ホグワーツの破天荒なあの人   作:一光

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今回から秘密の部屋(多分出てはこないけど)編です。

前回の賢者の石も殆ど話題にもならなかったけど、今回の秘密の部屋については作中の人物達の口にも出なさそうです。


お会い出来て光栄です!

7月31日はハリーの誕生日でその日ポッター家ではハリーの誕生日パーティーの準備をしていた。ジェームズは午前中は仕事がある為、家を出ていたが午後は休みを取っているので夜の誕生日パーティーには出るとの事だった。リーマスとセブルス、レギュラスは予定が合わずに出席出来ないとの事だったがプレゼントは朝には送られていた。

夜の誕生日パーティーにはポッター一家とシリウス、ネビルとフランク、アリスのロングボトム一家、ロンとロンの父のアーサー・ウィーズリーと母のモリー・ウィーズリー、パーシーとフレッド、ジョージにロンの妹のジニー・ウィーズリー、そしてハーマイオニーが参加していた。

 

 

「それにしてもこうして話すのは初めてだね。ポッター、ブラック、ロングボトム」

「お気軽にジェームズと呼んでください。ウィーズリーさん」

「えぇ私もシリウスで構いません」

「フランクで構いませんよ」

「私の事もアーサーで構わんよ。ジェームズ、シリウス、フランク」

 

 

父親達とシリウスはウィスキー片手に談笑しており、母親達も既に打ち解けて話をしていた。

 

 

「本当にうちのフレッドとジョージは悪戯好きで、兄達を見習ってほしいわ」

「うちは主人が学生時代悪戯好きで、同級生の時は本当に困りましたよ。今では落ち着いてますけど、ハリーがジェームズと同じ悪戯好きにならなくて良かったと思ってますよ」

「聞いたわよ、ハリー君クィディッチのシーカーで活躍したのよね。うちのネビルは、もう少し勇敢になってほしいわ」

 

 

ハリー達もホグワーツや家の事などを話しており、盛り上がっていた。ハーマイオニーが魔法使いの家の事を聞き、フレッドやジョージは逆にマグルの家の事を聞いていた。

 

 

「正直、ハリーの家は想像してるより違ったわね」

「まぁね、僕のママはマグル生まれだからね」

「成る程、納得」

「そういった話はぜひ聞きたいな」

「お前達は碌な事しないんだから聞かなくて良い」

「そう言えばロン、あなたローリエル先生のあの特別課題どうだったの? 私達それの結果聞いてないわ」

 

 

ハーマイオニーが聞くと視線が一気にロンに向いた。普段のロンなら課題の話題を出されるのは嫌がるがエミレアの特別課題については自信満々と言った様子で話し始めた。

 

 

「ローリエル先生から渡されたチェスさ、1回しか出来ないんだけど終わった後マクゴナガル先生に提出しただろ?」

「してたね。でも何でマクゴナガル先生だったの?」

「それがあのチェス用意したのマクゴナガル先生だったんだ! でチェスに勝てたから30点加算されたよ」

「「マジか!? 凄いなそれ!!」」

 

 

ロンのその言葉にフレッドとジョージは驚いて声を上げていたが、ハリー達も驚いていた。そして、点を加点されたと言ったロンの言葉で思い出したかの様にハリーも言った。

 

 

「そう言えば僕もレイブンクローとのクィディッチ後に加点してもらったよ」

「「本当か!? ハリー!」」

「うん、本当」

 

 

ハリーの言葉を聞いてフレッドとジョージは食い付くように聞くとハリーはその日の事を思い出しながら話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡り、グリフィンドール対レイブンクローのクィディッチ戦の翌日、その時は偶々ハリーが1人で歩いている時にセブルスに会った。

 

 

「昨日のクィディッチは見事だったぞ、ポッター」

「ありがとうございます、スネイプ先生」

「君の活躍でグリフィンドールは優勝したな」

「僕だけじゃないです。皆がいたから勝てました」

「謙虚なのは良いが、今回に関しては胸を張って良いぞ。君の活躍を讃えて、グリフィンドールに60点・・・・・・だが、これに満足せずに努力すると良い」

 

 

セブルスはそれだけを言うと足早に去っていき、暫くハリーは驚いてセブルスの背中を見ていた。

時を戻して現在・・・・・・

 

 

「「マーリンの髭・・・・・・」」

「・・・・・・」

 

 

フレッドとジョージは唖然とした表情で呟き、パーシーも開いた口が塞がらないと言った様子だった。ロンはハーマイオニーにこっそりと耳元で話し出した。

 

 

ねぇ、これって贔屓してない?

その可能性はあるわ・・・・・・ただちょっと露骨な気がするけど

2人も知ってるの? スネイプ先生、普段はハリーに結構甘いよ・・・・・・表情とかには出さないけど

「「納得・・・・・・」」

「3人で何話してるの?」

 

 

ロンとハーマイオニーが小声で話しているとネビルもそれに加わり、普段の状況を2人に伝えていた。親同士闇祓いの為、ネビルは何度かポッター家を訪ねておりセブルス、シリウス、リーマスとは顔見知りだった。その為ジェームズ、シリウスのハリーの甘やかし大会が始まり、リーマスは適切な距離感を保ちつつも何処かハリーに甘く、セブルスも表情を変える事ないがハリーを甘やかしてる姿は見ていた。その度にリリーに叱られてるのもネビルはしっているが言わない事にしていた。そんな3人の秘密の会話にジニーが聞いてきた。

 

 

「1年生でシーカーで活躍したハリーが凄いなって話」

「やっぱり凄いわよね。私もハリーみたいになれるかしら?」

「本人にアドバイス貰ってみたら?」

「いや・・・・・・その・・・・・・」

「何? 恥ずかしがってるの?」

「そ、そうじゃないわ! ただ、その・・・・・・」

「あれ? ジニー、飲み物ないね。何か飲みたいのある?」

「あの・・・・・・かぼちゃジュースを・・・・・・」

「入れてくるよ」

「だ、大丈夫! 自分で入れるわ!」

 

 

ロンがジニーにハリーの話である事を言うとジニーが言った言葉に対してロンが少しからかったように言うと否定していたが、ハリーがジニーのグラスが空なのを気付いて聞くと、ジニーは慌ててリリー達の方へ行った。

 

 

「僕、何か嫌われる事したかな?」

「気にするな、ハリー・・・・・・それと来年もクィディッチ、期待してるよ」

「またシーカーに選ばれるかは決まってないよ」

「確かに、今年はジニーが入学するからシーカーの座、取られるかもね」

「僕も簡単には譲らないさ」

 

 

ハリーとロンは来年のクィディッチへの熱意を既に燃やしていた。そんな中でリリー、モリー、アリスの3人はハーマイオニーを呼んだ。

 

 

「ハーマイオニー、あなたが良ければ一緒に学用品を買いに行かない?」

「そんな悪いですよ。今日のパーティーに呼んでいただいただけでも申し訳ないのに・・・・・・」

「子供がそんな事気にしなくて良いわよ! ご両親が行くにしても大変でしょ! それに、私はうちの息子達を監視しないいけないからジニーに色々教えてほしいのよ!」

「では、お言葉に甘えさせていただきます」

「本当に良い子ね。さて、旦那達はどうかしらね?」

 

 

アリスはそう言ってジェームズ達を見ると4人共大笑いしており、モリーはジェームズ達の近くに言って声をかけた。

 

 

「学用品を買いに行くんだけど、予定が空いてる日はあるかしら?」

「いつにする? 休みなら取るぞ!」

「シリウス、残念ながら私達は無理だ」

 

 

モリーの問にシリウスがウキウキした表情で答えたが、フランクはシリウスに言った。

 

 

「今日の休みを取る為に仕事をしていた。だが今度また3人で休みを取るとなると、流石に無理だ」

「それに休んだ分、仕事が回ってくるぞ。色々と忙しくなるって言われたよ」

 

 

フランク、ジェームズの2人が言うとシリウスはまるでこの世の終わりかのような表情をしていた。シリウス程ではないがジェームズとフランクも大分落ち込んでいる様子だった。そんな中でアーサーが申し訳なさそうに言った。

 

 

「私なら、今度の日曜が休みだ」

「ならその日に行きましょう!」

 

 

アーサーの言葉を聞いたモリーはその日に行く事を決めるとリリーもアリスも反対する事はなかった。未だに落ち込んでいるシリウスにハリーは近付いた。

 

 

「シリウスおじさん・・・・・・」

「ハリー、すまない。今年の学用品購入は一緒に行こうと思ってたんだ・・・・・・」

「仕事なら仕方ないよ。仕事、頑張ってね」

「ハリー・・・ッ!!」

 

 

ハリーがシリウスを励ますとシリウスは感極まった表情でハリーを抱き締めていた。そこに居る全員が、ハリーはシリウスの扱いが上手いなと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日曜日、ダイアゴン横丁でハリー、リリー、ロン、パーシー、フレッド、ジョージ、ジニー、アーサー、モリー、ネビル、アリス、ハーマイオニーは一緒に学用品を買う為に歩いていた。

 

 

「そう言えばさ、ローリエル先生の授業ってどんなのだと思う?」

「何よ、突然」

「どんな授業をするか気になるでしょ」

「パパとママはとっても楽しい授業だって言っていたよ」

「パーシーだったら何かしってるかな?」

「「なら聞くしかないだろ!」」

 

 

ロンがエミレアの授業の事についてボソッと言うとハーマイオニーが不思議そうに聞くとハリーはジェームズとリリーが言っていた事を言うとロンの呟きにフレッドとジョージの2人はパーシーの元に向かうとパーシーをハリー達の元に引っ張ってきた。

 

 

「いきなりなんだ!?」

「「パーシー、ローリエル先生の授業って受けた事あるか?」」

「あぁ、あるぞ。2年生の時にサロウ先生が魔法省に行く事があってその時に」

「ローリエル先生の授業ってどうだったの?」

「凄い実践的な事を教えてもらったよ。2年生で覚えられる呪文で逃げる方法を教えてくれたよ」

「受けてみて、どうだった?」

 

 

引き摺られるように連れてこられたパーシーはフレッドとジョージに文句を言っていたがエミレアの授業について聞かれると懐かしむ様子で話してハリーが聞くと、珍しく笑顔でパーシーが答えていた。

 

 

「とても楽しかったよ。それは実戦形式で大変だったけど、本当に楽しかったよ」

「とっても良い事聞いたぜ」

「あぁ、ローリエル先生の授業を受けてみたいぜ」

 

 

パーシーの話を聞いてハリー達の気持ちを代弁するかのようにフレッドとジョージが言葉を発した。

 

 

「あなた達! 逸れるといけないから早く来なさい!」

 

 

モリーの声を聞いたハリー達は慌てて逸れないように着いていった。その後、学用品を買おうした店の前で偶然にもルシウスとドラコに会った。

 

 

「おやおや、これはアーサー・ウィーズリーではないですか」

「こんな所で偶然ですな、ルシウス・マルフォイ」

 

 

ルシウスとアーサーの間では険悪な空気が流れていたがドラコはハリー達との再会を喜んでおり、挨拶を交わしていた。

 

 

「皆、久しぶりだね」

「ドラコも元気そうだね」

「そう言うロンもな。それとグレンジャー、今年は負けないからな」

「私も負ける気はないわよ」

「2人共凄いね、もう勉強の話ししてる」

「ネビル、学生は学ぶのがやる事だろ? それとハリー、今年のクィディッチは勝てると思わない方が良いぞ。今年は僕も入団テストを受けるんだ」

「やっぱりドラコも? 僕も受けるつもりさ」

「やっぱり、クィディッチはしたいからね。必ずシーカーになってハリー、君に勝つよ」

「悪いねドラコ、僕も負けないよ」

「2人共悪いが、今年は我が妹のジニーが入学するだ」

「ジニーがハリーからシーカーの座を奪って、君にも勝つと思うぜ」

「「負けるつもりはないよ!」」

 

 

リリー、モリー、アリスはそんな子供達のやり取りを微笑ましく見ているとドラコはその視線に気付いて恥ずかしそうに挨拶をした。

 

 

「初めまして、僕はドラコ・マルフォイです。ハリー達とは寮が違いますが、仲良くさせていただいてます」

「あら、とても礼儀正しいわね。私はモリー・ウィーズリーよ、ロンとフレッド、ジョージ、パーシー、ジニーの母親よ。今年ジニーが入学だからよろしくね」

「初めましてね、私はアリス・ロングボトム。ネビルの母よ、こちらこそ、ネビルと仲良くしてくれてありがとうね」

「覚えてるかしら? ハリーの母のリリーよ」

「えぇ、覚えてますポッターさん、お久しぶりです」

「偶にドラコが僕達と同い年か分からなくなるよ」

「僕もそう思った」

 

 

そんな子供達と母親達を見てルシウスは全員に聞こえるように呟いた。

 

 

「ロングボトム家の者なら、付き合うべき人間は選んだ方が良いのだがな」

「何だと貴様!?」

 

 

ルシウスや純血の家系の多くは純血主義の所が多く、マグルやマグル生まれの魔法使いや魔女を見下しており、マグルに肩入れしたりする者達を血を裏切る者と言っている。ルシウスはリリーやハリー、ハーマイオニーを見ていっていた為、それにアーサーがキレて殴りかかろうとしていた。

 

 

「あれ? そこに居るのはモリーにアリス、リリーかい? 久しぶりだね!」

「「ッ!?!?!?」」

 

 

声のした方を見ると笑顔のエミレアが近付いており、ハリー達もそれに気付いた。アーサーとルシウスはエミレアの声が聞こえた瞬間に笑顔で肩を組んでいた。

 

 

「先生!? お久しぶりです! まさかこんな所でお会い出来るなんて」

「やぁモリー! 私も会えて嬉しいよ! 立派なお母さんになったね!」

「こうして先生に会えるなんて、思ってませんでしたよ!」

「私もだよアリス! 元気にしてた? それとオーガスターも元気?」

「はい! 家族皆、元気にしてます!」

「今年も会えるとは思ってませんでした、先生」

「私もだよ、リリー! 皆も学校以来だね!・・・・・・アーサーとルシウスも久しぶりだけど、何で肩を組んでるの?」

「「オヒサシブリデスセンセイ・・・・・・」」

 

 

エミレアが再会を喜んでるのでアーサーとルシウス方を見て、疑問に思った事を聞くと2人は冷や汗をかき引き攣った笑顔で挨拶をしていた。ロンとドラコは顔を見合わせた後に頷くと2人でエミレアに報告をした。

 

 

「「喧嘩しようとしてました」」

「ロン!?」

「ドラコ!?」

 

 

まさかの息子の告発にアーサーとルシウスが焦った表情でロンとドラコを見た後に、エミレアの方を向くと笑顔だが目が笑っていなかった。2人は学生時代にその表情を見た事があり、その後どんな事が起こるかも・・・・・・

 

 

「マルフォイが、また純血主義を持ち出してたのでつい!」

「ウィーズリー貴様ァ!!」

「ほぅ・・・・・・それで子供も見てる中、こんな場所で喧嘩かい?」

「「!?」」

 

 

アーサーは学生時代に純血主義をひけらかして横暴な態度を取っていた生徒と喧嘩をした時に、ルシウスは純血主義を掲げ他の寮の生徒を見下して馬鹿にした時にエミレアに罰則として防衛術の実技としてエミレアと戦った事があった。結果はエミレアの圧勝で、次に大きな問題を起こせばまた同じ様な罰則を受けさせると言われた時以降、大きな問題は起こさないようにしていた。

”この人に勝てる人なんてダンブルドア校長かサロウ先生しか居ないだろう“が2人の共通認識だった。

 

 

「まぁ2人共、もう学生じゃないから叱るのは私の役目じゃないね」

「「・・・・・・ホッ・・・・・・」」

「モリー、帰ったらアーサー叱っておいてね」

「えぇ、任せてください先生!」

「そんなモリー・・・・・・ッ!」

「ドラコ、聞きたいんだけど良い?」

「何ですか? 先生」

 

 

エミレアの言葉に安心したアーサーとルシウスだったがエミレアとモリーのやり取りを聞いてアーサーは項垂れた。そしてエミレアはドラコに聞いた。

 

 

「君のお母さん、ナルシッサだよね?」

「はい、そうです。僕の母はナルシッサ・マルフォイで、おばはベラトリックス・レストレンジです」

「なら君のおばに伝えておいてね」

「今日は一緒に来ているのでその時に伝えます」

「待てドラコ! 待ってくれ!!」

 

 

安心していたルシウスはエミレア(学生時代の教師)ドラコ(息子)から死刑宣告を受けた気分だった。ベラトリックスは昔は純血主義だったがホグワーツ卒業後はそうではなくなり、今やマグル等への差別はないが純血が優秀だとしている者達についてはかなり厳しく、“優秀ならその振る舞いをしてから言ってください”と純血の家系の者に言って黙らせたりする。そして身内には甘いという事はなく、”優秀ならそれに相応しい振る舞いを心掛けな!!“とかなり厳しい。ナルシッサはそれを分かってる為、そう言った発言はせず、ドラコはそんなベラトリックスの姿を見て懐き、ベラトリックスと同じ様にしていた。

 

 

(不味い! このままではかなり不味い!! この事は何としても隠さねばッ!!)

 

 

生まれた時から純血主義の家で育ったルシウスはその考えが抜けずにいる為、ベラトリックスから説教は良く受けていた。魔法を使ったりはしないが、とても怖いとてつもなく怖いのでルシウスは何とかベラトリックスからの説教を回避する方法を考えていた。

 

 

「先生? 先生じゃないですか!!」

「やぁベラ、久しぶり。とても立派になったね・・・・・・マダムレストレンジって呼んだほうが良いかい?」

「いいえ先生! 昔の様にベラと呼んでください!! ここでお会い出来て光栄です!!」

(あぁ、終わった・・・・・・)

 

 

そこにナルシッサととても嬉しそうな表情のベラトリックスが来ると、ルシウスは全て諦めた表情をしていた。ベラトリックスはエミレアに寄ると嬉しそうに話、エミレアもベラトリックスと会話をしてる中で懐かしんでいる様子だった。

 

 

「あら、申し遅れました。あたしはベラトリックス・レストレンジと申します。こちらは妹のナルシッサです」

「ナルシッサ・マルフォイです。息子、ドラコ・マルフォイの母です」

「・・・・・・ルシウス、マルフォイです・・・・・・」

「さっきと違って借りてきた猫のようじゃないか、マルフォイ」

「・・・・・・ルシウス、どういう事だい?」

「まぁ、話は後にしてずっとここに居ると迷惑になるし、場所を移そう」

 

 

エミレアのその言葉でその場にいた全員が場所を移動しており、移動中にドラコが何があったのかをベラトリックスに報告していた。広い場所に来るとベラトリックスはリリー達に頭を下げた。

 

 

「うちの身内が失礼な事をしました。申し訳ありません」

「頭を上げてください、気にしておりませんから!」

「そうですよ、それにうちの主人も手を出そうとしてましたし」

「いえ、手を出されても仕方のない事です。ルシウスには帰ってから良く聞かせますので」

「ベラ、その辺で良いんじゃないかい? 子供達の学用品を買わないといけないし、ね」

「えぇ、私達は気にしてないので頭を上げてください。これからも息子と仲良くしてくれれば良いので」

 

 

エミレアやリリー達から言われてベラトリックスは頭を上げた。そして教科書を買うとなっているのだが大人数で書店に行くわけにもいかない為、子供達と付き添うでアーサーとモリーが一緒に行く事になった。

 

 

「それにしてもレストレンジさんも先生の授業を受けた事があるんですね」

「ベラトリックスで良いですよ。学生時代、先生から色々と教えていただきました・・・・・・お恥ずかしながら昔は純血主義でして、先生とあって考えが変わりました」

「ベラが学生の時に私に決闘を挑んだりしたよね」

「本当にお恥ずかしい話です」

 

 

エミレアとベラトリックス、リリー、アリスは各々学生時代を懐かしんでおり、話はエミレアの授業の話題が多かった。

 

 

「先生に決闘で負けた後は純血だから優秀じゃないと気付きまして、それからは優秀ならそれに相応しい振る舞いをと心掛けました」

「ナルシッサも純血云々言わないよね」

「ベラが良く先生の事を話す時に言ってましたから」

 

 

男性陣で1人残ったルシウスは生きた心地はしなかった。下手な事を言えばエミレアとベラトリックス(恐怖の2人)に絞められるのは目に見えており、何も言わないと口を閉ざしていた。一方のエミレアとベラトリックスは思い出話に花を咲かせていた。

 

 

「先生に出会えたのはあたしにとって幸運でした。こんなに素晴らしい先生は他にいません」

「大袈裟だよ、ベラ。ホグワーツの教員は皆、素晴らしい先生だよ」

「それでも、先生は生徒と向き合ってくれてました。ジェームズとシリウスが落ち着いたのも先生のお陰ですよ」

「先生自身が何と言っても、私達にはとても素晴らしい先生です」

 

 

エミレアはリリー、アリス、ベラトリックスに言われて少し恥ずかしそうにしていると慌てた様子で走ってきたハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ドラコ、フレッド、ジョージとそれを追いかけたであろうアーサー、モリー、パーシー、ジニーが来るとフレッドとジョージの2人が口を開いた。

 

 

「「先生、闇の魔術の防衛術の教員にギルデロイ・ロックハートが来るって本当か!?」」

「あぁ、それね。隠す事じゃないからここで言うけど、私は今年1年はホグワーツを離れるんだ」

 

 

エミレアの言葉にハリー達はとても驚いた表情をしているとベラトリックスがエミレアに聞いた。

 

 

「魔法省の、仕事ででしょうか?」

「そっ、魔法省の仕事で今年1年はホグワーツを離れる事になってね。後はトム・・・・・・サロウ先生に仕事を手伝って貰うからサロウ先生もホグワーツに居ないよ」

「「マジかよ!?」」

 

 

トムも居ないという事を聞いたハリー達は驚いた様子で顔を見合わせていたが、エミレアは明るい声で話し出した。

 

 

「そこまで心配しなくて良いよ。ホグワーツにはアルバスや他に優秀な先生達がいるだ、皆が心配する事は何もないよ」

「「俺達は今年のホグワーツがつまらなくなるか心配だぜ」」

「フレッド! ジョージ!」

「大丈夫だよ! ホグワーツには面白い事が多いから、つまらなくなる事はないよ」

「先生、そのギルデロイ・ロックハートは大丈夫なんですか?」

 

 

ベラトリックスはエミレアに怪訝な表情で聞くとエミレアは何とも言えない表情でベラトリックスを見ると、ベラトリックスはその表情を見て納得してる訳ではない事に気付いた。モリーは興奮気味にロックハートの話をしていたが暫く話を聞いていたベラトリックスは申し訳なさそうに声を掛ける。

 

 

「すいません、あたし達はこれで失礼しようかと・・・・・・」

「あら、ご一緒に食事でもと思いましたのに」

「またルシウスが何か言わないように、家で話さいといけませんから」

 

 

ベラトリックスの言葉を聞いてルシウスは目でアーサーに助けを求めた。本来ならアーサーに助けを求めるなどルシウスには屈辱以外の何物でもないが、今はそんな事も言ってられなかった。

 

 

(助けてくれ・・・・・・ッ!!)

(すまん、無理だ)

 

 

無情にもルシウスに救いの手が伸ばされる事は無かった。アーサーも目で助けを求められたのを察したが、その選択を出来る様子でもなかった。その流れのまま、この日は解散となりハリー達はまたホグワーツでと言い、ベラトリックスはルシウスが何かしたら自分に連絡してほしいと言っていたのを聞くと、考える事をやめた。




ベラことベラトリックス・レストレンジが原作から見ると誰これ?的な感じになりました。

いや、トム更生させるならベラも良いかな〜?と・・・・・・
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