〜前書き〜
今回は[ストヘス区]⇒[エルミハ区]⇒[トロスト区]までの道中の話となっており、エルミハ区からはハンジの部隊ではなく、エルヴィンやリヴァイの部隊に密着します。
そのため、原作第37話のタイトル「南西へ」からとって「南へ」というタイトルにしました。
↓それでは、本編へどうぞ↓
『ウォール・ローゼが……突破された
そう息を切らしながら報告するトーマの顔からは、何滴もの汗が滴り落ちていた。
話によれば、巨人を発見したのは12時間前__ミケ率いる監視班が立体機動装置を身に纏った状態で104期新兵の見張りに徹していたところ、ミケの嗅覚によって巨人の接近に気づいたのだという。
カイルが傍にあった水のボトルを渡すと、トーマはそれをぐびぐびと飲み干し、また説明を続ける。
「巨人は俺らのいた施設から見て、南の方角から向かって来ていました。発見したのは9体ほど……見てくれからは通常種と思われます。ミケ分隊長はその場で、武装兵と私服で待機していた104期とで4つの班を構成し、すぐさま東西南北へ散りばめました。人や集落を見つけ次第、避難を呼びかけるようにと……それと同時に、近辺に位置する4つの城壁都市へも伝令を向かわせています。そのうちの一人が俺です。そして…」
すると、トーマの話の中で“ある点”が引っかかったエルヴィンは、唐突に話を遮る。
「ちょっと待て……先ほど君は『ウォール・ローゼが突破された
「え、えぇ…」
「もしや、巨人発見時……ウォール・ローゼのクロルバ区やトロスト区から襲撃の知らせなどは届いていなかったのか?」
「…はい」
「つまり、突破口は……
「…その可能性が高いと思われます。クロルバ区とトロスト区へ向かわせた伝令兵には、駐屯兵団と協力して壁の突破口の特定に取り掛かるよう指示を出してあります!まさに今、その調査が進められている頃かと…」
「そうか、わかった…」
そう言ってエルヴィンは一度だけゆっくり瞬きをしたのち、勢いよく立ち上がって右手を前に突き出しながら声を引き締めた。
「直ちにエルミハ区へ向かう!あるだけの装備を荷馬車に積み込み、馬を用意しろ!半刻後にここを経つ!!」
「「 はっ! 」」
「…ナイル、憲兵団からも派兵を。今は人類存続の非常事態だ。
「あ、あぁ……わかってる」
ナイルもエルヴィンに続いて席を立ち上がると、周囲にいた部下に向かって指示を出す。
「我々もエルミハ区へ向かう!一部はそのままストヘス区に残り、駐屯兵団と共に後始末に努めよ!王都への報告も早急にだ!!」
「「 はっ! 」」
こうして、憲兵団を引き連れた調査兵団一行は、ウォール・シーナの南に位置する城壁都市【エルミハ区】へと向かったのだった。
***
___1時間後。
エルミハ区へと向かう一行の中には、エレンを乗せた荷台があった。
その荷台には他にも、ハンジが内ヶに話があると言って呼びつけたミカサとアルミン、それからニック司祭とその監視役であるリヴァイも同席している。
ニックは自ら同行を申し出たらしい__何でも、人類が境地に立たされている現状を自分の目で見ることで、掟に従う正当性を
それを聞いたエレンは、人類滅亡の危機にも関わらず情報を開示しようとしないニックを非難するも、ハンジにとっては何故かこのニックの判断が賢明であるとさえ思えた。
その一方で、エルヴィンらと共に憲兵団を誘導していたカイルは、どっぷりと闇に覆われた南西の空を眺めながら、心の中でそっと念じていたのだった。
(ミケさん……どうか、ご無事で…!)
***
___数時間後。
エルミハ区に到着すると、そこにはすでに避難民が押し寄せており、馬や荷馬車の行手が阻まれるほど通りが人でごった返していた。
まるで『生き地獄』でも味わっているかのような“絶望感”を漂わせながら歩く人々の群れに、ニックは何を感じるのか__
未だ、その口は閉ざされたままだ。
駐屯兵団エルミハ区支部の屯所にて、駐屯兵や憲兵から状況報告を受けた一行は、壁外調査の時と同様に立体機動装置の装着や物資の積み込み準備に取り掛かる。
さすがの憲兵たちもこれまでの襲撃事件から緊急時の訓練を積んでいたせいか、遠征の準備でさほど足手纏いにはならなかった。
そんな憲兵たちを監督するように見守っていたカイルの元へ、数人の兵士が駆け寄ってくる。
「あなたは、もしや……カイル!カイルじゃありませんか!?
「その声は……ヴィド!?それに、ニコとドーラも!*1……そうか、君たちも派兵されていたのか」
「えぇ、久しぶりの再会だってのに喜んでいられないのが残念ね…」
ヴィドの後ろでドーラが顔を曇らせると、それに続いてニコも声を低める。
「100年間破られなかった壁が破られたんだもん。ここまで攻めてこられちゃ、さすがの私たちも腹を括るよ……だけど、束の間の平穏でもいい。今はそれに…縋っていたい…」
「そうね。こうしてまた訓練兵時代の同期に会えたんだもの……今は素直に喜んでおきましょう!」
「そうですよ!ここでヘコ垂れていては、敵の思うツボです!……それにしても、カイルはずいぶんと大人っぽくなりましたねぇ!」
相も変わらないかつての同期たちに安堵しながらも、内心思うように喜べないでいたカイルは少したじろぎながら答える。
「あ、あぁ。ヴィドは、その……
そう言ってヴィドの腹部へ目をやると、ドーラが口元を押さえながら笑った。
「ふふっ…ちゃんと
「い、いいじゃないですか!これでも一応、立体機動装置は付けて飛べるんですから!それに、食べれる時に食べておかないとっ…」
「でも、それも…
「……」
ニコの一言に、他の2人もまた暗い表情で俯いてしまう。
カイルが掛ける言葉を探していると、ニコがしがみつくように顔を上げた。
「…ねぇ、カイル。人類は……巨人に勝てるかな!?」
この問いに、カイルは“ある言葉”を思い出す。
「さぁ、どうだろう……結果だけ見れば、俺たち調査兵団はいつだって負けっぱなしだ。今回だってそう……でも、人類は
「負けて…ない? それは一体、どういうこと…?」
「ある人がよく言ってたんだ。『人は戦うことをやめた時、
この時、潤んだ瞳で切なげに話すカイルの視線は、目の前の3人を通り越し、遥か
***
___その頃。
屯所の会議室では、出陣に向けてエルヴィンが捜索隊や応援部隊などの編成の指揮を執っていた。
「報告によれば、巨人はまだウォール・シーナまで到達していないとのこと。これほどの時間が経っても尚、報告の個体数や被害数が過去の例に匹敵しないのは異常だ。今回の事件はこれまでのと
「…エルヴィン。それについては、私に行かせてくれ」
そう言って自ら立候補したのはハンジだ__エルミハ区までの道中で何らかのヒントを得たのか、眼鏡の奥では瞳をギラつかせている。
「…構わないが、何か算段はあるのか?」
「算段は……ない。確実なものは、ね。だが、試す価値はある!今回もまた、エレンの
ハンジはそこまで勢いよく言い切ると、手に持っていた石のようなものをエルヴィンに見せつけた。
「…それは?」
「
***
___エルミハ区から出発して数時間後。
ハンジ率いる捜索隊は、エレンを連れ、巨人の発生源として濃厚な南西へと向かって行った。
対するエルヴィン率いる応援部隊は、トロスト区の駐屯兵団が敷いているであろう『防衛線』を目指すべく、南へと向かう。
リヴァイとニックを乗せた荷馬車は応援部隊の中腹に位置し、先頭でエルヴィンと並走するカイルの後ろには憲兵で構成された軍がずらりと連なっている。
巨人の接近をいち早く察知するため出発から常に眼力を研ぎ澄まし続けていたカイルだったが、少しだけ力を弱め、拍子抜けしたような表情でエルヴィンに話しかける。
「…団長。報告通り、本当に巨人はまだエルミハ区へ到達していないようですね。それどころか、こんな前線でさえ一度も巨人と遭遇しない……俺の眼で見える範囲でも巨人が通った痕跡すら見当たりません」
「あぁ、そのようだな」
エルヴィンは軽く相槌を打つと、南西の空を睨みつけた。
「カイル、今は眼の力を温存しろ。それが必要になるのは、おそらく……防衛線よりさらに先、
「!?……わかりました」
瞬時に意図を汲み取ったカイルは強張らせていた顔を緩め、目頭を抑える__すると、一度だけ後ろを振り返ったエルヴィンは、少し声を落として話を続けた。
「ところで、出発前に届いたアニ・レオンハートの身辺調査の結果だが……ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーの件、君はどう見る?」
カイルもエルヴィンに合わせ、後ろの憲兵に聞こえないほどの声量で答える。
「女型の巨人であるアニと同郷の彼らは、確かに容疑者に相応しいと思います。……ですが、彼ら104期の監視中に事件は起こりました」
「では、彼らは白か?」
「いえ、まだそうとも限りません。これは憶測でしかありませんが、俺が思うにおそらく……ウォール・ローゼの壁は
「…その根拠は?」
「侵入した“巨人の数”です。いくら今が巨人が活動しない夜だとは言え、壁が破壊されているのであれば、これほどの距離を一度の遭遇もなしに進軍できるなんてあり得ません」
「君の言うように、壁が破壊されていないのであれば……何故、壁の内側に巨人がいる?」
「これまで女型は、我々が想像し得ない能力を見せてきました。もしかすると、敵の中には……何らかの方法で、
「…なるほどな」
「しかし、ここまではエルヴィンさんも推察されているのでは? 俺に能力を控えさせたのは、
「察しがいいな……その通りだ。仮に『巨人を発生させられる能力者』がいるとして、その能力にはある種の“制限”ないし“条件”があるとも見ている。無尽蔵に巨人を発生させられるわけではないのだろう……とは言え、これは根拠の薄い仮説にすぎない。本当に壁が突破された可能性も無視できない」
「そうですね。それに、その仮説にはもう一つ引っかかる点が…」
「なんだ?」
「壁内に出現した
「私が君を誘い出した、ウォール・マリアの壁上でのことか?」
「はい。俺の思い過ごしだといいのですが、実はあの時…」
その時、後列にいた憲兵の一人が叫ぶ。
「きょ…巨人だ!!あそこの、大木の横に!!」
それを聞いたカイルは、すぐさまその兵士が指差す方角へ目を凝らす__だが、そこには巨人の姿はなく、あるのはただの白くて大きな“岩”だけだった。
ざわつきながら臨戦態勢に入る憲兵たちを鎮めるように、カイルが叫ぶ。
「誤報だ!巨人はいません!……刃を収め、速力を維持してください!」
「チッ…なんだよ、脅かしやがって…!」
「まったく……勘弁しろよな」
文句を垂れながらも、言われた通りに刀を収める憲兵たち__その様子を確認していると、荷馬車の上で立ち尽くすニックの姿が目に入った。
カイルはエルヴィンに一言断りを入れ、速度を落としてニックとリヴァイのいる荷馬車まで下がった。
「ニック司祭、危ないので座っていてください。聞こえたと思いますが、今ここに巨人はいません」
「…わかっている。私は至って冷静だ…!」
少し嫌味たらしく反論しながら腰掛けるニックにカイルが問う。
「何故、ここまでついてきたのですか? 貴方はエルミハ区の惨状を見ても尚、『制約制度』などという都合の良い御託を並べ、自分たちでは手に負えない“秘密”を
「先ほどの譲歩は過去の罪への贖罪のため……今確かめようとしているのは、この先もその罪を背負い続けるかどうかだ。しきたり通り王政に従うか、
開き直ったかのように減らず口を叩くニック__これには、リヴァイが野次を入れる。
「随分とよく喋るじゃねぇか。司祭のあんたがその調子じゃ、教徒たちは黙っちゃいねぇだろ……まぁ、その教徒たちの大半がストヘス区で巨人に踏み潰されちまったがな」
「お前たちがあそこで巨人と戦闘などしなければ、教徒たちは死なずに済んだ」
「…かもな。だが、てめぇらがもっと早くに壁の秘密を打ち明けていれば、俺たちがあそこで巨人と戦うこともなかった」
「……」
ニックが何も言い返せないでいると、リヴァイの話し相手はカイルへと切り替わる。
「ところで、カイル。橋のところにいた老人は、あの後どうなった?」
カイルは眉をひそめながら答える。
「それが……すぐに駆けつけたのですが、その時には
「そうか、残念だ。……お前の知り合いか?」
「はい。以前にも少しお話ししたことがありますが……彼はジェイク・アッカーマンという方で、俺が幼い頃…」
「な…に…
突然、ニックが大声を上げる。
カイルが驚きながらニックを見ると、その顔にはどこか焦りが浮かんでいた。
「その者から何か聞いたか? 貴様が私を
「!?…どういう…ことですか? アッカーマン一族が迫害を受けていた“理由”は、王政だけでなく、
声を荒げて責め立てたカイルだったが、ニックは耳を塞ぎながらうずくまってしまう。
「わ、私には話せない……話せないんだ!頼む……わかってくれ…!」
「無駄だ、カイル……こいつの意思は固い」
「すみません、ダメ元でつい…」
「まぁ、俺もこいつには聞きてぇことが山ほどある。そのじいさんが
「!?……じゃあ、ジェイクさんが言ってた『クシェル』という方は、まさかっ…」
その時、カイルの話を遮るように、再び憲兵の一人が声を張り上げたのだった。
「見えたぞ!
***
___巨人発生源から東の【第一防衛線】にて。
【防衛線】というのは壁が突破された際の緊急対応の一環であり、内地にある小規模な集落に簡易的な仕掛けなどを設置し、巨人をそれより先へ侵攻させないための特設的な『防衛拠点』のことである。
応援部隊の一行がその防衛線に到着する頃には、すでに夜が明け、太陽が昇り始めていた。
最前線にある【第一防衛線】では駐屯兵団第一師団の精鋭部隊が待ち構えており、『防衛線迎撃部隊』で班長を務めるリコ・ブレツェンスカがエルヴィンの元へと報告に来た。
「昨日は数体の巨人がここまで攻め込んできていましたが、日が沈んでからは音沙汰がなくなりました。巨人が姿を現さなくなってから西の方面に索敵を出し続けていますが、今のところ数キロ先まで巨人発見の報告はありません。日も登り始めたので再び警戒態勢に入っていますが、それでも巨人は姿を現しません。これは、一体…」
「壁の破壊箇所の特定はまだか?」
「はい。昨日、日が沈む前にハンネス隊長率いる先遣隊が捜索を開始しましたが、未だ知らせは届いていません。穴が
「…そうか、わかった。我々はこのままトロスト区へ向かい、ピクシス司令と合流しよう。すまないが、君たちには引き続きここを任せる」
「了解!」
そうして、エルヴィンたち応援部隊は再び馬に跨ると、トロスト区を目指して行軍を開始したのだった。
***
___駐屯兵団トロスト区支部。
防衛線からトロスト区までは大した距離はなく、結局、巨人とは一度も遭遇しないまま目的地へと到着した。
ピクシス司令の所在を聞いたエルヴィンは部隊から一人離れると、立体機動で壁を登り始める。
その頭上では、ピクシスが側近のアンカに酒癖を叱られている最中だった。
エルヴィンが壁上に上がると、2人は固い握手を交わす。
「こちらにおられましたか、ピクシス司令」
「エルヴィンよ。例のねずみっ子を一匹捕らえたらしいの? あと一歩及ばなかったにしろ、あれで中央の連中は考えるであろうぞ。古臭い慣習と
「えぇ、そのようです。見てください……ついに憲兵団をこの巨人のいる領域まで引きずりおろすことが叶いました」
そう言って2人が見下ろす先では、駐屯兵団の屯所の傍で憲兵と共に待機するカイルたちの姿があった。
余裕をかますようにペチャクチャと談笑する憲兵たちとは裏腹に、カイルたち調査兵の面持ちは重く沈んでいる。
中でも、新兵のジャンは膝を小刻みに揺すっていて、やけに落ち着かない様子だ。
「カイル分隊長。アイツら……俺の同期たちは無事でしょうか…!?」
「ミケさんがついてるんだ。きっと、なんとかやってる。それに、ハンジさんたちがそろそろ合流する頃だろう……とにかく今は仲間を信じて、何をすべきか考えるだけだ」
「
少し元気を取り戻したジャンは、駆け足で武器庫へと向かう__その後ろ姿をうつろ目で追っていたカイルは、弱々しい声色でリヴァイに話しかける。
「兵長…」
「…なんだ」
「壁が突破されていなければ、ハンジさんが話していた『エレンで穴を塞ぐ』という課題は先送りとなります。そして、次に優先すべきは容疑者の確保ですが……ライナーとベルトルトの2名を自然な流れで地下まで誘導する手立てなど、あるのでしょうか…?」
「さっきまでの威勢はどうした……ジャンを励ましていたお前はまやかしか?」
「やけになったわけではありません。ですが、アニがそうだったように、巨人化の能力者たちは揃って地下を警戒していることでしょう……いっそのこと、住民たちが避難している今の状況を利用して、
「その場で
リヴァイがニックを顎で差すと、カイルは静かな声で慎重に問う。
「ニック司祭……出発前に話していた、
「…あぁ。神に誓って本当だ」
「そうですか。……エレンの言ってた『ユミル』って子も気になりますし、こうも104期に重要人物が集まるとは…」
そんな会話を交わしていると、近くにいた憲兵たちがリヴァイに向かってちょっかいを出してきた。
「なぁ、リヴァイ。俺らの獲物はどこだ?」
輪をかけたように調子に乗った憲兵たちをリヴァイがあしらっていると、少し先の方からざわついた声が聞こえてきた。
「先遣隊が帰ってきたぞ!!」
知らせを聞いたピクシスとエルヴィンが駆けつけたところで、伝令兵が報告を始める。
まず手始めに『壁の破壊箇所』の捜索結果だが、やはり壁にはどこにも穴などの異常は見当たらなかったそうだ。
しかし、報告は
「ここへ戻る途中で、ハンジ分隊長率いる調査兵団と遭遇しました!その中に、装備をつけていない104期の新兵が数名いたのですが…」
伝令兵はそこまで話すと、息を呑むような表情でその先の言葉を紡いだのだった。
「その中の!
―【 続く 】ー
〜後書き〜
『名台詞泥棒、その名もカイル・シャルマン!』
…どうも、著者です(´-ω-`)
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
ストヘス区からエルミハ区を経由してウォール・ローゼを横断する道中では、アニ巨人の皮膚の破片からヒントを得て打開策を考案したり、ニックから重要人物の情報が明かされたりと、原作でも要素が盛りだくさんだったと思います。
今回はトロスト区へ向かう側に密着することで、それらの要素を原作とは違うタイミングや形式で描いてみました。
その関係で、ミケの名台詞をカイルに言わせたり、ニックから引き出した情報は会話形式でポロっと小出しにしております。
カイルにミケの名台詞を言わせたのは、ミケの悲惨な死を弔うためにも、『ミケの意志を継ぎ、ミケのことを思いやっていた弟分的な存在がいたんだよ』というのを強調したかった側面もあります。(何回ミケゆうねん)
それに対して、ジャンの名台詞はちょっと無理やりすぎましたね……これが素人の限界です(笑)
お詫びに、みんな大好き眼鏡っ子リコちゃんにも登場してもらいましたので、どうかお許しを…(´-ω-`)
◼︎次回予告:『#28 エレン奪還作戦①:屍の道』
再登場した訓練兵時代の同期ヴィド・ニコ・ドーラを引き連れて、いざエレンを取り返しに行かん!
エレンを攫ったライナー(鎧の巨人)に群がる巨人たちをくぐり抜けた先で、カイルに絶体絶命のピンチが訪れる!?