あくまで予定なのでどうなるかとまだ不明です。
ホグワーツ特急がホグズミード駅に着くと火の灯ったランタンを持ったハグリッドが立っていた。
「イッチ年生はこっち! イッチ年生はこっち!」
1年生達は人の波をかき分けてハグリッドに元に向かっていると1人の女性がハグリッドに近づいていた。
「やぁルビウス、1年生達の案内お疲れ様」
「ん? おぉ、先生! 戻ってきとったんですか!?」
「あぁ、終わった後に店に寄ってから来たんだ」
「イッチ年生達、お前さん達幸運だぞ! こちらはホグワーツの先生のローリエル先生だ! 言っておくがローリエル先生は俺がお前さん達の頃から先生だった人だからな!」
ハグリッドが大きな声でエミレアを1年生達に紹介すると1年生達は驚いた様子で見ていた。エミレアの見た目は20代でとても若く見えた為、新任で入った教員と思っていたがハグリッドの言葉に動揺していた。ただハリーはエミレアについては会った事がある為、新任ではない事は分かっていた。
「さて、私はエミレア・ローリエル。ホグワーツで先生をしてるけど、何か授業を持ってるわけじゃないから。あまり時間を掛けると組み分けに遅れるから少しだけ・・・・・・」
エミレアはそう言うと1年生達を見渡した後に笑顔で1年生達に声をかけた。
「君達はこれから4つの寮に組み分けされるけど、他の寮の子と友達になってはいけないわけじゃない。ここに居るのは互いを高め合うライバルで、共に助け合う友だ! 私は君達にこの言葉を贈る・・・・・・ようこそホグワーツへ!」
エミレアの言葉に1年生達は驚いていた様子で聞いていたがハグリッドが拍手をすると1年生達も次々と拍手をし始めて、エミレアは苦笑いしていた。
「ルビウス、1年生達の案内をお願いね。私は先に向かうから」
「えぇ、任せてください!」
エミレアはそう言うと旅行鞄を取り出し、開けると中から出てきたヒッポグリフに乗るとホグワーツへ飛んでいった。そして1年生達は4人乗りのボードにそれぞれ乗りホグワーツへ向かっていった。その後はハグリッドからマクゴナガルに案内が引き継がれると大広間の扉の前まで来た。
「皆さん、ホグワーツ入学おめでとうございます」
マクゴナガルは1年生達をABC順に並ぶ様に言い、並んだ後はグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンの4寮に説明して組み分けを受けて寮を決める事を伝えると大広間に続く扉を開き、入っていった。1年生達もそれに続くと4つの長テーブルには既に上級生達が座っており、更に奥のテーブルには教員達が座っていた。
(リリー、リーマス、レギュラス・・・後ジェームズとシリウス。吾輩は教員をしてる中でここまで感極まった事は初めてだ・・・・・・)
教員席からマクゴナガルに連れたれて入ってきたハリーを見たセブルスはまるで親が子供の入学してる姿を見ているかのように感激しており、それを表情に出さない様に必死になっていた。
(後で手紙を書かなくては・・・・・・どの寮でも良いが、スリザリンになってはくれないだろうか?)
セブルスはそんなポーカーフェイスをしてる中でリリーやリーマスらレギュラス、ついでにシリウスに今日の事を手紙に書いて出す事を決めておりついでにハリーが自身が寮監を務めるスリザリンに来てはくれないか内心期待していた。そして組み分けの儀式が始まった。
「アボット、ハンナ!」
最初に呼ばれた女子にマクゴナガルが古びたとんがり帽子を被せた。エミレアはその様子を笑顔で見ていると隣に座っていたセブルスが小声で声をかけた。
「如何なさいましたか?」
「この時期は、どの子がどの寮に入るかワクワクしない?」
「当人達には、緊張の時でしょうな」
「見守る側だとこの子はあの寮かな〜?とかあの子はあの寮か〜って思いながら見るとワクワクするんだよ。セブルスは?」
「吾輩は・・・・・・特に・・・・・・」
『ハッフルパフ!』
エミレアとセブルスが小声で話してる間に最初に呼ばれたハンナの入る寮を組み分け帽子が大きな声で言うと、ハッフルパフの席からは大きな拍手がされ、ハンナはハッフルパフの席を着いた。その後も呼ばれていき、入る寮が決まっていく。
「グレンジャー、ハーマイオニー!」
呼ばれた女子に組み分け帽子が被さると組み分け帽子は何やら悩んだ様子で唸っていた。それを見たエミレアは小声ながら珍しいと呟いた。
「
「5分以上ならね・・・・・・私も見るのは3人目だね」
「・・・・・・1人はペティグリューですが、もう1人は?」
「ミネルバ・・・」
「なら、吾輩が知らないのは当然ですな」
『グリフィンドール!』
「そうそう、出る訳もありませんな」
「そうだね。けど、こういったのがあるから組み分けはワクワクするでしょ?」
「・・・・・・確かに」
「マルフォイ、ドラコ!」
2人が話してる中で呼ばれたドラコの名を聞いたエミレアは記憶の中にある1人の人物が思い浮かんだ。
「マルフォイって・・・・・・ルシウスの子?」
「えぇ、マルフォイ卿のご子息です」
「そう言えばベラも手紙には甥がホグワーツに入学するって書いてたけど、あの子の事か」
「ご存知で?」
「ベラから手紙でマルフォイ家に嫁いだ妹の子供が入学するって書いてあってね。ルシウスの子ならスリザリンかもね」
「シリウスの例もありますぞ」
『スリザリン!』
ドラコの入る寮が組み分け帽子から言われるとエミレアは自分の予想が当たった為、セブルスの方をチラリと見たがセブルスは特に表情を変えなかった。
「ポッター、ハリー!」
その名前がマクゴナガルの口から出た瞬間、セブルスの表情は小さく変わったがすぐに元のポーカーフェイスに戻った。
「ジェームズとリリーの子に入ってきてほしい?」
「・・・・・・出来るなら」
「・・・・・・楽しみだね」
エミレアの言葉を否定する事なく呟いたセブルスを見て、エミレアは視線をハリーに移した。エミレアはセブルスの目を見て父親みたいな目だと思っていた。
因みにハリーに対してジェームズは少し甘やかし気味で、リリーはしっかりと叱りながらも愛情を持って接しているがシリウスとレギュラスは自分の子供ではないのにハリーを可愛がり傍から見たら親バカな様子だった。
リーマスは適切な距離感を持って褒めるところは褒め、叱るところは叱ると言った感じでセブルスは表情にはあまり出さないが自分の子供のように愛情を注いでいた。
『グリフィンドール!』
組み分け帽子が決めた寮はセブルスが寮監を務めるスリザリンではなかったがそれでも残念がってる様子はなかった。
「何だか、残念そうじゃないね」
「これで良かったのかも、しれません。ここでは吾輩は教師で、ハリーは生徒です。その距離感はきっと、ハリーの成長の助けになると思っております」
「なら、先生としてしっかりとね」
エミレアは教え子の成長を感じれてとても嬉しく思っていた。教員として働いてはいるが、他教員の補佐や休業等した時の代わりに授業をするしかなく教える機会は他の教員よりは少ないが、こうして教えた生徒の成長を見れる事はエミレアは教員の仕事をしていて良かったと感じていた。
新入生の組み分けが終わるとダンブルドアが注意事項として禁じられた森と4階右側の廊下に立ち入らない事を言うと宴が始まり、生徒達はテーブルの上のご馳走を食べ、エミレアはダンブルドアの近くに歩いてきていた。
「アルバス・・・」
「何ですかな、先輩」
「私は教員をやれてよかったと思ってるよ」
「わしも、先輩が補助とはいえホグワーツの教員になってくれたのはとても良かったと思っております」
「・・・ありがとう。そう言ってくれると嬉しいね」
エミレアとダンブルドアの会話は短いながらも、2人は懐かしむ様子で言っており言葉には表せない思いがあった。
「先生・・・」
「どうしたんだい? トム」
「何年も前にも言った覚えがありますが、あなたは私とっての最高の先生です」
「その言葉、やっぱり嬉しいね」
教員達もそれぞれ、これまでの思い出話やこれからの授業の事などを話してダンブルドアの挨拶で生徒達は寮へ戻り、教員達も自分達の私室に戻っていった。
翌日のスリザリンの談話室では1年生達が戸惑った様子で椅子に座り紅茶を飲んでいるその人を見ていた。1年生より上の学年の生徒達は特に気にしてる様子もなく過ごしていた。
「あの、ローリエル先生・・・何故スリザリンの談話室にいらっしゃるのですか?」
紅茶を飲んでいる人物、エミレアにドラコは恐る恐る聞いた。教員が談話室に居るという事は下手な事をすれば減点になってしまうと思い、入学早々減点される訳には行かないが何故居るかも気になっていた。
「特に何もないさ。ただ、少し学生時代を思い出したくなってね」
「先生は学生時代、スリザリンだったのですか?」
エミレアが呟いた言葉にドラコは興味津々と言った様子で聞いた。目の前に居る先生は自分達の先輩でもあり、教員でもある。そんな人の話を聞きたいと1年生達は好奇心を駆り立てられていた。
「あぁ、私は学生時代スリザリンでね。私の学生時代の話ならいくらでもするよ」
「本当ですか? ぜひ聞きたいです」
エミレアとドラコの会話を聞いていた談話室にいたスリザリン生達は聞き耳を立てた。教員の学生時代の話などを滅多に聞けるものではない為、全員が興味を唆られていた。
「その前に、早く大広間に行かないと朝食を食べ損ねてしまうよ」
その言葉を聞いたスリザリン生達はそれは嫌だった為、談話室から出て大広間へ向かっていった。エミレアは紅茶を飲み終えると姿現しで現れた屋敷しもべ妖精にティーカップを渡すとエミレアも談話室を出た。
ドラコはクラッブとゴイルを連れて大広間に向かって歩いていると同じタイミングでハリー、ロン、ネビルの3人と会った。
「おはようハリー、ロン、ネビル」
「おはよう・・・」
「朝からお疲れの様子だな」
「まぁ、少し迷ってね・・・」
「僕、1人だったら辿り着けなかったよ・・・」
「俺も1人だと迷いそうだよ」
どうやらハリー達3人は大広間に行くのに少し迷っていたらしかった。ドラコ達はドラコが道を覚えていた為、何とか迷わずに済んでいた。ただ、ドラコもまだ完全に覚えられたというわけではなかったのだが何とか迷わずに来れた事にホッとしていたがそれを表情等に出さない様にしていた。
「そう言えば、ローリエル先生。あの人学生時代はスリザリンだったんだって」
「そうなの!? それにしても誰から聞いたの?」
「ローリエル先生本人から聞いたよ。学生時代の話を聞けるかもしれなかったんだけど、朝食の時間があってまだ聞けてないんだけど・・・・・・」
「ローリエル先生、僕の両親の先生だったんだって言ってたからパパとママにも聞いてみようと思うよ」
そう言いながら6人が大広間に入るとハリー、ロン、ネビルはグリフィンドールのテーブルへ、ドラコ、クラッブ、ゴイルはスリザリンのテーブルへ向かうとダンブルドアの挨拶から朝食が始まり、食べ終えた後はハリー達は授業に向かった。
それから数日後、グリフィンドールとスリザリンの1年生達は闇の魔術に対する防衛術の授業を受ける為に防衛術の教室で待っていた。そして、防衛術教員のトムが教室に入ってきた。
「さて諸君、私が闇の魔術に対する防衛術を教えるトム・サロウだ。君達1年生は今日初めて防衛術の授業を受けるのだが、ここで皆に聞きたい・・・・・・防衛術で1番の防衛方法は何だと思う?」
トムが生徒達に聞くとグリフィンドールの女子生徒のハーマイオニー・グレンジャーが行き良いよく手を挙げるとトムはハーマイオニーに発言を促した。
「しっかりと効率的な呪文を使う事です」
「何程・・・・・・では、効率的な呪文とは?」
「えっと・・・失神呪文や全身金縛り、それと・・・」
「大丈夫ですよ、ミスグレンジャー・・・・・・確かに効率的に呪文を使うのは良い事だ。だが君達1年生はまだ覚えてる呪文は少ない、ですが着眼点は良いですよ」
トムはそう言うと次に発言を促すと次に手を挙げたのはドラコだった。トムは今度はドラコに発言するように言った。
「落ち着いて行動する事です。慌てていては何も出来ません」
「おぉ、そこも良い着眼点だ、ミスターマルフォイ。だが、例えば君が1人の時に落ち着けるか? そんな時に心細から本当は落ち着けてないかもしれない・・・・・・だが落ち着く事は大切な事だ・・・・・・さて、他にはいないか?」
トムがそう言うと1年生達は頭を悩ませていたがそんな中、ハリーとネビルは2人して手を挙げた。ハリーは父親が、ネビルは母親が前線を離れているが両親が闇祓いの為、この問いの答えはよく聞いていた。
「おや? ミスターポッター、ミスターロングボトム。2人同時に挙げるとは、では聞くが1番の防衛方法は?」
「「危険に近づかない事です」」
トムが聞いた後にハリーとネビルが声を揃えて答えると他の1年生達は目を見開いていた。それなら防衛術の授業の意味がなくなるのでは?と疑問に思っていた。
「素晴らしい! そう、それが1番の防衛方法だ」
トムは笑顔になりながらそう言うとハリーとネビル以外の1年生は驚いていた。それを見ていたトムは教室全体を見渡した後に言葉を続ける。
「まず君達は覚えてる呪文は少なく、尚且つまだ幼い・・・・・・そんな君達に出来る防衛方法はそもそも危険に近づかない事が1番だ」
1年生達はトムの話を黙って聞いていた。ハリーとネビルは親からよく危険には近づかない事を何度も言われており、親の教えの原点はここなのかと思っていた。
「私の恩師も、1番の防衛は危険に近づかない事だとよく言っていた。私が教員になってから生徒達には最初の授業にはこの事を教えてる」
「あの先生・・・・・・聞いていいですか?」
「何だね? ミスターポッター」
「先生は僕のパパ・・・・・・ジェームズ・ポッターを教えた事はありますか?」
トムが懐かしむ様に言うと、ハリーは挙手をしてトムに質問をするとトムはハリーの口から出た名前を聞くと懐かしそうな表情をした。
「ジェームズか・・・・・・よく覚えてるよ。彼にも教えたさ・・・・・・まぁ、ローリエル先生にも色々と防衛術については教えてもらってたよ」
「ローリエル先生にもですか!?」
トムはどこか楽しそうに話していると、エミレアの名が口から出ると1年生達は皆驚いていた。まさかここでその名前を聞くとは思っておらず、ハリーはハリーで父がエミレアに防衛術を教わってるとは思ってなかった。
「ジェームズも、魔法薬学のスネイプ先生、それに他にもローリエル先生は防衛術や他の授業を生徒達に教える事があった。私もローリエル先生の授業を受けた事があるし、あのダンブルドア校長もローリエル先生に教えてもらった事があるとの事だ」
「ダンブルドア校長もですか? ローリエル先生は一体何歳なんですか?」
「ダンブルドア校長が1年生の時にローリエル先生は7年生だったとの事だ」
1年生達はトムから聞くエミレアの話を聞いて更に聞いてみたくなっており、トムは突然後ろを向いた。
「さて、皆が先生の事を聞きたいようですよ」
「みたいだね、トムは話が上手いからね」
トムの視線の先から突然エミレアの声が聞こえると1年生達は驚くとそこからエミレアの姿が突然現れると1年生達は更に驚いた。トムは特に気にした様子はなかった。
「よく気づいたね、トム」
「先生が立っていた所から僅かに音がしましたからね。ずっと目くらまし術で姿を隠して見てましたね」
「よくわかったね、流石トム。アルバスと同じでとても才能があるね」
「私は先生の様に凄い魔女は知りませんよ」
そんなエミレアとトムの会話を聞いたハリーは1つの疑問が浮かんだ。ハリーは素朴な疑問から質問した。
「ダンブルドア校長とサロウ先生、ローリエル先生の3人なら誰が一番強いんですか?」
ハリーのそんな質問を聞いたエミレアとトムは一瞬固まった。そして、エミレアはとても面白そうな表情をトムは引き攣った表情をしていた。
「確かに私とアルバス、トムの3人なら誰が強いんだろうね?」
「さ、さぁ・・・・・・どうなんでしょうか? 考えた事ありませんな・・・・・・この話はまたいつかにして、今は授業をしましょう! さぁ、諸君らも授業の続きを行おう!」
トムは冷や汗をかきながらも話題を変えるかのように授業を再開していた。トムはハリーが純粋な疑問から聞いた事は分かってはいたが、内心言ってほしくはなかったと思っていた。授業後にダンブルドアにその事を伝えると・・・・・・
「な、なんという事を・・・・・・」
聞いたダンブルドアもかなり冷や汗が出ており、エミレアとの会話でこの話題をあげないようにしようとダンブルドアとトムの2人は心に決めた。
その日はグリフィンドール生とスリザリン生1年生達は魔法薬学の授業を受ける為に教室に来ており、前の方の席にはロン、ハリー、ネビルの順で座っていた。
「ロン、ネビル・・・・・・今日の授業、しっかりと書いといた方が良いよ」
「そうなの?」
「うん、ママに言われたんだけど分量を少し間違えるだけで失敗するって言ってた」
「なら、しっかりと書いておかないとね」
ハリー達がそんな話をしていると教室の扉が開き、セブルスが入ってきた。セブルスは出席を取ると授業を始める。
「さて諸君、魔法薬学はとても繊細な学問だ。少しの分量を間違えただけで大惨事になる可能性がある・・・・・・では、ポッター」
「はい」
セブルスは魔法薬学がどんな授業かを説明した後にハリーを呼ぶと、ハリーはそれに対して返事をするとセブルスは口を開いた。
「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えたら何になる?」
セブルスがハリーに聞いた質問は新入生にはわからないだろうとグリフィンドール生は思い、スリザリン生はどんな答えを出すか見ており、ドラコはそんな質問をしたセブルスの意図が何か考えていた。
「眠り薬になります。あまりにも強力な為生ける屍の水薬と言われています」
「・・・・・・ではベゾアール石を見つけて来いと言われたら、どこを探すかね?」
ハリーはセブルスが次の質問した為、さっきの答えが正解だと分かり、羊皮紙を両隣のロンとネビルにわかるように指すと2人は羽ペンで書き始めていた。ドラコもハーマイオニーもセブルスが次の質問をした後に書き始めていた。
「やぎの胃から取り出します。確か、大抵の薬の解毒剤になる筈です」
「では最後に、モンクスフードとウルフスベーンとの違いは?」
「確か、同じ植物です。アンコナイト、とも呼ばれますが確か、トリカブトです」
セブルスはハリーの答えを聞いた後に少し満足した様子で頷いていた。ハリーは入学前に渡されたセブルスのノートに書かれた事を予習しており、さっき聞いた質問は全てノートに書かれていた。
「よろしい、よく予習をしているようだな・・・・・・諸君らは何故さっきの事を書いてない? 何人かはもう書き終えているぞ」
セブルスのその言葉に多くの生徒達が慌てて書き始めて、書き終えるとセブルスはおできを治す薬の調合を2人1組で行うように言った。
「誰と一緒にやる?」
「ネビルはハリーと一緒の方が良いんじゃないか? ネビル、慌てる事あるし。僕は他の誰かと組むからさ」
そう言ってロンは他のグリフィンドール生と2人1組を作って魔法薬の調合をする事になった。
「後でロンにお礼言っておかないとね」
「そうだね・・・・・・僕達もやろう」
ハリーとネビルは授業後にロンに感謝を2人で伝えようと決めた後は早速おできを治す薬の調合を始めた。2人で枠割りを分けながらもハリーはネビルに次に何をするかを言うとネビルもその通りに作業を行っていた。セブルスは生徒達が調合している鍋を見ながら小言を言ってはいたが、ハリーはそれが調合する上での注意だと思いながら薬を完成させてセブルスの元に持っていこうとした。
「おや、先にどうぞ」
「同時なんだから、一緒でも良くない?」
「・・・・・・君の言う通りかもね」
ハリーとネビルペアと同じタイミングでドラコ、ゴイルペアがセブルスにおできを治す薬を提出するとセブルスはその出来にグリフィンドールとスリザリンに1点ずつ加点をした。
「ミスターマルフォイ、ミスターポッター。君達は手際よく調合を行えていた・・・・・・なのでその手際の良さを同級生達に教えると良い」
セブルスは2人を褒めた後にそう言うとドラコは少し渋い顔をしてセブルスに言った。
「手伝うも何も、僕は友人に手伝ってもらい教科書通りにやっただけです。それに他の皆も優秀ですから、僕が教える事なんてないです」
「その教科書通りに出来てるとは、吾輩には見えんがな」
ドラコとセブルスのやりとりを聞いていたハリーはこのままだと終わらないと思い、小さくドラコに話しかけた。
「スネイプ先生は友達を手伝えって言ってるだけだよ。だから普通に手伝えば良いと思うよ」
ハリーの言葉を聞いたドラコはそういう事かと納得すると今度は笑顔でセブルスに言った。
「わかりました先生。それでは早速やってきます」
それを言うとドラコはスリザリン生達を手伝いに行き、ハリーも行こうとしていた。
「ハリー・・・・・・」
ハリーにしか聞こえないような声の大きさでセブルスが呼び止めた。ハリーは少し驚きながらもセブルスを見た。
「すまんな、どうもこういう事を言うのは苦手なのだ・・・・・・」
「ママからよく聞いてた」
「面倒をかけたな、ポッター」
「では、友達を手伝っています。スネイプ先生」
そう言うとハリーもグリフィンドール生達にアドバイスをしながら褒めたり、注意したりしていた。
「ジェームズも人付き合いは良かったな・・・・・・あの人付き合いの良さは、2人の子供だな」
セブルスはそんな友人の子供の背中を見ながら呟いていたが、すぐに教員として集中した。スリザリン生のセオドール・ノットとそのペアのクラッブ、ブレーズ・ザビニ等1部のスリザリン生とハーマイオニーとそのペアのパーバティ・パチルはアドバイスは聞いたものの手伝いはいらないとしていたが、他のグリフィンドール生とスリザリン生はハリーとドラコに手伝ってくれと言っていたが・・・・・・
「諸君、アドバイスを受けるのは良いが他人任せにするなら減点とする」
その言葉を聞いた生徒達はアドバイスと少しの手伝いを頼むだけになり、その日の魔法薬学の授業は終わった。
この物語のセブルスはあまり嫌味は言いません。だってエミレアの耳に届いたら怖いから。
ダンブルドアとトムは決闘形式で1VS1ならエミレアに勝ちますが、バトルロイヤル形式だとエミレアの存在が1番厄介だと思ってます。
そして2人共、過去にエミレアに密猟者狩りに連れられてエミレアのとんでも戦法を間近で見てました。