今回は前回予告した通り、ヴァンガードのファイト回になります。
それでは、どうぞ。
ヴァンガードイベントの数日前、千聖以外の彩達パスパレメンバーはプロデューサーのナオに呼び出され、事務所の会議室に足を運んでいた。会議室には呼び出した張本人であるナオの他に千聖もいた。
「プロデューサー、急に呼び出してどうしたんですか?」
「嗚呼。実は皆んなに朗報がある」
早速麻弥が尋ねると、ナオは自前のノートパソコンを操作すると、画面を千聖以外に見せた。
「えぇっと、なになに…………えっ、この話本当なの⁉︎」
画面に映し出された文章を黙読した彩は思わず驚いてナオに聞き返した。ちなみに文章の内容は、『今度行われるヴァンガードイベントの目玉である団体戦ファイトにて、盛谷颯樹の進退を決める事にした』といったものであった。
「嗚呼。その前にAve Mujicaの解散は皆んな知っているな?」
「当然だよー。だってさっくんを奪っておいて自分達の都合で解散なんて馬鹿げてるもん!」
日菜の言い方は見下しているように聞こえるが、解散したのは事実なのと、パスパレのメンバー全員、Ave Mujicaに対して良い印象が無いのは確かである。
「まぁ、氷川の言い方は目を瞑るとして…それで盛谷はsumimiのマネージャーだが、事実上フリーに近い。白鷺と協議してから、先方と昨日話をつけて漸く合意を得て、この団体戦の勝利した方が盛谷の進退を決める権利を決められる事となった」
それを聞いてナオだけでなく千聖にも称賛の声が上がる一同であった。しかしナオの話は終わってないからか一度咳払いして話を戻した。
「いいか。これがラストチャンスだと思え。これを逃せば盛谷はパスパレのメンバーに戻る事は無い。だから入念に準備をして当日万全な状態で望め。いいな?」
ナオの檄により、パスパレメンバー全員は希望に満ちた。そしてナオの手配の元、レッスンとファイトの特訓もといデッキ調整を施して当日を迎えるのであった────。
先日の話が本当なら、サツキさんはワタシ達の元に戻るチャンスが今日限りになるかもしれない。それなら、ワタシが先陣切って白星を上げて後続のみんなを安心させるしかありません!
「熱気の刃 アルダート」
「月の使者 レプソルト」
そして、お互いのファーストヴァンガードが公開された事によりキョウスケさんとのファイトが始まったのですが、彼の使う国家は【ブラントゲート】…【ストイケイア】では無いですね。
「ワタシのターンです!スタンド&ドロー!まずは手札を1枚破棄して《ブレイズザンバー・ドラゴン》にライド!《エネルギージェネレーター》をセットしてターンエンドです!」
(手札5→6→5/ドロップ0→1)
「スタンド&ドロー。手札を1枚破棄、《月の従者 フレネル》にライド。《エネルギージェネレーター》をセットしてエネルギーチャージ3。更にレプソルトのスキルで1枚ドロー。フレネルのスキル、レプソルトからライドして登場した時、デッキか手札から『月の門』を1枚まで探してオーダーゾーンにセットする…… 若宮、イメージしてみな?」
(手札5→6→5→6/ドロップ0→1)
(エネルギー0→3)
イメージ…何を言ってるのでしょうか?
「それは月面に浮かぶ異界の門。その向こうに潜むのは、真を見定める月の神話。その名も… 幻真獣」
その瞬間、キョウスケさんの背後に《月の門》が見えたような気がします。おそらく彼のイメージが具現化された影響かもしれません。
「フレネルでヴァンガードに攻撃」
「ノーガード!」
「ドライブチェック《その輝きは遠く空の彼方より》。ノートリガー」
(手札6→7)
「ダメージチェック《
(ダメージ0→1)
「どうやら【レガリスピース】は落ちてくれたようだな。ターンエンド」
このカードはカウンターブラストを多用する私のデッキには欠かせない1枚…それが序盤で落ちたのはイタイです…。でもそれだけで落ち込む程ヤワじゃありません!
「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3。手札の《ドラグリッター ファルハート》を破棄して《ボルダーアクス・ドラゴン》にライド!ライド時のコストに使用した時、カウンターブラスト1して1枚ドロー!ブレイズザンバーのスキル、自身をスペリオルコールしてソウルチャージ1、《猛炎の武僧 ロクセイ》をコールします!」
(手札5→6→5→6→5/ドロップ1→2)
(エネルギー0→3)
「リアガードを展開してきたか。それは少し早計すぎるんじゃあないか?」
「早計ではありません、一つの戦術です!バトルに入ります、まずはブレイズザンバーでヴァンガードに攻撃!」
「《烏輪の幻真獣 レヴノローグ》でガード」
(手札7→6/ドロップ1→2)
「ボルダーアクスでヴァンガードに攻撃!」
「ノーガード」
「ドライブチェック《ツインパルシヴ・ドラゴン》。ノートリガー」
「ダメージチェック《
(ダメージ0→1)
「ロクセイでヴァンガードに攻撃!」
「ノーガード。ダメージチェック《白閃の大鎌 バルダリード》。ノートリガー」
(ダメージ1→2)
「ターンエンドです!」
ひとまず攻め手を欠かされる事は叶いませんでしたが、ダメージを程よく与える事は成功しました。とりあえずこれで様子を見ます。
「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3。手札1枚破棄して《月の忠臣 ラムズデン》にライド。ラムズデンのスキル、フレネルからライドして登場した時、デッキの上から7枚見て『幻真獣』と名のつくユニット2枚公開する。チェック…」
(手札6→7→6/ドロップ2→3)
(エネルギー3→6)
【公開されたカード】
・《烏輪の幻真獣 レヴノローグ》
・《第二の幻真獣 "震界蛇王" ガルズオルムス》
「…レヴノローグを手札に加えてガルムオルムスをオーダーゾーンにセット。このデッキの特徴を教えてやるよ」
(手札6→7)
「特徴、ですか…?」
何をするのでしょうか…?
「月の門は、エネルギーブラスト3と自身をレストする事で、デッキの上から7枚見て『幻真獣』と名のつくヴァンガードのグレード以下のユニット1体コールする…《烏輪の幻真獣 レヴノローグ》をロクセイのいない縦列の前列にスペリオルコール」
(エネルギー6→3)
アレがキョウスケさんのデッキコンセプト…ん?ちょっと待ってください…
「そのカードはデッキに4枚以上入ってます!ルール違反ですよっ⁉︎」
そう。ワタシの目視で確認した限り、少なくともレヴノローグは5枚見えました。ライドコストに2枚、ガード時に1枚、先程手札に加えたので1枚、そして今回ので1枚…デッキに同じカードは4枚まで入れられないのがルールです。何故ジャッジは動かないのですかっ⁉︎
「ルール違反じゃあないさ。レヴノローグはデッキに16枚まで入れられるのさ」
キョウスケさんはそう言うと、リアガードにコールされたレヴノローグを手に取りワタシに見せてきた。本当だ!16枚まで入れられるってテキストに書いてあります。
「続けるぞ。《白閃の大鎌 バルダリード》をヴァンガードの後ろにコール。バトルだ、まずはバルダリードのブーストしたラムズデンでロクセイに攻撃」
(手札7→6)
リアガードに攻撃…⁉︎でも…
「《忍竜 マドワズ》と《インペイルホーン・ドラゴン》でガード!」
(手札5→3/ドロップ2→4)
流石に守ります!
「守ったか。ドライブチェック《エンディアリング・ベンダー メイティーナ》。ゲット、フロントトリガー。前列のパワー+10000。バルダリードのスキル、自身がブーストしたバトル終了時、オーダーゾーンにセットオーダーがあるため自身をソウルインしてデッキの上から5枚見て、グレード2以下のユニットかセットオーダーを手札に加える…《第一の幻真獣 "天戒牙狼" ロズトニル》を手札に加える」
(手札6→7)
「レヴノローグでロクセイを攻撃」
「ノーガード。ロクセイは退却します」
手札は3枚…流石にこれ以上手を減らすわけにはいかないので渋々退却させます…。
「ターンエンド」
「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3。手札1枚破棄して…行きます!」
(手札3→4→3/ドロップ4→5)
(エネルギー3→6)
「来たか、ヴァルガ・ドラグレス」
「はい!ボルダーアクスのスキル発動、ヴァルガと名のつくユニットにライドされた時、自身をスペリオルコール!ブレイズザンバーを後列に移動して《ツインパルシヴ・ドラゴン》をコール!ツインパルシヴのスキル、エネルギーブラスト3してデッキの上から5枚見てグレード2以下を1枚選んでスペリオルコールします…《インペイルホーン・ドラゴン》をヴァルガの後ろにスペリオルコール!」
(手札3→2)
(エネルギー6→3)
ひとまず攻め手を増やして攻撃するしかありませんっ!
「バトルに入ります!まずはボルダーアクスでヴァンガードに攻撃!スキル発動、自身にパワー+5000!」
「ノーガード。ダメージチェック《烏輪の幻真獣 レヴノローグ》。ノートリガー」
(ダメージ2→3)
「ボルダーアクスのスキル、自身を退却して1枚ドロー!ブレイズザンバーのブースト、ツインパルシヴでヴァンガードにアタック!ブレイズザンバーのスキル、自身にパワー+2000!」
(手札2→3)
「メイティーナでガード。メイティーナのスキル、自身がガーティアンサークルから離れた時、このカードをソウルに置く」
(手札7→6/ドロップ3→4)
「ヴァルガ・ドラグレスでヴァンガードに攻撃!ヴァルガのスキル…!」
此処でヴァルガのスキルを使ってスタンドして…⁉︎
「気づいたか。コストが無ければヴァルガ・ドラグレスのスキルは発動しない」
そうでした…今私のダメージは裏向き…コストを支払えません……。キョウスケさん、さてはこれを踏まえて敢えてリアガードに攻撃したんですね……!
「では訂正します」
「構わない」
「インペイルのブーストしたヴァルガでヴァンガードに攻撃!」
連続攻撃が出来ないのなら…量より質で攻めます!
「此処もノーガード」
「ツインドライブ!1枚目《ドラグリッター シュウラ》。2枚目《忍竜 シキンタン》。ゲット、ヒールトリガー!ダメージは回復しませんが、パワーをヴァンガードに!」
(手札3→5)
どうせならクリティカルトリガーが欲しかった…ヒールだと意味がありません。
「ダメージチェック《真空放電の
(ダメージ3→4→3)
「インペイルのスキル、ソウルブラスト1と自身を退却して1枚ドロー、ターンエンドです!」
(手札5→6)
「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3。手札1枚破棄…此方も行くぞ?」
(手札6→7→6/ドロップ4→5)
「構いません!全身全霊で貴方に挑みます!」
「そうか。それなら月の試練、お前は乗り越える事ができるかな?」
「月の試練、ですか…?」
何を言っているのでしょうか?私には理解出来ません……。
「これが…貴方のエースユニット!」
名前の通り、月の門に立ち塞がっている姿は門番そのもの…どんなスキルが隠されているのでしょうか…?
「それはさっきのターンで使用された…でも1体くらいなら問題ありません!」
「1体ならね。でも《月の門》はヴェイズルーグがいる事で真の力を発揮するんだよ」
「真の力…ですか?」
「デッキの上から7枚見てレヴノローグを3枚公開。その後1体をスペリオルコール、残りをオーダーゾーンにセット。そしてヴェイズルーグのスキル…」
3枚まで確認してきましたっ⁉︎そうか、これが月の門の真の力…
「さ、再起動っ⁉︎」
1回のみならず2回も⁉︎でも《月の門》は…
「そうだ。ソウルブラスト2して《月の門》をコストを支払わずに発動するのさ。2体のレヴノローグと
コストを支払わずにっ⁉︎しかし驚いている私とは裏腹に、キョウスケさんは3枚のカードを手に取って、そのうちの1枚を掲げた。
「第一の…幻真獣……!」
「コイツは他とは格が違うぞ?レヴノローグ2枚はオーダーゾーンにセット。更に俺はオーダーカード《
(手札6→7)
「ロズトニルとレヴノローグの後ろにレヴノローグ1体ずつ、ヴェイズルーグの後ろにバルダリードをコール。バトルに入る、まずはレヴノローグのブースト、ロズトニルで攻撃」
(手札7→4)
「レヴノローグがブーストですか?でもそのユニットはグレード2…ブーストのアイコンは無いはず…」
「レヴノローグはヴァンガードがヴェイズルーグならブーストを得るのさ。あとまだそれだけじゃないぞ?ロズトニルは相手ヴァンガードと前列のリアガード1体と同時に攻撃する」
なんてスキがない…!しかも同時攻撃もするなんて……!
「更に自身のパワー+5000してエネルギーブラスト3して1枚ドロー」
(手札4→5)
(エネルギー3→0)
「それならツインパルシヴはノーガード。ヴァンガードのアタックはシキンタンでガード!」
「んじゃ、ツインパルシヴは退却だな」
ツインパルシヴを失ったのはキツイです…。でもあと2体の攻撃程度なら攻め手を残せる程度には耐えられます!
「まだまだ行くぞ。バルダリードのブースト、ヴェイズルーグでヴァンガードに攻撃。スキル発動、カウンターブラスト1してオーダーゾーンの『幻真獣』2体をスペリオルコールする。まずはロズトニルの所にレヴノローグ、後列のレヴノローグの所に
ま、まさかのスペリオルコールのスキルがっ⁉︎だからリアガードを先に攻撃させたんですね……。
「今度は第二の幻真獣ですか…」
「コイツはバトルフェイズに登場した時、カウンターブラスト1して次の相手ターン終了時まで、相手のカードの効果で選べず、後列からでも攻撃できる。話を戻そう…ヴェイズルーグの効果はまだ終わらない。前列のユニットにパワー+5000。さぁ、この攻撃はどうする気だ?」
まだ私のダメージは1。この攻撃は受けても問題ありませんね。
「ノーガードです!」
「いいだろう。ツインドライブ…その前に若宮、一つだけ教えてやろう」
なんでしょう、改まって…?
「今の俺は
…………はい?なんでそんな自信に溢れているんですか?
「その手がありましたかっ!」
「どうしたの?」
「皆さん、今京介さんのデッキは16枚まで入れられるレヴノローグをオーダーゾーンに置き続けてデッキがかなり圧縮してる状態っス!そうなるとデッキに残ってるトリガーを引く確率が着実に上がっていきます!」
だからトリガーを引けるって自信があったんですか…。でもそう簡単に引けるわけがありません!
「さて、状況が理解できた事だし行くぞ…ファーストチェック《警邏ロボ デカルコップ》。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルをヴァンガード、パワーをガルズオルムスに。セカンドチェック…」
(手札5→6)
早速引き当てました⁉︎でも2回連続トリガーなんて…
「…《無窮の星竜帝 エルドブレアス》。ゲット、オーバートリガー。このカードを除外して1枚ドロー。パワーをガルズオルムスのいる列のレヴノローグに。追加効果発動、前列のユニットのパワーとクリティカルを2倍にする」
(手札6→7)
まさかのオーバートリガー⁉︎えっ、待ってください。ヴェイズルーグのクリティカルは…4⁉︎一気に私のダメージが溜まってしまいました!
「ダメージチェック。1枚目《猛炎の武僧 ロクセイ》。2枚目《ストームスラッシャー・ドラゴン》。3枚目《ドラゴリッター シャルハート》。4枚目《
(ダメージ1→5)
これは痛いです…。流石に全てガードしないといけませんね……。まだヒールトリガーはデッキにあるけど、引けるという保証はありません。
「バルダリードのスキル。自身のブーストしたアタック終了時、自身をソウルに置いてデッキの上から5枚見て…《第二の幻真獣 "震界蛇王" ガルズオルムス》を手札に加える。まだアタックは続くぞ?まずはガルズオルムスでヴァンガードに攻撃。コイツのパワーはこのターンノーマルオーダーをプレイしているため、+15000」
(手札7→8)
「《バーニングフレイル・ドラゴン》とロクセイと《ドラグリッター シュウラ》でガードです!」
(手札5→2)
「次にレヴノローグでヴァンガードに攻撃」
(パワー30000/⭐︎2)
「《ツインバックラー・ドラゴン》で完全ガード!このユニットは手札が2枚以下の時、コストを支払わずに発動できます!」
「これで最後だ。もう1体のレヴノローグでヴァンガードに攻撃」
(パワー200030000/⭐︎2)
「ツインバックラーで完全ガードです!」
(手札1→0)
「凌いだか。ターンエンド。だが若宮、お前の手札は0。次のお前のターンで逆転の一手が来なかったら負けは確実だと思え」
なんとか凌げたけど、キョウスケさんの指摘通り、私の手札は0。此処で何かしら引かないと後がありません。《エネルギージェネレーター》のスキルはエネルギーが6枚必要…ギリギリ足りません。それならこのドローカードに賭けます!
「当然です!スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3……来ました!この状況を打破できるカードが!行きます!」
(手札0→1)
(エネルギー3→6)
「ドローで引き当てたか」
「はい!ヴァルガのスキル!このユニットが別名のヴァルガからライドして登場した時、このファイト中、このユニットは【邪竜解放】状態となり、このライドでペルソナライドが発動していないなら、ペルソナライドを発動します!ペルソナライド発動!前列のユニットのパワー+10000して1枚ドロー!《ストームスラッシャー・ドラゴン》をコールしてブレイズザンバーを前列に移動!此処でバトルに入ります!まずはブレイズザンバーでヴァンガードに攻撃!」
(手札0→1→0)
「レヴノローグでインターセプト」
「レヴノローグのシールドは5000、あと5000足りませんよ?」
「足りるのさ。ヴェイズルーグは『幻真獣』がガーディアンサークルに置かれた時、ドロップゾーンの『幻真獣』をデッキの下に置いてシールド+5000。ドロップゾーンのロズトニルを戻してそのスキルを発動する」
攻守一体とは…やはりキョウスケさんはスキがありません。
「それならストームスラッシャーでヴァンガードに攻撃!ストームスラッシャーはヴァンガードが【邪竜解放】状態なら、パワー+5000されます!」
「メイティーナでガード。スキルで自身の退却時、ソウルインする」
(手札8→7)
やはり守ってくる。それなら3回攻撃で攻めますっ!
「一の太刀…ヴァルガでヴァンガードに攻撃!スキル発動、お互いの前列のリアガードを退却!その後自身のパワー+10000します!ストームスラッシャーのスキル、自身のヴァンガードのスキルで退却された時、このユニットを後列のリアガードサークルにスペリオルコール!」
(パワー33000/☆1)
「デカルコップ、《チェイン・ライクラスタ》でガード。レヴノローグでインターセプト。ドロップゾーンのレヴノローグをデッキの下に置いてレヴノローグのシールド+5000」
(手札7→5)
トリガー2連続かオーバートリガーで通ります…いいでしょう、受けて立ちます!
「ツインドライブ!1枚目《ボルダーアクス・ドラゴン》。2枚目《バーニングフレイル・ドラゴン》。ゲット、クリティカルトリガー!効果全てをヴァンガードに!羅刹のスキルはまだ終わりませんよ!アタック終了時、カウンターブラスト1してお互いの後列のユニット全てを退却!自身をスタンド、ドライブを-2します」
(手札0→2)
「更にストームスラッシャーのスキル、自身のヴァンガードのスキルで退却された時、このユニットを後列のリアガードサークル…ヴァンガードの後列にスペリオルコール!更にソウルブラスト1してスタンドします!」
「二の太刀…ヴァルガでヴァンガードに攻撃です!」
「アタックを受けるならこのタイミングだ、ノーガード。ダメージチェック1枚目《第一の幻真獣 "天戒牙狼" ロズトニル》。2枚目《チェイン・ライクラスタ》。ゲット、クリティカルトリガー。効果全てをヴェイズルーグに」
(ダメージ3→5)
やはり2回目は通してくれましたか…でもまだ3回目があります!
「まだ私のアタックは終わりませんよ…魔刃の二刀、今こそ燃え上がれ!」
「羅刹のバトル終了時、自身のスキルでスタンドしているなら、カウンターブラスト1して自身をスタンド!更にドライブ+2します!」
「三の太刀…ストームスラッシャーのブースト、ヴァルガ・ドラグレス "羅刹"で、ヴァンガードに攻撃!」
(パワー56000/☆2)
「そこは通さない…手札1枚をコストに《プラネットウォール・ドラゴン》で完全ガード!」
(手札5→3)
やはり完全ガードで…これで私の攻撃は終わる。でも…
「ツインドライブ。1枚目《無双の魔刃竜 ヴァルガ・ドラグレス "羅刹"》。2枚目…」
(手札2→3)
「…………」
『…………』
キョウスケさんやアヤさん達、サツキさん達や観客の皆さまも固唾を呑んでワタシのドライブチェックに釘付けになってます。
「《再起の竜神王 ドラグヴェーダ》…ゲット、オーバートリガー!このカードを除外した1枚ドロー!パワーをヴァンガードに与えて、追加効果発動!ヴァルガをスタンドします!」
(手札3→4)
来てくれました!これでキョウスケさんが完全ガードで守らない限りワタシに勝機が見えました!
「四の太刀…ヴァルガ・ドラグレス "羅刹"でヴェイズルーグに攻撃!」
(パワー100043000/☆2)
頼みます、通ってください…!
「(傭兵としての仕事は熟した。それに、若宮は強くなってるのがわかったから少なくとも意味のある試合だな)ノーガード」
「行きます!ツインドライブ!1枚目《ツインバックラー・ドラゴン》。2枚目《フレアヴェイル・ドラゴン》。ゲット、ドロートリガー!パワーをヴァンガードに!そして1枚ドロー!」
(手札4→6→7)
「(手札はドローカード以外全て覚えた。此処で耐えて次の俺のターンに回りたいところだ)4回目の攻撃、効いたぞ。だが俺は最後まで諦めない。ダメージチェック1枚目《真空放電の揮い手》。ゲット、ヒールトリガー。パワーをヴァンガードに。ダメージ1回復。2枚目…」
(ダメージ5→6→5)
2回目のチェック、何が来るのでしょうか…?
「……《月の門番 ヴェイズルーグ》、ノートリガー。月の試練、これにて閉幕」
(ダメージ5→6)
皆さん、やりました。この勝負、ワタシの勝ちました。
『先鋒戦勝者、若宮イヴぅぅぅぅぅぅぅぅ‼︎‼︎‼︎』
司会がそう告げると、会場全体歓声が響き渡った。というより、パスパレ側の観客は大いに喜んでいたが、sumimi側は少しガッカリといった感じであるが。
「お疲れ様イヴちゃん!」
「ありがとうございます。初戦は白星を上げることが出来ました」
イヴがメンバーの元に戻ると、麻弥以外の全員に出迎えてくれた。ちなみに麻弥は次鋒戦に向けての準備をしているだけであるが。
「ありがとうイヴちゃん!あたしはスカッとしたよー!あれだけあたしの事馬鹿にしてたのにイヴちゃんに負けるなんて!」
だが日菜はケラケラと笑い飛ばしていた。
「日菜ちゃん、人の負けを嘲笑うと碌な事がないわ。それで一度ファイトしてみなさい。貴女が100%負けるから」
「えー。でも今のきょーくんならあたしが圧勝するけどねー!」
そんな日菜に対し、千聖は冷静に指摘した。だけど日菜は聞く耳持たずで自分に絶対の自信を持っていた。
「みんな!麻弥ちゃんの試合がもうすぐ始まるよ!」
話を切り替えるため、彩はファイトスペースを見るよう全員に促した。すると全員がファイトスペースに視線を向けるのであった────。
まずは読んでくださった方、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!こんな拙作読んでくれるだけでもありがたいです。
次回の投稿は、1週間後の7月11日になります。
それでは、また次回。