この物語は本編のハリー・ポッターシリーズの面影は殆ど残らない予定です。
なので原作の流れが好きな方はブラウザバックを
それでも読みたい方は本編をどうぞ!
1892年、ホグワーツ魔法魔術学校。
ダンブルドアはその日も先輩であるエミレア達が居る必要の部屋で友人のエルファイアスと共に勉強していた。
最初にした勉強会以降はダンブルドアはエルファイアスを誘い、参加する様にしていた。
その日、必要の部屋での勉強会に参加していたのはエミレア、ポピー、オミニス、ギャレスにハッフルパフの7年生、サチャリッサ・タグウッドとスリザリンの7年生イメルダ・レイエス、ネリダ・ロバーツとグリフィンドールの1年生のダンブルドアとエルファイアス・ドージの計9名だった。
「俺が作った魔法薬・・・J・ピピンの店のと取り替えたい・・・」
珍しく、オミニスが悲観しているのを見てダンブルドアは驚いていた。オミニスの手に握らている瓶の中には濁った色のウィゲンウェルド薬が入っていた。
オミニスの成績はどちらかといえば中の上程だが、魔法薬の実技に関しては苦手な様子を見せてはいたが悲観した姿をダンブルドアは初めて見た。
「大丈夫だよ、オミニス。ほぼ完璧に出来るよ」
「ほぼ完璧で効果が弱かったり、ないんじゃ駄目なんだが・・・」
「盲目って身体的ハンデがある中で作ってるんだから、その出来は優秀よ」
ギャレスがオミニスを慰めて、更にサチャリッサがフォローを入れていた。ギャレスとサチャリッサの2人は魔法薬学の成績は7年生達の中では優秀で、他人に魔法薬学について教える事が多い。
因みに、サチャリッサは緻密な実験等を繰り返していく努力型。それに対してギャレスは突発的な思い付きなどで魔法薬を作り、失敗するが次作る時には完成させると言った天才型である事をダンブルドアはエミレアから聞いていた。
「ギャレスって、普段変な魔法薬しか作らないのに試験で成績良いの納得いかないんだけど・・・」
「しかも、わかりやすく教えられるとか・・・何か理不尽・・・」
イメルダとネリダの2人は自分達より魔法薬学の成績が良く、教え方もわかりやすいギャレスに対してそう呟いた。7年生達の中でギャレスとサチャリッサは魔法薬学を、ポピーは魔法動物学を、セバスチャンは防衛術を、ナツァイは占い学を、アミットは天文学と魔法史を、エミレアは教科全般を他の7年生に教える事が多い。
「それでも、イメルダは箒での飛び方とかクィディッチが凄いじゃん。ネリダは
そんな2人にエミレアがそう言うと、2人してエミレアを見てため息をついた。
「善意で褒めてくれてるのはわかるけど、箒に関しては私より飛ぶの速いじゃない。クィディッチに参加してくれたらとても活躍出来るのに・・・」
「それに、5年生から編入なのに成績優秀、寮関係なく友人関係があって、教師からも信頼されて、更に首席のあなたに言われると慰めてもらえるけど・・・もっと努力すればよかった思うからあまりしないで・・・」
「首席!?」
ネリダの言葉にダンブルドアは立ち上がる程驚き、そんなダンブルドアの様子に必要の部屋にいた他の全員が驚いた。
「えっ? 先輩が首席? けど首席バッジは・・・」
「この子、よく首席バッジ外してるの。先生に見つかったら減点だってのに・・・」
ダンブルドアが混乱気味にそう言うとポピーがその疑問に答えて、イメルダとネリダの2人がエミレアに視線を向ければエミレアはポケットに手を入れて探すように動かして、目当ての物をポケットから出した。
「何か、着けてると堅苦しい気がするんだよね〜」
「「校則なんだから付けるの」」
イメルダとネリダの2人に言われたエミレアは手に持っていた首席バッジを着けると、ダンブルドアとエルファイアスの2人は啞然とその首席バッジを見ていた。
「・・・」
「確かにローリエル先輩、教えるのとても上手ですよね」
「そうそう、それに実技も凄いわよ〜」
「防衛術なんて向かう所敵無しよね」
ダンブルドアが口をパクパクさせてる隣でエルファイアスがそう言えばイメルダ、ネリダの順で言葉を続けた。
「防衛術と言えば、ナティやセバスチャン、ポピーは5年生の時によく一緒に冒険してたよね?」
「うん。その時からエミレア、凄く強かったよ」
「決闘と密猟者達との戦いは別だよ」
ギャレスの言葉にポピーが続けるとエミレアが次に言葉を発した。その言葉を聞いて、必要の部屋にいる全員がエミレアの方を見た。
「決闘はある程度は礼儀とかあるけど、戦いにはそんなのない。勝つ為なら手段は選んでられないよ」
いつも柔らかい笑みを浮かべてるエミレアが、その時は鋭い目つきで真顔で言葉を発していた。
その様子にエルファイアスはビックリした表情を、ダンブルドアは真っ直ぐにエミレアを見ていた。
「少し休憩しよっか、疲れたでしょ?」
いつもの柔らかい笑みの表情に変わったエミレアが自分とエルファイアスに言葉をかけてくれた事に気付いたダンブルドアは縦に首を振れば、7年生達は慣れた手つきで自分達の教科書を仕舞い始めた。
「ディーク! お願いしていいかな?」
「はい、何でしょうか?」
バチンッ!と音と共に姿現しで1人の屋敷しもべ妖精が現れた。
突然現れた屋敷しもべ妖精にダンブルドアとエルファイアスが驚いた表情をしていたが7年生達は慣れた様子で、部屋が用意したクッションに座るとまだ立っていたダンブルドアとエルファイアスの2人に座るように促した。
「初めまして、屋敷しもべ妖精のディークです。よろしくお願いいたします」
「初めまして、アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドアです」
「エルファイアス・ドージです」
ディークが2人を見て挨拶をすると、ダンブルドアとエルファイアスの2人も挨拶を返した。その間にもディークはテーブルの上にお菓子と紅茶を用意していた。
「皆様、お待たせ致しました」
「ありがとう、ディーク」
「これくらいお安い御用です。また何かございましたらお声掛けください」
ディークのその言葉を聞いた7年生達はそれぞれディークを礼を言うとお菓子を食べたり、紅茶の飲み始めた。ダンブルドアとエルファイアスもディークを礼を言った後に2人してお菓子を食べた。
「「美味しい!」」
「喜んでいただけて、ディークはとても嬉しいです」
ダンブルドアとエルファイアスの2人が声を揃えて言うと、ディークも嬉しそうな表情をした。その様子をエミレアは紅茶を飲みながら眺めていた。
口に入っていたお菓子を飲み込んだダンブルドアはエミレアの方を向いた。
「前々から気になっていたんですが、先輩方はいつからこの必要の部屋を使っているんですか?」
「俺達が使うようになったのは6年生になってからだな」
「まぁ、この子の紹介でだけどね」
ダンブルドアの質問にオミニスが答えると、サチャリッサが追加で部屋を紹介したエミレアへ視線を向けながら言った。その言葉を聞いたダンブルドアとエルファイアスの2人もエミレアに視線を向けた。
視線を向けられたエミレアはニコニコしながら紅茶を飲んでいた。
「ねぇ、2人ともあなたがいつから必要の部屋を使っているか知りたいって顔してるわよ」
「あ~、私が使うようになったのは5年生の時。ディークともその時から・・・必要の部屋の事で色々と手助けしてもらってたんだ」
「ディークは部屋の使い方を説明しただけです。部屋を上手く使えたのはエミレア様自身の努力と才覚です」
イメルダが茶化すようにエミレアに言えば、懐かしむようにエミレアは呟いた。そして、ディークも同じ様に呟いていた。
「6年生の時に、ちょくちょく彼女がどこに居るかわからなくなる時があったから思い切って聞いたんだ。時々居なくなるけどどこ居るのって?」
「そしたら、この部屋を紹介された訳だ。勉強部屋と使おうと言ってな」
ギャレスが部屋を紹介された時を思い出してワクワクした表情で、オミニスも彼にしては珍しく好奇心の溢れた表情だった。当時6年生の時に必要の部屋を紹介された7年生達は驚きと好奇心に溢れ、男子達は興奮気味に何が出せるか等を試し、ポピーは飼育部屋の存在に大はしゃぎをして女子達も紹介された時は色々と試していた。
「イメルダなんてクィディッチスタジアムとか出来ないか試そうとしたしね」
「そう言うネリダも泳ぎの練習ができる空間が出来るか試してたものね」
「全員、色々出来ないか試したものね」
イメルダ、ネリダ、サチャリッサの順でそう言うと、ダンブルドアとエルファイアスは部屋がどこまで用意してくれるか気になった。
「今欲しいものを思い浮かべると部屋はそれを用意するから後でね」
「「!?」」
エミレアの言葉を聞いた2人は驚いてエミレアを見ると、テーブルの上に置いてあるお菓子に手を伸ばしてそれを食べた。
2人は思い浮かべたものを掻き消すように紅茶を飲んだ。
「そう言えば先輩、僕達に飼育部屋の中を見せてくれないですが何でですか?」
「それは、知識がないのに魔法生物と触れ合うことが危ないからだよ」
エルファイアスが疑問に思った事を聞くと、それに答えのはポピーだった。ダンブルドアはその言葉を聞いてハイウィングを思い浮かべ、その時エミレアがヒッポグリフが誇り高い生き物であることを説明されていたと思い出していた。
「勿論、危ないからって理由もあるけど体の大きな子だったり好奇心旺盛の子もいるから、そういった子が一斉に来られても大変でしょ?」
「・・・あの、先輩・・・もしかしてヒッポグリフ以外にも居るんですか?」
「居るよ。パプスケインにジョバーノール、ムーンカーフ、ニーズル、ニフラー、巨大紫ヒキガエル、フウーパー、ディリコール、ユニコーン、セストラルに・・・」
「待ってください、先輩・・・・・・本当に待ってください・・・・・・」
エミレアが今飼育部屋に居る魔法生物達の”種類“を言っていくとダンブルドアは先ずその多さに頭を抱えて、その次にユニコーンやセストラルと聞いてそれも頭を抱えた。
「普通にヒッポグリフにセストラル、ユニコーンは専門知識が必要ですよね? それに魔法省にも許可が必要な筈ですよね?」
「安心して良い、こいつが飼ってる魔法生物達はしっかり許可をもらってる・・・と言うよりはこいつから離れようとしないからこいつが飼育してるんだけどな」
ダンブルドアが疑問に思った事を言うと、それに答えるようにオミニスが言うとダンブルドアは開いた口が塞がらなかった。
「流石に、私だけじゃ手が回らない事もあるからポピーやディークに手伝ってもらってるよ」
「・・・・・・えっと、卒業したらどうするんですか?」
エミレアはポピーとディークに視線を向けるとポピーは誇らしそうにし、ディークは少し気恥ずかしそうだった。いまだに口が開きっぱなしのダンブルドアの代わりにエルファイアスが疑問に思った事を聞いた。
「ずっとここにって訳にいかないから、ホグズミードの私の店の地下に飼育部屋を用意したりしてるよ」
「・・・・・・えっ? 店?・・・・・・誰のですか?」
「「こいつの」」
エミレアの口から出た私の店と言う言葉にエルファイアスは一瞬理解出来ずに聞き返せば、イメルダとネリダの2人がエミレアを指差した。
ついにエルファイアスも開いた口が塞がらなくなった。因みに7年生達はエミレアの店の常連だったりする。
その後はエミレア達はN.E.W.Tに向けての勉強をして、エミレアとポピーを中心に新しい大きな旅行鞄に検知不可能拡大呪文と鞄の中の魔法生物達が快適に暮らせるように出来るように環境作りを他の7年生達の手を借りながらやっており、更には必要の部屋からホグズミードのエミレアの店の地下への魔法生物達の引っ越しなどもしていた。
「先輩って、ある意味凄いですね・・・」
それをダンブルドアが知ったのはエミレア達のN.E.W.T試験が終わった2日後だった。
その時には魔法生物達の引っ越しも終わり、旅行鞄への魔法生物の環境作りや検知不可能拡大呪文をかけ終えていた。
「アルバス、卒業しても困った事があったら頼って良いよ」
「出来れば、頼るような事にならない様にしますよ」
「え〜、別に気にしないのに〜」
「先輩が良くても、僕の事は僕自身で何とかします」
そして時が経ち、エミレア達が卒業後にダンブルドアはホグワーツで監督生や首席に選ばれる等の功績をあげる事。
だが、卒業後にダンブルドアにとって取り返しのつかない失敗をしたのはこの時はまだエミレアもダンブルドアも知らなかった。
といった感じの駆け足気味でダンブルドア1年生編終了です。
次回はトム編に行きます。