キタ━ーーーーーーーー(゚∀゚)ーーーーーーーーーーー━!
うっひょおおおおおおおおおおおおおお!!!!
うえあああああああああああああああああ!!!!
WOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!
あっあっあっあっあっうっっ…………………
ぺろぺろコピペは自重。
「いやー、やっぱまだちょっとキツイなー」
「当たり前だ。まだ満足に武器も持てないのに警邏に出るなど……」
昼下がりの洛陽。凪との警邏の帰り道。復帰後初の警邏は滞りなく終了した。全身の痛みが酷いが。
「ぼちぼち仕事始めんとな。あんま長いこと休んどったらつまらん噂が流れかねん」
「それでやたらと店主たちに声をかけていたのか……」
それはコネの確保作業です。新しい街に来たので。
「ま、これである程度は私の健在っぷりを示せたやろ」
「そうだな……。む?城門の方が何やら騒がしい……」
「ん……?」
「じゃーかーらーー!妾が袁術じゃと言うておろぅが!!」
何やら愉快な声が聞こえてきた。
「……私が先行する。聆はゆっくり来てくれていい」
「いーや、見たところ子供みたいやし、凪も別に急がんで良えやろ」
「む、でも季衣や流琉だって子供だが……」
「じゃあその季衣流琉が城内に居るから大丈夫や。……と、そんな話しとるうちにもうすぐそこやな」
「お嬢ちゃん、悪いけど俺達にも仕事があるから……」
「妾を曹操に取り次ぐのがそち等の仕事であろ!?」
「うーん……わかんねぇ嬢ちゃんだなぁ………」
「いいじゃんもう。摘み出しちまえ」
門番相手に何やら捲し立てていた蜂蜜色の少女が、まるで猫の子でも摘み上げるようにひょいと持ち上げられてしまった。
「何をするのじゃこの無頼者め!三公を輩出した名門袁家の一員たるこの袁術に、かような無礼な振る舞い!曹操の懐の浅さが窺い知れるというものじゃ!!」
「その曹操様にコテンパンにやられたのが袁術なんだよ!嬢ちゃん、英雄ごっこをするんなら関羽とか孫策とか、もっと立派な奴にしろよな」
「そ、そそそ………孫策じゃと!!?」
「な、なんだぁ!?」
「ガタガタブルブルガタガタブルブル」
「ちょ、どうしたんだ急に!?」
「おいお前何かしたのか!?」
「分からん!全然分からん!!」
「うぃーっす 何やっとん?」
「どうしたのだお前たち。そんな子供一人に……」
「鑑惺様に楽進様!聞いてくださいよ……この子供が急にここに来て、曹操様に取り次げ、と……」
「まぁ先にとりあえず降ろしたれや」
「あ、はい」
「……さて、お嬢さん。私は曹操様の下で武を振るう将が一人、鑑惺嵬媼と申します。貴女は?」
「ガタガタブルブルガタガタブルブル」
「………」
「ガタガタブルブルガタガタブルブル」
「………オラァッ!!」
「へブッっっ!?」
「!?」
「!?」
「しっかりしてくださいお嬢さん」
「う………ごほ。なんか、鳩尾を凄い勢いで蹴り上げられたような気が……」
「気のせいですよ。それより、貴女のお名前と、ここにいらっしゃった用件をお聞かせください」
「う、うむ。妾は三公を輩出した名門袁家、その正統後継者たる袁術公路である!此度は曹操を我が軍門に加えてやろうと思っての」
「貴様ッ……何をふz
「なるほど。わかりました。曹操様に、面会をしていただけるよう手配いたします。しかしながら、何分急なことですので、しばらくお待ちいただくことになりますが……」
「むぅ……まあ、良い。じゃが、茶ぐらいは出るのであろうの?」
「ええ。せっかくですから庭の草花を眺めながら……」
「うむ!そちはなかなか話のわかる奴じゃの。そこの門番とは大違いじゃ。では、案内してたも」
「かしこまりました。そこのお前。袁術殿を中庭の四阿に案内して差し上げろ。お前は茶の用意。できるだけ良え茶葉使えや。お前は華琳さんに袁術殿がいらっしゃったって伝えぇ。……袁術殿、私は少し着替えのために遅れますが、ご了承くださいませ」
「よいよい。……参るぞ!」
「は、はっ!こ、こちらです!」
未だ戸惑っている一般兵の後について、袁術は門の中に入っていった。
「……聆、どういうつもりだ?」
「そうですよ。あんな得体の知れない子供を……」
「あの服装……そこらの貴族でもなかなか着てない上等な布を使っとる。それに金髪巻き毛、バカ、子供って点も袁術の特徴と一致しとんや。十中八九あの娘が袁術で間違い無いやろ」
「それにしても、だ。あんな無礼な態度を華琳様の前でとれば首を撥ねられかねない」
「今さら袁家って言うのも……」
「まあ、無礼な態度は私が何とか執り成すとして。……袁家の名もまだ全然使えんワケとちゃうし」
本命は張勲だがな。呉の勢力に詳しい張勲を押さえておけば、黄蓋騒動の時にイニシアチブを握り易いだろう。今どこにいるか知らんが、袁術をとらえておけばそのうち現れるはずだ。
「それに可愛いやん?」
「まぁ、それは……な……」
「確かにそうですね……」
「私もこの怪我のせいで鍛錬も創作もできんし。愛玩動物?みたいなん欲しいやん」
「愛玩動物なら私がッッ!!!!」
「ど こ か ら 湧 い て き た 」
「鑑惺様在るところに私在り ですッッ!!」
「ウワースゴイナー」
美羽様はバカで無礼なので華琳様のストレスがマッハ。
でも歌を聞けば……歌を聞けばワンチャンあるはずです。
美羽様の歌は張三姉妹の歌より伝統重視なので、
きっと華琳様も気に入ってくれるはず。