アイマスエキスポで発売予定の作品の販促用短辺総集編になります。

魔法先生ネギまをアイマスキャラ(越境14歳組)でやったらどうなるのか。
そういった思想の下書いたパロディ小説です。
即売会の規定上クロスオーバーが出来ないので、主人公の少年先生はオリキャラになります。

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アイマスエキスポ用の販促総集編です。
内容を把握しきらない範囲で、どのような小説なのか読み取れるように抜粋しています。
本誌は285P図書館島編までになります。


販促総集編

「えーと……日本で、先生をやること?」

 

 

「ええーーーーっ!?」

 

 某国某所某学校に、悲鳴交じりの大声が響き渡る。

 その声の主達は一枚の紙を覗き込んでおり、その内容を穴が開くかと思うほど凝視していた。

 今日はこの場所で、学校の卒業式が行われている。

 しかも、この学校は普通ではない。

 生徒達は、卒業証書とともに一枚の紙を渡されるのだ。

 その紙には一つの指示が書かれている。彼等、彼女等の行き先を誘うものが。

 彼等は今、その中の一人である少年に渡されたものを確認していたのだ。

 

「ぷ……プロの修行先がジャパン? しかも、せ……先生をやること?」

「あらあら、まぁまぁ」

「ちょっと! あずさお姉ちゃんも何か言ってよ! プロに先生なんてできるわけないわ!」

 

 

―――――――――――

 

 

「遅刻遅刻ちーこーくー!」

「未来が寝坊するからでしょ! ほらもっと早く走って!」

「二人ともガンバレー。もうちょっと急がないと本当に遅刻しちゃうよー」

 

 奥の学園へ向けて走っていると、後ろの方から賑やかな声が聞こえてきた。

 走りながら少し横を向くと、3人の少女が学園へと向かっていた。二人が息を切らせながら必死に走っており、その横を金髪ショートカットの少女がローラーブレードをつけて並走していた。

 

「ごめんね静香ちゃ……!」

「ちょっと! 未来!」

 

 プロの横を通り過ぎようとした時に、一人が大きな荷物に引っかかり転んでしまう。3人の足が止まると同時に、当たった荷物の主であるプロも走るのを止め、振り返った。

 

「あ、大丈夫ですか?」

 

 転んでしまっている少女に手を差し伸べる。

 転んだ本人は特に怪我もないようで、その手を握りながら起き上がった。

 

「大丈夫だよ。ありがとう」

「未来はおっちょこちょいなんだから。君も大丈夫?」

「はい。僕は大丈夫です」

 

 

――――――――――

 

「私がここの学園長兼、765プロダクションの社長を務めている高木順二郎である。プロ君、ようこそな七婿学園へ」

「あ、ありがとうございます! 学園長? 社長? どちらで呼べばよろしいでしょうか」

「そうだね、ここは学校だから学園長で……頼むよぉ!」

「わかりました。改めてよろしくお願いします、学園長」

 

 前に進み出て、握手を交わす二人。

 それを赤羽と3人は後ろから眺めていた。

 

「しかし、まずは実習生からになるかな。それと同時に、うちの学園では特殊な制度がある。それを説明させてもらおう」

 

 そう言って高木学園長は一冊の本をプロに手渡す。

 

「例えばこれは私の会社、765プロダクションのアイドルのプロフィールである。総勢53名のアイドルが載っている。そして、社会人と事情で離れている面々を除いてこの学園の生徒となっている。他にもいくつものプロダクションが協賛しており、複数のアイドル事務所の生徒が一堂に会する学び舎が七婿学園なのだよ。そして、それぞれのクラスの担任が校舎内での生徒たちのプロデューサーとなる。君には、2-Aの……」

「ちょっと待ってください!」

 

 高木の言葉を遮る静香。後ろで聞いていた彼女は一歩前に出ると言葉を続ける。

 

「この子が、私たちのプロデューサーになるということですか!?」

 

 

―――――――――――

 

 

「ごめんね、担任の先生かと思って。ほら、なーも謝って」

「古典的なトラップしかできなくて申し訳ない」

「謝るところが違うでしょ!」

「はて。では凪はなにを謝れば」

 

 似た顔をした、それでいながら雰囲気の違う二人が話しかける。

 大人しそうな子は、少しガタガタと動き始めた宝箱を押さえつけるようにしながら謝ってきた。

 その後ろで宝箱を見ながら、オロオロしているロングレイヤーのこちらと一切目を合わせようとしない少女。箱の中のものを気にしているようだ。知ってか知らずか、凪は上から乗りかかって椅子代わりにする。

 教壇周りに集まってあーだこーだ言っている生徒たちを小鳥がなだめ、席に着くように言う。

 しぶしぶと戻っていく面々。落ち着いたところで、

 

「ぷはっ! 誰ですかカワイイ僕を出られないようにしたのは!」

「不思議なことに箱から人が」

「貴女がここにいればいいって言ったんじゃないですか!」

 

 

 ついに凪に押さえつけられていた宝箱が開き、そこからかわいい少女が顔を出す。

 凪と言い合った後にキョロキョロとあたりを見渡し、プロを見つける。箱の中で話しは聞けていた彼女は彼を指差す。

 

「フフーン! これからは、ボクのために頑張ってくださいね!」

 

 そういって宝箱をまたいで自分の席に戻っていった。

 幸子が自席に戻り、全員が席についた教室。

 そこで小鳥に促され、改めて教壇に立つプロ。

 

「今日からこの学校でまほ……、英語を教えることになります、プロ・オンザヒルです。3学期からの短期間になりますがよろしくお願いいたします!」

 

 

―――――――――――

 

「お、来た来た」

「ミスター! いらっしゃい」

「よく来たな。さぁ、こちらに座るといい」

 

 促されて、彼らが座っている反対側の席へと座る赤羽とプロ。

 席は6人席となっており、プロは片側3人の真ん中の席へと勧められた。

 座って落ち着くのを待って、3人が次々と挨拶をする。

 

「私たちは教師をしつつ、315プロでアイドルをやらせてもらっている。私は硲道夫だ。よろしく頼む」

「俺は舞田類だよ。高校でEnglishを教えているよ、プロと一緒だね」

「オレは山下次郎、ばけがくの方の化学を教えている。英語圏の人間だし、サイエンスって言った方がわかりやすいか?」

 

 机越しに手を差し伸べてくる類に握手を返すプロ。

 それを見ながらも、道夫はお冷を注いで赤羽とプロに渡していく。

 次郎は、二人が来た時に読むのを止めた競馬新聞をバッグにしまっていた。

 

「これから学園で仕事していくには先人に色々聞いた方がいいからね。僕たちみたいな担当クラスを持っている人はプロデューサーと兼業だけど、教科専任教授である彼らはアイドルを兼任している先生なんだ。僕たちプロデューサー側の視点と、アイドルをしている彼らの視点は違うものが見えていたりするから仲良くなって話を聞くといいよ。僕にはできない相談をしやすい時もあるだろうしね」

「円城寺君の店でこうやって集まるのが定例になりつつあるんだ。恐らく店に入った時に会っているのではないか? いつもは夜にお酒を嗜みながらなのだが、君を夜に連れ出すわけにはいかないからな」

「何かあったら連絡してね。授業のteachとかで分からないことがあったら答えるよ」

 

 プロのために開かれた昼食会であるため、話の中心は彼のことになる。

 来る前はどんな勉強をしていたのか。どんな生活をしていたのか。趣味は何なのか。

 自分たちとプロとの共通点を、話の中から見つけて話の幅を広げていく先達の4人。

 

「それで、同じ事務所に所属している一人が今ラーメンを作ってくれている円城寺君だ」

「皆さん、どちらが本職の方なんですか?」

「どちらとかはないな。両方大事だから両方やってるんだ」

 

 プロの問いに迷いなく答える次郎。

 

「teacherもidolも俺たちは“導く”仕事をしているんだ。プロデューサーにスカウトされてアイドルを始めたけど、どっちも皆のsmileが見れたときのことを考えると頑張れるんだよ」

 

 

―――――――――

 

 

 

「ん? あれは……」

 

 その視界の端に、ふと見えた姿。

 大きな荷物を高く積んで、ふらつきながらも運んでいる少女の姿だった。

 

「望月 杏奈さん?」

 

 それはクラスメイトの一人である、杏奈だった。

 気が付けば周りには誰もおらず、杏奈を補助する人もいないようだった。

 その危なっかしい姿に、自然と名簿をベンチに置いて立ち上がるプロ。

 階段の下に運びたいのか、スロープのない大きな階段を進もうとしたその時――

 

「え……キャアッ!?」

 

「……ッ! やっぱり!」

 

 足を踏み外し、階段から落ちる杏奈。階段の端を歩いていたため、段差を転げ落ちるのではなく、5メートルは離れた地面へと真っ逆さまに落ちていく。

 プロはとっさに自分に強化魔法を施しつつ、どこからか取り出した杖を杏奈に構える。

 

「風よ!」

 

 地面に直撃する直前に、風が杏奈と地面の間に入り込んで一瞬杏奈の体が浮く。

 その隙に、プロはヘッドスライディングで滑り込んで杏奈がぶつからないようにした。

 目をつぶって身構えていた杏奈は、いつまで経っても来ない衝撃と、創造とは違う感触にゆっくりと瞼を開ける。

 するとそこには、プロの顔がアップで写っていた。

 

「あ、せんせー?」

「大丈夫でしたか? 望月さん」

「は、はい。ありがとうございま――」

 

 お礼を言っている途中で言葉を止め、明後日の方向を見る杏奈。

 プロが不思議に思って同じ方を向くと、そこには信じられないものを見たというような表情で固まり、手に持っていたビニール袋を落としている静香と、指をさして固まる未来の姿があった。

 

 

――――――――――

 

最後のメンバーが歌い終わった後、プロは興奮冷めやらぬ様子で大きな拍手を賞賛とともに返した。

 それに合わせて後ろからいくつもの拍手が聞こえる。

 振り返ると、いつからいたのか赤羽を初め小鳥や高木など複数の人がプロの後ろでライブを見ており、彼女らのパフォーマンスを褒め称えていた。プロはアイドル達のライブに夢中で途中から彼らが来たことに一切気付くことはなかった。

 

「どうだった? 彼女たちのライブは」

「凄くきれいでした! みんなキラキラしていて、歌もすごくうまくて……それに」

「いい、笑顔でしたか?」

 

 赤羽の問いに答えていると、横から声がかけられる。

 そちらに顔を向けると、強面の男性が名刺を差し出していた。

 

「どうも。346プロダクションのマネージャーを務めております武内と申します。以後、連絡をする機会も多くなると思いますので、お見知りおきください。

「ありがとうございます」

「皆様の見せるいい笑顔、素晴らしかった笑顔。これは今日、貴方だけのために紡がれた魔法です。今の彼女たちの姿を覚えておいてください」

「あ、はい」

 

 武内の話している内容が少しわかり辛かったが、彼女たちのライブのことだという事は分かったので返事をする。

 二人が話している後ろではクラスメイトの面々が、中央にある先ほどステージ代わりにしていた数人が上がれる追いやられ台を移動させていた。

 それが終えるまで、武内がプロへと話しかけ彼の気を引いている。

 

「今までは一人輝く一等星となり、複数の星が繋がり星座となりました。そして、皆が見上げる夜空へと昇ります。皆様の煌きを最後まで見てあげてください」

(ソロやユニットの楽曲が終わって、アイドル全員で全体曲を歌います。アンコールをお楽しみください)

 

 武内に促され、クラスのアイドル達へと向き直ると、入れ替わりで歌っていた皆が奇麗に隊列を組んで揃っていた。

 センターは静香・未来・翼の3人。

 

「プロ君、七婿学園へいらっしゃい。今日は歓迎会と」

「私たちのアイドル活動を見てもらうために」

「プロ君のためだけのライブを開催したんだよ。そして、これが最後の一曲。聞いてください」

『THE IDOLM@STER』

 

 未来、静香、翼と言葉のバトンをつなぎ、最後にクラスメイト全員で曲名を伝える。

 イントロが流れ、隊列が左右対称に分かれ、中心を空けながら教室の中を最大限に活用し、全員の顔が見えるように広がっていく。

 そして、数名が中央に躍り出てきた。

 

『もう伏し目がちな昨日なんていらない』

 

 森久保乃々がセンターとなり、歌が始まった。

 

『今日これから始まる私の伝説』

 

 入れ替わり、輿水幸子が見せつけるように踊りながら続ける。

 

『きっと男が見れば 他愛のない過ち』                         

 

 棟方愛海が横から何かを揉むように手をワキワキさせて幸子の前を横切った。

 

 

 それからも、皆が入れ替わり立ち替わりにプロの前に来てはアピールをしていく。

 それぞれが、様々な動きを演出し“自分”を魅せつけていった。

 プロは移り変わる景色に心を奪われる。

 気が付けば、先ほどの不安も消えて楽しさだけが胸に残っていた。

 最後はプロを囲うように無理やり円の形で一列になり、最後ピストルを撃つような振り付けでプロを打ち抜いた。

 プロは立ち上がって拍手をして、手を大げさに振っていくつもの賞賛の声を送った。

 

 

 

―――――――――

 

 

「私達は新幹少女」

「そして実はもう一つの顔がある。それは……」

「高校ドッジボール関東大会優勝チーム」

『黒百合!!』

 

――――――――

 

 

「待ちなさい!」

「その本を取られるわけにはいかない!」

 

 それがトリガーとなって、鎮座していたロボットが立ち上がった。

 知っている人がいればそのロボットのこういうであろう。

 『ネ―ブラ』と『ヒエムス』だと。

 

―――――――――

 

 ネ―ブラとヒエムスが両手を高く掲げて振り下ろす。

 地面に向けて振り下ろされたそれは、プロ達もろとも床を完全に破壊した。

 下は地面が遠くにかろうじて見える深さになっており、落下したら助からないだろう。

 

「『風よ!』」

 

 百合子が剣を取り出して大きな風を発生させる。

 皆の周りに風が吹き、落下速度が緩やかになった。

 しかし、周りには破壊された床の破片が一緒に浮かび上がっており、一緒に落下すると体に当たって大けがをするだろうことが予想できた。

 

「これは、危ないですね」

 

 そこで瑞希が呟くと、なぜか周囲で一緒に落ちていた床の石材がプロ達の周りから消えた。

 

「百合子! とりあえず皆を一ヶ所に集めなさい!

 

 冬優子に指示をされて百合子が風を駆使し、自由落下している皆をぶつからないようにして一ヶ所に集めた。

 

「どうなってんのよこれ」

「静香、なんでじゃなくてどうするかを考えなさい。皆、手をつないでひとまとまりになりなさい。百合子は風で皆を守りなさい!」

「冬優子さんは?」

「私は、あいつらをどうにかするわ」

 

 冬優子は上から急降下してくる2体を睨みつけながら伝える。

 そして、落下を止めて空中でその場にとどまると両手を大きく広げた。

 

「空中戦じゃ分が悪いけど、しょうがないわね」

 

 広げた両手を握り、胸の前で一回ぶつける。

 拳と拳がぶつかった瞬間に火花がはじけた。

 

「喰らいなさい!」

 

――――――――――

 

「あれ? あんた」

「黛さん。こちらに来られたのですか?」

 

 冬優子は更に奥へ行くと、隅の方に人影を見つけた。

 警戒をしながら近づくが、その影の主が誰だかわかると声をかけた。

 その相手は、瑞希であった。

 

「どうしたのよ、こんなところまで来て危ないわよ」

「すみません。眠れなくていつの間にかこちらに」

 

 そう言いながら、手に持った球体を見せる。白と紫のそれを順番に上に投げると、ジャグリングを披露する。

 

「ですので、皆さんの邪魔にならないようにこうやって黛さんとは違う”マジック”の練習をしていました」

「ふぅん。気を付けなさいよ、結局何が起きてるのかはわかってないんだから。不用意に出歩くとこちらもかばいきれないこともあるわ」

「わかりました。では、次回からはもうちょっと皆さんと近い場所で練習します」

 

 ジャグリングしていた球を地面に置き、空中で取り出したトランプをシャッフルする。そしてその中から1枚を引くと、ペンをその真ん中に突き刺した。

 冬優子に見せるように引き抜かれたペン。そしてカードには傷が少しもついていなかった。

 冬優子はそれを見て小さく拍手をする。

 

「うまいものね。まさに魔法みたいよ」

「ありがとうございます。そう言ってくれると嬉しいです。もっと頑張るぞ、瑞希」

 

 それからもいくつかマジックを披露する瑞希。

 冬優子はそれをじっくりと観察するも、何一つトリックを見つけることが出来なかった。

 

「さて、そろそろ戻りましょう。黛さんも少しは眠ったほうがいいでしょう」

「そうね。ふゆもさすがに眠いわ」

 

 瑞希に提案されると、眠気を思い出した冬優子が小さい欠伸をする。

 

「私はかたずけてから行きますのでお先に戻っていてください」

「さっきも言った通り、安全は確保できていないわ。少しくらいは待つわよ?」

「マジックの種も片付けないといけないので……」

 

 冬優子は瑞希と戻ろうとするが、瑞希はそれをやんわりと断る。

 じっと見つめ合う二人。

 しばらくたって冬優子がため息を吐いて、瑞希に告げる。

 

「わかったわ。ふゆは先に帰るから、あんたも気を付けて帰ってきなさいよ」

「はい。ありがとうございます黛さん」

 

 冬優子は一足先に皆が休んでいる場所へと帰っていく。

 瑞希は冬優子が見えなくなるまで見送った後、辺りに散らばっていた荷物をしまい始める。

 片付けは進み、最後にジャグリングした球体を手に取った。

 

「では、行きましょうか。ネ―ブラ、ヒエムス」

 




お品書きはこちら
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=320671&uid=9491

要望があれば。もしくは売れなさ過ぎたら連載をするかもです。
その場合、ハーメルン内だとネギ君が主人公にできそうなので修正するかも悩みますが

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