初投稿です。
モンスターハンターのお話をゆるゆると書いていこうと思ってます。かなり遅筆になると思うのでもし次のお話が気になる方は気を長くしてお待ちしてください。
「お母さん!この人ってどんな人なの!?」
少年は上目遣いで自身の母に問う。一方膝の上で我が子に問いかけられた母親は口元に緩い弧を描きながら口を開く。
「この人はねぇ、ハンター様よ。特にこの人は『英雄様』だねぇ」
「『英雄様』?」
「そうよ。この人がいなかったら今頃世界は終わっていただろうねぇ」
「すごい人なんだね!」
「そうよぉ」
「決めた!オレ、英雄になる!!」
「おやまぁ……お母さんは心配だよ」
困り顔で子供の頭を撫でる。何を隠そうハンターの死亡率は年々と増えていっている。我が子に死んでほしくないのは当たり前の気持ちだろう。
「えーならどうすればいいの?」
「そうだねぇ………もしもライダーになれば安心かもしれないねぇ」
「ライダー?」
「ハンター様とは少し違ってねぇ、モンスターと絆を紡いで一緒に戦う人だよ」
モンスターと絆を紡ぐ。そんな言葉は少年にとって刺激は充分で、目をキラキラと輝かせていた。
「じゃあオレライダーになる!相棒見つけて、ライダーになって……英雄になる!」
「ふふ、そうかい。さぁ、もう遅い時間だ。寝るよ」
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「おいクソガキ!!森に行くなって何度も言ってんだろうが!!」
「うっせぇ!相棒探しに行くんだよ!邪魔すんな!」
「だからこんなとこにお前の相棒になりそうなやつはいねぇよ!!」
齢10歳ぐらいだろうか。子供が森の中で大人と追いかけっこをしている。いや、追いかけっこというほど微笑ましいものではないのだが。
「探してみないとわかんねぇって毎回言ってんだろうが!!」
「毎回同じことを聞かさせるこっちの身にもなりやがれ!!」
「チッ!しつけぇなぁ……まぁ、おっちゃんはオレに追いつけねぇけどな」
少年はその言葉と共に卓越した身体を使ってぐんぐんと距離を取っていく。いつしか先ほどまで怒鳴り声をあげていた大人は大声ごと視界から消えていた。
「毎回おっちゃんも律儀なもんだよなぁ。追いつかないってわかってんのに」
先ほどまで追いかけていたおっちゃんにある種の敬意を払いつつ、目の前の雄大な自然に目を向ける。
「さーてオレの相棒探し始めますか!」
そこからいつもの日課……相棒探しが始まった。
ガーグァ、なし。絶対に勝てない。
サシミウオ、なし。水から上がれない。
アイルー、なし。かわいい。
「あー見つかんねぇなぁ……」
まぁ、そう都合よく見つかる方がおかしいのだが。悲しいかな子供心ながら焦ってしまう。
「……あ、木が倒れてる。デカい生き物でもいたのか?」
………気になる。でも、怖い。………今日は諦めよう。そうだ。無理にリスクを冒す必要なんて……
「………あれ?」
気づけば足が空を切っていた。よく見てみると足元の土がない。どうやら余程の規模の生き物がここを通ったようだ。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ぐるぐると加速しながら視界が回る。大体3分ぐらいだろうかいつの間にか回転は終わっていた。
「ってて……ここは………」
ふらつく視界にピントを合わせながらゆっくりと前を見る。
そこには一つの卵と………
「リオ、レイア………?」
が横たわっていた。図鑑でしか見たことのないモンスター。その肢体は寝ていながらも確かな存在感を放っていた。
「………違う。こいつ、寝てない」
寝ているならば少なからず上下するはずだ。それすらもないならば………
「死んでる………誰に………?」
リオレイアは相当に強い生き物だ。ならいったい誰に………そう視線を配らせてみるとこの個体には尻尾の付け根から先が存在していなかった。
「っ………」
傷の断面は惚れ惚れするほど鮮やかに切り裂かれており、感嘆の息を漏らすほどだった。
「………この卵どうしよ。………え?」
パキパキと音をたてながら卵に亀裂が入る。おそらくこのリアレイアは死ぬその直前まで我が子を暖めていたのだろう。その行動には心から敬意を示したいところだが……
「ちょっ!オレ!?オレが見届けるの!?」
そんな情けない言葉を漏らすが、卵の亀裂は止まってくれない。
「あ………」
「きゅい?」
ピッタリと肌が赤い子供の飛竜と目があった。
前書きでも書きましたが、ゆるゆると妄想を書き込んで行きます。自己満でお目汚しするかもしれませんがどうぞお許しください。