今回はチーム対抗戦の大将戦……その前半をお届けする予定ですが、この場を借りて少しだけ告知を。
次回の本編終了後の後書きにて、新規連載作品に関してのお知らせと簡単なあらすじを掲載しようと思います。内容自体は現時点でお相手方と色々話し合っている最中なのですが、少しずつ書き上がり次第投稿して行く次第です。
投稿ペースは不定期となって行きますが、現在放送中のTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード DivineZ 幻真星戦編』及びコミックグロウルにて連載中の作品『カードファイト!! ヴァンガード DivineZ 幻真覚醒編』が進行中の間は、此方より少しだけ投稿頻度が上がる可能性がありますので、そちらもあわせてお楽しみに。
それでは、本編スタートです。
最後までごゆっくりとお楽しみくださいませ。
「さあ、余韻に浸る間も無く、熱戦に次ぐ熱戦が繰り広げられた今回のチーム対抗戦も……残すはこの二人のファイトのみとなったぁ! そんな激アツな試合を展開してくれるのは、こいつらだァ!」
「この戦いを制した方が、チーム対抗戦の勝者となる……果たして、栄光をこの手に掴むのは一体誰なのか!」
そんな実況の人のナレーションを聞きながら、私と颯樹くんはセンターステージに向かった。こんな状況で彼と隣を歩くなんて想像していなかったし、もし願いが叶うのなら、お互いに笑顔でこの道を歩くんだって思っていたけれど……。
でも、もうこの状況は変えられない。
だったら、これからの道が希望に満ちる様に、私は全身全霊でファイトをするだけ!
「コイントスの結果、先攻はチームsumimiとなったー!」
「お互い全力を尽くして、ファイトしよっ」
「覚悟は良いか、彩。生半可な力で僕の前に立つのなら、容赦無く焼き尽くす」
……なに、この雰囲気。
今までとは明らかに……違う!
「良いねえ、最ッ高の闘志だ……それじゃ行くぞお前らぁぁぁぁぁ! チーム対抗戦、大将戦! READY?」
「ドラグリッター レキ」
「バミューダ△候補生 シズク」
颯樹くんが使って来たのは、イヴちゃんと同じドラゴンエンパイア……。私の使うライドラインなら、盤面干渉効果はある程度ケアできるし、相手の攻め方に応じて臨機応変に動く事が出来る。
……でも、なんだろう……この感じ。
さっきのまなちゃんと同じ様な、思わず胸を締め付けるくらいのこの感じは……。
「スタンド&ドロー、手札を1枚破棄して《雷鳴仙人 ゲルビトール》にライド。《エネルギージェネレーター》をセット。この時、手札から破棄された《ドラゴンモンク ゴジョー》のスキル発動。自身をレストでコール」
(手札5→6→5)
(ソウル0→1/ドロップ0→1→0)
「は、破棄したカードをコール!?」
「その後ゴジョーのスキルを発動。このユニットが登場した時、デッキから1枚ドロー。そうしたら、手札を1枚破棄。ターンエンド」
(手札5→6→5)(ドロップ0→1)
破棄したカードをそのままコールして、登場時効果で手札の交換なんて……すごく無駄が無い。颯樹くんの事だから、自分の使うデッキに何を採用するか、とか……これを使う時はこう言う視点を持つみたいな考えは人一倍強いと思う。
……千聖ちゃんが苦戦するのもわかるし、油断していると私もその二の舞になりかねない。
「スタンド&ドロー、手札を1枚破棄して《マーメイドアイドル セドナ》にライド。《エネルギージェネレーター》をセットして、今回は私が後攻なのでEC3。この時手札から破棄された《万化の幻真獣 ウルティニアス》のスキル発動。山札の上から5枚を見て、その中からクリスレインを含むグレード3以上を1枚手札に加えるよ」
(手札5→6→5)(エネルギー0→3)
(ソウル0→1/ドロップ0→1)
「幻真獣!?」
「アヤさん、いつの間に!?」
……みんなには黙ってたけど、これが私の秘策。
もし何かあった時の為に、デッキの中に数枚だけ忍ばせていたんだけど、こんな形でお披露目できるなんて思ってなかった。まあ、決して少なくない出費ではあったんだけどね……。バイトをしてた事が功を奏して、それだけの費用を賄う事が出来たのはここだけの話。
……でも、今は思い出に耽ってる場合じゃない。
相手からすると、私の考えなんて関係無い。ましてや、颯樹くんの立場に立って考えれば、相手が誰であろうと全力で向かって行くのが礼儀のはずだ。
……なら、私も全力で立ち向かう!
「……チェック!」
【山札の上から5枚】
《万化の運命者 クリスレイン・カデンツァ》
《
《モデレートミント ロシェル》
《
《
「私は《万化の運命者 クリスレイン・カデンツァ》を手札に加えて、残りをデッキに戻してシャッフル。その後にシズクのスキルで、デッキから1枚ドロー。……バトル、セドナで攻撃!」
(手札5→6→7)
「《槍の化身 ター》でガード」
(手札5→4)(ドロップ1→2)
「ドライブチェック《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット・ドロートリガー! デッキから1枚ドローして、セドナのパワー+10000! ……ターンエンド」
(手札7→8→9)
最初の攻撃から防御して来た、って事は……まだ本調子じゃないのかな?
「スタンド&ドロー、EC3。手札を1枚破棄して《雷鱗の拳闘士 ブラジェド》にライド。先ずはゲルビトールのスキル発動。山札の上から7枚を見て、幻影か赫月カードを1枚手札に加える。……チェック」
(手札4→5→4)(エネルギー0→3)
(ソウル1→2/ドロップ2→3)
幻影!?
まさか、颯樹くんも同じ物を使うのっ!?
【山札の上から7枚】
《ドラグリッター エピサイル》
《魔竜導師 ラクシャ》
《ワイバーンガード バリィ》
《穿雷竜 アルファルド“幻影”》
《爆砲竜 ブラキオフォース》
《赫月光》
《ガンマレイズ・ドラゴン》
「この中から《赫月光》を手札に加え、残りを山札に戻してシャッフル。そして手札からライドコストとして破棄した《ドラグリッター ハビタブルゾォン》のスキル発動。SB1かEB3をコストに支払って、山札から赫月カードを1枚手札に加える。……もう1枚の《赫月光》を手札に加えて、残りをシャッフル」
(手札4→5→6)(エネルギー3→0)
「……そんな……」
「サツキさんも、マナさんと同じ物を……」
「その後手札から、ノーマルオーダー《赫月光》を使用。山札の上から5枚を見て、その中にあるカードを1枚公開。その時公開したカードが、ヴァンガードのグレード以下のユニットカードなら、リアガードとしてコールし、それが赫月カードなら手札に加える。……チェック」
(手札6→5)(ドロップ2→3)
【山札の上から5枚】
《リカーランス・ドラゴン》
《煌結晶》
《ドラゴンダンサー モニカ》
《ガンマレイズ・ドラゴン》
《爆砲竜 ブラキオフォース》
「この中から《爆砲竜 ブラキオフォース》を公開。その後残りをデッキに戻してシャッフル。……そして、このブラキオフォースはグレード2……ヴァンガードのグレード以下のユニットカードなので、リアガードとしてゴジョーの前にコール。更に《ガンマレイズ・ドラゴン》をコール。バトルだ、ガンマレイズでセドナに攻撃」
(手札5→4)
「ベレトアでガード!」
(手札9→8)(ドロップ1→2)
「ブラジェドでセドナに攻撃」
「お願い、ミサ!」
(手札8→7)(ドロップ2→3)
これで良い……守れるガード値の時に守って、手札の消費速度を最小限に……!
「チェック・ザ・ドライブトリガー《槍の化身 ター》。ゲット・クリティカルトリガー。ブラキオフォースのパワー+10000、クリティカル+1。ゴジョーのブースト、ブラキオフォースでヴァンガードに攻撃」
(手札4→5)
「ノーガード! ダメージチェック、1点目《
(ダメージ0→2)
「バトル終了時、ブラキオフォースのスキル発動。このユニットの攻撃がヒットした時、自身を退却して1枚ドロー。ターンエンド」
(手札5→6)(ドロップ3→4)
「サツキさん、いつにも増して凄みを感じます……。傍から見れば怖いくらいです」
「それは使うデッキの所為なのか、それとも本人の気持ちがそこに向いているからかは、分かりませんけどね……」
「スタンド&ドロー、EC3。手札を1枚破棄して《トップアイドル アクア》にライド。ここでセドナのスキル発動。山札の上から7枚を見て、その中にあるグレード2以上のユニットカードを1枚手札に加える。……チェック」
(手札7→8→7)(エネルギー3→6)
(ソウル1→2→1/ドロップ3→4→5)
【山札の上から7枚】
《煌結晶》
《青髪の異才 リシウス》
《エンファティックライム アルメル》
《ラヴィング・ピンク フランセット》
《クーリング・ハート ユイカ》
《マーメイドアイドル エリー》
《High Five!》
「私はアルメルを手札に加えて、残りをデッキに戻してシャッフル。《クーリング・ハート ユイカ》《ラヴィング・ピンク フランセット》《エンファティックライム アルメル》をコール。登場時にアルメルのスキル発動。SC1。これでバトルに行くよっ、アルメルでガンマレイズに攻撃!」
(手札7→8→5)(ソウル1→2)
【ソウルチャージされたカード】
《ラヴィング・ピンク フランセット》
「ノーガード」
(ドロップ4→5)
「アクアでブラジェドに攻撃」
「《ドラゴンモンク ゲンジョウ》でガード」
(手札6→5)(ドロップ5→6)
「ドライブチェック《
(手札5→6)
この攻撃はさすがに防げないはず……さっきの、2点与えられたお返しだよ!
「仕方ない。ノーガード、ダメージトリガー・チェック。1点目《爆砲竜 ブラキオフォース》。2点目《ドラゴンダンサー モニカ》。ゲット・ドロートリガー。ブラジェドのパワー+10000、1枚ドロー」
(手札5→6)
(ダメージ0→2)
「……バトル終了時、フランセットのスキル発動。私の場にユニットが4種類以上居るなら、アルメルを手札に戻す。そしてユイカのスキル発動。このユニットがブーストしたバトル終了時、SB1をコストに支払う事で、フランセットを手札に戻す。……ターンエンド」
(手札6→7→8)
(ソウル2→1/ドロップ5→6)
これでダメージはお互い2。ダメージトリガーで手札を増やされる事態こそあったけど、私の手札は8枚。アルメルの効果でソウルも増えて、ユイカやフランセットも揃った。……あとは、颯樹くんの全力が発揮される前に倒すだけ!
「スタンド&ドロー、EC3。……彩、お前は何を既に勝った気でいる?」
(手札6→7→6)(エネルギー0→3)
(ソウル2→3/ドロップ6→7)
「ほぇ?」
颯樹くんから唐突にそう言われて、私は思わず素っ頓狂な声を挙げてしまった。……な、なに……この雰囲気。なんだか、何処かで雷鳴が響くみたいな……!
「す、凄まじい殺気です……!」
「彩ちゃん、しっかり……!」
「これが……颯樹くんの幻影ユニット……!」
「この時、ライドされたブラジェドのスキル発動。このユニットがアルファルドを含むグレード3にライドされた時、ダメージが4枚以下なら、山札の上から1枚を裏向きでダメージに置く」
(ダメージ2→3)
な、なんで……自分から……ダメージを……。
「そんなの自殺行為だよ、今すぐにやめないと!」
「自殺行為……そんな事なんざ知らないね!」
「そ、そんな……!」
「メインに移る。先ずは《赫月光》を使用。山札の上から5枚を見て、その中の1枚を公開する。それがヴァンガードのグレード以下のユニットカードならコールし、赫月カードなら手札に加える。……チェック」
(手札6→5)(ドロップ7→8)
【山札の上から5枚】
《再起の竜神王 ドラグヴェーダ》
《ドラゴンダンサー モニカ》
《ドラグリッター エピサイル》
《爆砲竜 ブラキオフォース》
《ガンマレイズ・ドラゴン》
「この中から《ガンマレイズ・ドラゴン》を選択し、残りを山札に戻してシャッフル。そしてこのカードをリアガードとしてコール。《ドラグリッター エピサイル》をガンマレイズの後ろにコール」
(手札5→4)
「SB2をコストに支払い、自分のダメージ1枚につき、自身のパワー+3000! ダメージは3枚……よってアルファルドのパワー+9000! その後、相手のリアガードを1体退却させる。……ユイカを退却!」
(ソウル3→1/ドロップ8→10)
「きゃあっ!? ゆ、ユイカが!」
(ドロップ6→7)
……こ、こんなの……わたしの、知ってる彼じゃない!
「颯樹くん、どうしちゃったの?! そんなに怒りに身を任せて力を振るうなんて、颯樹くんらしくないよ!」
「……僕、らしい……?」
「そうだよ! 颯樹くんはちょっと厳しい所はあるけど、誰にでも優しくて、冷静に状況を見て動ける……私の、大好きな人だった! なのに……なんで!?」
「……わかった。じゃあ」
「その意気や良し。相手リアガードが退却した事で、ドロップにある《リカーランス・ドラゴン》のスキル発動。EB3をコストに支払い、自身をコール。その後自分のダメージ1枚につき、自身のパワー+3000。そしてドロップから1枚をソウルに置く」
(エネルギー3→0)
(ソウル1→2/ドロップ10→9→8)
くっ……やっぱり、敵に回ると……強すぎる……!
「バトルに入る。エピサイルのブースト、ガンマレイズでヴァンガードに攻撃。ガンマレイズは、自分のヴァンガードがアルファルドを含むグレード3以上であれば、自身のパワー+5000」
(パワー23000/★)
「ここは……ベレトア、ロシェルでガード! ベレトアのスキルでシールド+5000!」
(手札8→6/ドロップ7→9)
「アルファルド“幻影”でヴァンガードに攻撃。この時、ガンマレイズのスキル発動。アルファルドを含むグレード3以上のヴァンガードが攻撃した時、このターン中に自分のリアガードがスタンドしていないなら、CB1をコストに支払って1枚ドローし、自身をスタンド。この時、エピサイルのスキルも誘発する。同じ縦列の他のリアガードがスタンドした時、自分のヴァンガードがアルファルドを含むグレード3以上であれば、自身をスタンドし、その後自身のパワー+5000!」
(手札4→5)
……んなっ、スタンド
「さあ、この攻撃はどう防ぐ」
「……ノーガード」
「行くぞ、チェック・ザ・ドライブ。ドライブ1《ワイバーンガード バリィ》。ノートリガー。ドライブ2《槍の化身 ター》。ゲット・クリティカルトリガー。ガンマレイズのパワー+10000、アルファルド“幻影”のクリティカル+1」
(手札5→7)
そ、そんな……っ!
「こ、ここでクリティカルトリガーですかっ!?」
「いよいよ、彩ちゃんにとっては正念場ね……!」
「ダメージチェック。1点目《煌結晶》。トリガー無し。2点目《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット・ドロートリガー! アクアのパワー+10000、1枚ドロー!」
(手札6→7)(ダメージ2→4)
「エピサイルのブースト、ガンマレイズで攻撃!」
(パワー38000/★)
「ミサとユイカでガード!」
(手札7→5)(ドロップ9→11)
「バトル終了時、エピサイルのスキル発動。ダメージが3枚以上あるなら、自身をソウルに入れて1枚ドロー。ゴジョーのブースト、リカーランスで攻撃!」
(手札7→8)(ソウル2→3)
(パワー30000/★)
……ここは、仕方ない……!
「……っ、ノーガードだよ。ダメージチェック《四精織り成す清浄の盾》。トリガー無し」
(ダメージ4→5)
「ターン終了時、ダメージから1枚を手札に加えて、ターンエンド。辛うじて首の皮一枚繋がった、と言った所だろうけど……生半可な攻撃をするつもりなら、次のターンで確実に仕留める。覚悟しろ、彩」
(手札8→9)(ダメージ3→2)
今回はここまでです。如何でしたか?
次回は大将戦の後半Partをお届けしますので、更新をお楽しみに。
それでは、また次回の更新にてお会いしましょう。