色々と原作とは変わってますので原作みたいなシリアスは基本ないです。
それでは本編をどうぞ!
1991年8月半ばの朝、窓から差し込む光が眩しくジェームズ・ポッターとリリー・”ポッター“の息子、ハリー・ポッターは頭から布団を被った。
「ハリー! 朝よ、早く起きちゃいなさい!」
「ん〜、わかったよママ」
「今日はホグワーツの学用品を買いにダイアゴン横丁に行くのよ、早く準備しなさい」
ハリーは部屋に入ってきたエプロンをつけたリリーに言われると眼鏡を掛けるとパジャマのまま2階の自室から1回のリビングへ降りていった。
「おはよう、ハリー。良く眠れたか?」
「おはようパパ。パパよりはゆっくり眠れたよ」
「ハハッ、これでもさっきまで寝てたんだけど眠そうか?」
「2人共寝起きだからよ、朝ごはん食べて準備しなさいよ。はい、珈琲」
ハリーはリリーが用意した朝食のトーストを齧ると、ジェームズはリリーから渡された珈琲を飲むと思い出したかのように言った。
「今夜リーマスが家に来るって手紙が来てたな。ハリーの入学祝いにって」
「あら、それならセブルスからも同じ内容で来てたわね。仕事の合間に来るから長居はできないって書いてあったけど」
「リーマスおじさんとセブルスおじさんが来るの!? シリウスおじさんは!?」
ジェームズとリリーの友人達の名前が出るとハリーはさっきの眠気は何処へやら、興奮気味に聞いてきた。ジェームズはそれに苦笑いしながら答えた。
「シリウスは私やフランク、アリスが休むからその穴埋めで今は忙しいんだ」
「そっか、次会ったらお礼言わないと」
「どうしてかしら?」
「パパとネビルの両親を休ませてくれてありがとうって!」
「きっと聞いたら、シリウスも喜ぶぞ」
「なら、早く食べてダイアゴン横丁へ行くわよ」
こうして家族3人での朝食を済ませて、ハリーの学用品を買う為に3人はロンドンのダイアゴン横丁へ向かった。
ダイアゴン横丁へ着いたポッター一家は授業で使う教科書制服一式、杖を買う為に歩いていた。ハリーはとてもウキウキとした様子でジェームズとリリーの手を繋いで歩いていた。
「先ずは教科書を買いに行こうか」
「その次は制服ね」
「僕、箒見たい!」
「買い物が終わったらね」
フローリシュ・アンド・ブロッツ書店に入り、ハリーは持っていくべき教科書の多さに辟易しながら両親と共に教科書を買うと次に制服を購入する為にマダムマルキンの洋装店へ向かった。
「凄いね・・・」
「さぁ、ここで制服の丈を合わせようか」
「いらっしゃいませ! あら、今年ホグワーツ入学ですか? 実は今年ホグワーツ入学のお子様連れがもう一組いらしゃいまして」
制服の丈を合わせているのはプラチナブロンドの髪に青みがかった薄いグレーの瞳の少年だった。隣には親と思われるプラチナブロンドの髪と灰色の目の男性とブロンドの髪と青い目の女性に、更に艶のある黒髪の女性が立っていた。
「おや、君はポッター君か・・・君の子もホグワーツ入学かね?」
「えぇ、マルフォイ氏。あなたのお子様もですか?」
「あぁ、きっと優秀な成績の生徒になるだろ。君と違ってな・・・・・・」
「ルシウス・・・」
ジェームズと男性、ルシウス・マルフォイはお互いに顔見知りであった為、挨拶をしていたがどことなくピリピリした空気だったが黒髪の女性がルシウスの名前を言うとルシウスはビクッと肩を震わせた。
「あたしはいつも言ってる筈だよ・・・・・・優秀であると言うならそれに相応しい立ち振舞をしなさいと・・・・・・」
「あっ・・・えっと・・・」
「あぁ、ご挨拶が遅れました。あたしはベラトリックス・レストレンジです。甥のドラコ・マルフォイのホグワーツの学用品を買いに来ました」
「あぁ、ご丁寧にどうも。私はジェームズ・ポッターです。こちらは妻のリリーと息子のハリーです、今日は息子の学用品を買いに来ました」
黒髪の女性、ベラトリックス・レストレンジにジェームズがお辞儀をするとリリーとハリーを紹介すると2人共お辞儀した。
「あら、ご丁寧にありがとうございます。ナルシッサ、ドラコも挨拶をしなさい」
ベラトリックスがそう言うと女性、ナルシッサ・マルフォイと少年、ドラコ・マルフォイが近付いてきた。ドラコの丈合わせは丁度終わったところだった。
「初めまして、ルシウスの妻のナルシッサです。こちらは・・・」
「初めまして、ドラコ・マルフォイです。今年からホグワーツに入学するので父上と母上、おば上と共に学用品を共に買いに来たところです。よろしくお願いします」
ナルシッサが挨拶した後にドラコはポッター一家に丁寧に挨拶をするとジェームズとリリーは驚いた表情をして、ハリーも目の前の少年が自分と同い年かと思った。
「とても礼儀正しいですね。驚きました・・・・・・」
「いつもおば上に優秀であるとするならそれに相応しい振る舞いをせよと言われてますので」
「生まれはブラック家だったけど、あたしの恩師が純血じゃなくても優秀な人で、その時に血筋で優秀さは決まらないと気付いて、自分が優秀である事を証明するならそれに相応しい振る舞いをするようにしてるんです」
「とても、素晴らしい考えだと思います。私の親友にもブラック家の生まれの人間ですが、家風に合わない為家を出たと言ってましたね」
「もしかして、シリウスの事? 元気なのかしら?」
ジェームズとベラトリックスはシリウスの話しから盛り上がっており、リリーとナルシッサはその様子を見て苦笑いしていた。
「君、凄いね。今年ホグワーツ入学なのにとってもしっかりしてて」
「僕はおば上の言う通りに優秀だと言うならそれに相応しい振る舞いをしようとしてるだけだよ」
「僕はこれからの勉強が少し憂鬱だよ」
「勉強は別に1人でしなくて良いはずさ。学友に頼る事も出来るはずさ」
「ありがとう、マルフォイ」
「ドラコで良いよ。君の事、ハリーって呼んでいいか?」
「あぁ、よろしくドラコ」
「よろしくハリー」
ドラコとハリーはお互いに握手した後にマルフォイ家とベラトリックスは洋装店を出るとハリー達も制服を購入して丈を合わせた後、店を出ると1人の魔女がジェームズ達に近付いた。
「ジェームズにリリーじゃない! 久しぶり!」
「「先生!?」」
「えっ!?」
近付いた魔女、エミレアに対してジェームズとリリーが先生と言った事にハリーはとても驚いた。エミレアは見た目は20代で先生とと呼ばれるからには自分の両親より年上の筈だが全くそうは見えなかった。
「お久しぶりです先生! お元気でしたか?」
「この通り元気だよ!」
「相変わらず、お変わりないようで」
「2人共立派になったね、今日は買い物?」
「あぁ、そう言えば先生にはまだ紹介してませんでしたね。息子のハリーです。ハリー、こちらはエミレア・ローリエル先生だ。パパ達の学生時代の先生なんだ」
「は、初めまして・・・」
ジェームズとリリーがエミレアとの再会に喜んでいると、ジェームズは思い出したようにエミレアにハリーに紹介した。ハリーは先生と呼ばれたエミレアの見た目に驚いてあまり声が出なかった。
「息子か・・・・・・もう2人共そんな歳か、あのイタズラっ子がねぇ」
「えぇ、本当にそう思いますよ」
「流石にハリーの前で言うのは辞めてくれよ。恥ずかしい思い出なんだ」
「けどそういう事もいつかは言った方が良いんじゃないの?」
「それにしても、先生はどうしてこちらに?」
エミレアは懐かしそうに言うとリリーも同調するように言うとジェームズはバツが悪そうに言い、話題を変えるようにジェームズがエミレアに訪ねた。
「これから魔法省の仕事だよ」
「私とシリウスも闇祓いとして仕事してますけど、先生と一緒に仕事する事がないですが」
「えっ!? そうなの?」
「実は闇祓い以外も仕事してからなんだよね。詳しく話す事は出来ないけどね」
「そうだったんですね」
「ごめんね。じゃ、私行かないといけないから・・・・・・またね!」
ジェームズは魔法省闇祓いとして働いており、1度もエミレアと仕事が一緒にならなかった事を疑問に思うとエミレアはそう言い、手を振ってポッター一家と別れた。
「もしかした今年は先生いないかもな・・・・・・」
「セブルスなら何か知ってるんじゃないかしら?」
「同じ魔法省勤務の人間に言えないなら、セブルスも知らないと思うよ」
「ねぇ、パパとママはあの人が先生だって言ってたけど本当?」
今年はホグワーツにエミレアがいないかもしれないという事に少し落ち込んだ様子のジェームズとリリーだったがハリーが聞いてきた疑問を聞くと、苦笑いしながら話した。
「あぁ、本当だとも。パパ達は昔あの先生にとてもお世話になったんだ」
「授業をしてくれる事があったけど、その授業はとても楽しい授業だったわ」
「あぁ、あの先生はとても凄い先生だ」
両親の話を聞いてハリーはエミレアのする授業にとても興味が湧いていた。ジェームズとリリーは過去に受けた授業を思い返してとても楽しかった授業の思い出が鮮明に思い出せていた。
その後はオリバンダーの店で杖を買い、更にハリーのペットとしてフクロウを飼う事にした。
その日の夜はポッター家にはハリーの入学祝いとしてご馳走がテーブルの上に並べられていた。そんな準備中に扉を叩く音が聞こえるとハリーは急いで玄関を開けるとプレゼントを片手に持ったリーマスが立っていた。
「やぁハリー、お邪魔するよ」
「いらっしゃい、リーマスおじさん!」
ハリーはリーマスを出迎えるとそのままリビングへ案内するとジェームズとリリーの2人もリーマスを出迎えると席に座るように促した。
「ハリー、入学おめでとう。これは入学祝いだ」
「ありがとうリーマスおじさん! 開けていい?」
「あぁ、勿論」
ハリーはリーマスから貰ったプレゼントを開けると最新版のクィディッチ用の箒カタログだった。リーマスはバツの悪そうな顔をしながらハリーに言った。
「すまないね、そういったものしか買えなくて」
「ううん、とっても嬉しいよ! ありがとう!」
ハリーはリーマスから貰ったプレゼントを大事そうに抱えると再び、玄関扉をノックする音が聞こえ今度はリリーが玄関に向かった。
「ハリーももうホグワーツか・・・・・・何だか自分達のホグワーツ時代を思い出すよ」
「リーマス、そう言えばなダイアゴン横丁でローリエル先生に会ったぞ」
「先生にかい!? 懐かしいね。元気そうだったか?」
「あぁ、変わらず元気そうだったよ!」
「リーマスおじさんも知ってるの?」
ハリーはリーマスに聞くとリーマスは懐かしそうな表情をした後にジェームズを見ると苦笑いしていた。ジェームズはそれを見て自分の問題児時代を思い出してるなっと思っていた。
「ジェームズ、シリウス、セブルスの3人はね、ローリエル先生を驚かせようといつも挑んでいたけど返り討ちにされてたね」
「あの先生には本当に敵わなかったな・・・・・・」
「どんな事してたの?」
「例えばね・・・・・・」
「当の本人から聞いた方が分かりやすいだろ」
リーマスが懐かしそうに言いながらジェームズはどこか遠い目をしながら呟いて、ハリーは興味津々と言った様子で聞くとリビングの入り口から声が聞こえてそちらを見ると少し不機嫌な顔のセブルスと苦笑いしていたリリーが立っていた。
「やぁ、セブルス。久しぶりだね」
「いらっしゃい、セブルスおじさん!」
「久しぶりだな、セブルス。ゆっくりしていけよ」
リーマスは懐かしむように言い、ハリーは嬉しそうに出迎え、ジェームズは苦笑いしながらもセブルスにゆっくりするように言うとセブルスはハリーを見て表情を少し柔らかくした。
「すまないなジェームズ、仕事の合間に来たからそこまでゆっくりは出来ん。それとリーマス、久しぶりだな。ハリーはホグワーツ入学おめでとう」
「セブルスおじさん、忙しいの?」
「この時期は何時もだ。気にする必要はない・・・・・・それとこれは入学祝いだ」
セブルスはハリーに1冊のノートを渡すとハリーはそれを受け取り、不思議そうにノートを見ていた。
「このノートは魔法薬学の予習用に吾輩が書いたものだ。嫌に思うかもしれないが、予習しておくのは必要だ」
そのノートには魔法薬学についての事が書いてあり、ハリーは最初は何とも言えない顔をしていたが読んでいくとわかりやすく書かれており途中から楽しそうに読んでいた。
「そう言えばセブルス、ローリエル先生は今年どうなんだ?」
「どうとは?」
「今日ローリエル先生に会ったのよ、ダイアゴン横丁で・・・・・・魔法省の仕事で来てるって言ってたのよ」
「ダイアゴン横丁に行ってから向かうとなると、近場での仕事だと思うぞ。ダンブルドア校長からは遠くの仕事なら直接向かうと言っていたからな」
セブルスの言葉を聞くとジェームズ、リリー、リーマスの3人は楽しそうな表情をしていた。ハリーは首を傾げていたがセブルスが口を開いた。
「ローリエル先生は吾輩達が在学中に何度か授業をしてくれてな、その時は授業は生徒達にとても人気があったんだ」
「そんなになの?」
「あぁ、皆とても楽しく授業を受けていたさ。とは言っても普段は他の先生の補助という形で授業にいるからな・・・・・・ローリエル先生の授業を受けたらわかるさ」
「僕も受けてみたい・・・・・・」
「きっと、受ける時が来るさ・・・・・・さて、すまないが吾輩は仕事に戻らねばならない」
「見送ろうか?」
「いや、ハリーのお祝いをしてやれ。ではハリー、またホグワーツで」
セブルスがハリーにエミレアの授業について話しているとハリーはエミレアの授業に興味が出て受けてみたいと言うとセブルスは笑顔で受けれると言うと仕事に戻る為に玄関へ向かおうとした。
ジェームズが見送りについて言うとセブルスはそれよりもハリーの祝いをしてやれと言うと、ハリーに対して次に会うのはホグワーツだと言う様に言って玄関へ向かおうとした。
「あぁ、それとハリー。学校ではスネイプ先生と呼ぶのだぞ」
「わかりました、スネイプ先生」
「よろしい、しっかりと聞き分けられたな。ハリー・ポッターに5点」
「まだ入学前だろ? 相変わらず固いな」
「ハリーの性格ががお前に似ずにリリーに似てよかったな」
「それを言うな」
「では、またな。失礼した」
そう言うとセブルスはポッター家を出るとポッター家ではハリーの入学祝いで盛り上がっていた。
1991年9月1日のロンドン、キングスクロス駅9と4分の3番線ではハリーはジェームズとリリーに連れられて荷物とペットのフクロウ、ヘドウィグの入った鳥籠を持っていた。
「忘れ物はないなハリー、これからホグワーツだが何かあればすぐにパパに手紙を出しなさい。すぐに飛んでいくからな、それから・・・・・・」
「ジェームズ、心配しすぎよ。でも手紙は出してね、私達も手紙を送るから」
「うん、気をつけて行ってくる。手紙も出すよ」
ジェームズは心配そうな顔をしてる中、リリーはそこまで心配はしてないが少し寂しそうだった。ハリーは両親と離れるのは寂しいがホグワーツでの楽しみが勝っており、楽しそうにしていた。
「おっ、ジェームズ! リリー!」
「フランク! それにアリスも!」
ジェームズとリリー、ハリーが声がした方を向けばフランク・ロングボトムとその妻のアリス・ロングボトム、息子のネビル・ロングボトムが歩いてきていた。
「会えてよかったよ! ハリー、入学おめでとう! それとうちの息子とも仲良くしてくれ」
「こんにちはおじさん、ネビルは友達ですから勿論!」
「ネビル君も入学おめでとう、ハリーをよろしくね」
「あ、ありがとうございます。僕の方がいつもハリーに助けて貰ってますから・・・」
ポッター家とロングボトム家はジェームズとフランクが同じ闇祓いの為、何度か一緒に仕事をする事になりその縁で家族同士で仲が良かった。ハリーとネビルの2人も友達としてとても仲が良かった。
暫く談笑してると言い争う声が聞こえ、その声は近づいて来ていた。
「何でつくのがこんなギリギリなんですか!? 時間管理が出来ないんですか貴方は!?」
「それを言うならお前が突然送れなんていうからだろ!? 俺は1人で向かうつもりだったんだ!」
「別にいつものバイクで行くなら1人増えても問題ないでしょ! 早くしないと見送りに遅れますよ!」
「お前が言うな!」
その2人はシリウスとその弟のレギュラス・ブラックの2人だった。ジェームズとフランクはお互い見合わせて苦笑いして、リリーとアリスは呆れた様子で居ると2人はそんな6人の近くに来た。
「何とか間に合ったな、ハリー入学・・・」
「入学おめでとう、ハリー・・・見送りに間に合ってよかった」
「おい! レギュラス、お前・・・!」
「ありがとう! レギュラスおじさん! シリウスおじさん!」
「・・・・・・ハリー入学おめでとう。この前の入学祝いのパーティーは行けなくて悪かったな」
「良いよ、パパとネビルの両親を休ませる為に仕事を頑張ってくれてありがとう」
「ハリー・・・ッ!」
お祝いの言葉をかけようとしたシリウスを遮るようにレギュラスが言うとシリウスは怒り顔になったがハリーにお礼を言われると目線を合わせる為にしゃがむとパーティーに行けなかった謝罪をしたが逆にハリーにジェームズ達を休ませる為に仕事を頑張ってくれた事に感謝の言葉を伝えるとシリウス感極まってハリーを抱きしめた。
「あぁ、失礼しました。僕はレギュラス・ブラックです・・・この愚兄の弟です」
「そう言えば、初めましてだね。フランク・ロングボトムだ、妻のアリスと息子のネビルだ」
「お子さんの入学、おめでとうございます」
「ご丁寧にありがとうございます。ほら、ネビル」
「あ、ありがとうございます」
「あー、話してるところ良いかな?」
レギュラスがロングボトム家の面々に挨拶するとフランクが返して、レギュラスがネビルの入学を祝うとネビルはフランクに促されながらレギュラスにお礼を返した。そんなやり取りをしてる中、いつの間にかいたリーマスが声をかけた。
「リーマス!? いつから居たんだ!?」
「それより、早くしないと汽車が出発してしまうよ」
その言葉に大人達は慌ててハリーとネビルをホグワーツ特急へ乗せるとホグワーツ特急は出発して、ハリーとネビルの2人はホグワーツへ向かった。
ホグワーツ特急に乗り込んだハリーとネビルは空いてるコンパートメントを探していた。そんな中で赤毛のハリー達と同じ歳の男子が1人いるコンパートメントを見つけるとハリーは扉をノックした。
「ごめん、ここ空いてる? どこも混んでて」
「僕一人だけだから良いよ」
そう言われてハリーとネビルの2人はコンパートメントに入ると椅子に座り、ようやく落ち着けた。
「君達、どうしたの? なんか疲れてたみたいだけど」
「乗る時にちょっとバタバタしちゃったんだ。えっと・・・・・・」
「僕はロナウド・ウィーズリー、ロンで良いよ」
「ありがとう、ロン。僕はハリー・ポッター・・・こっちが」
「ネビル、ネビル・ロングボトム。よろしくね・・・」
「こちらこそ!」
ハリーとネビルはロンと握手をして、暫く話していた。ロンの兄弟が多い事やハリーとネビルの親が同じ職場である事等を話しているとコンパートメントの前に車内販売の魔女が止まり聞いてきた。
「何かいかが?」
「僕はいいや。ママの作ってくれたサンドウィッチがあるから」
「なら、全部頂戴!」
そう言ってハリーは金貨の入った財布を渡すとコンパートメント内には多くのお菓子がある状況になった。蛙チョコレートのカードを交換したりしながら話していると扉がノックされた。
「やぁ、ハリー。久しぶりだね、覚えてる?」
「勿論だよドラコ、君も一緒にどう?」
「嬉しい申し出だけど、僕も連れがいてね。ビンセント・クラッブとグレゴリー・ゴイルだ。クラッブ、ゴイル、紹介するよ。彼はハリー・ポッター、学用品を買いに行った時に友達になったんだ。一緒の2人は友達?」
「あぁ、ネビル・ロングボトムとロナウド・ウィーズリー。2人共、彼は・・・・・・」
「知ってる。ドラコ・マルフォイだろ、マルフォイ家の」
ロンがハリーの言葉を遮るように言った。ロンにはさっきまでの楽しそうな様子はなく、ドラコを敵視してる目で見ていた。そんな視線を受けてるドラコはバツの悪そうな顔をした。
「君の父上から僕の父上の悪い所を聞いたんだろ? 僕の父上がすまない」
「あっ、いや・・・君が謝る事ないだろ」
「それでもだ。僕はマルフォイ家の子だ・・・・・・家の事で非礼があるなら謝らなければいけない。それとは別に親関係なく、友達になってほしい」
「・・・・・・君となら、友達になれそうだ」
「ありがとう、ウィーズリー」
「ロンで良いよ。君の事、ドラコって呼ぶから」
「あぁ、よろしくロン」
ロンとドラコの様子を見てハリーはホッとした様子だった。一時はどうなるかとヒヤヒヤしていた。そんな中でゴイルがお菓子を見ながら一言発した。
「なぁ、1つもらっていいか?」
「ゴイル、貰うなら僕達も彼等に何か渡すべきだ。貰うだけでは彼等に悪いだろ?」
「持ってて良いよ、1つと言わないで何個か。良いよね? ネビル、ロン」
「こんだけ多いと食べきれないな。それに友達なら分け合うべきさ」
「僕達も、大分食べたから・・・」
「・・・ありがとう、今度お返しをするよ」
そう言ってドラコ達はお菓子を数個貰うと、空いてるコンパートメントを探して歩いていった。その後にロンはハリーに対して聞いた。
「僕のパパが言ってたマルフォイ家の人間とは思えないだけど、どうなってんの?」
「おばさんがとても厳しい人で、それで礼儀をしっかりしてるらしいよ」
「へぇ~、そんなに厳しいんだ。うちの双子の兄が居るんだけどさ・・・・・・」
暫く、家族の話などをしてホグワーツに着くまでの時間を過ごしていると窓の外を見たネビルが驚いた表情をするとハリーの肩を叩き出した。
「ハリー! 窓! 窓の外!」
「どうしたのさ? ネビル」
「ハリー、すぐに窓の外見てみろよ!」
ロンからも言われて窓の外を見れば、1頭のヒッポグリフと1羽の不死鳥が優雅に飛んでいた。ハリー達はホグワーツに向かってると言ってもヒッポグリフと不死鳥が飛んでるところ見れるとは思っておらず、3人共言葉が出ずに暫くその光景を見ていた。
暫くすると不死鳥から炎が出ると不死鳥とヒッポグリフを包み、炎が消えた後には不死鳥とヒッポグリフの姿はなかった。
「なぁ、今の見たか?」
「うん。しっかり見たよ」
「僕達ついてるよ! 不死鳥とヒッポグリフが飛んでるのを見れるなんて!」
ハリー達は暫く興奮が収まらずにホグワーツが近くなり、制服に着替えてローブを羽織った。ハリー達は入学前にヒッポグリフと不死鳥が飛ぶ姿を見れた事でこれからの学校生活に対して凄く楽しみになっていた。
ここのベラトリックスとドラコは本編よりキレイです。
ベラトリックスの恩師が誰かは後々のお楽しみという事で!