鉛筆か京極かなぁと思っていたんですが、最近サイナもいいなぁと思えてきて迷ってます。
誰がいいとかあったら教えてください。
個人的に主人公✕メインじゃないヒロインが好きなのでカッツォとかの二次は気が向いたら書きます。何気にタイトルに【楽紅】って入ってるんで名前変えなきゃですね…
「…ん」
カーテンの隙間から漏れる朝日で目が覚める。これがいつも通りの休日ならエナドリをキメるなり徹夜するなりしてこんな朝日で目覚めることはないんだが、昨日は紅音も来たし、流石に控えて夜(深夜?)には寝ようとして……
「ん?」
はて、昨日の俺はどんな寝相をしてたのだろう。しっかりと布団を被るでもなく抱きしめて―――
「へ?」
俺は紅音を抱きしめていた。というか抱き合っていた。
「!!」
瞬間、昨晩のことが一気にフラッシュバックして寝起きの頭には強すぎる情報が脳に叩きつけられる。
「あぁ…」
俺達あのまま寝ちまったの?というか目が覚めてきたら覚めてきたでこの状態はヤバすぎる。身体が密着してるのもそうだが、特に瑠美に見られるとまずい。ということで紅音を起こさないように慎重にまずは自分の腕を引き抜く。
そして次いで紅音の腕から這うように抜け出そうとするも……………抜けない。
クソ、起こしちまうかもしれないが、紅音の腕を解くしかないか………と、試みはしたが、、、、
「ー!〜〜〜〜!!!」
紅音がしっかりと俺に抱きつきすぎて解くことができない。いくら昨日の経験を通じてこういうことにも少し耐性がついたとはいえ、ここまで長時間抱きしめられていると思うこともあるもので……っっ
「…んぅ」
「……っ!」
ごそごそと動く俺に紅音が目を覚ましたのか、うすーく瞼を上げ、俺の顔を見る。そしてあろうことか
「…………………んふふ」
「いや、ちょ」
にこにこと笑いながら俺の胸に顔を埋めてきた。
まてぇい!!いくらクソゲーに脳内の何割か売ってる自覚はあっても、流石にこれに耐えれるほど思春期高校生辞めてないぞ!!?ってか、あぁ!!もう!!
朝っぱらから血圧が急速に上昇し、身体が熱を帯びてくる。しかし紅音はむしろその温かさが心地よいとでもいうように一層顔を埋め、グリグリと顔を擦り付けてくる。
てかさっき起きてたよな!?寝ぼけてんのか!?
昨日までの俺なら無理矢理紅音を起こすか引っ剥がしていただろうに、今日…いや、昨晩からの俺はこの状況を力ずくで終わらせる決断ができない………くそっなんでだ?
「ちょ!紅音…っ!」
ガチャ(扉が開かれる音)
そこからは当然、瑠美が現れて、この状態を目撃した瞬間俺がこれまで見てきた中でも過去1のレベルで目が見開かれる。
一瞬だ。今この一瞬、光のような判断速度と迅速な行動が求められる。
バッ!!(両手を上げ手を出していないことを主張)
すっ(居合剣士のような滑らかな動作でポケットに手を突っ込み…)
ぱしゃ(抜刀の如き鋭い動きでスマホのカメラを使用)
スマホのカメラを使用ぉ!!??
「瑠美、待ってほんとに…!!」
「幸せそうに抱きついてる紅音と、それに喜びを隠しきれてないお兄ちゃん…今季のベストショットかなぁ?私のファッション写真より上だと思っちゃうのは少し癪だけど…こんなにいい写真だもんねぇ…?」
あ、終わった。ここまで妹の邪教信仰(進行)度が進んでるとは思わなかった。許さねぇペンシルゴン…!!
「じゃあ、あとは若い2人でごゆっくり〜あ、2度寝でもしたら?」
にやにやと、それは非常ににやにやとした瑠美の笑顔にヤツの面影を感じたことに悪寒を感じつつも、紅音が側で寝ぼけていることを加味しつつも、叫ばずにはいられなかった。
「すとぉぉぉぉぉぉぉっっっぷ!!!!???」
「わぁ!!? え、あ、楽郎さん!?あの、ごごごめんなさい!!私抱きついたまま…!?というか、わぁ!寝癖とかあるから顔見ないでくださぁぁぁい!!」
顔を真っ赤にしながら片手で顔を覆い、もう片方の手を俺の顔の前に突き出す紅音に気づいたら見とれ…
ぱしゃぱしゃぱしゃ!!
「連写!?てか待てそれを今すぐに消せぇぇぇぇ!!」
尚健闘したものの写真は邪教徒によって邪神へと送られた、、、、
そして朝食時
「いやー!まさか起きたらいないと思って紅音を探したらお兄ちゃんの部屋にいたとはねぇ…し、か、も、抱き合ってる状態で1夜を過ごしたとは」
「うぅ…」
俺と紅音は絶賛いじられ中だ……というか今さらっと紅音のリアクションから抱き合って寝たことバレなかったか?バレましたよねそうですよねあーはっはっ!まじでどうしよう妹が怖い。というかこの後待っているであろう邪神からのいじりの方も100倍怖い。
それからしばらく俺達は瑠美からいじられ続け、通るはずの朝飯も全然喉を通過しなかった…
「改めましてお世話になりました!!」
と、紅音は家族が心配するとのことで昼頃には帰ることになっていた。明るい時間帯ということで送りはいらないということなので、瑠美は元気に頭を下げる紅音に
「また来てね!」
と一言声をかけ、俺も続けて同じようなことを言おうとしたところ、こちらをじっと上目遣いで見つめる紅音と目が合って、少ししどろもどろになりながらも別れの挨拶を済ませる。…瑠美がニヤニヤしてた気がするが。
そんなこんなで波乱のお泊り会は終わりを迎えるのだった。
赤面しながら片手で隠しきれないけど顔を覆うの好きなんですよね…指と指の隙間から逸らしてる目が見えてるやつ。
次回は旅狼チャットいじり編