→今回はデモンズソウルとダークソウルシリーズの王達をまとめ。
・性質の都合上、明日更新分含めてデモンズソウル・ダークソウルシリーズ・ブラッドボーン・SEKIROのネタバレ情報が含まれます。ご注意ください。
→デラシネとナイトレインについては扱わないので、こちらについては大丈夫です。
→今回の配信に伴い「クロスオーバー」タグ追加となります。
・諸事情につき、今話から活動報告による文字数集計・分析は取りやめ。
→一応申し訳程度に触れると、今回はやたら文字数が増える傾向。それぞれ本日文3000文字越え・明日更新分3500文字越え。どうやら気を抜くと文字数がどんどん増えるようです……不覚!
王達の物語(前)
◆「はじめに」
古来より、国とは王が治めるものだ。
統治者は必ずしも「王」と呼称されない場合もあるが、実質的な王という意味では、どの国も似たような構造をしていると言えるだろう。
王とは、国の頭であり顔だ。
だからよくも悪くも王は目立つし、その行いは歴史に残るものだ。
そして、多くの人を従えるためか、王の行いは大きな影響力を持つものが多い。
故に多くの物語を産み、歴史を紡ぎ、世界を語るのだ。
そんな王達をまとめることは、吟遊詩人として物語を作る役目を持つこの俺にとって、とても興味深く魅力的な仕事だった。
彼らの行いを探りまとめることは、物語を作る上でいい刺激になると考えたんだ。
その成果を、ここに記す。
さて。
本題に入る前に、いくつか注意事項がある。
この項では、とりわけ「王と土地」の関係性に着目して情報を纏めている。
国に必要なものの一つには領土……即ち土地の存在があるため、王の物語を紐解くために土地の存在は大きなヒントになると考えた。
それ故、場合によっては王ではなく王子や女王をピックアップする場合がある。
留意しておいてくれ。
もう一つ注意事項として、今回まとめた情報の大半は人づてに聞いたものだ。
中には不正確な情報が混じっているため、読む際はこちらについても留意してくれ。
◆一「ボーレタリアの王、オーラント」
時空が歪んだ先にあると言われる世界。
その世界では"色のない濃霧"による滅亡の危機に瀕しており、その濃霧の中心地にあるのが「北の国、ボーレタリア」だ。
ボーレタリアは"ソウルの業"なるもので栄えた国だそうだ。
それは"ボーレタリアの王、オーラント"が人跡地の限界、氷山脈の奥地で見出した"楔の神殿"にて入手したものであるらしい。
ソウルとは人に隠された、新たな力……ということで、その業でオーラント王はボーレタリアを繁栄させたのだろう。
だが、老境に至った老王オーラントは、更なる力を求めて楔の神殿奥に入り込み、そこに眠る"古い獣"を目覚めさせたという。
古い獣が目覚めた余波で"色のない濃霧"が噴き出し、獣の尖兵であるデーモン達も現れ、人の世を乱した。
いずれ、繁栄したボーレタリアは色のない濃霧に覆われたという。
即ち、滅亡だ。
オーラント王は、ソウルの業でボーレタリアを繁栄させた。
だが、おそらくはその業に飲まれてしまったのだろう。
その結果、繁栄したボーレタリアは滅びてしまった。
オーラント王の真意がどこにあったのか、今となってはわからない。
だが。
"王の成長"は"国の繁栄"と繋がり、一方で"王の乱心"は"国の滅亡"を引き起こした。
この例を見れば「王と土地」の関係性を着目してみるのも一興とは思わないか?
◆二「ロードランの王、グウィン」
時空が歪んだ先の地の一つに、ロードランと呼ばれる地がある。
これは「最初の火」から王のソウルを見出したものたちが眠る地……とされている。
具体的な景色なんだが、神々の都"アノール・ロンド"を中心に何枚もの城壁を展開する"巨大な城砦都市"のようだ。
同じロードラン内でもかなりの高低差があるようで、一番高いところが前述したアノール・ロンド、その下に不死街、そのまた下に小ロンド遺跡なるものがある……という具合らしい。
きっと外敵から身を護る時は、この高低差が大きく味方したんだろうな。
さて。
そんなロードランを治めていただろう王が、グウィンだ。
太陽の光の王として知られる彼は、その世界に差異を齎した「最初の火」から王のソウルを見出した一人、あるいは一匹であったという。
王のソウルを得たグウィンは、騎士を率い、魔女イザリス・最初の死者ニト・白竜シースといった仲間と共に古竜を打ち倒し、そして新たな王として君臨したようだ。
そうして築かれた「火の時代」は、しかしいずれ消えかかる運命にあった。
そのためか、グウィンは"火継ぎ"を試みたという。
"火継ぎ"についての詳細情報は得られなかったが、伝え聞く話を解釈する限り、己の身を焼く人身御供を以て消えかかる「最初の火」を再燃させる試みのようだ。
即ち、グウィンは己の身を贄として、火の時代を継続させることを選んだらしい。
どうやら、実に壮絶な生を歩んだらしいな。
個人的な所感としては、とにもかくにも「最初の火」に依存している王というものだ。
「最初の火」があったからこそ王としてロードランと言う国を栄えさせることができて、だからこそ「最初の火」が消えかかった時に破滅を約束された。
「最初の火」「火の時代」の継続のため己を焼いたことが、彼の本意であったかどうかはわからない。
だが少なくとも、彼に縁深いロードランの一部……アノール・ロンドの景色は後世に残されているという。
それだけでも、きっと何らかの意味はあった筈だ。
◆三「ドラングレイグの王、ヴァンクラッド」
グウィンの火継ぎにより「最初の火」が継続した世界の一部。
そこに「ドラングレイグ」という国があったという。
ヴァンクラッド王が、兄のアン・ディールと共に興し、妻のデュナシャンドラと共にその盛衰を見た……らしい。
彼とその国についての情報はあまり多くない。
ただ、どうやら"巨人"と縁があるらしい。
ヴァンクラッド王は、巨人の国から何かを奪ったらしい。
その結果、巨人の国はドラングレイグを攻めたという。
それが、ドラングレイグが滅びる一因であるとのこと。
なお、その一件は妻のデュナシャンドラが何らかの野望で引き起こした事柄であり、彼女の暗躍はヴァンクラッドが表舞台を去った後も続く……という情報も得た。
本来語るべきはそちらかもな。
いずれにしろ、ドラングレイグはいずれ滅びる運命にあった。
王であるヴァンクラッドもまた「不死廟」なる場所で亡者へと至る末路を辿ったようだ。
個人的な所感としては、やはり妻のデュナシャンドラの姦計に何か秘密が隠されているように思う。
つまり、王としては妻の野望に振り回され、結果国を乱し滅ぼした者……という感想になってしまう。
ただし、ドラングレイグとヴァンクラッド王については他の土地・王と比べてもかなり情報不足のきらいがある。
その妻についてもな。
いずれ正確な情報が集まった時、うまく情報を刷新したいところだ。
◆四「ロスリックの王、ロスリック」
ロスリック。
これはとある地の名前であり、同時にその地と縁深いとある王子の名だ。
王子というだけあって本来の聡明な王は別に存在するが、土地との関連性を紐解くなら王子の方が相応しいと考え、彼をピックアップすることにした。
土地としてのロスリックは、火の時代の延長線上にある世界の場所にある。
とりわけ「最初の火」の恩恵が、本当の限界に陥った末期の時代の場所とされる。
それ故か、その時代における歴代の火を継いだ「薪の王」達の故郷が流れ着くという性質を持つ。
その故郷とは色とりどりの景色があり、中には原初の時代の名残を残すアノール・ロンドすらあったという。
一方で、そのロスリックの中心地には「ロスリック城」がある。
この城におわす王家は、そもそも薪の王を生み出すことを目的にしているらしく、曰く"おぞましい所業"を為したそうだ。
即ち、ロスリックとはそもそも火継ぎを前提とした存在であるようだ。
であれば、火継ぎを為した薪の王達の故郷が流れ着くのにも、ある程度納得しやすいかもしれないな。
さて。
薪の王となるべく生まれた王子ロスリックだが、その実薪の王になることを拒否したことでも知られる。
王家としてのロスリックの目的は、見事破綻してしまったわけである。
そもそも時代背景として、薪の王が燃やされる目的である「最初の火」が本当の意味で消えかかっている状況がある。
薪の王となっても世界の延命が見込めないのであれば、燃える苦しみから逃げ出して世界の終わりを選ぶのもまた、仕方のない話かもしれないな。
事実ロスリック以降の「火の時代」の情報は一切ない。
実際に何が起こったのかは現地の者に聞かなければわからないが……その時代が「火の時代」の最後と考えるのが自然だろう。
そして、その「火の時代」の終わりが実際に訪れたきっかけとして、王子ロスリックの選択の影響はきっと小さくない。
王子ロスリック。
彼は、火継ぎという呪われた人身御供の輪に囚われし王であり、そして少なくとも「火の時代」の終わりに何らかの形で立ち会った最後の王であった。
・余談
→実はダークソウル2だけ未だに未プレイです。
→本来は未プレイのゲームを取り扱うのは主義に反するところですが、今回は歴代シリーズの勉強も目的でしたので例外的に扱いました。不適切な表現がございましたら、それは筆者の不徳です。