初見で先生がおいなりさん買うシーンで……立ち絵登場してたのに俺その時(顔描かれてるモブ珍し、実は動物?結構好み)とか思ってました。ファンの方に言わせてもらいます、
セクシーフォックスは実装されたのにあの子は何年後に実装されるんでしょーねー!
「クックックッ…ようやく。ようやくこの時が来ました。」
「約束だよ。アビドスの借金。半額まで下げてくれるんだよね?」
クロ服は椅子に座りながら腕を大きく広げて高らかに笑った。ホシノのセリフを聞いたあとすぐ立ち上がりそばまで歩み寄り、肩に手を置く。
「もちろん。ですが……来た時点で借金は無くなったも同然です」
「え?それってどういう」
「アビドスの生徒会は空席、つまり自治能力の欠落。これではアビドスに住む生徒、住民が困ってしまう。あぁ、なんと言うことだ。これでは学園都市として回らない、自治区の大半を買い取った私たちカイザーが代わりに運用していこうではないか。そうだな、名前は“カイザー職業訓練校”なんでどうだ?」
ホシノの後ろから理事が歩いてきた。
ホシノは絶望した顔で黒服を見る。
約束が違うと、アビドスには手を出さないと。
声には出さなくても、全て目が、表情が全てを語っていた。
「ええ、確かに約束しました。あなたは我々ゲマトリアとの交渉をしていました。しかし、勘違いをしています。カイザーは手を出していません。もし私に向かってその感情を向けるのはおやめ下さい。見当違いも甚だしいというものです」
ホシノは力無く地面に伏せた。
皆への懺悔と後悔、様々な感情がまるでミキサーに混ぜられたようにホシノの心を砕いていく。
泥を飲まされるような気持ち悪さと、深い海に沈んだように目の前が真っ暗に、耳も遠くなり、最後に聞こえたのはカイザーPMCによるアビドス占領の命令だった。
アビドス高校
“んー、サンズ。建物の中の敵は任せるよ。みんなは外の敵を仕留めて中との補給線を絶つよ!”
「先生。私も残る」
“ノノミは中の機動部隊より外の重兵器部隊の方を優先。シロコはその護衛。セリカは私の護衛に回って適時指示を出すよ。アヤネは物資の準備を終えたら合流”
「了解。」「わかったわ!」「わかりましたっ!」「了解です」
シロコ、セリカ、ノノミ、は先生と一緒にサンズの後ろを着いて教室を出ていく。
アヤネはみんなが出ていく背中に「いってらっしゃい」と声をかけた後カバンに手をかけて室内から弾薬やら救急箱やらを詰め込んで準備を着実に進める。
それなりに準備を終えたところで扉が爆発音と共に勢いよく吹き飛んだ。
瞬間PMC兵が数人乗り込んで部屋を占領する。
アヤネの愛銃や腕ではこの部屋に入ってきた人数を捌き切れる事もなく銃口を向けられるがままであった。
「へへ、オイラの後輩に手を出すなんていい度胸だな」
一人一人にホネが突き刺さる。
胴体を貫かれた兵たちは皆電源を切らしたように鉄のクズと化した
「迎えにきたぜ。下に送る」
「サンズさん!ありがとうございます。間一髪でしたね」
「アヤネ。オイラの事は支援いらないぜ。」
「え?……サンズさん。弾薬とかは?」
「オイラのは太陽光発電なんだ。」
「ここ室内ですよ?!」
ヘラヘラ笑いながらアヤネを送った。
アビドス高校 2階
「クリア。3階へ…っ?!」
3階の階段へ進もうとした兵は壁にぶつかった。
否、階段の前に白い棒が入口を封じていた。
「……一体、なんなんdっ?!……」
「おい、どうしっ?!」
「なんだアレは!……骨?」
「ヘッヘッヘッ…」
何も無かったはずの廊下側からサンズが舞台に向かって次々とPMC兵を倒す。
地面から生えてきたホネに顎を砕かれ頭部の機器が故障してワンパンでノックアウトしていく。
あっさりと2階はサンズが攻略した。
下の階からの階段からPMC兵が近づいてくる。
顔を飛び出して視線が重なる。
熟練の技術で銃口を向けて容赦なく引き金を引いたが…
銃口はいつの間にか壁から生えてきたホネに寄ってそらされていた。
自分の武器に目を持っていかれた隙にサンズがすかさずホネを飛ばす。顔面にヒットして階段を滑り落ちて踊り場に止まったその瞬間…天井からホネが頭をかち割る。
続々と来る兵士に飽き飽きとしたサンズはホネの壁を作り出し、まるでモップのように兵士を壁際に集める。
体制を立て直そうと立ち上がる兵士が絡まり合い簡単に立ち上がれない。
その集団に向けてガスターブラスターをゆっくりと準備する。
兵士は銃口をサンズに向けて引き金を引く。
当たらない。照準を合わせて引き金を引く。当たらない。ガスターブラスターの口には少しずつ光がみちる。照準がブレブレになり…最後は焦りすぎてからのマガジンのまま引き金を引き続ける。カチンカチンと寂しい音と節々の駆動音、そして兵士の悶える声が聞こえてくる。
サンズにとってはノイズでしかなく、耳に手を当てる。
その瞬間ガスターブラスターから光が放出される。兵士共はひとり残らずその光に満ちていった。
「へへ、終わったか。あっという間だな。ケータイからビーム出してくるやつよりは歯ごたえあったな」
……?
「……あれ?おかしいな……そんなの見た記憶も」
「このっ……ば、化け物」
「へへ、撤退か降伏か、死ぬか…選べ」
「っ?!」
「当たり前だよな?…おいらは今は殺してない」
「み、みんな…殺してないのか?」
「あぁ、もちろん。ただ、今だけだ。おいらはみんなを守るために強くならなくちゃいけないんだ」
目の前で弟が惨殺されたのを遠くで見守っていた。
最後に話した言葉は最後までニンゲンに…殺すでもなく、友達になると言っていた。
「だから、オレは…」
だからオレは…選択をしなくちゃいけない。
いままでケツイのひとつやふたつ、何も考えず、ただ自分の楽しい方向に進んでいた。それだけでよかったのに……
あの日、パピルスが死んで、ロイヤルガード隊長も、カナメのロボットも、みんなニンゲンに殺された。
「オレはケツイしたんだ。ひとつの約束……ユメとの…約束のために……」
「おい、お前それ……」
ふと、兵士の顔がサンズの手元に向いている。
サンズも手を確認すると、赤く、黒く、光り輝いていた。
まるで地獄の業火……
サンズはその手に魔力を込めて、ホネをゆっくりと形成していく。
しかしそれはホネと言うにはあまりにも赤く、兵士に向けられた先は確実に命を刈り取るかのごとく…乱暴に削られたように尖っていた。
兵士は向けられた狂気に立ち上がることもできず、ただ、目の前の凶器が体を貫かれる未来が容易に想像される、いや、無意識的に行ってしまう、そしてわかる。確実に死ぬと、機会の体ながら、確実に生きられないと、このモンスターに殺されると
「……へへへ」
サンズの手にあった赤いホネは砂のように消えていった。兵士は思わずサンズの顔を伺う。
「そんな顔するなよ…別にとって食おうなんてしないぜ?」
「は、ははは、ハーハッハッハッハ!!」
サンズは今だ光る赤い手を床に付けた。
瞬間、そこの兵士は鉄くずに変化した。
サンズくんもケツイするもんです。
なんでも有り得るんですよ。なんでも有り得たんです。
時間軸すら飛び越えて、世界線すら飛び越えて来たんですから、
その世界で何を見て何を感じ何をしてきたかくらい体に馴染んでるもんですよ……知らんけど