仮面の慟哭と凶宴   作:咲野 皐月

25 / 27
 皆様、おはこんばんにちは。

 今回は副将戦の後半をお届けします。


 それでは、本編スタートです。

 最後までごゆっくりとお楽しみくださいませ。


EX9 守りたいモノ、魔刃の二刀②

「行きますよ、イヴさん。バトルです」

「……勝負です、マナさんッ!」

「先ずは。ターヌゥのブースト、マグノリア“幻影”でヴァンガードに攻撃」

 

 

 先ずはマグノリアから……。

 

 ターヌゥは自身の効果でコールすると、そのターン中パワーが+5000されるオマケ付きなので、マグノリアやオーダーカードの効果も含んで計算すると……合計のパワーは41000で、ドライブは3回。

 

 

 ……本当に、嫌らしい戦法です……!

 

 

「《ツインバックラー・ドラゴン》で完全ガード!」

(手札9→7)(ドロップ5→7)

 

守護者(センチネル)……あると思いました。そして、使うならこのタイミングが一番妥当ですよね。トリプルドライブ。1枚目《スノウスキップ パルヴィ》。ゲット・フロントトリガー。前列のパワー+10000。2枚目《自分仕様 エルシュカ》。ゲット・クリティカルトリガー。後列のディルアーシュのパワー+10000、クリティカル+1。3枚目」

(手札8→10)

 

 

 だ、ダブルトリガー……。

 

 ですが、3枚目もトリガーなんて、そんな都合の良い展開があるはずが……いえ、本当に有り得ないと簡単に言いきれるのでしょうか?

 

 

「……っ、そう言う事ね!?」

「千聖ちゃん?」

「純田さんの使われてるデッキは、先程から同じ動きを繰り返していたんです……山札を見て、欲しいカードを選んで破棄したり手札に加えて、残りを戻して無作為に混ぜる(シャッフル)。言い換えれば、山札の中から不確定要素を取り除いているに等しい行動ッス」

「ねーねー、それってもしかして……山札の中って、トリガーだらけって事ー?

 

 

 ……ひ、ヒナさん!?

 

 それじゃあ、私の予測は……最悪の意味で当たってた、と言う事ですか!?

 

 

「《ファンタスティックフィニャーレ キャトリーナ》。ゲット・オーバートリガー」

 

 

 ……っ!?!?!?!?

 

 こ、こんな……よりによって、手札のガード値がそれ程芳しく無いタイミングで……!?

 

 

「先ずはこのカードを除外して、デッキから1枚ドロー。その後後列のディルアーシュのパワー+100000000。そして、このカードがドライブチェックで捲れた時、追加効果が有効になります。リリカルモナステリオのオーバートリガーの追加効果は、このファイト中、私は『あなたのターン中、あなたのリアガードすべてのパワー+10000!』を得ます」

(手札10→11)

 

 

 ……そ、そんな……っ!

 

 それじゃあ、私の手札をほぼ使ったとしても……防ぎ切れる保証がありません……!

 

 

「次です。アルピンで攻撃。アルピンは私のヴァンガードがグレード4以上なら、自身のパワー+10000」

(パワー40000/

 

「……くぅっ! バーニングフレイルと《コンダクトスパーク・ドラゴン》でガードです!」

(手札7→5/ドロップ7→9)

 

「このバトル終了時、アルピンは自身の効果で退却して、CC1とSC1。前列のディルアーシュでヴァンガードに攻撃」

(ソウル3→4/ドロップ11→12)

(パワー30000/

 

 

 ……この攻撃が終われば、あと2回……。

 

 手札は5枚あるものの、肝心のツインバックラーが手札にありません……。ここは止むを得ませんが、トリガーに賭けてガード値の足しになる事を願うしかありません!

 

 

「ノーガード。ダメージチェック《ストームスラッシャー・ドラゴン》。……トリガー、無しです」

(ダメージ2→3)

 

「バトル終了時、ディルアーシュのスキル発動。自身をソウルに入れる事で、ターヌゥを手札に戻します。後列のディルアーシュでヴァンガードに攻撃」

(手札11→12)(ソウル4→5)

(パワー100040000/★★

 

「ここもノーガードです! ダメージチェック、1点目《ツインバックラー・ドラゴン》。2点目《ツインパルシヴ・ドラゴン》。何方もトリガー無しです」

(ダメージ3→5)

 

 

「イヴちゃんのダメージが5になっちゃった!?」

「……これは、かなりキツいわね……!」

 

 

「バトル終了時、ディルアーシュのスキルが有効になりますが、今回は使いません。……さて、この攻撃は防ぎきれますか。シミエスでヴァンガードに攻撃。スキルで自身のパワー+5000」

(パワー40000/

 

「……ここは、仕方ありません! パラソラース、フレアヴェイル、ロクセイでガードです! スキルでシールド+5000!」

(手札5→2/ドロップ9→12)

 

「これで私の攻撃は終わり……ですが、まだとっておきがあるんですよ」

 

 

 とっておき……まさか【ディヴァインスキル】を……?

 

 

幻影ユニットの力、

その源は赫月の魔力。

 

 

 ……す、すごい威圧感です……っ!

 

 一体、何が……!?

 

 

MateS(メイト)、結束!

幻影(ファントム)スキル】発動

 

 

「マグノリア“幻影”の【幻影スキル】は、私のターン終了時に有効になります。その効果は手札、ソウル、またはドロップの何れかから赫月カードを最大2枚までバインドする事で、私の場にあるLettiaMateSをバインドした赫月カードの枚数まで手札に戻す事が出来ます。……私はディルアーシュとシミエスを手札に。そしてこれだけじゃありませんよ。次の相手ターン終了時……つまり、次のイヴさんのターンが終わるまで、私は『《LettiaMateS》を含むユニット全てのシールド+5000。』を1つ得ます。ちなみに、この効果の発動前に赫月カードを2枚バインドしていたなら、1つでは無く2つ得る事が出来ます」

(手札12→14)(バインド1→3)

(ドロップ12→10)

 

 

「さ、更にガード値が上がっちゃったよ!?」

「これが……【幻影スキル】!」

 

 

 手札は14枚と守りもそれを補うリソースも盤石で……次の私のターンでの動きを計算した様な、一瞬の隙も抜け目も無い、まさに完璧な布陣。私の手札は残り2枚で、次のドローで漸く3枚まで戻りますが……あの豊富にある手札を乗り越えるには、それ以上の火力で押し通らないと行けない……。

 

 

【幻影スキル】……厄介ですね……」

「私はこれでターンエンドです。次はイヴさんの番です、貴女の全力を私に見せてください」

 

 

 ……そうは言いますが、手札の羅刹だけだと決定力に欠けるのが悔しい所……。せめて、攻撃の手数を増やせる仲間が来てくれたのなら……!

 

 

「スタンド&ドロー、EC3。……行きます!」

(手札2→3→2)(エネルギー6→9)

(ソウル2→3→4)

 

 

白き魔炎黒き業火

 

邪悪なる力をその身に宿し

天下無敵の礎とする!

 

【邪竜解放】

 

 

《無双の魔刃竜 ヴァルガ・ドラグレス“羅刹”》!

 

 

「このカードが別名のヴァルガからライドして【邪竜解放】した時、そのライドはペルソナライドとして扱います! 前列全てのパワー+10000、デッキから1枚ドロー!」

(手札2→3)

 

 

 ……っ、これなら!

 

 

「レガリスピース《燦爛たる光明の宝剣(レイディアンス・カリバーン)》を使用! デッキから2枚ドローするか、このカードをソウルに入れてCC1するかを選びます……私は、2枚ドローを選択!」

(手札3→2→4)(ドロップ12→13)

 

 

「更にカードを引いて、イヴさんは戦力の増強を狙いに行きましたわね。この動きは英断だったりするんですの?」

「……正直、傍から見れば自殺行為だ。ドロートリガーを積んでる都合上、ただでさえ山札が減りやすい……それを考えたうえであのオーダーのドロー効果を使うのは、俺ならばしない」

「それは逆に考えると、追加で引きに行く事でより狙いのカードを手札に引き込みやすくなると言う利点もある。イヴにとっては、さっきドローしたカードが何なのかが勝負を大きく分ける」

 

 

「……ありがとうございます。《ツインパルシヴ・ドラゴン》をコール! スキル発動! EB3をコストに支払って、山札の上から5枚を見て、グレード2以下のユニットを1体選んでコールします!」

(手札4→3)(エネルギー9→6)

 

 

【山札の上から5枚】

《ツインバックラー・ドラゴン》

《フレアヴェイル・ドラゴン》

《水界の精霊王 イドスファロ》

《ドラグリッター シュウラ》

《猛炎の武僧 ロクセイ》

 

 

「来ました! 《ドラグリッター シュウラ》をコールし、残りはデッキに戻してシャッフル。続けてロクセイをツインパルシヴの後ろにコール。スキルで相手はインターセプトができません!」

(手札3→2)

 

 

「イヴちゃん、手堅く攻めるつもりね」

「イヴちゃんやっちゃえー!」

 

 

「いざ、参る! ブレイズザンバーのブースト、シュウラでヴァンガードに攻撃! シュウラのスキル発動。EB2をコストに支払う事で、自身のパワー+5000。そしてロクセイを選んで、ある能力を付与します!」

(エネルギー6→4)

 

「ターヌゥとベレトアでガード。そのスキルにより、シールド値を+5000します」

(手札14→12)(ドロップ10→12)

 

 

 なぜ、ターヌゥが……と思っていましたが、そう言えば先程使われていた【幻影スキル】のお陰で、ターヌゥを始めとしたLettiaMateSのシールド値が上昇していたんでした!

 

 

 なかなか、攻めにくいですね……!

 

 マナさんの盤面にはマグノリア“幻影”しか居ませんし、おまけに私の攻撃を受けきれるだけの手札も持ち合わせている……しかも、まだダメージは3。どれだけ高い攻撃が来ても、あと最低でも2回までなら受けられる……。

 

 

 ……悔しいですが、強すぎます……ッ!

 

 

「ロクセイのブースト、ツインパルシヴでヴァンガードに攻撃です!」

「ここは受けます、ノーガード。ダメージチェック《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット・ドロートリガー。マグノリアのパワー+10000、1枚ドロー」

(ダメージ3→4)(手札12→13)

 

 

 ……そ、そんなっ!?

 

 

「まなちゃんの手札が、また増えた!?」

「……これは、覚悟を決めないといけないわね……!」

 

 

「壱ノ太刀。ストームスラッシャーのブースト、ヴァルガ・ドラグレス“羅刹”でヴァンガードに攻撃! スキル発動。お互いの前列のリアガード全てを退却させ、自身のパワー+10000!」

(ドロップ13→15)

 

「私の前列にリアガードは居ないので、退却するのはイヴさんの方だけ……で、終わりませんよね」

「御明答、その通りです。シュウラのスキル発動。このユニットがカードの効果で退却した時、CB1をコストに支払う事で、自身をドロップからコールし、その後パワー+10000! 次にツインパルシヴのスキル発動。このユニットがカードの効果で退却した時、ヴァンガードのパワー+5000! 続けてロクセイのスキル発動! このユニットと同じ縦列に居るリアガードが退却された時、自身を退却して1枚ドロー。そしてその直後に、ロクセイが獲得したシュウラのスキルも有効になります。このカードを手札に戻します」

(手札2→3→4)

(ドロップ15→14→15→14)

 

 

 先ずはパワー51000……さあ、どう防ぎます!

 

 

「《シャボンスプラッシュ リビェナ》を使い、その攻撃は完全ガードです。コストに手札を1枚破棄」

(手札13→11)(ドロップ12→14)

 

「行きます、ツインドライブです! 1枚目《ツインパルシヴ・ドラゴン》。2枚目《白光竜 パラソラース》。ゲット・ヒールトリガーです! ダメージ1回復、パワーをシュウラに与えます!」

(手札4→6)(ダメージ5→4)

(ドロップ14→15)

 

 

「上手いな、ここでヒールトリガーか」

「ダメージは4点まで戻した……が、これがどう出る」

 

 

「バトル終了時、羅刹の更なるスキル。CB1をコストに支払って、お互いの後列のリアガードを全て退却させ、自身をスタンドしてドライブ-2。そしてストームスラッシャーは退却された時、自身を後列にレストでコール……シュウラの後ろに置きます!」

(ドロップ15→17→16)

 

「なぜ、シュウラの後ろにレストで……まさか!」

 

 

 ……そうです、そのまさかです!

 

 

「私のヴァンガードが【邪竜解放】しているなら、ストームスラッシャーはSB1をコストに支払えば、スタンドできます! 弐ノ太刀。……もう一度、羅刹でヴァンガードに攻撃!」

(ソウル4→3/ドロップ16→17)

 

「ここは手堅くノーガード。ダメージチェック《ピースフルガーデン アニカ》。ゲット・ヒールトリガー。ダメージ1回復、パワーをヴァンガードに与えます」

(ダメージ4→5→4)(ドロップ14→15)

 

 

 くぅぅ……マナさん、かなり引きが強いですね……!

 

 でも、私だって負けません!

 

 

「行きます!」

 

 

無双、開眼!

Divine Skill(ディヴァインスキル)発動

 

 

「このバトル終了時、CB1をコストに支払う事で、ヴァルガはもう一度攻撃が可能になり、ドライブ+2! 参ノ太刀。ヴァルガ・ドラグレス“羅刹”で、マグノリア“幻影”に……攻撃です!」

 

「もう一枚、リビェナで完全ガード」

(手札11→9)(ドロップ15→17)

 

「ツインドライブ。1枚目《無双の魔刃竜 ヴァルガ・ドラグレス“羅刹”》。2枚目《ツインバックラー・ドラゴン》。……っ、そんなっ!?」

(手札6→8)

 

 

「2枚とも……トリガー、無し!?」

「シュウラと言う攻撃要員は確保できたけど、クリティカル1でダメージ4の状況だと、様子見で通されて焼け石に水よ」

 

 

「……っ。ストームスラッシャーのブースト、シュウラでヴァンガードに攻撃」

「ノーガード。ダメージチェック《シャボンスプラッシュ リビェナ》。トリガー無し」

(ダメージ4→5)

 

 

 ……届き、ませんでした……!

 

 せっかく……チサトさんたちから、想いを……すべて、託されていたはずなのに……!

 

 

「……ターン、エンド……」

 

「私のターンです。スタンド&ドロー、EC3。ペルソナライド《LettiaMateS マグノリア“幻影”》。デッキから1枚ドローして、前列のパワー+10000」

(手札9→10→9→10)(エネルギー4→7)

(ソウル5→6)

 

 

 ……無慈悲、ですね。

 

 いえ、先程のターンで決めきれなかったのは……わたしの未熟さが招いた愚行。ダメージは4まで戻っていますが、このターンを最小限のガードで防ぎきるなんて、雲を掴むような話。

 

 

「……イヴさん。わたし、貴女とのファイト……楽しかったですよ」

 

 

 ……情けは要りません……私には、そんなことを言われる筋合いは……!

 

 

「イヴさんの使う“羅刹”もそうですけど……貴女の太刀筋から、この試合に賭ける並々ならぬ想いを感じました。颯樹さんを無理矢理取り返す、みたいな考えの人が多いのかと思っていましたけど、訂正します。その中にも純粋にこの試合を楽しむ、そんな考えを持つ人が居るんだって、再認識できましたから」

 

 

 ……ま、まな……さん……。

 

 

「マグノリアが登場したので、ドロップにあるターヌゥのスキルが発動します。自身を中央後列にコールし、その後自身のパワー+5000。メインフェイズに入り、ドロップの《LettiaMateS シミエス》2体のスキル発動。EB2をコストに支払って、ドロップからこのユニットを各々左右前列にコールします。それを2回分使用」

(ドロップ17→16→14)(エネルギー7→5→3)

 

 

「若宮さん、貴女は面白い。余計な思惑や邪念も無く……ただ己と真摯に向き合い、相手と語り合うその真っ直ぐな心。これからも、どうかその心を……忘れないでください」

 

 

「ディルアーシュ、アルピンをコール。そしてマグノリア“幻影”のスキル発動。SB1をコストに支払って、ディルアーシュとアルピンを選択し、後列からでも攻撃可能にします。更にCB1をコストに支払って、このターン中、後列全てのパワー+10000。相手ターンの終了時まで、ヴァンガードのグレード+1、ドライブ+1」

(手札10→8)

(ソウル6→5/ドロップ14→15)

 

 

 ……っ、覚悟は……決まりました!

 

 

「来てください、マナさん!」

「ターヌゥのブースト」

 

 

マグノリア“幻影”

ヴァルガ・ドラグレス“羅刹”に攻撃。

 

 

「ノーガード」

 

 

「イヴちゃん、どうして!?」

「手札には完全ガードもあるのに、どうして!?」

「……この攻撃を止めた所で、これ以降の攻撃を凌ぎ切れる保証はありません。かと言って、中途半端に守れば、ドライブチェックで貫通される恐れもあります」

 

「……詰み、ですわね。どう足掻いた所で」

「若宮は本当に強くなった。通う学校は違うが、一人の後輩として、一人のファイターとして……俺は誇らしいよ」

 

 

「トリプルドライブです。1枚目《スノウスキップ パルヴィ》。ゲット・フロントトリガー。前列全てのパワー+10000。2枚目《LettiaMateS マグノリア“幻影”》。3枚目《自分仕様 エルシュカ》。ゲット・クリティカルトリガー。……これで、終わりです」

 

 

 ごめんなさい……。アヤさん、チサトさん、マヤさん、ヒナさん……! わたし……かてませんでした……!

 

 

「ダメージ、チェック。1点目《ストームスラッシャー・ドラゴン》。2点目《無双の魔刃竜 ヴァルガ・ドラグレス“羅刹”》。……トリガー、無しです」

(ダメージ4→6)

 

 

『き、決まったーーーーッ! 勝者、純田 まなーーーッ!』

 

 

「……ごめんなさい、わたし……」

「良いのよ……イヴちゃん、よく頑張ったわね。自分を責めちゃダメ。全力を出してその末に負けたなら、誰も咎めたりはしないわ」

「チサトさん……チサトさぁぁぁぁんっ!」

 


 

「ごめんなさいチサトさん……」

「大丈夫よイヴちゃん。それに過ぎた時間はもう戻ってこないから、もう泣かないでちょうだい」

「ハイ……」

 

 

 副将戦が終わってイヴちゃんが戻ってくるも、未だ泣きじゃくっていたので千聖ちゃんが彼女を宥めていた。

 

 

「彩ちゃん」

「……うん、分かってる」

 

 

 不意に千聖ちゃんに声を掛けられたけど、千聖ちゃん……私のやる事は分かってるから安心して。

 

 

「その様子だと貴女がやる事は理解できているようね…でも彩ちゃん。貴女がこのファイトで白星を手にしたら私達の勝利は確実よ」

 

 

 確かに千聖ちゃんの言う通りだ。先鋒戦と中堅戦は私達が白星を上げたから、次に私が白星を上げたらパスパレの勝利は確実。だから此処で私たちが勝って颯樹くんを取り戻さないと……!

 

 

「うん。行ってきます!」

「彩さん。始まるまでまだ時間がありますよ!」

「えっ⁉︎」

 

 

 私が動こうとするも、大将戦開始までまだ時間がある事に麻弥ちゃんに指摘されて、千聖ちゃんには呆れられた。

 

 うぅ、締まらなかったよぉ……。




 今回はここまでです。如何でしたか?

 次回より大将戦に移りますので、お楽しみに。


 それでは、また次回の更新にてお会いしましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。