今回もヴァンガード回の続きで、中堅戦になります。
それでは、本編をどうぞ。
「ワンダーラベンダー ユルシュール!」
「
「私のターン。スタンド&ドロー、手札を1枚破棄して《ライブリィネイビィ ティファイン》にライド。ライドした時《エネルギージェネレーター》をセット。先攻は
(手札5→6→5/ドロップ0→1)
(ソウル0→1)
「スタンド&ドロー、手札を1枚破棄して《
(手札5→6→5/ドロップ0→1)
(エネルギー0→3/ソウル0→1)
「公開した後、デッキから楽装カード《
(手札5→6→7→6)
「《
(手札5→4/ドロップ1→2)
「ドライブチェック《
(手札6→7)
「の、ノーガード! ダメージチェック、1点目《穏やかな海で朝練を トルマナ》。2点目《モデレートミント ロシェル》。ノートリガー」
(ダメージ0→2)
「ターンエンド」
やっぱり強い……でも、私だって!
「私のターン! ドロー、エネルギーチャージ。手札を1枚捨てて《コンフィデントアクア ミュゼット》にライド。ティファインのスキル。山札の上から1枚を公開……《クーリング・ハート ユイカ》をコール。《ラヴィング・ピンク フランセット》をコール。ミュゼットでヴァンガードに攻撃」
(手札4→5→4→3/ドロップ2→3)
(エネルギー0→3/ソウル1→2)
「ウォリスでガード」
(手札7→6/ドロップ1→2)
「ドライブチェック《Astesice カナミ》。ゲット・ヒールトリガー! フランセットにパワー+10000、ダメージ1回復。ユイカのブースト、フランセットでヴァンガードに攻撃!」
(手札3→4/ドロップ3→4)
(ダメージ2→1)
「ノーガード。ダメージチェック《アンシアブル・エクステリア》。ノートリガー」
(ダメージ0→1)
「バトル終了時、ユイカのスキルでソウルブラスト1をコストに払ってフランセットを手札に戻す。ターンエンド」
(手札4→5/ドロップ4→5)
(ソウル2→1)
「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ。手札を1枚破棄して《
(手札6→7→6→7/ドロップ2→3)
(ソウル1→2)
同じ楽装カードを手札に加えた? それならさっきのライドコストで、無理に破棄する必要はそこまで無いはずだけど……。
「レオーネを後ろに下げ、《メリエストスコア マララン》《エスペシャル・デイズ ファウスティーナ》をコール。マラランのブースト、ライフェルでヴァンガードに攻撃」
(手札7→5)
「ノーガード」
「ドライブチェック《
(手札5→6)
「(ちょっ……に、二連続クリティカル!?)ダメージチェック、1点目《万化の運命者 クリスレイン》。2点目《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット・ドロートリガー! パワーはミュゼットに付与して、デッキから1枚ドロー!」
(手札5→6/ダメージ1→3)
「レオーネのブースト、ファウスティーナでヴァンガードに攻撃。スキル発動。このユニットを除く他の自分のユニット1体につきパワー+2000。3体居るのでパワー+6000」(パワー32000)
「(ここは通さない!)カナミでガード!」
(手札6→5/ドロップ5→6)
「ターンエンド」
あ、あっぶなぁ〜っ……な、何なの今の攻撃の強さ?!
使ってるデッキがいつもの颯樹くんの物じゃないし……何よりいつにも増して殺意が高すぎるよっ!? ドライブチェックでクリティカルを2枚捲った後だって言うのに妙に平然としてるし、至極当たり前と言わんばかりに手札も盤石だし!
……でも、ここで負けてなんていられない。
次は私の3ターン目……先攻って言う大きなアドバンテージがある。だったら、一気に攻める!
「私のターン!スタンド&ドロー、エネルギーチャージ!手札を1枚破棄して……」
(手札5→6→5/ドロップ6→7)
(エネルギー3→6/ソウル1→2)
「(出て来たね……クリスレイン。導きの塔の主にして、万化の運命者)」
「ミュゼットのスキル! 山札の上から1枚を見て……っ、
(エネルギー6→3)
【山札の上5枚】
①《シニカルコンポーザー ラウム》
②《
③《モデレートミント ロシェル》
④《クーリング・ハート ユイカ》
⑤《穏やかな海で朝練を トルマナ》
……来た来た来た!
乗ってみせる、この波に!
「トルマナをコールして、そのままスキル発動! カード名が異なるユニットカードを2枚ソウルブラストして、山札から
(手札5→4→5/ドロップ7→9)
(エネルギー3→6/ソウル2→0)
「行くよっ、アニエスでヴァンガードに攻撃!」
「そこはエドウィージュでガード、ファウスティーナでインターセプト」
(手札6→5/ドロップ3→5)
「二撃目行くよ……ロシェルのブースト、トルマナでヴァンガードに攻撃!」
「なら、二撃目はノーガード。ダメージチェック《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット・ドロートリガー。パワーはライフェルに付与、デッキから1枚ドロー」
(手札5→6/ダメージ1→2)
「三撃目……ラウムのブースト、クリスレインでヴァンガードに攻撃!ラウムのスキル! カード名に「クリスレイン」を含むユニットをブーストした時、自身のパワー+5000! 続けてロシェルのスキル! エネルギーブラスト3と自身のソウルインをコストに支払って、1枚ドローした後にアニエスをスタンド! ここまで効果処理が終わって、メインの攻撃だよ!」
(手札5→6/エネルギー6→3)
(ソウル0→1)
「そこは通さないよ。手札を1枚破棄して《暖かいうちに召し上がれ ウォルミア》で完全ガード」
(手札6→4/ドロップ5→7)
「ツインドライブ、ファーストチェック《万化の運命者 クリスレイン》。セカンドチェック《珠玉の一曲 エドウィージュ》。ゲット・クリティカルトリガー! 効果は全てアニエスに! ユイカのブースト、アニエスでヴァンガードに攻撃!」
(手札6→8)
「ここは受けるしか無いか……。やむ無し。ノーガード、ダメージチェック。1点目《
(ダメージ2→4→3/ドロップ7→8)
「……くっ、3ダメージ与えられたらと思ったけど……。ユイカのスキルでアニエスを手札に戻して、ターンエンド」
(手札8→9/ドロップ9→10)
(ソウル1→0)
「僕のターン。スタンド&ドロー、エネルギーチャージ。手札を1枚破棄して……」
(手札4→5→4/ドロップ8→9)
(エネルギー6→9/ソウル2→3)
……く、来るっ!
「アルティサリアのスキル発動。エネルギーブラスト2をコストに支払い、《MegaЯoMania》をオーダーゾーンにセット。その後、セットされたMegaЯoManiaのスキル発動。相手のヴァンガードがグレード3以上……《万化の運命者 クリスレイン》はグレード3。条件成立」
(エネルギー9→7/ドロップ9→8)
そう言って颯樹くんは、私の盤面にあるユニットカードの前に手を翳し始めた……正確には、
彼がそう短く詠唱を済ませると、トルマナが突如として現れた黒輪に捕らわれ……私が何か言葉を掛けるよりも先に
「な、なんで……」
「MegaЯoManiaは、オーダーゾーンにセットされた時、相手のヴァンガードがグレード3以上なら、相手のリアガードを1体選んで呪縛できるのさ」
……颯樹くんから話を聞いてると、聞き慣れない単語が出て来た。
「
「あっ、あたしわかっちゃったー! それってロックちゃんの事でしょー!? ヴァンガードにもそう言うのが「違うわよ、日菜ちゃん」ちぇー」
「呪縛……それは読んで字の如く、相手を呪い縛ると言う意味よ。今から数えて、次の彩ちゃんのターンが終わるまでは、その呪縛が解ける事は無いわ」
……そ、そんな……。
えっ、それじゃあトルマナは……。
「えっ? ……キャッ!?」
呪縛されたトルマナのカードに手を伸ばした途端、私に向かって赤いラインの入った黒い雷が弾け飛んだ。千聖ちゃんからの制止も構わずに触れてしまったので、私の右手は軽く痺れてしまい、左手に持っていた手札を危うく落としかける事になった。
「な、何この痛み……これが、呪縛……?」
「そう。でも、これはほんのご挨拶……アルティサリアの真骨頂はここからだよ」
……そう。今颯樹くんはアルティサリアにライドして、その効果でMegaЯoManiaをセットして、私のトルマナを呪縛しただけ。
ここで終わった、とひと安心するのはまだ早い……本当の攻撃は、ここからだ。
「《
(手札4→1)
こ、ここで盤面をフル展開して来たっ!?
確かにこのターンで攻めきらないと、次の私のターンでゲームエンドになりかねない盤面だけど……だからと言って、手札をそんなに大量に使うのっ!?
「バトル。ルフルでヴァンガードに攻撃」
「トルマナでガード!」
(手札9→8/ドロップ10→11)
「次。マラランのブースト、アルティサリアでヴァンガードに攻撃。スキル発動。1枚カウンターブラストをコストに支払い、オーダーゾーンにある楽装カード1枚につき、
(ドロップ8→9)
パワーはマラランが8000だから、それと永続効果でアルティサリアにパワーの追加がかかってる……合計して26000。手札が8枚もあるなら、このターンは凌ぎきれる…!
「ここで、夜影兵のコールにより退却されたルフルのスキルが発動。カウンターブラスト1をコストに支払い、デッキから1枚ドロー」
(手札1→2)
「ノーガード!」
「ツインドライブ。ファーストチェック《トーカティヴ・アワー タンムーズ》。ゲット・ヒールトリガー。パワーはファウスティーナに付与、ダメージ1回復。セカンドチェック《朗らかな陽の下で ウォリス》。ゲット・クリティカルトリガー。パワーは夜影兵に付与、クリティカルはアルティサリアに」
(手札2→4/ダメージ3→2/ドロップ9→10)
う、嘘っ……これで3回連続のクリティカル!?
あまりにも引きが強すぎるし、何よりパスパレに居た頃と比べて迫力が段違いだよっ!? 千聖ちゃんから話には聞いてたけど、やっぱり颯樹くんは強すぎる……でも、私だってただでは転ばないっ!
「ダメージチェック、1点目《イノセントオレンジ アニエス》。2点目《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット・ドロートリガー! パワーはクリスレインに付与して、1枚ドロー!」
(手札8→9/ダメージ3→5)
「レオーネのブースト、夜影兵でヴァンガードに攻撃」
「ベレトア、エドウィージュでガード! ベレトアはガーディアンサークルに置かれた時、相手のヴァンガードがグレード3以上なら、自身のスキルでシールド+5000!」
(手札9→7/ドロップ11→13)
「リヴェルベラのブースト、ファウスティーナでヴァンガードに攻撃。スキル発動。自身を除いたユニットの数は全部で5体……それにより、パワー+10000」
パワーはさっきのトリガーも含めて、41000……。
ちょっとここで使うのは勿体無い……けどっ!
「ミサとカナミでガード!」
(手札7→5/ドロップ13→15)
「んじゃ、バトル終了時にリヴェルベラのスキル。このユニットがブーストしたバトル終了時、自身をソウルに入れてファウスティーナを手札に戻す。ターンエンド」
(手札4→5)
……耐えきった……。ちょっと、キツかったけど……!
「(あれ、息がかなり上がってる……たった4回の攻撃を受けただけなのに、尋常じゃないくらいに疲れが……)」
「ん、次は彩のターンだよ。進行して」
……そうだ、次は私のターン。
幸いにもクリスレインは手札に来てるし、呪縛を受けても攻め手が無いわけじゃない。それに……奥の手もまだ残ってる!
「行くよ、私のターン! スタンド&ドロー、エネルギーチャージ!」
(手札5→6/エネルギー3→6)
「ペルソナライドボーナスに拠り、1枚ドローして前列全てのパワー+10000! フランセットをコール! ユイカのスキルで、自身と同じ縦列にリアガードがコールされた時、自身のパワー+5000! そしてクリスレインのスキル! 1枚カウンターブラストをコストに支払って、私の場にあるユニットの種類数に応じて3つの効果を使用!」
(手札6→5→6→5→6)
(エネルギー6→9)
私はさっきと同じ要領で盤面を展開し、クリスレインの起動効果でリソースを確保して行った。
その他の2枚はタンムーズとウォリス。私から見て分からないのは残り2枚だけど……何であろうと、絶対に撃ち抜く!
「パワーとクリティカルは全てクリスレインに!」
「(ここで攻めきる気か。となると、アレもだね)」
「行くよっ、バトル! ユイカのブースト、フランセットでヴァンガードに攻撃! フランセットのスキル! このユニットが攻撃した時、私の場にあるユニットの種類数が3枚以上なら自身のパワー+5000! 私が対象に選ぶのは……クリスレイン、フランセット、ユイカ、ラウム!」
フランセットのパワーはユイカのブーストに、ペルソナライドボーナスもあるから、合計で38000。ここを逃す手は無いはずだけど……。
「タンムーズ、ウォリスでガード」
(手札5→3/ドロップ10→12)
こ、ここを防いで来た!?
何でこのクリティカルが乗ってない攻撃を、ピッタリ30000シールドを使って守るんだろう……もしかして、その私の分からない残り2枚の手札って……。
「バトル終了時にフランセットとユイカのスキルが誘発するけれど、今回は
(エネルギー9→6)
「ブリッツオーダー《
(手札3→1/ドロップ12→13)
せ、清浄の盾!?
そんなの一度も私の前に見えて……そうか、ルフルを退却させた時に発揮された効果……あの時にっ!
「ツインドライブ! ファーストチェック《Astesice ミサ》。ゲット・クリティカルトリガー! 効果は全てクリスレインに! セカンドチェック《Astesice ミサ》。……やった、クリティカルトリガー! これも効果を全てクリスレインに!」
(手札6→8)
「ダブルクリティカル!」
「行っけー、彩ちゃ〜んッ!」
「アヤさん、ここからが勝負所ですッ!」
これで条件は整った……ここで、決めるッ!
「私のリアガード全てを手札に戻して、その後にユニットカードを1枚……アニエスをコール! そしてそのコールしたアニエスのパワーとクリティカルをクリスレインと同じ数値にする!」
(手札8→11→10)
「(くっ、これは……キツイな……っ!)」
「更にアニエスのスキル。1枚カウンターブラスト、エネルギーブラスト3をコストに、山札の上5枚を見て……ヴァンガードとリアガードサークルに同名の無いユニットカードをコールする!」
(エネルギー6→3)
【山札の上5枚】
①《暖かいうちに召し上がれ ウォルミア》
②《澄み渡る雪夜 ベレトア》
③《モデレートミント ロシェル》
④《クーリング・ハート ユイカ》
⑤《穏やかな海で朝練を トルマナ》
「ユイカをコール! ユイカのブースト、アニエスでヴァンガードに攻撃!」
アニエスはクリスレインと同じになっているから、ユイカのブーストを付け加えて……合計66000のクリティカル4! これなら流石の颯樹くんであっても、一溜りも無い!
「《暖かいうちに召し上がれ ウォルミア》で完全ガード。手札が2枚以下の為、手札破棄は無し」
(手札1→0/ドロップ13→14)
「う、嘘ぉぉぉぉぉぉっ!?!?!?!??」
あれだけ盤面も完璧にして、トリガーチェックでもダブルクリティカルを引いて……尚且つ【ディヴァインスキル】を使っての再攻撃もしてるんだよ!? しかもそれを、平然とした顔でさも当たり前の様に防ぎきっちゃったよ!?
……でも、こうなってる理由は明らか。
さっきの颯樹くんのターンで使用されたMegaЯoManiaに拠る、トルマナの呪縛が原因だ。アレのせいで本当なら5回攻撃を行えるはずが、3回しか攻められず……手札に持っていた完全ガードで完全封殺された。
……これ、慣れてない私は特にだけど……普段からこの手の効果を見慣れてる人であっても、かなり精神的にキツいよぉ……!
「……ユイカのスキルで、ソウルブラスト1をコストに払ってアニエスを手札に戻し……ターンエンド」
(手札10→11/ドロップ15→16)
私が自分のターンが終了した事を宣言した時、先程まで呪縛されていたトルマナが解放され、裏の状態から表向きに返された。これは後で聞いた話だけど、どうやらこの呪縛は、1ターン限りの拘束状態を付与する物らしい。
……でも、実際に受けてみると大変……。
颯樹くんのダメージは2から一向に進んでないし、片や私の方はと言うと……ダメージ5でもう一点も受けられない。ただ利点があるとすれば、次に彼が使えるカウンターブラストが1つだけと言う事。
「(次を何とか凌いで、ロシェルも絡めた連続攻撃で)」
「どう、イメージできた? 千変万化の自分自身」
「うっ……」
……痛い所を突かれた。
確かにこの盤面だと、そう言われたって仕方ない。互いにリアガードサークルが多めに空いてるけど、ダメージ差は圧倒的に颯樹くんが有利だ。彼は手札こそ尽きては居るものの、まだまだ余裕と言わんばかりにピンピンしてる。
対して、私はと言うと……。
「仲間が居なければ実力も殆ど出せない、自らの未来すら思い描けない……最後の最後に縋った奇跡がこれって、そんなの願う意味あるの?」
「そ、それは……っ、颯樹くんを取り戻す為に!」
「これでよくわかったはずだ。既に心は魅せられ、呪縛されている。そして勝利の可能性は途絶えた」
何で……そんな事を言うの……。
今相対してる彼は……そんな事を簡単に口に出す人じゃなかった。確かに厳しい事は言う事こそあれど、こんな風に誰かを拒絶する様な言い方は絶対にしない。何が彼の中の心を変えたのかは知らないけど、こんなの……私の大好きな、彼じゃない。
「……耐えてみせる」
「?」
「残された道は、為す術無く朽ち行くのみ。スタンド&ドロー、エネルギーチャージ」
(手札0→1/エネルギー7→10)
「前列全てにパワー+10000、デッキから1枚ドロー。アルティサリアのスキル。エネルギーブラスト2をコストに支払い、ドロップから《MegaЯoMania》をオーダーゾーンにセット。セットした時、トルマナを呪縛」
(手札1→0→1/エネルギー10→8)
「(くっ、また……っ!)」
「《エネルギージェネレーター》のスキル。エネルギーブラスト7をコストに支払い、1枚ドロー。ファウスティーナ、レオーネをコール」
(手札1→2→0/エネルギー8→1)
盤面を並べて来た……攻撃が来る!
「右のレオーネと夜影兵の位置を入れ替え……バトル。レオーネでヴァンガードに攻撃」
「ミサでガード!」
(手札11→10/ドロップ16→17)
「ファウスティーナでヴァンガードに攻撃。スキル発動。ユニットの数は自身を除くと5体……パワー+10000」
「ユイカ、ミサでガード!」
(手札10→8/ドロップ17→19)
「スキル発動。カウンターブラスト1をコストに、オーダーゾーンにある楽装カード1枚につき夜影兵を1体……今回は2枚あるので、2体コール。左右前列にコール。その後、楽装カードがオーダーゾーンに2枚以上あるなら、2枚につき前列のパワー+5000。更にアルティサリアの永続効果。オーダーゾーンに楽装カードが2枚以上あるなら、自身のクリティカル+1」
……ちょっ、パワーも上がってクリティカルも!?
パワーはペルソナとアルティサリア自身の効果も含め、単体が28000だから……そこにマラランのブーストに、その永続効果も含むから……合計が41000のクリティカル2!?
トリガーの賭けにはなるけど実数値で守るか、ここは手堅く守護者で守るか……。前者だと要求値は25000で、最低でも2~3枚は持って行かれる。でも後者だと2枚使うだけで攻撃を止められる。
でも、ここを凌いだ所であと攻撃は2回……左はレオーネのブーストがかかって43000、右は夜影兵のブーストがあるからそれを加味すると45000。
「(トリガーが出たら何方も50000
「良いんだね、もう後戻りは出来ないよ」
「……良いよ、勝負しよっ」
これしか無い。この攻撃を凌いで、次以降の攻撃を全力で止めれば……まだ望みはある。
「ツインドライブ、ファーストチェック」
「……」
「《PolyPhonicOverDrive アルティサリア》」
(手札0→1)
1枚目はアルティサリアでトリガー無し。
これが、2枚目も同じトリガー無しなら、ヒールとオーバーを引けばまだ可能性はある。でも、もし……クリティカルかオーバーが捲れる、としたら……。
……そうだ。
私が今この場面になっても、
「セカンドチェック」
「……」
「《朗らかな陽の下で ウォリス》。……ゲット・クリティカルトリガー。パワーは右の夜影兵に付与、クリティカルはアルティサリアに」
(手札1→2)
……終わった……。
「彩ちゃん……」
「アヤさん……」
「もう見てられないッス〜!」
「……彩ちゃんには気の毒だけれど、今回は……」
ここから希望を繋ぐ為には、3回連続でヒールトリガーを引くか……そのうち1枚でオーバートリガーを捲らないといけない。私の今見えているヒールは2枚で、残りはあと2枚。ちょっと心細いけど……捲る!
「ダメージ、チェック!」
私の発した言葉に、会場中の全ての視線が私に注がれた。ここでヒールトリガーかオーバートリガーが来たら、まだ望みは繋がる……ここで、終わらせない!
「《万化の運命者 クリスレイン》」
……クリスレイン……っ。
こんな情けない
「ノー、トリガー……」
(ダメージ5→6)
彩はメンバーの元へ戻るも、終始無言であった。それもそのはず、自分が勝てば自陣のストレート勝ちで、前回彼方がやった意趣返しになるのだから。そんな彩は椅子に座りながら俯いていた。
「彩さん…」
「かける言葉もございません…」
そんな彩を心配するかのように麻弥とイヴは励まそうとするも、言葉が出なかった。彩とは違い、自分達は白星を上げているため、下手に言葉を掛ければ事態が悪化するのは目に見えているのだ。
「もーっ!皆んな暗いなー。たかが1回負けたくらいで大袈裟だよ!」
「ちょっ、日菜さんっ⁉︎アンタなに言ってるんスか‼︎」
「勘違いしないでよ。まだあたしと千聖ちゃんの試合が残ってるから、心配はいらないって事だよ。だからあたし達がなんとか挽回してみせるよ」
日菜の言い方が悪いが、彼女は自分なりに彩を激励したのだ。しかし言葉が言葉のため、少々誤解を生むのは確実であるが。
「日菜ちゃん…うん、ありがとう。頑張ってね」
「とーぜん!それじゃ、行ってくるねー!」
それに対し彩は少しばかし元気が出たのか、お礼とエールの言葉を送った。そんな日菜もそれを受け取ると、意気揚々とはファイトステージに向かうのであった。
しかし彼女はまだ知らなかった。前回自分がファイトした京介と同じくらいに苦戦させられる事に────。
まずは読んでくださった方、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!こんな拙作読んでくれるだけでもありがたいです。
次回は副将戦をお送りするのですが、前回も仰った通り字数が多いので前編後編と2話構成になります。次回の投稿は前編になりますが、1週間後の7月25日を予定しております。後編はその翌週になります。
それでは、また次回。