〜シーザー・A・ツェペリ、幻想郷へ〜 作:ディオ・フランドー(ル)
苦手な方は、ブラウザバックをおすすめします。
なお、この作品はジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流と東方projectのクロスオーバー作品です。
『この世界で最後に出来ること』
シーザーは、自分と柱の男との因縁に決着をつけるために、ワムウとの決戦をしていた。
しかし、シーザーはワムウを追い詰めるも、ワムウの神砂嵐による不意打ちで瀕死に。
シーザーが出来ることは残り僅かになってしまった。
この時シーザーは、最後にすることを決めた。
『ジョジョのために』なにか出来ることをしなくては―――、と。
シーザー「ク…ッ」
ワムウ「やめろ…、貴様はもはや立ち上がれるような肉体ではない、流法『神砂嵐』は、お前の筋肉や血管をズタズタにしてしまった」
シーザー「ハァ…、ハァ…、…ハァァッ…!」
ワムウ「やめろ、勝負はついた、もはや微量の波紋さえ練れておらん…、見ろ、それほどの多量の出血、…つまり、『もうお前は助からない』」
シーザー「ア゙ァ…ッ、…ハァァ…ッ」
カスッ…、カスッ…
シーザーは殴った。闇雲に殴った。
―――『殴っているフリ』をした。
ワムウ「やめろ」
…ガッ!
シーザーが階段から足を踏み外した。
ワムウ「…さらばだ、お前の命は今、終わった」
シーザー「…ッ!」
バッ!
シーザーがワムウに飛びかかった。
ワムウ「…ッ、何ッ!?」
シーザー「…へッ…」
ブチィッ…
ワムウの、『解毒剤入りのピアス』を奪った。
シーザーはこの一瞬の隙がほしかったのだ。
…ドサァァッ
ワムウ「解毒剤入りのピアスを、なぜ貴様がッ!?」
シーザー「…し、死ぬのは、怖く…ねぇ…ぜ…、…だが俺は…、誇り高きツェペリ家の男だ…、その血統を受け継いでいる…!こんなこと…、人間でねぇ貴様なんかに喋っても…、分からねぇだろうがなぁ…ッ」
ワムウ「……」
シーザー(…父さんは、この俺を息子と知らなくても、自分の命を犠牲にして救ってくれた…、…爺さんも、JOJOの祖父、ジョナサンのために、波紋の力を与えて死んでいったと言うぜ…、だから俺だって、なんかしなくっちゃあな…!…格好悪くて、あの世に行けねぇぜッ!)
シーザー「…俺が最期に見せるのは、代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だッ!『人間の魂』だッ!」
ワムウ「……」
シュッ…
シーザーは自分のバンダナにワムウのピアスを結びつけた。
シーザー「…ハァッ、…ジョジョォォーッ!俺の最後のの波紋だぜェェッ、受け取ってくれエェェエエェーッ!!!!!」
その声は、外にいたジョセフ、リサリサにも聞こえた。
ジョセフ「ッ!?シーザーの声だッ、聞こえたか、シーザーだッ!」
リサリサ「聞こえたわッ…!まさか、シーザーがッ!?」
ホテルは神砂嵐でボロボロになり、天井も崩れ始めた。
―――シーザーの真上の天井も崩れ落ちた。
ジョセフ「シィィザァァァァッ!」
シーザー「…頼んだぜ…」
ズゥゥゥゥゥン…
ワムウは、上にある何かに気づいた。
ワムウ「…ッ、…奴の血で作ったシャボン玉か、割れないところを見ると最後の波紋を絞りきったようだ…、…『仲間のため』、『これを残すため』、さっきは波紋を込めず俺を殴ったのか…」
ワムウは風圧で引き寄せ回収しようとした。
ワムウ「……」
しかしワムウは動きを止めた。
ワムウ「…くれてやる、人間のようにセンチになったからではない、俺にとって強い戦士こそ心理、勇者こそ友であり尊敬する者、俺はお前のことを、永遠に記憶の片隅に留めておくであろう、シーザー…、…『シャボン玉のように華麗で儚き男』よ…」
―――その身尽きてもその魂は死なず…、シーザー・ツェペリ、ここに眠る―――
だがシーザーの魂は、『まだ終わっていなかった』。
To be continued.
070-4800-6262