たった三人の財団職員はキヴォトスで何をするのか? 作:Bar_00
長文なので投稿頻度は遅くなる。今日か明日か分からぬ。
アイテム番号:SCP-003-KV
オブジェクトクラス: Thaumiel*2
特別収容プロトコル:
SCP-003-KVは、フロント企業であるPMCに偽造した建物に設置されます。機動部隊あ-1(”最後の砦”)を主力として、機動部隊あ-3(“立ち鳥”)、その他駐留する機動部隊は、PMCとして設置された建物を防衛し、財団職員以外のSCP-003-KV-1への侵入を防いでください。
妨害の試みが全て失敗に終わった際は、機動部隊あ-3(“立ち鳥”)が放棄の際、財団文書へのプロトコル”跡を濁さず”の実行が割り当てられてます。
SCP-003-KV-1内部の施設維持は機動部隊あ-7(”延命措置”)とオートマトンによって行われます。
現在、SCP-003-KVにはE-001-JPである未知の改変手段に対する改変防止ファクターが存在すると考えられており、その特性を非破壊的に研究する試みが進行中です。
説明:
SCP-003-KVは一辺が4.5mの鉄筋コンクリートによって構成されている正立方体状の構造物と、そのある一面にある銅板製のハッチ*3です。19██~19██年にかけて使用された██型収容室とその特徴は一致しています。
このハッチ中央には財団のマークが描かれており、このハッチもまた19██~19██年にかけて使用された収容室入出口に一致します。本来SCPのナンバリングが行われる箇所には[SCP-Foundation]と書かれており、過去の財団データベースにおいてこのような物品に関する情報は発見されていません。
この双方に経年劣化の様子は確認できず、並びに外部からの破壊行為や現実改変、過去改変に対して異常な耐性を示します。
SCP-003-KVのハッチを開くと、その先はSCP-003-KV-1に指定されている異常空間に繋がっています。SCP-003-KV-1はコンクリートで埋められており、それを破壊、搬出することで外見的サイズを超えて空間を拡張することができます。拡張された空間は常に空気や温度などが人類に対して適切なように保たれます。
発見と研究:SCP-003-KVはサイト-8192の建造を始めた際の発掘段階で発見されました。地下32mの地点で埋没しており、建設は一時中止され、財団はAnomalousアイテムとしてSCP-003-KVの研究を開始しました。外部からの非破壊検査の結果から内部は密閉されているものの、ハッチを開けた先に外部から推定されるサイズと同程度の空間が広がっていることが確認されたため、SCPオブジェクトに繰り上げられました。
さまざまな検査の結果、異常空間の外見サイズを超えた異常な拡張性や現実改変への耐性、インシデント
「
「
「それ」を箱に入れて鍵を掛け、そのまま放置したとき、何も悪いことが起こらないのであれば、それはおそらくSafeです。
「それ」を箱に入れて鍵を掛け、そのまま放置したとき、何が起こるか予測がつかないのであれば、それはおそらくEuclidです。
「それ」を箱に入れて鍵を掛け、そのまま放置したとき、それが容易く脱走するのであれば、それはおそらくKeterです。
「それ」そのものが
歴史的資料:前任担当職員██博士の再提言
超常状態論について話しましょう。転移する椅子は座ってほしいから椅子の形をとっているのです。遺伝子的改造の場合は超常状態論を適用できませんが、これは無機物です。超常状態論で考えるべきでしょう。
並行世界、もしくは過去の財団からのギフトボックスの可能性も考えましたが、メモなども付属していませんし、私たち財団にしては不親切です。
まず初めに、これに悪意はありません。待ち伏せ型のオブジェクトであるならばSCP-████-JPは初めから矛盾のある異常空間であるべきです。我々が詳細に検査しなければ、この異常は発見されなかったでしょう。
そのほか様々なことを考慮した結果、ある考えが浮かびました。これは突拍子のない考えですが、SCP-████-JPは「SCP財団そのもの」なのではないでしょうか?
これは
よって私は日本支部理事会に対してSCP-████-JPのThaumiel再分類と「
この決断に納得できない方は少なくないでしょう。それでも、我々が人類の礎ならば決断するべきだ。
From:日本支部理事”獅子”
To:O5-1
Subject:Reverse Containment Projectについてのご報告
図面と計画は後ほどお送りいたします。内部構造は現在81管区でもっとも最大な除外サイト、サイト-81KKを参考にしています。つまり、地下分割構造です。それぞれのエリアを地下鉄路線/道路でしか移動ができないように制限することで万が一要注意団体やアノマリーが侵入してきた際の殲滅と避難を容易にします。
内部には恒常的に生命維持可能な浄水施設、大気浄化及び再利用システム、水耕栽培棟および居住施設、研究設備、収容設備、原子炉、O5-AIの設置が行われます。
さらに最下層には大型財団施設の多くと同じく、時空間/因果隔絶式のデータ保管設備であるディープウェルに財団データベースの完全な写しが設置されます。
ハッチから予備倉庫を通った先の中央コネクション駅の地下には、建築資材、建築機具、工場機械、農機具、およびコンピュータのデータベースストレージの貯蔵が行われます。
インフラ上の配慮に加え、数千の著名な美術作品、音楽、文学作品、およびワールドワイドウェブの完全なバックアップのコピーからなる広範な文化基盤が他の収蔵施設が破壊されるような事象のためサイトに保存されます。
ブライト/ザーションヒト科複製機は財団のレベル5秘教技術であり、設置は見送られる予定ですが、それが作成された際に使用可能なように既知の全てのヒト対立遺伝子のデータを格納したコンピュータメモリバンクがディープウェルに保管されます。
運用ですが、サイト-8142生活棟に設置された予備倉庫として活用します。防衛は機動部隊が生活棟に配置された一般的な武装警備員に扮して行います。これによって、潜入しているスパイから確実に目を隠しつつ、その予備倉庫としての機能の先にサイト-8142'が存在するようにします。
私はサイト-8142'にどんなアノマリーも職員も配置するべきではないと考えます。職員は情報漏洩のきっかけにもなりえますし、アノマリーは収容違反し、サイト-8142'がKクラスシナリオの際に使用できないなんてことがあっては困ります。防衛と施設の維持はオートマトンとLisa.aicによって行われる予定です。いざというときはサイト-8142の職員を主として、Kクラスシナリオ時のシェルターとして運用することができるでしょう。
P.S.
Lisa.aicがO5への就任を断ったのを見ましたよ。懲罰人事として予備倉庫に縛り付けたという名目で割り当てられるはずです。あと、秘密裏に予算をまわしてください。サイト-8192建設分と他から捻出することもできますが、それほどの財政の動きはあまりに感知されやすい。各支部から分担して捻出してもらっても構いません。建設は我々日本支部が行い、携わった人物はクラスA記憶処置が施され、他の高セキュリティあるいはKeter級SCPオブジェクトへの割り当てと整合する虚偽記憶が埋め込まれる予定です。
次回:「保安施設ファイルサイト-8142」
投稿時間:今日か明日。
感想
評価
スクロール可能です。
「SCP-███-JP 高異常性無限倉庫」
原作者様の作品。アイデア元はここから。
コチラとアチラの違いは「このアノマリーの正体と無害さに気が付けたか」
https://syosetu.org/novel/346243/1.html
「オブジェクトクラス」
http://scp-jp.wikidot.com/object-classes
「反ミーム部門ハブ」
プロジェクト名のアイデアはここから。
死ぬほど面白いのでお勧め。
第一話の「055についてお話しましょう」
http://scp-jp.wikidot.com/we-need-to-talk-about-fifty-five
第二話の「反ミーム入門」
http://scp-jp.wikidot.com/introductory-antimemetics
だけでも見てくれ。マジで面白い。
http://scp-jp.wikidot.com/antimemetics-division-hub
「筐体造り ハブ」
迫りくる終焉に向けてSCP-2000をわずか64日で作った諦めの悪いやつら。
これもまたよいハブ。最高。
http://scp-jp.wikidot.com/making-2000-hub
「SCP財団 保安施設ファイル サイト-81KK」
フォーマットが最高にカッコよすぎる。なんでこんなクールなんだ?
http://scp-jp.wikidot.com/secure-facility-dossier-site-81kk
「SCP-050-JP-J たすけてくれ」
誰もO5になりたがらない異常(ではない)
ただO5が死ぬほど忙しいことをみんな知っているだけなんだ。
Lisa.aicの存在はここからの引用。ジョーク記事だから気楽に読めるのでお勧め。
http://scp-jp.wikidot.com/scp-050-jp-j
なんか宣伝みたいになってしまったけど、全てオススメできる素晴らしい作品です。