【カオ転三次】酒と葉巻と病と死神 ~みんな楽しく踊ればいい~ 作:マカーブル
本作をお読みいただき、たくさんのお気に入り登録やご感想をありがとうございます。
誤字脱字の指摘等も、いつも助かっております。
作中の挿絵として画像生成AIによるイメージイラストを表示しております。
AIによる生成画像に不快感を感じる方はご注意下さい。
今回は番外編の「その②」になっておりますので、先に「その①」を読了の上でお楽しみください。
今回の話は、番外編であり本編よりも未来の時間軸の話となっております。
時期的には、半終末を想定。いわゆるアンソロ時空で、細かい時系列などは気にしない方向で。
内容的には、『今年のハロウィンに起きた出来事』です。
今回の話は、以下の話を読了の上でお読みいただけると、ストーリーの連続性をお楽しみいただける構成となっております。
・昨年のハロウィン
→ 拙作の 56話目~66話目 番外編 ハロウィン回の合計11話分。
・昨年のクリスマス
→ 貧弱一般メガテンプレイヤー 作 【カオ転三次】幼女ネキの謎を解明するため、黒札調査隊は宮城県の奥地〇〇町出張所へと向かった――。
20話目のクリスマス回。 https://syosetu.org/novel/368974/20.html
要約すると『昨年のハロウィンとクリスマスに何があったのか』です。
それでは、今回の番外編もお楽しみいただければ幸いです。
ハロウィン回 その①のあらすじ
・三馬鹿ラス怪人になると決意
・黒髪パッツンロングの赤目ロリ二人組、子供に大人気
・ハロウィ~ン!!
三馬鹿ラスたちがハロウィンワルドに扮して、子供たちにハロウィンへの参加を促しまくっている一方。
ハロウィン会場の別の一角では、子供たちの歓声が響いていた。
「お姉ちゃーん!! こっち向いてー!!」
「ねえねえ、必殺技やって!! 必殺技!!」
「一緒に写真撮っても良い?」
そんな歓声をあげる子供たちに囲まれていたのは、二人の少女だった。
「フハハハハ!! 良いだろう!! 今日は特別に、私たちがお前たちの相手をしてやろう!!」
まず、白い衣装の少女───幼女ネキこと鵺原リン。
その身を包むのは、白を基調に赤と紫のライン、そして銀色のアクセントを配した、ウルトラヒロイン風のコスチュームである。
上半身は半袖の白いスーツ。
胸元から肩、脇腹にかけて赤と紫のラインが流れるように走り、中央には青く輝くカラータイマーが据えられている。
白い生地の清潔感と、鮮やかな色彩の組み合わせが、見る者に明るく力強い印象を与えていた。
腰回りはスカート状のデザインになっているが、その下には黒いインナースパッツを着用し、脚には白を基調としたアンクルブーツ。赤と紫のラインが足元まで続き、全身のデザインを引き締めていた。
手には白いグローブを嵌めており、拳を握れば、そのまま必殺技のポーズが決まりそうな装いである。
そして、衣装の隙間から覗く長い黒髪。ぱっつん前髪の下では赤い瞳が輝き、口元には八重歯を覗かせた笑みが浮かんでいる。
元気いっぱいに拳を突き上げるその姿は、まさに王道のヒロインである。
「ククク…… 中々良い趣向じゃないか。光と闇が両方そなわれば、最強に見えると言ったところか?」
その隣に立つのは、対照的な装いの黒い少女───黒死ネキこと
こちらは、白いヒロインとは打って変わって、黒を基調としたコスチュームに身を包んでいた。
身体に沿った黒いスーツには、赤と紫のラインが鋭く走り、銀色のアクセントが各所に配置されている。
胸元には、幼女ネキと同じく青いカラータイマー。光を受けて輝くそれが、黒を主体とした衣装の中でひときわ目を引いていた。
肩から腕にかけても黒を基調としたデザインで統一され、手には黒いグローブ。脚部には赤と紫の装飾が施された黒いサイハイブーツを履き、足元まで隙のない姿に仕上がっている。
腰回りにはスカート状のパーツが備わっているものの、幼女ネキの白い衣装とは異なり、黒を基調とした落ち着いた配色。その下から覗く黒いインナースパッツも、全体の印象を崩すことなく、戦闘用のスーツらしい機能的な雰囲気を保っていた。
長い黒髪が背中から腰、さらにその先へと流れ落ち、歩くたびに日光で赤みを帯びた毛先が揺れる。
赤い瞳は鋭く、目尻の上がったつり目が、彼女の不敵な笑みをいっそう際立たせていた。
白いヒロインが正面から堂々と立ち向かう王道の戦士なら、黒いヒロインは余裕の笑みを浮かべながら相手の出方を窺う、どこか妖しげな戦士といったところだろう。
白と黒。
赤と紫。
そして、二人の胸元で輝く青いカラータイマー*1。
共通する意匠を持ちながら、配色と雰囲気は正反対。並び立つ二人の姿は、まるで光と闇をそれぞれ体現する、対のヒロインのようだった。
「じゃあ、光のお姉ちゃん!! 怪獣が出てきたらどうするの?」
「決まっているだろう!! この私が、叩きのめしてくれるわ!!」
幼女ネキは勢いよく拳を掲げる。その姿に、子供たちはわっと歓声を上げた。
「すごーい!!」
「かっこいい!!」
「こっちのやみのお姉ちゃんは? 怪獣をやっつけてくれる?」
話を振られた黒死ネキは、赤い瞳を細めた。
「ククク…… さて、どうだろうな?」
「えーっ!?」
「おい、黒死ネキ!! そこは格好良く答えるところだろう!!」
幼女ネキが抗議する。
「ハハハッ!! そう怒るな。もちろん、怪獣が現れたなら相手をしてやるとも」
黒死ネキは片手を軽く構え、余裕たっぷりに笑った。
「だが、今日の主役は私たちではないだろう?」
「えっ?」
「ヒーローショーの主役は子供たちと相場は決まっているだろう? それに、折角のハロウィンなのだから、今日は思いきり楽しむと良い」
黒死ネキがそう告げると、子供たちは顔を見合わせ、やがて嬉しそうに笑った。
「うん!!」
「じゃあ、必殺技のポーズを教えて!!」
「……何か、黒死ネキが良い事言うと違和感半端無いな? だが、良い心掛けだ!! 良し、まずは私の真似をしてみるがいい!!」
幼女ネキが大きく拳を突き上げ、力強くポーズを決めると、子供たちも、それに倣って小さな拳を掲げた。
「こう?」
「そうだ!! だが、もっと元気良く!!」
「こ、こう!?」
「そうそう!! その調子だ!!」
その隣では、黒死ネキが指先を開いて構えを取っていた。黒い衣装と鋭い目つきが相まって、幼女ネキとはまた違う、どこか妖しげな格好良さがある。
それを見た子供の一人が、憧れの眼差しで、同じように手を広げた。
「お姉ちゃん、こう?」
「ククク…… 中々良いじゃないか。指先まで意識すると、もっと格好良くなるぞ」
「こうかな?」
「そう、それでいい」
黒死ネキは満足げに頷き、子供たちは目を輝かせる。
ハロウィン会場の一角で繰り広げられる、即席のヒーローショー。
白いヒロインが子供たちを先導し、黒いヒロインが少しばかり意地悪そうな笑みを浮かべながら、それに付き合う。
子供たちは二人のポーズを真似し、歓声を上げ、時には互いに格好良さを競い合う。
そこには、世界を滅ぼす悪魔も、恐ろしい怪異も無い。
ただ、ハロウィンを楽しむ子供たちと、その期待に応える二人のヒロインがいるだけだった。
・・・・・・もっとも、仮に悪魔や怪異がこの場を襲おうとも、それが実を結ぶ可能性などある筈も無いのだが?
│
│
│
│
│
│
│
│
│
│
「おガキ様たち、ハロウィンを楽しんでるか~!! ハロウィ~ン!!」
ハロウィン会場の一角。
仮装した子供たちが集まっている場所を見つけ、三人組の怪人が勢いよく姿を現した。
ピンクと青を基調としたボロ布をまとい、骸骨めいた顔には不気味な笑み。頭の上にはカボチャの飾りが載り、手にはキャンディや幽霊を模した武器を持っている。
ただし、頭上のカボチャには、それぞれ違いがあった。
左の怪人は侍の兜。
中央の怪人は忍者の頭巾。
右の怪人は魔法使いのとんがり帽子。
元となった怪人の姿を踏襲しながらも、それぞれの個性を主張する、妙に凝った仮装である。
「さあさあ、恥ずかしがっているおガキ様も、遠慮はいらないハロウィ~ン!!」
「我らが来たからには、もう何も心配はいらないハロウィ~ン!!」
「さあ、勇気を出して、トリック・オア・トリートと叫ぶのだハロウィ~ン!!」
三人は、子供たちを盛り上げるべく、これでもかとばかりに大仰な身振りを交えた。
もちろん、今年の彼らは悪事を働くつもりなどない。
昨年のクリスマスでは、イベントに怪人として参加した結果、いろいろと痛い目に遭った。
だからこそ、今年は違う。
悪いことをしない怪人。
子供たちを怖がらせるのではなく、勇気を出すきっかけを与える怪人。
それが、今年の三馬鹿ラスの目標だった。
実際、彼らは先ほどまで、ハロウィンを楽しみたいのに恥ずかしくて参加できずにいた子供へと、カボチャの仮面を渡していた。
無理やり被せるのではない。
あくまで、勇気を出すためのお守りとして手渡すのだ。
子供が自分から仮面を被り、ようやく「トリック・オア・トリート!!」と叫べたときには、三人も心の底から喜んだものである。
元ネタとなったハロウィンワルドとは正反対の行いだが、そこは気にしない。*2
大事なのは、子供たちが楽しめることなのだから。
「よし、次のおガキ様はどこだ~!!」
「おっ、あっちに集まっているぞ!!」
「よし、行ってみようハロウィ~ン!!」
三人は意気揚々と歩き出し、子供たちが集まっているイベント会場へと乗り込んで行く。
そして───
「「「おガキ様たち、ハロウィンを楽しんでるか~!! ハロウィ~ン!! ……って、え?」」」
「「ん?」」
───勢いよく飛び出した先に、二人の少女がいた。
白を基調としたスーツに身を包んだ、幼い少女。
その隣には、黒を基調としたスーツを着た、やや小柄な少女が立っている。
どちらも長い黒髪に赤い瞳。
胸元には青いカラータイマーが輝き、子供たちに向かって堂々とポーズを決めていた。
言わずと知れた幼女ネキと黒死ネキである。
「「「「「あっ」」」」」
四者の動きが止まった。
子供たちも、怪人たちも、ヒロインたちも。
互いの存在を認識した瞬間、妙な沈黙が流れる。
そして───
「……またこいつら、馬鹿なことをやっているようだな」
───黒死ネキが、呆れたように笑った。
「そのようだな。 今度は何をしているのだ、お前たちは!!」
幼女ネキも、元気よく声をかける。
そして、その瞬間、三馬鹿ラスの頭の中で、最大級の警報が鳴り響いた。
「「「(((嘘だろおおおおおおおおお!?)))」」」
サスケニキ、ヨロイニキ、クロマニキ。
ハロウィンワルドのそれぞれ忍者、侍、魔法使いを思わせるモチーフをした三人は、揃って硬直していた。
「(何でここに幼女ネキと黒死ネキがいるんだよ!?)」
「(聞いてねえぞ!? 俺たちは子供たちを楽しませるために来ただけだぞ!?)」
「(まずい、まずい、まずいですよ!? 何とかして逃げなければ!!)」
三人は別に、悪事を働こうとしていた訳ではない。
むしろ、今年こそは平和なハロウィンを実現しようと、善良な怪人として活動していたのである。
それにこの三人は、決して弱い訳でもない。
この世界において、彼ら程度の実力があれば、並の悪魔や転生者などに後れを取る事はないだろう。
しかし、相手が悪すぎた。
彼女たちは、三馬鹿ラスとは比較にならない実力者であり、彼らが束になろうと抵抗すら許されずに一蹴するだろう。
そして三人には、それを身をもって理解した過去が何度もあった。
主に、幼女ネキにぶっ飛ばされたり、黒死ネキにぶっ殺されたり。
だが、そんな事情など知る由もない子供たちは、目を輝かせていた。
「あーっ!! 怪人だー!!」
「これって、ヒーローショーが始まるの!?」
「やったー!! ヒーローショーだー!!」
「「「えっ?」」」
三馬鹿ラスが、間の抜けた声を漏らし───幼女ネキと黒死ネキは顔を見合わせる。
「ああ、なるほど!!」
「ふむ、そう言う事か」
───幼女ネキと黒死ネキは顔を見合わせ、納得したように頷いた。
「「「えっ!?」」」
今度は三馬鹿ラスが、揃って声を上げた。
「いやいやいや、ちょっと待ってくれ!!」
サスケニキが、慌てて両手を振った。
「俺たちは別に、悪さをしに来た訳じゃないんだハロウィ~ン!!」
「そうそう!! 俺たちは善良な怪人なんだハロウィ~ン!!」
「ハロウィンを楽しみたいけど、恥ずかしくて参加出来ない子供たちに、勇気を出してもらおうと思っての事なんですハロウィ~ン!!」
ヨロイニキとクロマニキも、必死に説明する。
彼らは、子供たちを怖がらせて無理やり参加させるつもりなどなかった。
ハロウィンを楽しめずにいる子供たちに、ちょっとしたきっかけを与えたい。
そのために、あえて怪人の格好をして、子供たちに声をかけていたのだ。
実際、彼らは子供たちにカボチャの仮面を渡し、勇気を出して「トリック・オア・トリート!」と叫べるよう、背中を押していた。
それを聞いた黒死ネキは「ほう?」と感心したように目を細めた。
「なるほど。元ネタとは逆の行いか。悪くないじゃないか」
「「「だろ!?」」」
三馬鹿ラスが、ぱっと顔を輝かせた。
「そう言う訳だから、俺たちはこれで――」
「だが」
黒死ネキが、にやりと笑った。逃げ道を潰すとも言う。故意に。
「怪人はヒーローと戦うものだろう?」
「「「異議ありぃぃぃぃぃ!!」」」
三馬鹿ラスの悲鳴が、会場に響き渡った。
それを見ていた子供たちは思わず大爆笑だ。
「いや、今の話を聞いてましたハロウィ~ン!?」
「俺たちは善良な怪人だって言っただろハロウィ~ン!!」
「悪い事をしない怪人だっているハロウィ~ン!!」
「うむ、分かっているぞ!!」
今度は幼女ネキが元気よく頷いた。なお、こっちはナチュラルに逃げ道を塞ぐのだが。
「だからこそ、正々堂々と勝負出来るのだ!!」
「「「そう言う問題じゃねええええ!!」」」
三馬鹿ラスが頭を抱えるが、ヒロイン二人は楽しそうに笑うばかりだ。
「まあ、そう慌てるな。せっかく子供たちが期待しているんだ。少しくらい付き合ってやっても良いだろう?」
「「「いやいやいや、少しくらいって……!!」」」
そこで、ふと三馬鹿ラスは、周囲を見回した。
子供たちが、期待に満ちた眼差しでこちらを見つめている。
ヒーローと怪人。
白いヒロインと黒いヒロイン。ハロウィンの怪人たち。
子供たちにとって、この顔ぶれで何も起こらないと考えるほうが、無理な話だった。
「……おい」
サスケニキが、小声で仲間たちに話しかける。
「ここで断ったら、おガキ様たち、がっかりするよな?」
「……するだろうな」
「絶対にするでしょうね……」
「じゃあ……」
三人は顔を見合わせた。
そして、深く息を吸い込む。
「「「やってやるハロウィ~ン!!」」」
その言葉と同時に、子供たちから歓声が上がった。
「やったー!!」
「ヒーローと怪人の戦いだー!!」
「がんばれー!!」
こうして、三馬鹿ラスは逃げ道を失った。
いや、違う。彼らは、自ら逃げ道を捨てたのだ。
子供たちを楽しませるために。
……相手が誰なのかを、十分すぎるほど理解した上で。
「ところで、始める前にちょっと……いや、絶対に確認したい事があるんだけど……」
「これ、ヒーローショーだよな? ガチバトルじゃないよな?」
「演技ですよね? 本当にぶっ飛ばされたり、ぶっ殺されたりしませんよね?」
「「え?」」
「「「ちょっ!?」」」
文字通り命がかかっている重要な確認を、「何言ってんの、こいつら?」と言わんばかりの一言で返されて慌てふためく三馬鹿ラス。
ヒロイン二人からしても、三馬鹿ラスを無意味に甚振りたい訳ではないため「そりゃそうだろ」と言う意味での「え?」なのだが、お互いに普段の言動のせいで微妙な誤解を生む事になっているのであった。
「良し!! では、始めるぞ!!」
幼女ネキが、びしっと構えを取った。
「かかって来い、怪人たち!!」
「くっ……! こうなったら、やるしかないハロウィ~ン!!」
ハロウィン社長ことサスケニキが、トリックオアトリートンファーを構える。
「俺たちは良い怪人!! おガキ様は笑ってなんぼだハロウィ~ン!!」
「その意気だ!!」
幼女ネキは、嬉しそうに笑って続ける。
「困っている者を助け、悪い奴をぶっ飛ばす!! それがヒーローと言うものだ!!」
「俺たち、別に悪い事してないんだけどなぁ……!!」
ハロウィン大将ことヨロイニキが、もっともな抗議をするが……
「細かい事は気にするな!!」
「気にしますって!?」
ハロウィン先生ことクロマニキのツッコミが飛ぶ。
そのやり取りに、子供たちは大爆笑だ。
「いくぞーっ!!」
幼女ネキは、その声援に応えるように勢いよく飛び出した。
「うおおおおおおおっ!! 【百人斬り】!!」*3
その動きに合わせ、
───ドンッ!!───
幼女ネキはそれを両腕で受け止めた。 靴底が地面を削り、土煙が舞う。
幼女ネキは笑っているが、大将は必死の形相だ。怪人のマスクで見えないけど。
「いいぞ!! なかなか力があるではないか!!」
「そ、そりゃどうも……!!」
「では、こちらもいくぞ!!」
幼女ネキは、ぐっと腰を落とし、大将も負けじと踏ん張る。
「ぬおおおお、このまま押し切ってやるハロウィ~ン!!」
「むむむ……!!」
一見、二人の力が拮抗しているように見える。
子供たちは、固唾を呑んで勝負の行方を見守っていた。
幼女ネキは、ちらりと観客席へ視線を向ける。
大将の身体で自分の姿が隠れないよう、ほんの少しだけ立ち位置を変えた。
その動きに合わせ、大将も必死に踏ん張る。
――よし。
この角度なら、二人の力比べがよく見える。
幼女ネキは、そう判断すると、一気に力を込めた。
「そぉぉぉれっ!!」
「ハロウィィィィン!?」
大将の身体が、勢いよく宙へ浮いた。
鎧姿の怪人が、大きな弧を描いて空を舞う。
「おおーっ!!」
「飛んだー!!」
「光のお姉ちゃん、すごーい!!」
そして幼女ネキは、大将の落下地点を見極めると、すかさず助走をつけて自身も空中へ飛び出す。
更に、空中で素早くムーンサルトスピンを繰り返した後、〝シュピピピピ〟と言うSEを響かせながら早々に片足を伸ばしたキックの姿勢となり、大将へ向かって急降下ならぬ急上昇!!
大将が着地に備えられるだけの余裕を残しつつ、派手な技に見えるタイミングで───
「行くぞ!! スワローキーーーック!!」*4
「待て待て待てぇぇぇ!!」
───ウルトラシリーズの伝統に近しい、開幕ブッパなアクロバット技を披露する。
次の瞬間、二人の姿が大きく重なり、派手な効果音とともに大将が吹き飛んだ。
「うわあああああ!! ハロウィ~ン!!」
地面を派手にゴロゴロと転がる大将。
そして、着地と同時に決めポーズを取る幼女ネキ。
「どうだ!!」
「かっこいいー!!」
「光のお姉ちゃん、最高ー!!」
子供たちの歓声に、幼女ネキは満面の笑みを浮かべた。
「うむ!! ヒーローとは、こう言うものだ!!」
「いや、だから俺たち別に悪い事してないんだけどなぁ……!!」
地面に転がった大将が、改めてもっともな抗議をする。
派手にぶっ飛ばされたのは見た目だけで、実際にはきちんと加減は成されているのだ。
「細かい事は気にするな!!」
「さっきも聞きましたよ、それ!?」
「行くぞ、黒死ネキ!! 【
キャンディを模したトンファーによる連撃が、風を切って繰り出される。
だが───
「おやおや」
───黒死ネキは、愉快そうに笑みを浮かべるばかり。
彼女は伸ばした人差し指で、トンファーの側面を軽く押した。
たった、それだけ。
それだけで軌道を逸らされた攻撃は、黒死ネキの身体をかすめることすらなく、地面へと流れて行く。
「なっ!?」
「惜しかったな?」
「いや、今のが当たらなかったら、俺に打つ術とかないんだが!? ハロウィ~ン!!」
「そうか? 私には、まだまだ余裕があるように見えたがな?」
必死の社長を横目に、黒死ネキは楽しそうに笑い、子供たちから歓声が上がる。
「すごーい! 指一本で防いだ!!」
「やみのお姉ちゃん、強ーい!」
黒死ネキは、ちらりと子供たちを見た。
どうやら、今の動きは上手く見せる事が出来たらしい。
ならば、次はもう少し派手にやってみよう。
彼女は、薄い笑みを浮かべ、社長が再び構え直すのを待ち受ける。
「くっ……!! まだまだぁ!!」
社長が再び突進する。
今度は低い姿勢からの連続攻撃だ。
黒死ネキは最初の一撃を指先で受け流し、二撃目を半歩下がって回避する。
三撃目には大きく身体をひねり、観客からも見えるように鮮やかな側転を決めてみせる。
「おおーっ!!」
子供たちが歓声を上げる。
社長は、その隙を逃すまいと追撃を仕掛けた。
「食らえっ、ハロウィ~ン!!」
トンファーが迫る。
黒死ネキは、今度はあえてそれを受け止めた。
───ガキンッ!!───
黒死ネキのグローブの金属パーツと、社長のトリックオアトリートンファーがぶつかり、乾いた音が響き渡る。
さらに二度、三度と、互いの装備が激突し、火花を散らす。
もっとも、黒死ネキは社長の攻撃を真正面から受けても、少しも押されてはいなかったのだが。
そして彼女は、社長が力を込めているように見える瞬間に合わせ、わずかに腕を引いた。
その反動で、社長は大きく前のめり踏み込む事になる。
「おおっ!?」
バランスを崩しかけた社長の肩を、黒死ネキが軽く押すと、社長は前へよろめき、慌てて体勢を立て直す。
「ふふっ。今のは悪くなかったぞ」
「くっそぉ……!!」
黒死ネキは、子供たちから自分の姿が隠れない位置へと、さりげなく立ち位置を調整してた。
社長の攻撃を避けるだけなら、もっと簡単に出来る。
だが、ただ一方的に避けているだけでは、ショーとして面白くない。
適度に打ち合い、相手の攻撃を受け止め、最後に格好よく回避する。
その方が、子供たちにも何が起きているのか伝わりやすい。
そう考えながら、黒死ネキは再び構えを取った。
「さあ、次はどうする? まだ始まったばかりだぞ?」
「ぬおぉぉぉおおおおお!!」
社長の掛け声 兼 悲鳴が響き渡った。
「くっ……!! こうなったら、私の魔術を見せてやりますハロウィ~ン!!」
【
物理攻撃を反射する、メガテン世界ではお馴染みの防御手段だ。
「どうです!! これで迂闊に攻撃はできまいハロウィ~ン!!」
先生は、ちょっとだけ胸を張って見栄を切る。
子供たちからも、期待の声が上がる。
「壁が出たー!!」
「光のお姉ちゃん、どうするの!?」
幼女ネキは足を止め、障壁をじっと見つめる。
普段はあまり目にしないが、三馬鹿ラスもレベル相応の実力はあるのだ。
「ほう。面白い展開だな!!」
「でしょう!? さあ、どうするハロウィ~ン!!」
先生はちょっと震えた声で胸を張る。不安感は凄いが、態度には出さない。
一方、幼女ネキは、にっこりと笑い返す。
「良し!! それなら、正面から行くぞ!!」
「えっ?」
先生が嫌な予感を覚えた瞬間、幼女ネキが一気に踏み込んだ。
「そりゃぁああああああ!!」
繰り出された拳が、【
───パリーン!!───
───ガラスが砕けるような派手な音とともに、反射障壁が粉々に砕け散った。
「「「ええええええええ!?」」」
先生だけでなく、それを見ていた社長と大将まで驚愕する。
物理反射障壁を、拳で粉砕。
メガテン世界の常識を知る者ほど、目を疑う光景だった。
やった事自体は、レベル差による単なる力ずくであり、
そして、これはヒーローショーである。
理屈よりも、観客が驚き、喜ぶ事が優先される場面だ。
幼女ネキは、砕け散る障壁を背に、子供たちへ向かって元気良くポーズを決めた。
「ふっふっふ!! 正義の心は、何ものにも負けないのだ!!」
「いや、今のは正義とかそう言う問題じゃないでしょぉぉぉ!?」
先生の悲鳴が、ハロウィン会場に響き渡った。
もちろん子供たちは大喜びである。
「すごーい!!」
「壁を壊しちゃった!!」
「光のお姉ちゃん、最強ー!!」
幼女ネキは、子供たちの声援に嬉しそうに胸を張っている。
そして、その歓声を聞いた黒死ネキも、満足そうに頷く。
よしよし。
こちらも、なかなか盛り上がっているようだ。
その後も、ヒーローと怪人の戦いは続いた。
社長は忍者らしい身軽さを発揮し、トンファーを振るいながら黒死ネキへと迫る。
黒死ネキは、攻撃を指先で受け流し、身体をひねって回避。追撃を仕掛けてきた社長の頭上を、鮮やかな側転で飛び越えてみせる。
「なっ!? 今のを避けるかハロウィ~ン!!」
「ふふっ。なかなか良い動きじゃないか」
黒死ネキは、観客席から自分の姿が見えやすい位置へと狙って着地する。
社長がすかさず振り返り、再びトンファーを振るう。
今度は黒死ネキも、あえて受け止めた。
───ガキンッ!!───
武器と防具がぶつかり、乾いた音が響き、さらに二度、三度と、互いに激突し、火花を散らす。
その度に、子供たちから歓声が上がる。
必死に食らいついているつもりの社長を横目に、黒死ネキは役者 兼 演出家として舞台を整えて行く。
「うぉおおおおお!!」
一方、大将は幼女ネキに何度も挑み、力比べを仕掛けては押し返される。
それでも諦めずに立ち上がり、今度こそ一撃を当てようと食らいついて行く。
幼女ネキも、そのたびに真正面から受けて立つ。
拳と拳がぶつかり、蹴りと腕が交差し、時には互いに大きく飛び退いて距離を取る。
「うおおおおおっ!!」
「まだまだだぞ!!」
幼女ネキが、くるりと宙返りして攻撃をかわす。
その動きに合わせ、大将が大きく振り向き、武器を構え直す。
まるで、特撮番組のワンシーンそのものだった。
「ええ、まだまだです!! このままただではやられませんハロウィ~ン!!」
先生もまた、ただ見ているだけではなかった。
光や煙を使った派手な魔法を繰り出し、ヒロイン二人の動きを牽制しようと奮闘する。
時には煙幕で視界を遮り、時には色鮮やかな光を散らして注意を引く。
その度にヒロインたちは、側転やバク宙を交えて派手に回避し、子供たちから見える位置へと戻って来る。
もちろん、二人は本気で相手を叩き潰そうとしている訳ではない。
怪人たちの攻撃を受け止める時は、観客から見て動きが分かりやすい角度を選ぶ。
回避する時は、側転やバク宙を交えて派手に見せる。
攻撃を当てる時も、怪人たちが大きく吹き飛んで見えるように、力加減とタイミングを調整していた。
幼女ネキは、子供たちの歓声が聞こえるたびに嬉しそうに笑い、さらに張り切る。
黒死ネキは、そんな幼女ネキの様子を横目で見ながら、さりげなく立ち位置を調整していた。
子供たちの視線が、どちらか一方に偏りすぎないように。
二人の姿が、いつでもよく見えるように。
せっかくのヒーローショーなのだ。
観客に楽しんでもらえなければ、意味がない。
対する三馬鹿ラスは、そんなことを考える余裕などなかった。
攻撃を当てようと必死になり、連携を崩されては立て直し、吹き飛ばされては再び立ち上がる。
それでも、子供たちの声援が聞こえるたびに、三人は歯を食いしばって前へ出た。
自分たちは、善良な怪人なのだ。
子供たちに、ハロウィンを楽しんでもらうためにここにいるのだ。
ならば、最後まで怪人役を務め上げなければならない。
……たとえ相手が、洒落にならないほど強いヒロイン二人であったとしても。
「よし……! 今度こそ、三人がかりで決めるぞ!!」
社長が叫んだ。
「おう!!」
「今までの分、まとめてお返しするハロウィ~ン!!」
三人は、互いに目配せを交わし、一瞬にも満たない時間でアイコンタクトを完了させる。
社長が縦横無尽に動き回る。
大将が正面から攻める。
先生が後方から魔法で援護する。
これまでの失敗を踏まえた、三人なりに考え抜いた連携だった。
「いくぞおおおおおおっ!!」
三人が一斉に駆け出す。
社長のトンファーが黒死ネキへと迫り、大将の武器が幼女ネキを狙う。
先生の魔術が、二人の逃げ道を塞ぐように展開された。
しかし───
「ほう。今度は連携を考えて来たか」
「良いぞ。そう言うのは嫌いじゃない!!」
───ヒロイン二人は、むしろ楽しそうにハロウィン3ちゃんズを迎え撃つ。
黒死ネキは楽しそうに笑って、社長の攻撃を紙一重でかわす。
その動きに合わせ、社長の身体がわずかに前へ流れた。
黒死ネキは、その背中を軽く押すと───
「なっ!?」
───社長が前につんのめる。
バランスを崩す社長に、ちょうど軌道上に居た大将の攻撃が迫って来る。
「うわっ、危ねえ!!」
大将は慌てて武器を止める。
そして、その隙を見逃す事なく、幼女ネキが大将の頭を踏み越えて大きく跳躍した。
「いくぞっ!!」
「お、俺を踏み台にしたぁ!?」*6
幼女ネキは空中で身体をひねり、先生の魔術を鮮やかに飛び越える。
そして着地と同時に、先生の目の前でびしっと構えを取った。
「な、なんでそこにいるハロウィ~ン!?」
「ヒーローだからだ!!」
「説明になってねええええ!!」
子供たちが、腹を抱えて笑っている。
黒死ネキは、その様子を見て満足そうに口元を緩める。
良し、観客の反応は上々だ。
そろそろ、最後の見せ場に入っても良いタイミングだろう。
「さて、そろそろ決めに入ろうか」
黒死ネキが、幼女ネキへ目配せする。
「うむ!! 頃合いだな!!」
二人は、三馬鹿ラスから距離を取って並び立つ。
白と黒。
光と闇。
二人のヒロインが、同時に構えを取った。
「……おい、あれ」
社長が、ぴたりと動きを止めた。
「どうした?」
大将が振り返る。
「いや……あの構え、どこかで見た事がないですか?」
先生も、二人の姿を見つめた。
白いヒロインと、黒いヒロイン。
互いに呼吸を合わせ、力を集中させるような仕草。
そして、二人の周囲に集まり始める光と闇。
幼女ネキの身体から、青白い電撃が迸った。
ジオ系の魔法を思わせる、眩い光だ。
それは彼女の腕を伝い、全身を包み込むように輝いていく。
一方、黒死ネキの周囲では、深い闇が渦巻いていた。
エイハ系の呪怨を思わせる、黒紫色の輝き。
光を飲み込むような暗黒が、彼女の腕へと集束していく。
そして二人は、ゆっくりと両腕を前に突き出して交差する。
そのまま、両腕を左右へと大きく広げる。
幼女ネキの腕には光が。
黒死ネキの腕には闇が。
それぞれの力が、目に見えるほど濃密な輝きとなって集まっていく。
その光景を、子供たちは息を呑んで見つめていた。
「すごーい……!!」
「何か、すっごい必殺技が来るんじゃない!?」
「かっこいいー!!」
ヒロイン二人は、ゆっくりと構えを整えた。
そして最後に、両腕をL字型に組む。
ウルトラマンの必殺技を思わせる、堂々たる構え。
光と闇が、二人の腕に収束していく。
眩い電撃と、深い呪怨。
本来ならば相反するはずの二つの力が、互いを打ち消す事なく、むしろ互いを高め合うように絡み合っていく。
光が闇を照らす。
闇が光を際立たせる。
そして、二つの力がひとつになった瞬間、その輝きはさらに強く、さらに眩しく膨れ上がった。
まさに、光と闇が両方そなわり最強に見える光景である。
――そして。
その構えを見た三馬鹿ラスの顔から、さあっと血の気が引いた。
「…………」
「…………」
「…………」
記憶の奥底から、去年の光景が蘇る。
去年のクリスマス。
光と闇のヒロイン。
そして、二人が放った合体光線。
「……嘘だろ?」
社長が、かすれた声を漏らした。
「おい。待て。待ってくれ……」
大将が、じりじりと後ずさる。
「まさか……あれを、もう一度やる気なんですか……?」
先生の声が震えていた。
そんな三馬鹿ラスを横目に、幼女ネキが元気よく叫ぶ。
「いくぞ、黒死ネキ!!」
「ああ。派手に決めようじゃないか」
二人の声が重なった。
光が強まる。
闇が深まる。
その構えは、あの日と同じだった。
三馬鹿ラスは身も世もなく絶叫する。
「やめろおおおおおおおおおお!!」
「思い出したくねええええええ!!」
「私たちは今年は、善良な怪人として頑張ってるだけなのにぃぃぃ!!」
子供たちは、目を輝かせていた。
「すごーい!! 二人の力が合わさってる!!」
「必殺技だー!!」
「いっけー! 光のお姉ちゃん!! やみのお姉ちゃん!!」
三馬鹿ラスの悲鳴など、誰にも届いていなかった。
いや、届いていたとしても、子供たちには必殺技への期待が勝っていただろう。
そして、二人のヒロインの腕から、光と闇が解き放たれた。
青白い電撃と黒紫色の呪怨が絡み合い、ひとつの巨大な光線となって、三馬鹿ラスへと一直線に突き進む。
「「「ハロウィ~ン!! どわぁぁ~~!!」」」
───チュドォォォオオオオーーーーーン!!!!───
閃光。
衝撃。
そして、景気の良い爆発音。
光線の直撃を受けた三馬鹿ラスは、派手な爆炎と煙に包まれる。
その爆発は、子供たちから見れば、まさにヒーローの必殺技が決まった瞬間だった。
あれほど取り乱していたにも関わらず、きっちり原作通りの断末魔を披露するあたり、彼らが根っからの芸人気質であることは間違いないだろう。
もちろん、ヒロイン二人は本当に怪人を殺すつもりなどない。
威力はきちんと調整され、爆発もまた、ショーの演出として成立するように制御されていた。
しかし、そんな事情を三馬鹿ラスが知る由もない。
彼らにとっては、去年のクリスマスの悪夢が再び訪れたようなものだった。
「やったー!!」
「怪人をやっつけたー!!」
「ヒーロー、かっこいいー!!」
幼女ネキは、腰に手を当てて胸を張って宣言する。
「ふっふっふ!! 正義は勝つのだ!!」
黒死ネキも、満足げに頷いた。
「うむ。なかなか見事に決まったじゃないか」
二人は、観客に向けて堂々と決めポーズを取って、更に会場を湧かせて見せる。
その背後では、爆発の煙がゆっくりと晴れていくのであった。
│
│
│
│
│
│
│
│
│
│
お読みいただき、ありがとうございます。
前話のハロウィンワルドに続き、今回は幼女ネキと黒死ネキによるヒーローショーをお届けしましたw
以下、設定資料。
ウルトラヒロイン幼女ネキ(光のお姉ちゃん)
【挿絵表示】
ウルトラヒロイン黒死ネキ(やみのお姉ちゃん)
【挿絵表示】
二人の身長体格の比較
【挿絵表示】
二人のウルトラヒロインとしてのデザインは、幼女ネキのTシャツ&スパッツにウルトラマン的なカラーリングを施した感じですね。
デザインはティガとイーヴィルティガを参考にしました。
下手に全身ボディスーツとかだと仰々しいので、このくらいのレベルならむしろ子供ウケするだろ、と。
黒死ネキはデザイン面は苦労したけど、幼女ネキのウルトラヒロイン化、すっげぇ簡単だし楽しかったですw
三馬鹿ラスも、今回はマジで何も悪い事はしていませんが、ヒーローショーの最中に怪人が乱入したら、そりゃこうなるだろ、とw
作中のバトルシーン()に関しては、三馬鹿ラスはガチ全力ですが、ヒロイン二人はショーの出来栄えに配慮しつつ手加減に手加減を重ねまくってます。そりゃそうだネ。
いや、三馬鹿ラスもレベル20台後半だろうし、十分強い筈なんですがね?
具体的に言うならガイア連合に合流直後のカス子ネキと、三人合わせりゃ互角なくらい。
・・・・・・いや、こう書くと三馬鹿ラスが強者っぽく聞こえるから不思議だw
画像生成でチャッピー君を使う様になっての最大の恩恵が『同じ画像内に二人以上のキャラを描きやすくなった』ですね。
お陰で今まで以上にイメージ通りの挿絵を作る事が出来ています。
……いや、そのお陰で時間泥棒になっちゃってるから、執筆時間が……いや、まぁ……w
それでは、今年のハロウィン回も次回でラスト。
ヒーローショーがコレで終わりだと思った?
・黒死ネキ(やみのお姉ちゃん。ダーク系ウルトラヒロイン)
言動はクールだが普通にノリノリ。
幼女ネキと子供たちが楽しそうだし、コンセプト的に自分まで羽目を外しまくったら祭りが破綻しかねないから、精神的な年長者として保護者ポジやってる。
「ヒーローショーってこんな感じだろ?」と『理解してるやつ』の立場で場を進行している。
・幼女ネキ(光のお姉ちゃん。正統派ウルトラヒロイン)
ぶっちゃけ、いつもとやってる事は同じ。めっちゃノリノリ。
完全に羽目を外している訳ではないが、子供たちと一緒にヒーローとして楽しんでいる。
今回は三馬鹿ラスに対して思う所はない。と言うかその活動に対して「中々やるじゃないか」と多少は感心している。
なので「折角だからお前らも一緒にヒーローショーやろうぜ」的なノリでショーを開催。
・三馬鹿ラス(ハロウィンワルド3ちゃんズ)
どうしてこうなった!? で、内心が埋まっている。
今回の活動は普通に善行だが、お前ら怪人なんだからヒーローショーに乱入しちゃったらこうなるよね?w
内容的には正義VS悪と言うより、ヒーローVS怪人の正々堂々の勝負的なイベントになってるから、子供目線でも健全だ。問題ない、イイネ?
今話のグリッターゼペリオン光線っぽい何かで爆発四散した?
なお、これで終われるとは言ってない。