

 癒し要素何処だよ・・・・・・と内心で毒づく和真は、ならばコウジュの方はどうかとそちらへと目をやる。

 

「えっと、今は近接戦闘特化かな」

 

「物騒なの来た!?」

 

 てへへなんて笑いながら言うコウジュに、和真は戦慄する。

 見た目的には杖を持つような後衛職なんかが似合いそうなのに相反する言葉が出てきたのだ。

 服装としても、体型―――特にとある部分に実っているものを考えても、和真にはとても前衛職が出来るようには見えなかった。

 

 ただ、今はと付けたのは何故だろうか?

 そう思っていると、コウジュはそれを察したのか説明を始めた。

 

「ああ、今はって言ったのはこの俺は本体じゃないからさ。分体よりは劣化しているのだけど、分身とは違って実体があるし、うーん説明が難しいね?」

 

「いや俺に聞かれても」

 

「まあとにかく、本来の力の一部しか持ってないってことさ。さっきも言ったように俺は研修中でね、転生関連の知識を集めている“俺”のうちの一人ってわけ。まあ新人・・・・・・新神?ってな感じなので、色々理由があって力は削られてるわけだね」

 

「えっとつまり、本来の状態なら帰ることは出来たけど、今は戦闘に関する力を持っているだけだから結局のところ還れないってことか」

 

「おー! That's right(その通り)!!」

 

 加えられた説明を和真なりに解釈したそれは的を得ていたようで、満面の笑みで和真を褒めるコウジュ。 

 悲しくもあまり褒められた記憶の無い和真は其れに照れてしまう。

 ただ、それが当たったところで目の前の女神たちが帰れないのには変わらない。

 

 それが分かって和真は少しばかり申し訳なく思う。

 いやアクアに対しては全くそうは思わないが、それに巻き込まれた形のコウジュには少しばかり罪悪感を感じてしまう。

 そんな和真の心情を察してかつい、コウジュも苦笑いだ。

 

 そんな二人をさておき、アクアは名案を思い付いたと和真へと話す。

  

「もうこうなったらあなたが魔王をいち早く倒すのよ! そうすれば私は帰れるんだから!」

 

「達、達だからね先輩」

 

 アクアの提案は、和真にも意味が何となく分かった。

 今居るこの世界で魔王を倒せば、どんな願いでも叶えてもらえると言われている。

 その時に連れて帰って貰えればということなのだろう。

 確かにそれは今の所確実であり、また正道であろう。

 ただ、“魔王を倒す”ということがそう容易ではないのが難点だ。

 実際にこの世界には和真以外にも何人もの転生者が来ている。

 和真とは違って順当にチートな武器やスキルを得た状態でだ。

 しかし未だに魔王を討伐したという話は聞かない。

 そして女神と共にある自分ならば出来るなどとも思わない。

 というか和真にとってそれはぶっちゃけめんどくさかった。

 

 ともあれ、可能であれば倒す、そんな指針を胸に、和真は辺りを見まわし始めた。

 

「どうしたの?」

 

 アクアがそんな和真に問うた。

 

「冒険者組合的なものを探してるんだよ。どっちみちそこには行かないといけないからな」

 

「冒険者組合? そこに行ってどうするのよ」

 

「魔王を倒すとか以前に生活基盤は大事だろ? それに冒険者っていう位なんだから今の魔王事情とかに関しても情報があると思うんだよ」

 

 和真から帰ってきた言葉に、目を大きくして静かに見つめるアクア。

 

「な、何だよ・・・・・・」

 

「あなた引きこもりニートゲームオタクなのに中々やるわね」

 

「なぁ、それ喧嘩売ってるよな? この女神喧嘩売ってるんだよな!?」

 

「まあまあどうどう」

 

 アクアが素で喧嘩を売るようなことを口走るので、賛同を得るようにかコウジュへと聞くようにボルテージを上げて行くが、コウジュからすればアクアのその言動にももう慣れているのであはは・・・と乾いた笑いをするしかない。

 

「とりあえず俺も冒険者組合に行くのは賛成かな。異世界に来たらまず最初に行く場所の定番だし」

 

「だよなだよな!!」

 

 コウジュの言葉に和真がすぐさま反応した。

 その流れを分かってもらえて喜びの笑みを浮かべる。

 

「そんな定番があるの?」

 

「「おう!」」

 

 アクアが首を傾げて聞くのに対して、二人は示し合わせたかの様に同時に大きく頷く。

 そんな二人に少しばかり仲間外れにされたような寂しさを感じつつも、変なの、とアクアは呟く。

 

「何言ってるんさ先輩、異世界に放り出されたらまずは冒険者組合に行くのはテッパンだ」

 

 そんなぶぅ垂れるアクアにコウジュがそう言うと、和真も馴染みのある分野の為食いついていく。

 

「そうそう! そして免許を取る為のステータスチェックとかで驚くべき結果が出て受付嬢さんに驚かれる!」

 

「そんな新人をよく思わない先輩冒険者!!」

 

「しかし新人はそれをいとも容易く捌ききる!!」

 

「その後それを見ていた怪しげな過去を持っていそうなヒロインの登場!!」

 

 ピシガシグッグッ、二人は唐突に拳を上へ下へとリズムよく撃ち鳴らした。

 それはもう長年の親友の如く。

 

「使い古されたテンプレ転生もの、気付けば食傷気味にもなっているけれど・・・・・・」

 

「でも不思議とまた読みたくなるんだよね、分かるとも」

 

 気づけば握手をしている二人。

 

「改めて俺はコウジュだ。唯のコウジュでいいよ」

 

「なら俺はカズマで。サトウのカズマで」

 

 自然と産まれたシンパシーに二人は共に良い笑みを浮かべる。

 それはまるで戦友を見つけた時のような、土臭くも温かい光景だった。

 互いに名前を名乗り、握手。

 簡単なようでいてそれのなんと難しい事か。

 だが二人は今ここで、それへと至った。

 

 

 

 もう一人の女神を放置して。

 

 

 

 

「うぐ、えぐっ、私をお゛き゛さ゛り゛に゛し゛て゛ええええええええええええええええええええええ!!!!!!」

 

 憐れ仲間外れにされた女神(アクア)は走り出した。

 あ、やっべ忘れてたとカズマとコウジュの二人は慌てて追いかけようとする。

 しかし予想以上にアクアは身体能力も高いようで、あっという間に離れてしまう。

 追いつけるか? そうコウジュは思い地面を蹴りだそうとして、止めた。

 

 

 

 

 

「ぶぇっ!!?」

 

 

 アクアはコケて、そのまま動きを止めたので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 やっはろー、コウジュだよ!

 ・・・・・・うん、流石にもう100越えてるのにこれは無いな。

 

 さておき、着きましたるは冒険者組合。

 何がどうしてこうなったかは分からないけれど、カズマ少年と一緒に俺も冒険の旅に出ることになってしまった。

 本来ならアクア先輩のお供として転生システムについて学ぶだけの筈だったのに。

 いやまあ現状に不満しかないのかというとそうではなく、別に嫌いな展開ではないのだけど、休暇のつもりだったのに職場から電話がかかってきてモヤっとする感じというか・・・・・・。

 でも、こうなった以上はアクア先輩とカズマ少年の補助をしようと思う。

 ただ制限があるからいつものようにはいかないので注意しないとだ。

 

 今の俺はカズマ少年・・・・・・カズマに言ったように本来の一部しか力を持っていない。

 というのも、いつもの社畜女神様から今回研修を行うにあたって効率よく行う為にととある理由から力などを分けてそれぞれ違う場所に行くように言われたのだ。

 形だけの分身と違って中身や力を持っているけど、分体程の力も持っていないこの状態をなんて言い表すか悩む所だ。

 何でも、神族達が友好的で世界運営に関するシステムもしっかりとしている世界だけど、だからこそアンジュちゃんたちの“機能”を持っていってしまうと要らぬ諍いを起こしてしまう可能性があるし、システムが出来上がっている所に俺が持ち始めている“矛盾”というものがどういう影響を及ぼすか分からないぐらいになってきているという理由があるからだそうだ。

 アンジュちゃんに聞いた話を考えれば然もありなんと、納得するしかなかった。

 まあそれでも十分な力をこの“俺”は持っている。

 “機能”程はないけど喰らう力はあるし、創造は使えないけど力が埋め込まれている武器群は持っている。当然ながら戦闘経験もある。

 獣化(ナノブラスト)に大獣化も一応可能。チビになることも当然可能だ。やるかはともかく。

 あと出来ない事と言えば、マイルーム経由での世界移動か。

 どうにもあれはアンジュちゃんの“機能”があったからこそできていた事みたいで、今の俺は使えない。

 とはいえ『何処でもドア』のカードとマイルーム位なら使えるので支障はない。いや支障出たのか。

 

 ともかく、そんな感じなので制限があるのだ。

 制限があるからこそ暴走ということにはなりにくくなっているし、悪い事ばかりではないけどね。

 

 

「どうしたんだコウジュ」

 

「いや、何でもないさ。思ったよりきれいだなって思ってね」

 

「だよなぁ、もっと荒れた酒場みたいなのを想像していたよ」

 

「はは、確かに」

 

 それにしてもこのカズマ、つい友達感覚で話してしまう。

 向こうもその様で、今では気安く話し合う仲だ。

 ピシガシグッグッもした仲だしね。 

 

 そんな俺達を見て、プンスカと言わんばかりに拗ねているアクア先輩。

 とりあえずアイテムボックスからしれっとおやつに持っていたどら焼きを渡しておく。

 まあ貰えるものは貰っておいてあげようかしら、なんて言いながら齧り付き、ニヘラっと表情を崩した。

 俺が言うのもなんだけどちょれぇなこの女神。

 

 まあそれよりも、だ。

 何で俺がアクアぱいせんを先輩呼するかというと、俺がこっちに来て研修するにあたって指導者役を買って出てくれたのが彼女なのだ。

 というか彼女ともう一人くらいしかいなかった。

 どうも上の神様から色々話を聞いていたのか乗り気でない神が多かったのだ。

 おい学級委員長を押し付け合う場面じゃないんだからさ!なんて思ったのも仕方ない。

 だけどそんな中でアクア先輩だけはウチ来なさいよ、だなんて気軽に誘ってくれたのだ。

 今思えば、上からの話は聞いて無かっただけで、俺を誘ったのは先輩ぶりたかっただけなのかもしれないが、そうでなくとも他にも良い所はあるのでついつい先輩呼びして助けてしまうのだ。

 例え理不尽なことをしょっちゅう言うし人の物食べるし素で抉り込むような言葉を言う女神様であっても。

 

 あとはまあ、少しばかり伊丹先輩を思い出すのもあるのかもしれない。

 別に性格とかが似ている訳ではないけれど、何とも放っておけない感じなところとかが似ているのでついね。

 

 

 

「えっと、受け付けはあそこで良いんだよな?」

 

「そうみたいね。私の職業はどうなるかしら」

 

「職業、つまりはクラスだよな・・・・・・。嫌な予感しかしない」

 

 カズマが店員さんに言われた冒険者登録を行っているカウンターへと歩いていく。

 その後ろをアクア先輩と俺が着いて行く形なのだが、どうも俺は嫌な予感がしてならない。

 いやもうサーヴァントとしてカズマやアクア先輩と契約する訳ではなかったので、それだけでもかなり安心したけどさ。

 アクア先輩は言わずもがな、カズマもちょいちょい俺の胸とかに目線が行ってるのは分かるし嫌な予感しかしない。

 でも、こういうパターンの時も絶対なんかあるのだ。

 

 なんて身構えていたのだが、どうやらそれ以前の問題が出てきた。

  

 

「え、登録手数料?」

 

「はい、そうです」

 

 やけに胸元が開いた服を着て、栗林さんとは違ったタイプのロケットとでも言い表すべき凶器を携えたその受付嬢さんは笑顔でそう言った。

 そんな受付さんにカズマは頬を引き攣らせた後、俺達の方へと向いた。

 

「アクア持ってる?」

 

「いきなり連れて来られたのに持ってるわけないでしょ」

 

「コウジュは?」

 

「俺もこの世界に来る予定は無かったから持ってないなぁ」

 

「・・・・・・まじか」

 

 早速予定が狂ってしまい、頭を抱えるカズマ。

 でも実際俺も持ってないし、と悩んでいると、受付の横の方に買い取りカウンターと書いてあるのが見えた。

 それを見て一つ思いつく。

 

「お姉さんお姉さん、これ売れたりしないかな」

 

 言いながら俺はポケットから出すように見せながら、何枚かの金貨を出す。

 PSPo2内のお金を具現化したものだ。

 ゲーム内でしっかりと金貨が流通しているという表記は無かったが、実際に具現化してみると()貨となっていたため売れないかと思ったのだ。

 

「見たこともない金貨ですね・・・・・・。しかし本物の金貨ではあるようですし、金の含有量を鑑定してからになりますが、貨幣としてではなく金としてなら買い取らさせて頂くことは可能です」

 

「おっし」

 

 買ってもらえるのなら何でも良い。

 受付嬢さんに10枚ほど渡す。

 ともかくこれでなんとか冒険者登録は出来るだろう。

 だからその喜びを分かち合う為カズマ達の方を向くと、カズマはズーンと表情を沈ませ、アクア先輩は笑いを堪えていた。

 

 とりあえずカズマへと声を掛ける。

 

「どした?」

 

「・・・・・・何でもない」

 

「何でもないって顔じゃないんだが」

 

 一向に訳を話そうとしないので、今度はアクア先輩へと目をやった。

 するとアクア先輩はカズマを見ながらプフッと、ついに噴き出した。

 

「見た目自分より年下の女の子に支払いをさせるヒキニート、くぷふっ」

 

「やめろ、ほんとやめろください」

 

「あー・・・・・・」

 

 どうやら俺に手数料を払わせるのが何だか情けなく思ったようだ。

 でも最初だし仕方ないと思うんだが、アクア先輩なんか後輩に支払いさせている訳だしね!

 だから、何でもないよとカズマの肩へと手を置いて声を掛けた。

 

「まだまだ最初なんだから仕方ないさ。儲けたらまた返してくれりゃぁ良いしね」

 

「コウジュっ」

 

 和真は言ってみれば転生初心者であり俺の後輩とも言える存在だ。

 だからこそ、先達として手伝ってあげたいと思う。

 俺は安心させるように笑みを浮かべ、肩をポンポンと叩いた。

 和真は俺の行動を嬉しく思ってくれたのか、感動したように声を震わせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷふっ幼女に慰められるヒキニート」

 

「ちくしょうがああああああああああああああああああ!!!」

 

 

 カズマ の きゅうしょ に あたった

 こうか は ばつぐん だ

 

 

 




いかがだったでしょうか?

職業を決める所まで行きたかったのですが、気付けば膨らんでいたのでこの辺りにさせて頂きました。
その為次回は職業決めから入ることになりますね。
さぁさぁ、果たしてコウジュのクラスは何になるのでしょうね!?(白々しく



P.S.
前話投稿後に、たくさんの方からの応援メッセージを頂き本当にうれしく思います。
長い期間が開いたにも拘らず、あのように「待っていた」といったお言葉をたくさん頂き、SSを書く楽しさの一つを改めて身に沁みさせていただきました。
SSを書き始めた時から気付けば既に何年もの月日が流れており、それでもまだまだ拙い部分が多い身ではありますが、皆さまの一時の楽しみと慣れるよう、改めて頑張りたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。

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