皆さんが出身中、戦闘に巻き込まれた際に役立つ情報をお届け

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第1話

阿武隈「作戦海域に入ったのに誰も居ないわね」

 

朝潮「敵の姿が全く見えませんね」

 

霞「これなら主力を前線に上げて大丈夫そうね」

 

ドン阿武隈「ッ!」

 

朝潮「何の音!?」

 

霞「阿武隈さん!!」

 

阿武隈「ううッ」

 

朝潮「な、大丈夫ですか!?」

 

霞「あ……足が…」

 

朝潮「ッ!朝潮が臨時で指揮を執ります!」

 

朝潮「霞、阿武隈さんの手当てを!」

 

霞「わ、わかったわ!」

 

朝潮「一体何処から!」

 

霞「うわぁ、酷いわね…」

 

霞「阿武隈大破。右脚切断。戦闘不可!」

 

朝潮「煙幕展開!位置がバレてるので少しし移動します!」

 

霞「阿武隈さん、少し動くわね」

 

朝潮「私は警戒に行きます!後は頼みました!」

 

阿武隈「足、の…感覚が…」

 

霞「大丈夫よ!意識をしっかり」

 

霞「ちゃんと治るから、見ちゃダメよ!」

 

ドン ドン

 

霞「砲撃…敵が潜水艦じゃないなら煙幕は効果があるわね」

 

霞「不味いわ。出血が多すぎる」

 

霞「止血しないと。止血帯を…」

 

四肢損傷による大量出血は根本から血液の循環を止める関節圧迫止血法が最適

 

霞「さ、触るわよ」

 

出血部位に近い中枢側の動脈を止血帯で強く巻き、血流の流れを止める

 

霞「これで一先ずは良し。だいぶ血は治まったけど…」

 

霞「魚雷の破片でぐちゃぐちゃね…」

 

阿武隈「ハァッハァッ…かすみ…ちゃ、ん」

 

霞「(呼吸が荒い。ショック症状がッ!)」

 

出血性ショック:大量の出血により血液循環量が低下し、それが原因で起こるショック

顔や皮膚が蒼白に。 唇は白っぽいか紫色。 呼吸が速く浅くなる。 冷汗が出る。 体が震えまる。 等

 

霞「(肺?まさか内蔵まで損傷が!?)」

 

霞「(いや、魚雷の攻撃でそうはならないはず)」

 

阿武隈「ハァッハァッハァッハァッ」

 

霞「安心して阿武隈さん!私が付いてるから大丈夫よ!」

 

処置として、衣服を緩める。衣服等で保温する。体位を整える。激励する等

 

阿武隈「ハァッ、ハァ、そう…ね」

 

阿武隈「ハァ、ハァ、さ…むい」

 

霞「布か、毛布は……無い」

 

霞「半座位に、私が枕代わりになれば」

 

半座位:半座位 :上体を軽く起こした体位

胸や呼吸の苦しい傷病者、頭にけがをしている場合や、脳血管障害の場合に適している

 

霞「私の腿で少しでも温めれば良いけど…キツイわよね」

 

朝潮「朝潮、戻ったわ」

 

霞「朝潮姉さん!」

 

朝潮「う、大変…」

 

霞「姉さん、何か保温するもの持ってない!?」

 

朝潮「気休め程度だけど、この羽織を」

 

霞「ありがとう」

 

朝潮「(右脚を切断。止血はできてるけど、破片が…)」

 

朝潮「(取り除きたいけど、今じゃ無理ね)」

 

朝潮「(意識はあるけど、航行は不可)」

 

朝潮「低体温症が心配だけど、他にも敵が居るかもしれないから下がります」

 

朝潮「霞は曳航を頼むみます。護衛は私が」

 

霞「分かったわ」

 

戦闘が難しい曳航中における友軍の援護は心強い

 

朝潮「正面電探に反応!」

 

朝潮「……本隊です!」

 

霞「ッ!!良かった!」

 

朝潮「阿武隈さん…」

 

阿武隈「ハァ、ハァ、ハァ」

 

霞「意識はまだあるみたいね。でもギリギリだったわ」

 

長門「先行偵察隊ともうすぐ合流する。朝日!阿武隈の修理準備を急げ!」

 

朝日「霞さん。よく頑張りました」

 

工作(衛生)艦に負傷艦を渡す時はいつ、どこで、誰が、何によって。また現状、施した処置、その時間、その結果、自立歩行の可否、任務復帰の可否、前線ならば後送順位の設定の為の情報等を伝達する

 

霞「〜〜以上よ」

 

朝日「的確な対応お見事です。阿武隈さんもよく耐えてくれました」

 

朝日「ここからはわ阿武隈さんは私が預かります。お疲れ様でした」


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