BLUE ARCHIVE THE UNSUNG STUDENTS WAR   作:神宮寺志狼

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前書き

この作品はアビドス対策委員会第3章直後想定の空想展開である
前作
BLUE ARCHIVE ZERO~THE BELKAN SCHOOL WAR

の#3 先生1度目の選択


からの分岐のお話であり、原作ゲームのアビドス第3章以降の展開を改変しております。

例えばトリニティアイドルイベントとかはこの世界線では無くなってます。


それを加味してお読みください。




#1 序章 2日目 先生の選択

ある日、ゲーム開発部からの依頼がアロナの元に届いた。

 

 

・ゲーム開発に難航しており、題材は1年前にあった学園間の抗争、『ベルカ戦争』。

 

 

七神リンに連絡をすればベルカ学園はアビドス、D.U地区、ゲヘナに囲まれた小規模な学園だったという。

 

 

さらなる情報を得るため、仕事ついでにアビドス対策委員会に話をもちかけた。

 

 

『ベルカ戦争?懐かしい話だねぇ~

 

 

先生、知ってる?

生徒(エース)は3つに分けられるんだ。

 

 

 

強さを求める子

プライドに生きる子

戦況を読める子。

 

 

この3つだよ─────』

 

その言葉で始まった、彼女達の回想。

 

 

 

そうして私は、ベルカ戦争について情報を得るため、各学園を走り回る羽目になる。

 

 

 

 

 

はずだった。

 

 

 

思えば私が、あそこで選択を間違えたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「"マリナ、アビドス自治区から買い上げたプリンだけでも何とかならない......?"」

 

 

蓮川チェリノのマニフェストによって各地から買い上げられたプリン。

 

そのうちの1つが翌日アビドスに遊びに来るヒフミの為に対策委員会が購入しようとしていた所謂「隠れた名店のプリン」であった。

 

 

私は返却するようにマリナにお願いした。

 

 

しかし、3時間ほど待たされた結果わかった真相はとんでもないものだった。

 

『........す、すまない先生。

 

まさか会長がお気に召して全て食べ尽くしていたとは.....』

 

 

 

そう、もう既にソレは無かったのだ。

 

 

「......自分で始めたクーデター対策の物品を自分で....?」

 

 

アヤネの眉間に皺が寄る───いや、皺を寄せていないのはノノミとホシノだけだった。

 

 

 

「何よそれ!!!!ただ自分が食べたかっただけじゃないの!!!」

 

『うっ.....それを私に言わ──』

 

 

〈ダダダダダダダッッ!!!!〉

 

激昂したセリカのアサルトライフルによって通信機が破壊された。

 

 

「"あ"」

 

 

 

「もう話す必要性なんてないわよ!!!後日訴えてやるんだから!!!!」

 

 

怒り浸透のセリカ。

しかしそれは皆同じだった。

 

「....そうですね。いつかお菓子の恨みは恐ろしい事を教えて上げましょう☆」

 

「....とりあえず代わりのお供え物探そう。」

 

「シロコちゃん?別にヒフミちゃん死んでないよぉ?」

 

皆壊れた通信機の事は気にしていないので、私もその流れに乗ることにした。

 

 

「"ヒフミに電話で好物聞いてみたら?"」

 

 

「あ、それいいかもです。」

 

 

そうしてアヤネが携帯で電話をかける。

 

 

しかし────

 

『おかけになった電話は電波の届かないところにあるか、電源が入っていないのでかかりません。』

 

と冷たい自動音声だけが電話から流れる。

 

「おかしいですね....繋がりません...。」

 

「何かあったんですかね?」

 

ホシノは机に枕を置いてうつ伏せに寝始めた。

 

「誰彼構わず すぐ出られる人なんていないよ~。

 

そのうちかかってくるでしょ。」

 

「.....そうだね。」

 

「よし、そうとなったら準備よ!準備!!

 

買い出し行くわよ!ホシノ先輩!!」

 

セリカがホシノの首根っこを掴んで引きずっていく。

 

 

「えぇ~、みんなで行ってきなよ~、」

 

「そんなこと言って!めんどくさいだけでしょ!」

 

 

そうしてその日は解散となった。

 

 

 

 

 

 

しかし、次の日もヒフミに電話は繋がらず。

 

 

歓待の準備をして待っていた対策委員会の部室に、彼女が現れることはなかった。

 

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