そして、この物語でのロックハートはどうなってるでしょうか?
それでは本編をどうぞ!
早いもので9月1日、ハリー達は両親達に見送られてホグワーツ特急に乗りホグワーツへ向かっていた。今年はシリウス、レギュラスの両名は予定が合わずに見送りには来れなかった。
「そういえば去年のヒッポグリフと不死鳥ってさ、ローリエル先生が乗ってたのかな?」
「そうじゃないかな。ホグワーツに行く時にヒッポグリフに乗ってたし」
「先生なら組み分け中に来ても不思議じゃないね」
コンパートメントの中でハリー、ロン、ネビルの3人は去年乗っていた時に見た光景を思い出しながら言っていた。ジニーとハーマイオニーは2人で同じコンパートメントに乗っており、ここにはいなかった。
「実は今年も居るよって言われても、皆喜びそうだよな」
「そうだね。今年こそ先生の授業を受けれると思ったのに」
「ばあちゃんが言ってたけどローリエル先生は殆どの授業を教えられるって言ってたよ」
「パパとママも最初受けた授業は飼育学を受けたって言ってたよ」
「パーシーの時は防衛術だろ・・・・・・魔法薬学や変身術、呪文学に薬草学も教えれるって事?」
「先生なら出来そうだね」
ハリー達はエミレアに教えられない教科はないんじゃないかと話しているとコンパートメントの扉がノックされ、ハリーが開けるとドラコがお菓子を片手に立っていた。
「やぁハリー、ロン、ネビル」
「ドラコ、どうしたんだ?」
「去年貰ったお菓子のお礼を、と思ってね」
「律儀だなぁ。まぁありがとう」
「貰ったらキッチリと返さないとね」
「今年もクラッブとゴイルと一緒?」
「あぁ、今はコンパートメントで待ってもらってるからね。僕は戻るよ」
「またホグワーツで」
「あぁ!」
ドラコはお菓子を渡すとクラッブとゴイルが待っているコンパートメントに戻っていくとハリー達は律儀だなと思いながらドラコに貰ったお菓子を食べながらホグワーツへの道中、楽しんでいた。
ハリー達はホグズミードの駅に到着した後に上級生について行き、ホグワーツに着くと大広間に向かうとグリフィンドールのテーブルに来るとハーマイオニーも合流して近くに座っていた。
「ハーマイオニー、ジニーとは何を話たの?」
「そうね、ロンの呪文学のレヴィオサーとかかしらね」
「あれ話たの!? 勘弁してくれよ・・・・・・」
「冗談よ。ハリーが何でシーカーになれたか話たわ」
「あー、あの話か」
「えぇ、そうしたら今度はローリエル先生の話もしたわ」
ロンはハーマイオニーが自分の恥ずかしい話をジニーにしたのかと思っていたがハーマイオニーがジニーにした話はハリーがシーカーに何故なったのかの話とエミレアについての話だった。
「今年1年ローリエル先生が居ない事を残念がっていたわ」
「本当、今年の1年生は残念だよな。ローリエル先生程、凄い先生は居ないよな」
「他の先生も凄いけど、ローリエル先生は驚く事ばかりだよね。飛行訓練の時なんて不死鳥と一緒に参加したのは驚いたよ」
「ネビルはその不死鳥に助けられたもんな」
「あの時は先生の不死鳥に助けられなかったらって思うと、今でもゾッとするよ」
ハリー達が去年の事を話しているとマクゴナガルに連れてこれた1年生達が大広間に入ってくると組み分けの儀式が始まった。次々に1年生達は寮に組み分けられていき、最後にジニーがグリフィンドールに組み分けられると組み分けの儀式は終わり、ダンブルドアからの話が始まった。
「皆、気付いておると思うが今年ローリエル先生は魔法省からの仕事で1年間ホグワーツを離れておる」
ダンブルドアのその報告を聞いた1年生以外の生徒達は驚いてる様子でざわめいていた。事前に知っていたフレッドとジョージはあからさまにつまらなそうな表情をしておりハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ドラコは気落ちした表情をして、パーシーも珍しく気落ちした表情をしていた。
「またローリエル先生の仕事を手伝う為にサロウ先生もホグワーツを離れておる。その間の闇の魔術に対する防衛術の教員としてギルデロイ・ロックハート先生が就任される」
ダンブルドアがそう発言すると教員席に座っていたロックハートが立ち上がってお辞儀をすると拍手が上がったが、熱心にしているのは女子生徒が大半で男子生徒達はそこまで興味がなさそうだった。ハリー、ロン、ドラコの3人は内心で同じ事を考えていた。
(((サロウ先生みたいな授業出来るのかな?)))
トムの授業はエミレアに教えられていた事もあり、実践的な事を教えつつ座学にも力を入れており呪文の効果の復習やどの場面でどの呪文が役立つかのペーパーテストを出題していた。そのテスト後に実演として呪文を唱えるなどを行っており、多くの生徒からの評判は良かった。その代わりとして就任したロックハートの授業へのハードルは無条件に高かった。宴もお開きになると寮へ向かい、就寝した。
ハリー達、2年生の今年初めての防衛術の授業ではハリーとロンはどんな授業になるか気になっており、ドラコやノット、ザビニはまるで品定めでもしているかの様に授業が始まるのを待っていた。ロックハートが教室に入室すると女子達は黄色い声を上げており、ロックハートが挨拶をする。
「今日から皆さんに闇の魔術に対する防衛術を教えるギルデロイ・ロックハートです! 今年は皆さんに実りある1年にしますのでご期待を!」
その言葉に拍手はされるもののハリーやロンは何故か嫌な予感がして、ドラコやノット、ザビニは自らハードルを上げたロックハートに対して探るような目つきをした。そんな事には気付かないロックハートは簡単なテストとして羊皮紙を配るとハリーとロンは呆れた表情をして顔を見合わせて、ネビルも目を丸くして驚いており、ノットとザビニは呆れた表情で羽ペンを置いていた。
「・・・・・・先生、よろしいですか?」
「おや? ミスターマルフォイ、今はテスト中ですよ!」
「この内容についてお伺いしたいのですが?」
ドラコが立ち上がってロックハートに言うと、ロックハートは芝居がかった様に返事をするとドラコはそれを無視するかのように羊皮紙を持って尋ねていた。ハリー達がドラコの表情を見ると眉間にしわが寄っているのが分かった。
「僕達は防衛術を学ぶ為に授業をしている筈です・・・・・・ですがこれは防衛術に関係ありますか?」
テストの内容としてはロックハートの好きな色だったり、他にも似たような内容で防衛術に関係あるとは思えない内容だった。ロックハートは特に気にしてる様子はなかった。
「ミスターマルフォイ! 私が書いた本の内容を読めば防衛術にとても役立つ事が書いてますよ! だからこれも防衛術に関係ありますよ!」
「お言葉ですが先生、僕等は防衛術を学びたいのであって先生の好みを学びたい訳ではありません」
「ミスターマルフォイ、これ以上授業の妨害をするなら減点せざるおえませんよ!」
「減点するならどうぞ」
ロックハートが減点すると言うとドラコはこれについて怯む事なく返した。それを聞いたロックハートは驚いた表情をしており、それを気にする事なくドラコは続けた。
「減点する場合は僕はそれについての理由を求めます。それについて納得出来るなら減点を受け入れますが、出来ないなら抗議します」
「それは君の感情によって納得するかしないかになるんではないですか?」
「他の皆にも意見を求めます。もし納得出来ない理不尽な理由なら・・・・・・父に報告します」
ドラコが父に報告すると言った瞬間にロックハートの表情は強張っていた。ノットとザビニはそれ聞いた瞬間にニヤリと笑い、ハリーとロンはドラコがスリザリンである事を再認識した。
「僕はマルフォイ家の人間です、それに父はホグワーツの理事をしてます。それに母の姉であるおばもレストレンジ家の婦人で、おばもホグワーツの理事をしています」
「・・・・・・ミスターマルフォイ、それは私を脅していますか?」
ロックハートがドラコにそう聞けば、ドラコは笑みを浮かべながら首を横に振った。
「いいえ先生、ただの報告です。ホグワーツの生徒は名家の生まれや親が魔法省に勤務していたりします・・・・・・ここまで仰っしゃれば聡明な先生ならわかる筈です」
ロックハートにはドラコが“何かしらの理不尽で減点をすればどうなるか分かっているか?”と言っているように聞こえていた。他の生徒達はドラコ・マルフォイがスリザリンに選ばれたのはきっと、自分の使える手は何でも使おうとするこの姿勢からだと感じていた。
「ですが折角先生が出したテストです。受けないのも失礼なので、受けさせていただきます」
そう言ってドラコが座って大人しくテストを受けていたがロックハートは冷や汗をかいており、誤魔化すように笑みを浮かべていた。
防衛術の授業はロックハートが紹介したピクシーが逃げ出し、生徒達がハニックになってロックハートが逃げ出すなどあったが授業後、ハリーとロン、ネビル、ディーン、シェーマスはドラコとクラッブ、ゴイル、ノット、ザビニと廊下を歩いていた。
「ドラコ、お前良い性格してるよな」
「あぁ、あいつのあの顔見た瞬間笑いそうになったよ」
「あのふざけた授業で実りある1年とか、馬鹿も休み休み言ってほしいな」
ロンとザビニ、ノットが言うとディーンとシェーマス、クラッブ、ゴイルが賛同するかのように首を縦に振っているとドラコは苦笑いしていた。
「女子達からは非難されそうだけどね」
「それでも、君の言ってる事は間違ってないよ」
「そう言ってもらえると有り難いよ」
「で、父親にこの事を報告するのか?」
そんなドラコにハリーがフォローをすると気になっている様子のノットが言うとドラコは首を横に振った。
「今の所は様子見さ・・・・・・それに父上に話すより、おば上に話した方が良いのさ」
「ドラコのおばさんに? 何で?」
「おば上は、怒るととても怖いからさ・・・・・・説教されてる父上がよく震えてるよ」
「あー、確かにそんな感じだよね」
ドラコがベラトリックスに報告する事を言うとロンが聞き、ドラコはルシウスがベラトリックスに説教されている様子を思い出しながら言うとロンは何処か納得した様子だった。ハリーとネビルはノット達にベラトリックスの事を説明すると・・・・・・
「「何かあったらすぐにマルフォイのおば上に報告しよう」」
ノットとザビニの言葉にドラコは少し悪い顔をしていたが、誰も反対する者はいなかった。
クィディッチの入団テストの日、ロンとドラコ、クラッブとゴイルはそれぞれの寮のクィディッチユニホームを着るとマクゴナガルが入団テストを受ける生徒達を校庭に集合させていた。
「これから入団テストなのに、何で校庭に集合なのさ」
「それはこれから説明あると思うぞ、ほらマクゴナガル先生が来た」
ロンは少し不機嫌な様子で校庭に集合させられた事について言っているとドラコがロンにマクゴナガルが来た事を教えると、マクゴナガルは生徒達を見て言った。
「今回、クィディッチの入団テストを受けていただく前にローリエル先生からの紹介で特別講師が皆さんにクィディッチでの飛び方を指導していただける事になりました」
マクゴナガルの発言に生徒達がざわめいていた。特別講師と言うだけでも驚きだが、エミレアの紹介ともあれば生徒達はどんな人が来るかとても期待している様子だった。
「間もなく到着されると思いますが・・・・・・あぁ、来られましたね」
マクゴナガルが空を見て言うと生徒達もマクゴナガルが見た方向を見ると誰かが箒に乗ってきており、近づくにつれて段々と誰が乗っているのか見えてきており、その近付いてくる人物に生徒達は驚きの声を上げていた。
「またせてしまったかしら? マクゴナガル先生」
「いえ、そんな事はありません。お忙しい中ありがとうございます、マダムレイエス」
「あの子からの頼まれ事じゃ、断る理由がないもの」
「今日はよろしくお願いします」
「えぇ・・・・・・初めまして、特別講師としてあなた達に教えるイメルダ・レイエスよ。軽い指導だからと言って、妥協はしないからそのつもりで」
生徒達はイメルダから指導してもらえるとあって興奮気味になっており、ドラコも珍しく興奮していた。
「ハリーには悪いけど、イメルダ・レイエスから指導受けるなんて最高だね!」
「あぁ! 本当にそう思うよ!」
ロンとドラコはハイタッチをするとイメルダからの指導を受けた。イメルダの指導は言った通りに一切の妥協はなく厳しいものだったが1人1人に的確なアドバイスをしており、短時間であったが指導後に生徒達は入団テストを受けに行っていた。
「今日はお時間を作っていただいてありがとうございます。生徒達もとても良い経験になりました」
「私も久々にホグワーツに来れてよかったわ。それに将来有望な選手も多いから私も楽しかったわ」
「本来ならローリエル先生が案内をするべきなのでしょが、先生は現在魔法省の仕事でホグワーツを離れてますので」
「大丈夫よ、彼女が何処か行ってるのなんて学生時代からよ・・・・・・それとキャプテンの子達に会ってほしいって言われてるけど、良いかしら?」
「えぇ、呼んできます」
「あぁそれと、去年入った最年少のシーカーの子も呼んでもらって良いかしら?」
「わかりました。その生徒も一緒に呼んできます」
各寮のクィディッチキャプテンとハリーはマクゴナガルに呼ばれて後ろについて歩いているとハリーは何で呼ばれたか分からず首を傾げていた。オリバー達キャプテンも呼ばれた理由は特に伝えられずにいたので分からずにいた。そうしている内に校庭に待っているイメルダが遠目からでも分かる距離になるとキャプテン達とハリーは驚いた様子をしておりそうしている内にイメルダの元についた。
「初めましてね、私はイメルダ・レイエス。クィディッチのキャプテン達と最年少のシーカーね、会えて嬉しいわ」
キャプテン達とハリーは興奮しながら自己紹介するとイメルダはキャプテン達とハリーを見て声をかけた。
「キャプテンの皆はこのホグワーツで経験を積んで今よりも凄い選手になって、プロの世界に来るのを楽しみにしているわ」
イメルダからの言葉を聞いたキャプテン達はかなり興奮気味にお互いに顔を見合わせていた。そして次にイメルダはハリーを見た。
「あなたの事は優秀なシーカーだと聞いているわ。これから勝利だけでなく敗北も経験すると思うけど、その経験はあなたを成長させるわ・・・・・・これからのあなたの成長を期待してるわ」
「ありがとうございます」
イメルダとハリーが握手をすると校舎の方からダンブルドアがハリー達の元に歩いてきていた。ダンブルドアの後ろからはフィリウスもついてきていた。
「あら、ダンブルドア君久しぶりね。校長の仕事、忙しんじゃないの?」
「お久しぶりです、レイエス先輩。仕事については優秀な教員達が多いので然程、忙しくはありませんよ」
「あら? 学生時代はあんなに真面目だったのに、今ではサボる事が多いのかしら?」
「そんな事は有りませんぞ、何分皆が優秀なので仕事が少ないだけですので」
「えぇ、ダンブルドア校長にはローリエル先生が起こしたトラブルに対応していただかないといけませんから」
「・・・・・・マクゴナガル先生、先輩のトラブルはサロウ先生に任せる事にしたのじゃ」
ダンブルドアもマクゴナガルのやり取りを聞いたイメルダが大笑いしているとマクゴナガルとフィリウス、ハリー達も少し笑っていた。
「それとレイエス先輩、お願いなのですがキャプテンの子達とポッターと写真を撮っていただけますか?」
「えぇ良いわよ。ツーショットで撮っていいわ」
ダンブルドアのお願いにイメルダは即決で了承すると、更にイメルダからのツーショットで写真を撮るとの言葉にハリー達は大喜びだった。フィリウスがカメラと三脚を取り出してそれぞれ、イメルダとのツーショット写真を撮った。
後日、入団テスト前にイメルダから指導をドラコ達とイメルダとのツーショット写真を撮ったハリー達を生徒達は羨ましがって話を聞いたりしてきていた。
「ハリー! イメルダ・レイエスとのツーショット写真なんてズルよ!」
「そうだぞ! 僕は写真撮ってもらった事ないのに!」
「君達は直接指導を受けたじゃないか!」
入団テストに合格して補欠として入ったロンとスリザリンのシーカーになったドラコはツーショット写真を撮ったハリーを羨ましがっていたが、ハリーもイメルダから指導を受けたドラコとロンを羨ましがっていた。
「防衛術の授業を受けるより、マルフォイやポッター、ウィーズリーのやり取り見てる方が何倍も面白いな」
「確かにな。まぁ他の奴等からしたらどっちもどっち、だろうな」
「多分逆でも同じ事言いそうだよね」
そのやり取りを見ていたノットとザビニ、ネビルはそれぞれ呟いていた。
と言う訳でロックハートは原作と同じです。
そしてトムは防衛術の教師としての経験値がかなり高いですし、エミレアからの授業を受けた事があるので授業は生徒達からかなり人気があります。
ロックハートが勝てる土壌はありません。
よろしければ感想をお待ちしております!