並行時空のフロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに初日突貫す〜 作:栗実成
俺、この戦いが終わったら、毎日投稿再開するんだ・・・・・・!!
◆
多勢に無勢、おまけに情報戦でも負けている。
そんな俺が五人相手に秘密を隠し通せるわけもなく・・・・・・
「成程、今までの情報から推測するに、そのゴルドゥニーネとやらがユニークモンスターである可能性は非常に高いと言える」
「ウィンプちゃんは本体じゃないみたいだけど、リュカオーンにも分身がいるのかな?EXシナリオはそれに接触しないと発生しなかったりして」
「ゴルドゥニーネの二つ名ってなんなんでしょう?やっぱり怨蛇なんですかね?」
「リュカオーンの二つ名が黒狼でない以上、怨蛇が二つ名では違和感があるな。本体に会わなければ判明しないなんてこともありえる」
「・・・・・・始源、なんかはどうでしょうか?」
「ふむ、始源のゴルドゥニーネか。分身が彼女の特徴だとするならば納得がいく」
リアルとゲームの二正面作戦によりウィンプについての情報を吐き切った俺は、ちびちびとミルクを飲みながら手元を離れた情報の行く末を見守る。
正直、段々強くなっていく
やっぱ廃人って怖い。リアルを知られている分何されるかわからないのでな。
なんかもうコイツらの方がゴルドゥニーネについて詳しくなっているような気がするが、ユニークシナリオEXを受注しているのが現状俺だけであるため、まだその点でアドバンテージを持っていると信じたい。
「それで、サンラクはどうする?一応行ってみる価値はあると思うけど」
「うーむ、でも既に攻略隊がいるんだろ?あまり大勢の前にウィンプを晒したくはないんだが・・・・・・」
「あの白布って使えませんかね?」
幾らハルナクとはいえ、最低限の良心は残っていたらしい。
交換という形で手に入れた、王都ニーネスヒルにいるとされる聖女についての情報は呪いを持つ俺にとって非常に価値があるものだ。というのも、その力があれば呪いの解除───つまり胴への装備が可能となり、何よりこの変態ファッションから卒業することができる。
まぁウィンプに変人になってもらう可能性が高そうだが。
当然そこへ行くまでの道のりは今まで以上に過酷なようだが、ハルナク達も同行するようで、奴曰く、間違いなく全プレイヤーの中で最初に王都に辿り着けるとのことだ。
「というかいいのか?お前らにしてみれば、俺がファイヴァルルートで攻略していた方が早く王都に辿り着けるんじゃないか?」
サードレマから続く三つのルート、その全てのルートの進捗状況は連動しているらしく、例えばフォスフォシエから次のエリアに進むためには、ファイヴァルとシクセンベルトで受けられるクエストを達成しないといけないらしい。
「それについては問題ない、NPCへの聞き込みでニーネスヒルがシクセンベルトの次のエリアだと確定しているからな。それに名前のこともある」
「名前・・・・・・あっそうか
「今更・・・・・・」
いや別に街の名前が数字ってのは察してたよ?ただゴルドゥニーネのニーネと被って別の方向に思考が引っ張られていたというだけだ。
「・・・・・・よしわかった、俺達も王都に行くことにするよ。詳細は後でハルナクと打ち合わせるってことで」
「りょーかい・・・・・・あっそうだサンラク、皆とフレンド登録しておいたら?私ともしてないし」
「あー、まぁ確かにそうか」
中身はさておき、トッププレイヤー達と接点を作っておくことはゲームを快適に進める上で非常に役立つことだろう。
『ハルナクさんからフレンド申請が来ました。
「これから宜しくネ☆」』
『サイガ-100さんからフレンド申請が来ました。
「これから頼りにさせてもらうよ」』
『アセリルさんからフレンド申請が来ました。
「よろしくお願いします(*^▽^*)!!」』
『キョージュさんからフレンド申請が来ました。
「これからも期待しているよ」』
一応フレンドの居場所がわかるようなクソ機能がないことを確認しつつ、拒否反応の出る手を押さえて申請を受理する。アセリル以外全員俺を都合のいいコマだとしか思ってないだろこれ。
「・・・・・・ゼロちゃんフレンド申請送らなくていいの?」
「エッ、なんで知って・・・・・・」
「あっホントだ、別に俺はどちらで「サンラクってレアモンスターですぐ逃げるし、今の内に申請しといた方が良いんじゃない?コイツ搦手効かないし」おいだれがメタスラじゃ!」
「ハッ・・・・・・ハイ」
まごついた手で画面を操作するサイガ-0、なんか無理矢理フレンド申請させているみたいになっているが、確かにハルナクの言う通り俺は定住するような性格じゃないし今の内にという考えはわかる。
『サイガ-0さんからフレンド申請が来ました。
「よらすくおながちしまつす」』
・・・・・・誤字ってる。
このヒロインちゃんは覚悟が足りていない
明日は投稿・・・・・・できたらいいなぁ